富士見ケ丘・フジヤ酒店
富士見ケ丘には、京王井の頭線の車両基地があります。ということはそれ程住宅が密集している訳でなく、従ってシティーでもないということです。浜田山から久我山にかけては、官庁・NHK・大企業のグランドが数多くあり、また神田川にそって花や樹木がおいしげっているため、緑あふれるゆったりとした街を形つくっています。住宅地としては都内でも有数の環境ではないでしょうか。ローンテニスクラブとかアスレチッククラブも幾つかあり生活がエンジョイできます。
住宅地として高級なせいか商店街の賑わいはいまひとつです。駅の看板に『富士見ケ丘には質屋がありません』とわざわざ広告しているくらいですからお店もそれほど多くはありません。酒屋さんも小さい店が多くなかなかワイン・ハンティングは骨が折れます。そんな中で富士見ケ丘駅から歩いて30秒くらいのところにフジヤ酒店があります。ごく普通の酒屋さんですが、最近かなり本格的にワインを扱い出してきたようで店内はワインケースで溢れかえっています。高級品に混じってまずまずのお値段のワインもあり、一見の価値はあります。ご参考までにですが、このお店は終電とまではいかなくてもかなり遅くまで開いていますので、夜どうしてもワインが欲しくなったら行ってみては如何でしょうか。
私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。
- (赤) フランス: LA JACQUEVIE
- 伝統的な方法と卓越した技術を活かしてつくられたシャトラン・デジャーク社の高品質ワインです。すばらしい香りと心地よい味わいをお楽しみ下さい。
いわゆるロワール河流域産のテーブル・ワインです。ラベルを見てもどれが名前なのか判断がつかないし、『Vin de Pays』とありますのでかなり日常飲まれるワインではないでしょうか?でもラベルの軽い水彩画のスケッチが春風そよぐフランスの田舎町を感じさせてなかなかいいです。やはりフランスはワインの国であると同時に芸術の国ですね。
飲んでみるとちょっと辛めですが、オーソドックスな赤ワインの味です。まずまずよろしいのではないでしょうか。
- (赤) 日本: PINOT NOIR
- ピノ・ノワールは、スロベニア(旧ユーゴスラビア)産と南アフリカ産ピノ・ノワール種ワイン(葡萄ではない!)を主体にプレンドしています。肉料理(焼肉、ビーフシチュー、うなぎの蒲焼き)などに合います。13℃−15℃くらいが飲み頃です。上品でマイルドな飲み口の赤ワインで、ビロードのような繊細な風味を感じさせます。
ポレール(Polaire)とはサッポロワインのブランド名でしょうか。輸入ワインと国産ワインをブレンドする場合は国産ワインが高級で輸入ワインは???というのが普通の感覚ですがこれに関しては全く逆です。むしろ輸入ワインだけでつくった方が余程よかったのではないかと残念です。昔ソビエトが東欧諸国を束ねていた頃、ユーゴスラビアの白ワインを飲んだことがありますが最高の味でした。何時の間にか国名もスロベニアと名前が変わり日本ではめったにお目にかかれませんが、ブレンドとはいっても久しぶりに出会えてとても嬉しい気分です。
飲んだ感じはブレンドの赤ワインのせいかかなり辛口です。確かユーゴスラビアの白ワインはかなり甘口だったような気がします。是非、今度は純粋のスロベニアワインを飲んでみたいものです。
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