横須賀・さいか屋



横浜ベイスターズが優勝を決めてからもう一週間が過ぎようとしていますが、巷にはまだまだ優勝祝賀の垂れ幕が満ち溢れています。横浜駅西口にある地下街などは人込みで歩くこともままならない程です。あちこちのお店ではどこも祝賀バーゲンをやっていて、普段でも安いのですがまた一段と安くなっているようです。安いだけでなく、酒屋さんには『大魔人』の日本酒が山のように置かれています。買い込んでいく人達も多いようです。そんなに大魔人を飲んだら来年の神通力が消えてしまいますよ。。。

横浜を離れてちょっと静かなところに行ってみましょう。横浜駅で小さなポスターに『横須賀ドブ板通り祭り』とかいう文句を見つけました。早速行ってみましょう!運賃表を見たら結構高くて躊躇しますが、前から行ってみたかったところなので、ここは思い切って決断しましょう。京浜急行の電車にのって横須賀中央を目指します。京浜急行では鈍行(つまり普通電車)に乗るとあちこちの駅で後続の急行・特急に追い抜かれて思わぬ時間を食います。ラッキーなことに特急電車が到着です。でも上品に乗り込んだら座る席がありませんでした。ま、外の景色でも眺めまひょと思いながらドアの近くに立ちます。京浜急行の線路は広軌で乗り心地は安定していると信じていたらやけに揺れます。しかも前後・左右に揺れるのです。いくら特急電車とはいってもそんなにスピードを出さなくてもと思いながら重心をとっていたら疲れてしまいました。。。上大岡あたりで少し乗客が降りていきます。やっと席が空きました!座りましょう。秋の弱いながらも明るい日差しを窓越しに浴びていたらついウトウトと眠くなります。

オヤ、もう横須賀中央駅かと寝ぼけ眼で電車を降ります。やけに小さな駅だなとは思いましたが切符を改札機に入れるとピンポンパンです。おかしいなとよくよく駅名をみたらナント乗り過ごしたみたいです。また上り電車に乗って今度はちゃんと横須賀中央駅に降り立ちます。やはり大きな街です。デパートや専門店ビルやスーパーが軒を連ねています。商店街も一つだけでなく、幾つもあります。ドブ板通りはどこかなと思いつつ中央商店街通りを歩きます。ここも通りのいたるところにベイスターズの垂れ幕がかかっています。同じ通りにある西友ストアはさすがに『西武ライオンズ応援有難うございました』の垂れ幕でしたが。。。どちにしてもセールには違いありませんので、バーゲン目当てのお買い物の方には関係ないようですが。

通りを暫く歩いていきますと中規模のデパートが目に入ります。『さいか屋』です。3つ位の建物に分かれているようですが、空中廊下でつながっているところもあります。都心のデパートとはちょっと雰囲気も違い、なかなか庶民的です。地下の食料品売り場に降りてみましょう。お昼時のせいか、どこも美味しそうな食べ物が並んでいます。通路を通って奥の売り場に進みます。お菓子売り場のそのまた奥にお酒売り場が見えます。日本酒が結構充実しているなと思ったら、その隣にワインが置いてありました。スペインやチリのワインが大変充実しています。興味を引くワインが沢山あります。中でも『イハルバ・グラシアーノ』はいたく気にいったのですが、ちょっと高くて手が届きませんでした。今回はお店にあった解説のみで我慢しましょう。

世界最初の

グラシアーノ種100%によって生産された

幻の赤ワイン



ヴィーニャ・イハルバ社は1975年の創立で、現在の酒蔵が完成した1991年よりワインの販売を開始しました。

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●グラシアーノ品種

新鮮な赤ワインかどうかは、葡萄のポリフェノール含有量によって決まります。赤ワインであればどの銘柄でもこのポリフェノールが多量に含まれるという訳ではなく、赤ワインの主要葡萄品種の中では、カベルネ・ソービニヨン、ネビオロなどがありますが、最も含有量の多い品種は、高品質の赤ワインの産地として世界的に有名なスペイン・リオハ地区で栽培されるグラシアーノ種で、特にポリフェノールが多く含まれている事が証明されています。優れたエキスと鮮やかな色の健康な葡萄、グラシアーノ種をワインに100%使用しているのは世界でもイハルバ社だけです。

