城ケ島・AOKI
城ケ島。。。といえば、『雨々降れ降れもっと降れ。。。』じゃなくって、『???』。。。忘れてしまいましたが、北原白秋の『城ケ島の雨』であまりにも有名です。私も一度は行ってみたいと思っていましたが、今回念願かなってようやく訪れることができました。城ケ島へは、品川もしくは横浜から京浜急行の快速特急電車を利用するのがベストです。間違っても普通電車に乗るべきではありません。終点の三崎口に着く頃にはおじいさん(または、おばあさん)になってしまいます。三崎口は海岸から割と離れたところにあり、干物や貝類などを売っているお土産屋さんはあるものの、周囲を畑に囲まれたのどかな場所にあります。
観光客はここからバスに乗って三崎港や城ケ島、あるいは油壷マリーンパークを目指します。平日であれば閑古鳥を乗せて走るバスなのでしょうけど、日曜日とGWの連休が重なったからさぁ大変!閑古鳥は観光客に席を奪われて『カンコー、カンコー』と鳴く始末。。。バスは頻繁に来るのですが、ドアを開けるとあっという間に満員になります。若いカップルは、『ま、ちょっとだからいっかぁ。。。』とか思って吊革につかまるのでしょうけど、現実はそんなに甘くありません。ここから地獄のドライブが始まるのです。GWのせいか、道路はマイカーで溢れバスは遅々として進みません。そのうちに道はうねりだし、吊革につかまっているのもやっとの状態になります。
GWの遠出はかくあるべし。。。と観念した頃、ようやく三崎港に着きます。バスは更に進み、近年架けられた大橋を渡ってようやく城ケ島に到着です。終点のターミナルに着いた頃はもうヘトヘト。。。でも、あたりにはお腹の虫を刺激する美味しそうなにおいが満ち満ちています。そうなんです!城ケ島はまたお魚と貝の宝庫なのです。バスターミナルの広場を囲むように、休息所とかお土産屋さんが立ち並んでいます。先ず、海岸に行ってみましょう。海岸へは細いアーケードを通っていきますが、両側はお土産屋さんの呼び込む声とサザエを焼く香ばしいにおいで満ち溢れています。呼び声につられて、とあるお店の中に入ってみます。東京ではなかなか手に入らない『めぼう』があります。これは、一杯のイカから一個しか取れない貴重なものですが、結構な歯ごたえがありちょっと火であぶるとお酒の絶妙なおつまみになります。でも、今回は『イカの軟骨』にしましょう!これは生のままで食べられ、ビールのおつまみとしては最高の味です。
岩場だらけの海岸で、イカの軟骨をおつまみにビールをぐっとあおれば気分はイーーーカ。。。ほろ酔い加減で燈台への階段を登ります。大した距離でもないのですが、呼吸は結構乱れます。ふと立ち止まると、ガードには観光用の看板がかけられています。
大した距離でもない階段を更に上ると城ケ島燈台です。規模は小さいですが、東京湾に出入りする船にとっては大事な道しるべとなっています。
京急ホテルの裏手の丘の上にあるのが城ケ島燈台です。
ひとしきり観光した後は、どうしても白秋の記念碑に立ち寄ってみたいものです。観光地のことだから、直ぐ近くにあるに違いないと思っていたらこれが大失敗!行けども行けどもそれらしき案内板は見えません。あるのは、マンホールの蓋ばかり。。。
そのうちにナント『酒』の看板が!これは後で寄らなくっちゃー。。。と決心して更に進むとようやく句碑への入り口となる細い小道に辿り着きます。道の片側には沢山のヨットが並べられています。小道が途切れたところは海岸になっていて、その上を巨大な大橋が架けられています。句碑はちょうどその下に建てられています。まわりの砂浜はキャンプの人達で一杯です。なにもあんな不便なところで寝なくてもよさそうなものを。。。句碑の隣には、白秋の記念館が建てられています。入館は無料ですが、白秋ゆかりのさまざまな書籍/写真が展示してあり、文学の好きな方には興味ある資料の数々です。
バスターミナルからあまりに離れてしまったため、付近のバス停を探します。バスが到着する間に、例のコンビニに立ち寄ってワインをセレクションしてみましょう。
私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。
- (赤) フランス: CHATEAU CARDAN BORDEAUX (1997)
- 『シャトー カルダン ボルドー』は、カベルネ・ソーヴィニヨンが40%、メルローが35%、カベルネ・フランが25%からなるボルドー地方の赤ワインです。豊潤な果実の風味に溢れ、バランスの良い飲み口に仕上がっています。フルボディタイプです。
なにしろお店がローカルなコンビニ店の上に、ここいら辺りではあまりワインもさばけないのか、冷蔵ケースの中を含めてワインは全部で10種類位しかありません。その中で選び抜いたのがこのワインです。典型的なボルドーの3種の葡萄を使用し、ラベルも私の好きなセピア色!城ケ島とは何の関係もありませんが、はるばるボルドーから旅してきたワインですから美味しく頂きましょう!
ボルドーの赤にしては軽い感じでした。ちょうど、イタリアの赤を飲んでいるようです。でも、ちゃあんとしたコクがあります。何故か、チリの赤に似たコクを感じます。かすかな酸味も味わえますが、コクや渋味の邪魔をするほど自己主張はしていません。全体としてとても飲み易く美味しい赤ワインです。是非お試し下さい。
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