北青山・三河屋



青山は英語で『ブルーマウンテン』とは言いません。今や世界の『AOYAMA』です。中心は渋谷から赤坂へ伸びる国道246号線(通称青山通り)でしょう。このあたりはオシャレなブティックとかレストランなどが大通りを挟んで連なっており、とても庶民の足の届かないエリアと思いきやこれが結構住んでいる人もいるのです。当然日々のお買い物をまかなうお店もあります。地下鉄銀座線の表参道と外苑前の丁度中間地点に東急ストアの入ったショッピング・センターがあります。その名もズバリ『Shopping Aoyama』といいます。ここにはいろいろなお店が入っていますが、一階の通りに面したところに『世界のお酒とワインの三河屋』というお店があります。中はそれほど広くはないのですが、中級品から高級品を中心にわりと丁寧な品揃えをしています。さすがに場所柄かなり高級なワインもありますが、そこそこの品物もバスケットに入れて置いてあります。ウイスキーや日本酒なども並べてありますのでワインに限らずお酒の好きな方は覗いてみられるとよいと思います。

私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。

(赤) チリ: CALITERRA CABERNET SAUVIGNON (1996)

『カリテラ』は、最先端の技術を使って高品質なワイン造りをしている南米チリのワイナリーです。このワインは、マイポ・ヴァレーの厳選されたカベルネ・ソービニヨン種ぶどうを原料として、香りはブラックベリーを感じさせ、それにバニラとスパイシイな香りがバランス良く混じり合ったメディアムボディーの赤ワインです。13℃前後でお飲み下さい。

非常に力強い(つまり濃い)色をした赤ワインです。

飲んでみると意外に軽いのです。全体としてわりと爽やかでいやな味が残りません。おつまみは何とでも合いそうです。お勧めのワインといえます。

(赤) ブルガリア: DOMAINE BOYAR MERLOT RESERVE (1994)

『ドメーヌ・ボイヤール・メルロー・リザーブ』は、ブルガリア有数のメルローの産地であるルビメッツ地方のメルローからつくられました。なめらかな口当たり、メルローの持ち味であるふくよかな味わいのバランスのとれたミディアムボディの赤ワインです。

東京12チャンネルの土曜日夕方6時30分から放送されている『ワイン大好き』にはソムリエ世界一の田崎さんが毎回出演してワインに関する面白い話をしています。ワインだけでなく、おつまみ(殆どは本格的なシェフがつくる一品ですが)もいろいろ紹介しています。いままでにも結構参考になる話がありましたのでお時間のある方は是非ご覧になると良いと思います。この番組では高級ワインだけでなく、いわゆる千円もののワインもよく出てきます。田崎さんの解説によると、『RESERVE』がついたワインと『SPECIAL(GRAN?) RESERVE』がついたワインとでは倍くらいの差があるそうです。もっとも、RESERVEで700円位ですから倍になってもそれほど驚くことはありませんが。。。ただ、超高級ワインであれば2倍の差はワインに詳しくない方でもすぐに分かるでしょうけど、700円と1400円のワインの差はプロでもなかなか分からないでしょう。田崎さんは香りを嗅いだだけで判別しましたがさすがですね。次回のソムリエ大会では是非500円から2000円位までのワインで勝負して頂きたいものです。

かなり辛口の赤ワインですが、ちゃんとした渋味があります。後口は非常に爽やかです。軽すぎず重過ぎず春先にでもルンルン気分で飲んでみられては如何でしょう。

(赤) 南アフリカ: LIBERTAS CABERNET SAUVIGNON (1996)

コースタル地域のカベルネ・ソーヴィニヨン種100%を使用しています。メディアムボディで新鮮な果実味を十分に含み、まろやかな口当たりです。

コースタル地域がどのあたりにあるのか分かりませんが、『STELLENBOSCH農場ワイナリー』というところで造られたワインのようです。南アフリカのワインは白も大好きですが、赤もまた魅力があります。チリなどに比べるとイマイチ知名度が低いようですがこれからファンも増えてくるのではないかと期待しています。余談ですが、昔アカデミー出版というところの英語の通信教育を受けたことがありましたが、教材がシドニーシェルダンの『ゲームの達人』でこれを今は亡きオーソンウエルズがメインとなって朗読していました。オーソンウエルズは舞台俳優としても映画俳優兼監督としても超一流でしたが、特に声色を変えてさまざまな登場人物を見事に演じ分けていました。前半の主人公のジミー・マクレガーがバンダと一緒にナミブ砂漠に面した砂浜でダイヤモンドを盗掘する場面がありましたが、そのあたりで造られたのだと夢があっていいですね。あるいはケープタウンの近辺でしょうか?

これは特筆すべき赤ワインです。私は赤といえども冷やして飲むのが好きです。冷蔵庫で普通に冷やして、飲む直前にお友達から頂いたアイスノンを円筒形にしたような特製の『ワイン冷やし器』をボトルにすっぽりかぶせてよーーく冷やします。で、今回もラベルを確かめないまま巻いて飲んでいたらこれが抜群に美味しい!のです。非常に口当たりがよく、しかも赤ワインとしての渋味もしっかりしていてとてもおいしく頂けました。おつまみは単純なポテトサラダでしたがその取り合わせも絶妙!味わっている間にずーーっとどこのワインだろうかと考えていましたがついに思い当たりませんでした。巻き物を取ってみたらナントというかやはり。。。というか南アフリカのワインでした。若いワインなのでみずみずしさも感じられますが、赤ワインとしての深みも十分にあります。お値段も手頃ですので是非一度試して頂きたいワインです。











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