鴨宮・Needs





鴨宮は、東海道線の東京からみて小田原の一つ手前の駅になります。横浜からでも1時間近くかかります。遠いですね。横浜で乗車したときには車内には立っている人もいたのですが、ついウトウトしている間に車内はガランとしてきました。目が覚めても未だ大礒のあたりです。ここいらから車窓に迫った湘南の海が眺められます。梅雨時のせいか、海は灰色がかっていて少し波もあります。西湘バイパスでしょうか、海の中に突き出た高架の道路を車が疾走していきます。そんな風景を見ながらぼんやりと時間を過ごしている間に、電車は何回かの停車を経て鴨宮に到着しました。ここでも7分間待つとの車内アナウンスがありました。最初は小田原で美味しい蒲鉾でも買込もうかなと思っていたのですが、疲れたのでここで下車しましょう。鴨宮は小田原の市内になりますが、街中は結構ローカルな感じです。駅前には小さな広場があります。広場には何台かのタクシーがのんびりと列を作っています。どこか懐かしい光景です。広場から続く商店街の方に歩いてみます。どのお店も小さな規模ですが、その中にちょっと大きめの野菜屋さんがあります。看板には『常識外れの安さのお店 八百英』と書いてあります。確かに表に並べてある野菜・果実を見ますと、どれも超々安い品々ばかりです。丸々とした瑞々しいトマトが一箱まるごと入ってナント1000円!キュウリがザルに山盛りで(20−30本?)300円!今がウメ酒に漬け頃の大粒の青梅が4kgで1000円!大根に至ってはもう無茶苦茶!一本たったの10円です。店内にはお酒も売ってあるとのことですが、ワインならさしずめ一本100円といったところでしょうか?そんなことはないでしょう。。。

商店街を抜けると車の往来が急に激しくなります。『巡礼街道』というのだそうです。ジュンレイ街道?でも巡礼者の姿はまったくなく、車・車・車です。信号以外の場所で道路を横断しようとすると結構ヒヤヒヤします。一見してマイカーが多いようです。ナンバーを見ますと湘南ナンバーが多いようです。ショウナンダー!ここは『湘南だ!』(これが言いたかったのです)。。。

駅からでも7−8分の距離になりますが、このジュンレイ街道に面して『Jack&Betty』というアミューズメントのお店と『Needs』というお酒&食品のディスカウント店が一つの敷地に並んで建っています。早速Needsさんに入ってみましょう。お店の左半分は輸入食品を中心にしたコーナーです。見て回るだけでも楽しいですね。棚には、昔懐かしい『かりんとう』があります。子供の頃、紙芝居のおじさんが景品として配ったのと同じような感じです。久しぶりに味わってみましょう。懐かしい甘さですね。。。ちょっと素朴さは薄れているようですけど。お店の右半分には日本酒・ビール・ウイスキーと並んで、ワインもかなりのスペースを占めています。お馴染みのワインが多いようですが、結構バラエティに富んでいます。 



芋けんぴ

甘薯から作られる芋かりんとうです。高知の『ケンピ』という銘菓に細長い形が似ているための命名です。製法は弘法大師より伝わったと言われています。


私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。

(赤) フランス: CHATEAU MOULIN DE PEYCHAUD BORDEAUX SUPERIEUR (1996)

『シャトー ムーラン ペショー ボルドー シューペリュール』は、果実味に富んだ華やかさと官能的なつややかさを持つ心地よい重口の赤ワインです。お酒は20歳になってから。

店内は冷房が効き過ぎていたためか、白ワインを買うつもりでしたがつい赤ワインになってしまいました。私にしてはちょっと高めのワインですが、ラベルがとても上品な感じだったものでつい手が出てしまいました。『GRAND VIN DE BORDEAUX』もちょっと心をくすぐりましたし。。。

世の中に『Grand Vin』の名前の付くワインは多々あるのですが、値段の安いワインには名ばかりということもあります。大体が、美味しいという感じよりも複雑な奥行きを味わうという方が当たっているかもしれません。このワインも最初はちょっと飲み難かったのですが、そのうちに段々と奥行きの深さが感じられるようになってきました。あんまり気軽に飲んではいけないようです。。。



誰でしょう?



このラベルの絵はとても鮮やかな色彩でフランス的です。


(赤) フランス: CHATEAU DE SEGUIN BORDEAUX SUPERIEUR (1996)

『シャトー ド スガン ボルドー シューペリュール』は、ボルドーのアントル・ドゥー・メール地区にある優良シャトーの辛口の赤ワインです。フルーティな果実の香り、ほどよいコクと後味に心地良い余韻があります。

箱の中には同じ銘柄のワインが沢山積まれていましたが、何故かこの一本だけがボトルの首のところに何かの受賞のラベルが貼られていました。よくよく見ると他のワインが1997年産だったのに対して、このワインだけが1996年の産だったので、つまるところ余程出来が良かったのでしょう。

早速飲んでみました。なかなかいけますね!ちょっと重めですが、とても飲みやすいです。ボルドーの中級ワインの特徴を良く備えています。最後まで飲み飽きすることなく美味しく頂けました。実を言うと、ラベルを見た瞬間からこのワインはイケルとの確信がありました。『SEGUIN』という名前も何となく『カロン・セギュール』を連想させます(無茶苦茶な連想ですが)。名は体を表わす。。。ですね。



例によって『鰻肝』をおつまみにして飲みましたが、何時もながら絶品の味でした。あまりに美味しかったので、ワインのボトルが空っぽになる前に鰻肝が無くなってしまいました。で、ワインと一緒に買っておいた韓国の辛ラーメンを取り出します。お鍋にお湯を沸騰させ、乾麺を入れます。日本のラーメンと何も変わりません。次に粉末スープを入れます。何故か赤いですねぇ。。。最後に薬味を入れれば出来上がりです。ん、そんなに辛くはありません。なかなか美味しいですね。



久しぶりのラーメンだったので、あっという間に食べてしまいました。未だワインが残っています。次は激辛ラーメンにしましょう。またお鍋にお湯を沸かします。麺は同じ感じです。粉末スープを入れます。随分と赤いですねぇ。。。薬味も何だか葫の香りがします。アツアツのラーメンを頂きます。うん、そんなに辛くはないですね。。。と食べていたらゴホ。。。とむせ込んで麺というか唐辛子というか、いろんなものが気管に入り込んでしまいました。もうワインどころではありません。。。











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