大塚・YOSHIYA
『週刊現代ワイン』シリーズ第五弾です。
大塚は山の手線の巣鴨と池袋に挟まれていますが、別に乗換駅でもないので駅を利用される方は地元にお勤めの方か住民の方ということになります。つまり、落ち着いた街なのです。駅前には食堂とか飲み屋さんとかがそこそこあって結構賑やかです。あまり住宅地といった雰囲気ではないのですが、駅から1分位歩いたところに『よしや』というスーパーがあります。今までに聞いたこともない名前ですが、きっと地元密着型のチェーン店なのでしょう。さすがに都会のスーパーだけあって、お店の中は華やかな感じがします。つまり、デコレーションとか商品の品揃えにセンスがあるのです。1階はフツーの食品売り場ですが、このお店には地下にもフロアーがあり、この一画にビックリするような種類のワインを並べたお酒の売り場があるのです。スーパーらしく安いワインもありますが、高級ワインも結構見受けられます。レジの近くではテイスティングもできます。普通、テイスティングは専門のアドバイザーかアルバイトの娘さんが、グラスにワインを注いでお客さんを呼び止め説明方々サービスしますが、ここでは誰も人はいなくて、お客さんが勝手にワインを注いで飲んでいきます。それでも、テイスティングで酔いつぶれた人はいなかったので、やはりここは上品なお店なのでしょう。この日は聞いたこともない安いスペインワインが用意してありましたが、実はこれが凄い掘り出し物でしたぁ。。。
私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。
- (赤) フランス: DOMAINE DE BOUSSAC COTEAUX DU LANGUEDOC ROUGE (1997)
- 『ドメイネ ドゥ ボサック』は、長く続く花のような、またフルーツの香りを持つワインです。14℃でサーブして下さい。ローストした肉料理に良く合います。
このワインの色は非常に濃く、しっかりした味を予感させます。解説ではやや軽そうな感じですが、さあ、どっちでしょうか?
やはり南仏のワインなのでしょう、軽い感じの赤です。比較的スイスイと飲めます。また、お料理もあっさりしたメニューで十分です。そろそろ暑くなってきましたし、梅雨も近いのでこのような軽い赤は大歓迎です。
- (赤) スペイン: TRAMONTANA TEMPRANILLO (1997)
- ペネデスの葡萄園で造られるスペイン独自の葡萄品種テンプラニーリョ。『トラモンターナ・テンプラニーリョ』は、深い紫色、果実味の豊かなバランスのよいワインです。ミディアムボディで、16℃ー18℃が飲み頃です。
このワインは、たまたま注ぎ放題の試飲サービスが行われていましたので早速トライしました。少量でしたが結構興味ある味でした。でも何となく隠れた名ワインのような予感がします。期待しましょう。
お店で試飲した際はそうでもないと思ったのですが、家でゆっくり落ち着いて飲むとこれは凄いワインだと気がつきました。600円以下の超安いワインでありながら、その味わいは素晴らしいの一言につきます。こんなに豊かなコクと、赤の極致である深く複雑な味わい。。。たまりませんですぅ。。。
このワインは典型的なスペインの地ワインのようです。素朴な外観ながらなかなか美味しそうです。ここはスペイン風におつまみを用意しましょう!スペインではお米を食べる習慣があり(生ではありませんよ)、いろいろなお米料理があるようです。パエリアなどは日本でもよく知られています。でも、家庭でパエリアを作るのは、材料や道具を揃えたりして手間ヒマがかかる上に、なかなか本場の味が出せません。そこで、食感の似たジャンバラヤで代用させましょう。ジャンバラヤはアメリカ南部の代表料理ですが、もともとこの辺りはスペインとかフランスの植民地となっていたとかで、結構ラテン系の雰囲気が残っています。深南部の代表的な都市であるニューオーリンズは、街中がそんな雰囲気に包まれていて、レストランでは、ジャンバラヤやガンボスープなどケイジャン料理やクレオール料理が堪能できます。
ジャンバラヤも本格的に作るとなかなか難しいものでしょうが、最近はルー一発で簡単に作ることができます。まず、フライパンにバターをたっぷり溶かします。大きな塊を入れる位を想像して下さい。マーガリンやサラダオイルではダメです。バターが少し溶けたら、冷やご飯をお茶碗軽く3杯分位入れて手早く炒めます。焦げ付かないように少し火を弱くした方がいいでしょう。ある程度ご飯があたたまったら、そこにハインツの『ジャンバラヤ』を袋から絞り出して混ぜ込みます。柔らかなルー状になっていますので、ご飯と混ぜ合わせるのは簡単です。調味料は一切必要ありません。全てこのルーがカバーしてくれます。むしろ、胡椒とか塩のような単純な味の調味料は加えない方がいいのです。ルーに封じ込められたケイジャンの複雑で深い味わいのスパイスが全てを作り上げてくれます。ご飯が焦げない程度に焼きあがったらサア出来上がりです。おや、バターが多すぎたかな?と思う位がベストです。ちょっとピリ辛ながら、日本では絶対感じることの出来ない異次元の味がテンプラニーリョ・ワインの味を最高に引き立たせるでしょう!
なんか古ぼけた質素なデザインながら、
このワインは最初に見た瞬間から何かを予感させました。
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