プロヴァンス料理の店・Le Provencale
自由が丘は縦に細長い3つのエリアから成っています。東側から1丁目・2丁目・3丁目と区画が割り振られていて、ちょっと歩くと別の町名になってしまいます。駅からガード下を通って東側にほんの15秒も歩くと『自由通り』に出会います。ここから先は同じ目黒区ながら『緑ヶ丘』という町名になります。駅の南側・西側の華やかな雰囲気のショッピング・ゾーンと比べると、如何にも日本的なフツーの商店街です。でもこんな通りにも隠れた名店があります。
私は自由通りから更に100m位先にあるスーパーによく行くのですが、南仏を旅行する前は何回もこの通りを行き来していたにもかかわらず、このお店の存在には全く気がつきませんでした。やはり南仏を旅したからでしょうか、帰国した後でスーパーに行った折り、何気なく視線に入った旗らしきものが記憶の中のフランス国旗とピタリと一致し思わずお店の前に立った次第です。通りから見てもとても小さなお店のようです。表には簡単なメニューが張られています。原則としてシェフお任せのコース料理だけのようです。
まさか自由が丘でプロバンスのお料理が味わえるとは思ってもみませんでした。早速行ってみましょう。最初はお休みの日のランチを試してみます。ランチ・メニューは夜のコース・メニューとほぼ同じ内容ながらお値段は半額ですのでとてもお得です。店内には小さなテーブルが5つ程と、カウンター席が少々と結構狭いです。フレンチのお店とはいっても、気楽な雰囲気ですからあまり堅苦しく考えなくても大丈夫です。休日のお昼などは、ショッピングがてらの若いカップルや熟女のおばさま達がランチを楽しまれています。
テーブルに座って(座ったのは椅子ですが)他の席を見ますと、殆どがコース料理だけを頼んでおられるようです。休日とはいえ、やはり昼間っからお酒を飲むのは抵抗があるのでしょう。が、私には全く抵抗はありません。ビールなんてとんでもない!ワインといきましょう。それも、テーブルワインでなく、フルボトルのちゃんとしたのをね。ここのお店はご夫婦でやってらっしゃるのでしょうか、シェフをなさっておられるのがご主人で、お給仕をされている方はきっと奥様なのでしょう。この奥様が大の南仏ファンらしくって、毎年プロヴァンス地方を訪れられているとか。。。プロヴァンスのワインやチーズにえらく造詣が深いっ。。。
何はともあれ、ワインといきましょう。今日は肉料理を頂きますので赤にします。特に選ばないでほどほどのワインにします。。。結構美味しいですね!前菜、お肉のメイン料理、デザートの3コースのランチ・メニューでしたが、ボリュームはちょっと少なめながら大変に充実した内容でした。赤ワインも割と軽めでしたが、すっかりいい気持ちになってしまいました。真夏の太陽がギラギラ照りつける中、人通りは少なくなったとはいえ、昼下がりの商店街を歩くのはちょっと気が引けます。ま、急性日焼けだと思いましょう。。。
日を改めまして、再びランチを食べに行きます。今回は南仏旅行のアドバイスを頂いたお友達ご夫妻をお招きしてのランチです。今度は前もってお店の方にお願いし、ディナーコースと同じ内容をランチに出して頂くようセットしておきました。お友達ご夫妻は以前フランスに駐在されたことがあり、今回奥様はわざわざアルルの衣装を着用して来られました。こういうところが大人っぽいジョークでいいですね。ささ、ワインを選びましょう!最初はちょっと月並みですが、シャルドネにします。暑い真夏の昼下がりでしたので爽やかなシャルドネならいいかなと思ったのですが、ちょっと味も量も物足りなかったですね。まあ、ビーフイーターが2人とビーフイートレスが1人じゃあね。。。
さて、最初は前菜です。丁度、会席料理のように皿に何種類かのおつまみが並べられています。ま、お腹も空いているし全員一斉にパクツキ出しました。ふと横を見ますとカメラが。。。あっ、写真を撮り損ねました。2品目は海老のムースです。フランス旅行中は近接写真が皆ピンボケだったので、今度は慎重にパチリ。。。ちなみに、この海老のムースはなかなかの味でした。相当に手が込んでいるのでしょう。丁度シャルドネが空っぽになってしまいましたね。
これが海老のムースだったかどうかイマイチ記憶が定かでない。。。
まだまだランチは続きますので、次に赤ワインを頼みましょう!皆さんちょっとアルコールが入ってきたので気が大きくなります。『何かお勧めの赤ワインはありますか?』と聞きますと、お給仕の奥様が木箱からいろんなワインを出して見せて下さいます。中でも、このコート・デュ・ローヌは逸品だとか。。。折角ならそれにしましょうよ!と衆議一決。。。
メインはお魚と肉料理をとってお互いに味見。。。お肉は、珍しい牛の頬肉のお料理だとか。。。これがまた何とも美味しく、しかも赤ワインに良く合う。。。
左がお魚料理で、右がお肉料理です。
フランス料理に限らず、西洋料理には大抵デザートがつきます。秋刀魚の塩焼きの後にアイスクリーム。。。はちょっと頂けませんが、ステーキの後のデザートは結構いけます。口の中がすっきりするからなのかもしれません。
最後に赤ワインが少し残ったのでお店の方にチーズを見せて頂いたら、あれもこれも。。。と欲張ってとり過ぎてしまいました。葡萄の葉っぱでつつんだチーズとか、うっ。。。と強烈な匂いのするブルーチーズとか。。。でも、チーズが運ばれたときには肝心の赤ワインがなくなっていたぁ。。。結局、コーヒーにブルーチーズと相成りました。勿体無い!
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