カレー&ワインの店・Pina Khana





世の中に隠れた名店あり。。。とよく聞きますが、自由が丘なら『ピナカーナ』がこれに一番ふさわしいのではないかと思います。かろうじて自由が丘のショッピング圏内の端っこに位置していますが、お店が小さい上に、『カレー&ワイン』という、ちょっとミスマッチな組み合わせのためか、いつも満員という訳ではありません。私が自由が丘に引っ越した頃、よくこのお店の前を歩いて帰っていました。このお店の手前8mからお店を過ぎた7mまでに間、なんともかぐわしい上品なカレーの香りに悩殺されたものです。私もカレーは大好きで、海外も含めいろんなお店で食べましたが、とにかくここのお店のカレーの香りは素晴らしいの一言につきます。入り口のドア越しに中が見えるのですが、4組ほどある小さなテーブルは時々一杯になる位でいつもゆったりとしています。キッチンにはお鍋が山と吊るしてあり、お料理が本格的なものであることを示しています。



最近ようやくこのお店で念願のカレーを頂く機会に巡り合いました。お昼のランチなどはとても手頃なお値段のメニューがあるのですが、私なら絶対夜のディナーコースか、お昼でもアラカルトの組み合わせをお勧めします。とにかく、ここではカレーをかき込むような食べ方ではイケナイのです。たとえランチであっても、フルボトルのワインを傾けながら前菜からメインディッシュ、デザートに至るまでゆっくり時間をかけてお料理を堪能しなければなりません。多少お値段は張りますが、その価値は十分にあります。今回、私は日曜日の昼下がりに行ったのですが、風は強いものの久しぶりに太陽が顔を出し、スペイン風のデコレーションがされたお店の中に戸外から明るい太陽の光が差し込んで実にのんびりした感じ。。。こんななんとも気だるい時の流れの中でいよいよ午餐の始まり始まりぃ。。。

春分の日 ピナカーナ午餐メニュー 


1.食前酒: [黒生ビール]

やはり、最初は生ビールですね。でもただの生では面白くありません。黒生で行きましょう!久しぶりにビールを飲んだのですが、お昼に喉ごしの冷たいビールはなかなかいけます。ちょっと喉と胃袋が潤ったところで前菜を注文します。

2.軽いおつまみ自由が丘風: [チーズ&ガーリックトースト]

普通ガーリックトーストを作るときは、フランスパンを薄めに切ってガーリックバターを塗り、オーブンで焼きます。ところがパンをかなり厚めに(5cm位)切ってたっぷりのガーリックバターを付けて焼くと、バターが厚いパンの中まで溶け落ち実に素晴らしい味になります。これは是非お試し下さい。

驚いたのは付け合わせのチーズで、同じお皿に大きなチーズの塊が4切れほどのっかっているのです。どれも有名なチーズらしく、青カビの入りも最高だしぃ、カマンベールもとろけるような美味しさ。。。あまりに美味しいので、昼間っから何ですが、赤ワインをフルボトルで頼んでしまいました。勿論、ただのテーブルワインではイケマセン。ふと見るとテーブルの上に何やらハーフボトルの瓶が置いてあります。ラベルを見たら『ブーケダムール』と書いてあります。ブーケダムールとは、フランス語で『愛の花束』という意味らしいですが、なかなかオシャレでいいですね。これにしましょう。

Bouquet d’Amour (フランス)

『ブーケダムール』は、フランス語で”愛の花束”を意味します。赤いベリーのフレーバーに溢れたエレガントでスムースな味わいのミディアムボデーの赤ワインです。




3.ヘルシーな一品: [スペシャルサラダ]

サラダにもいろんな盛り方があるんでしょうけど、ここでは大きな貝殻を器として使っています。ちょっと安定の悪い巨大な貝殻に季節の野菜と飛騨牛のサイコロ・ステーキがトッピングされています。お値段も結構しますが、これを食べずしてピナカーナは語れません。。。

