三崎港・あんぽ
三崎港は、何といっても『鮪(まぐろ)』で有名です。港を取り囲むようにして鮪料理のお店が並んでいます。テレビなどでもしょっちゅう紹介される鮪尽くしの料亭、鮪のフルコースを手頃に楽しめる居酒屋、あるいは近場の海で獲れた新鮮な魚介類をふんだんに使ったお寿司屋さん等々です。これらのお店が狭い曲がりくねった海岸道路の片側に密集しているため、休みの日などは観光客と車で道路は溢れかえらんばかりです。一方、地元の方が日々のお買い物をされるメインの商店街は海岸通りから一歩(実際は50歩くらい)入ったところにあります。ここにも夕方ともなると、『追加注文お断り』の張り紙をした居酒屋さんや、行列の出来る寿司屋さんなどがごろごろしています。要するに生活の全てが鮪を中心にして成り立っているのです。
三崎港は、京浜急行の三崎口からバスに揺られて20分ー50分のところに位置しています。随分差があるとお思いでしょうが、昼間の観光ラッシュの時間帯と終バスの時間帯とではかくも違うのです。通常の観光ルートは、先ず三崎港を通り過ぎて城ケ島に渡り、磯巡りと北原白秋の句碑を見て、ちょうどお腹の空き出した頃合いを見計らって三崎港に戻り鮪料理を堪能するというのが定番のようです。私だけかな?ご参考までにですが、城ケ島から三崎港に戻る場合バスを利用するのが普通でしょうけど、道路の渋滞状況によっては牛が歩くよりバスの方が遅いという現象がおきます。私のお勧めは、磯巡りをしたあと海産物のお店などを覗きながら白秋の句碑までのんびり歩き、白秋記念館で暫し心の洗濯をした後で城ケ島大橋を徒歩で渡るのです。風の強い日はちょっと辛そうですが、お天気のいい日には遠く富士山まで見渡せる絶景のポイントになります。満員のバスの中で足の位置も定まらず苦闘するより余程楽です。城ケ島大橋を渡り切ったところに秘密の抜け道があり、三崎港の外れにでます。ここから10分くらい歩くと三崎港の中心部に辿り着くことができます。
三崎港で鮪料理といえば、12チャンネルでもよく出てくる三崎屋さんでしょう。ただ、料亭風なので休みの日などは結構混んでいて時間を外すと満席お断りになってしまいます。付近にも同じようなお店はあるのですけど、今回はバス停前の『海舟』さんにしました。昼間もそうでしたが夕方5時ともなると大変な行列です。観光客も多そうですが、地元のファミリーやご近所の仲良しさんとおぼしきグループも見えます。なかなか中に入れません。ちょっとこの間を利用してワインハンティングをしてみましょう。『海舟』さんからつい目と鼻の先に『あんぽ』という変わった名前のコンビニが見えます。デイリーのコンビニですから大した数はありませんが、まぁお手頃なワインが(少しですが)並べてあります。早速一本買い込みましょう。。。
豪快な鮪料理といえば『兜焼き』なのでしょうけど、これは結構なお値段だし、量も半端でないので残念ながら今回は見送りましょう。。。
『海舟』さんでは、沢山の鮪料理を少しづつ食べてもらうために『海舟オリジナル御膳』というメニューを用意されています。単品で沢山頼むとお金も胃袋も負担が大きいですが、この御膳を頼むといろんな種類の珍しい鮪料理が堪能できます。その内容は、
- めばち鮪とびんちょう鮪のお刺し身(とろとろの脂身がまるで大トロのよう。。。)
- 海舟焼き(鮪をステーキ風に焼いたもの)
- 鮪餃子(中が鮪のミンッチになっていてヘルシーな一品で、ボリュームはあるが幾らでも食べられる)
- 鮪の血合いステーキノエスカルゴ風(こってりとして美味)
- 鮪の卵の煮付け(ねっとりとしてお酒が進む進む)
- 鮪の胃袋と白子(コリコリとして美味しい)
- ナントカステーキ(?)
- 鮪丼(美味!)と味噌汁(磯の香りがたまらない)
- お新香
特別注文
- 鮪ハートのガーリック焼き
- 鮪のカマ焼き(これが安くて凄いボリューム)
- かき揚げ(名物料理らしいが時間切れ/胃袋満杯のためGive−up。。。)
店内はお世辞にもきれいとは言えませんが、やんちゃなお子さんのいらっしゃるご家族連れでも皆さん揃って気軽にお食事が楽しめます。三崎港を訪れた時は是非お立ち寄り下さい。
私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。
- (赤) アルゼンチン: SANTA ANA CABERNET SAUVIGNON (1996)
- 『サンタ・アナ カベルネ・ソーヴィニヨン』は、芳醇で力強さをもった非常にバランスの良い中重口の赤ワインです。
アルゼンチンの中でもよく知られたワインの産地であるメンドーサ(面倒さ。。。でなくってMendoza)地区にあるサンタ・アナ社のワインのようです。すっきりとしたラベルのデザインは何よりも生産者の自信の表れといっていいでしょう。きっと素晴らしい味だと思います。
これは、カベルネの味の極致を実現した素晴らしい赤ワインです。そんなに重たくはないのですが、繊細な味わいの中に熟成されたワインだけが持つ豊かなコクが飲みとれるのです。チリのワインほど強く自己主張はしませんが、却ってこのアルゼンチンワインの方が内に秘めた味の深みを感じとれます。味の素とキューピーの違いといったらいいでしょうか(優劣ではなく、好みの違いという意味です)?
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