●約100年前、絶滅の危機にあったグラシアーノ種

1870年代、ボルドー地方でフィロキセラという病源菌が発生したため、ワイン醸造はスペインに移り、ワインの生産を増やし販売を広げました。グラシアーノ種は葡萄生産量およびワイン醸造の手間暇など、他品種の葡萄と比べて効率が良くないため、次第に栽培を断念せざるを得なくなっていったのです。イハルバ社は絶滅の危機にあった、このグラシアーノ種を自社の葡萄畑で、『浅くやせた土壌、成長期に肥料や灌漑なし』という最も伝統的なリオハ方式で栽培し、ここで収穫したものだけを使ってワインの生産にあたっています。葡萄の生産過程においては、化学添加物は使用せず、伝統的な硫黄焼きには適量を厳密に施しています。



確かにやせた感じの土地ですねぇ。

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●伝統から生まれる新製法

イハルバ社の優れた品質のワイン。そのフルボディの味わいと、濃厚な色彩の秘密は、古くから伝わる伝統技術を再現したところにあります。スペインでも一般的なワインは、コンピュータ管理によって、安く大量に生産されるブレンド・ワインが主流ですが、イハルバ社では葡萄の粒を踏みつけるという、現代のワイナリーでは死語となっている『足踏み』などを採用。可能な限りの最新技術を駆使し、伝統技術を活かしています。これら全ての製造過程は、最新技術の冷却方式により温度コントロールのもとで行われます。



圧搾機で機械的に押しつぶさないところがいいんでしょうねぇ。

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●イハルバ社のワイン醸造方法

1.葡萄をまるごと使ったワイン醸造

初期段階にステンレススチール製タンクで発酵温度を30度に保ち、葡萄全体を発酵させます。その後、上澄みを取って皮を分け、足で潰した後、ゆっくりと発酵を完了させます。

2.茎のない潰した葡萄の発酵

葡萄の茎を取り除いて潰した後、ステンレススチール製タンクで温度を保ち発酵させます。

以上の方法で醸造したワインをブレンドし、地下室のセラーにてアメリカンオーク材の樽で1年間熟成させます。セラーは温度が一定で比較的湿度が高く、光や騒音は全くありません。その後、ボトルに入れて半年以上、同じ条件で熟成させます。



単に、どこでも置いておけばいいってもんじゃありませんよねぇ。

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で、『ドブ板通り祭り』なんですけどぉ。国道16号線から一歩入った小さな路地に『ドブ板通り』という看板がかかっています。とてもこざっぱりした通りです。ドブ川もなければ板もありません。よくテレビのニュースでこの通りの名前が出てくることがありますが、確かに横須賀基地の米軍将兵さんが多く来られるようで、横文字のバーがかなりあります。でも、ジーンズのお店とか雑貨のお店とかもあって昼間は結構賑やかです。お祭りはそんなお店の軒先とか駐車場にガラクタ市よろしく、足の踏み場もないほど様々な品物(あえて商品とはいいませんが)が置かれています。中には怪しげなものもありますが、そこはバザーの感覚で楽しみましょう。なんだかメキシカンの雰囲気がするのはこの雑多な人と物のせいでしょうか。16号線を挟んだ『ダイエー・ショッパーズプラザ』とは好対称です。

私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。

(赤) フランス: 燈台物語 (ERIC BEYDON ROUGE)

『エリック ベドン ルージュ』は、地中海沿岸の豊富な太陽の熱と光りを受けて造られた県名付(オード県)地酒(ヴァン・ド・ペイ・ド・ロード)です。ヴァン・ド・ペイの品質の善し悪しは、葡萄のセレクションにあるといっても過言ではありません。エリック・ベドン社では、その年の葡萄品種の出来により、微妙なブレンド技術を駆使することにより、常時安定した品質のものをお届けすることが可能です。ワイン造りの基本過程すべてに細かく気を配ることにより生まれた赤ワインです。AOCワインにひけを取らない飲み口の良い、芳酵な味わいをお楽しみ下さい。メルロー種主体のミディアムボディの赤ワインです。少し冷やしてお飲み下さい。

『Le phare de Yokosuka』とはどういう意味でしょうか?横須賀地区限定販売と書いてありましたので、多分そういった意味ではないかと思います。ラベルを読んだ限りでは相当に自信あるワインのようです。AOCに匹敵するか楽しみです。

結構おとなしい味です。いかにもフランスの地酒といった感じがします。











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