4.メインディッシュ: 「カレー」

カレーのお店だけあって、ここのカレーのメニューは素晴らしいです。面白いのは、最初からカレーのスタイルが決まっているのではなく、幾つかの基本パターンにいろいろなトッピングを組み合わせて始めてカレーが完成するのです。つまり、組み合わせは基本パターン乗じることのトッピングの種類となり、大変なバリエーションになります。

基本パターン
  1. アーフィー(生クリームとヨーグルトで仕上げたクリーミーでカラフルなカレー)
  2. キーマ(ナスと挽肉のマイルドな味のカレー)
  3. ほうれん草(ヘルシー派に特にお勧めの個性的な一品)
  4. フィッシュ(白身魚等のシーフードや野菜とスパイスの味のハーモニーが絶妙)
  5. 和牛・ステーキ・ビーフ(ジューシーなビーフをナイフ&フォークで召し上がって頂くゼイタクなカレー)
  6. チキン(骨付きチキンのスパイシーな味がgood!ヘルシーなカレー)
  7. シーフード(ホタテ、ムール貝、エビ、アサリ入り、コクを味わう一品)
  8. エビ・フライ・カレー(ビッグでうまいエビ・フライを2本!)
  9. 男しゃく・コロッケ・カレー(”サクッ、サクッ”と、なるほど男しゃく)
  10. お子様(フルーティな最も甘口の挽肉カレー、『辛さ』に弱い方やお子様にも)


自慢の本格カレーに美味しい、楽しい、トッピング
  1. 和牛・ビーフ(ナイフ&フォークで召し上がって頂くゼイタクな一品)
  2. 骨付きチキン(各種スパイスでじっくり煮込んだモモ肉)
  3. 軽井沢ソーセージ(直送、手作りの抜群にうまいソーセージ2種類)
  4. フランク・フルト(パリッとした歯ごたえとジューシーさがたまらない)
  5. チュリンガー(小ぶりでコクのある”味わい”のソーセージ)
  6. ほうれん草・ペースト(カレーをマイルドにヘルシーにします)
  7. エビ・フライ(ビッグでうまい!だからフライの定番)
  8. 男しゃく・コロッケ(なるほど!男しゃく、といった風味)
  9. カキ・フライ(シーズン限定、パルメザン・チーズ風味をどうぞ)
  10. 手作りピクルス(カレーとの相性が良い、当店自慢の一品)
  11. 有機男しゃく(有機ならではの、ねばりとコクのあるじゃがいも)
  12. 生たまご(ヨード卵)(辛・熱をおさえ、カレーのコクが味わえます)
  13. スパイシー・ゆで玉子(ちょっとだけボリュームアップをという時にどうぞ)


5.デザート: 超ミニコーヒーとクッキー

食後のコーヒーは、素晴らしかったお料理の味を思い起こしながら満足感を深める食後の大事なメニューですが、このミニコーヒーは小人用といってもいい位の量です。10mlも入っているでしょうか。。。それまでのお料理のお皿があまりにもビッグだったので尚更小さく見えます。添えられたクッキーがまた直径1cm位のミニサイズで、このミスマッチがまた面白い。

とにかく、小さいながらもとても素晴らしいお店です。お店の雰囲気も実にゆったりと落ち着いて、アットホームな感じです。お給仕をして下さるのは娘さんでしょうか、まだ初々しく、シェフ・スタイルの服が未だどこか定まっていない感じです。でも元気一杯!注文を(オープン)キッチン・カウンター内のシェフに大きな声で伝えます。最近ではなかなか見られないちゃんとしたお作法です。シェフのお隣には外国の方らしい女性がいらっしゃいます。このお店の味の深さはこの方の影響もあるようです。自由が丘でウインドウ・ショッピングを楽しむカップルの方には最高のお食事処と思います。是非この素晴らしいカレーの味をお楽しみ下さい。







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