西新宿・やまや



今までいろいろなワインのお店をご紹介してきましたが、通の方には書いてもらいたくないお店が幾つかあると思います。『やまや』はその中の一つではないでしょうか。知る人ぞ知るワインの専門店なのです。新宿の西口から甲州街道に沿って10分ほど歩いたところに文化女子大学(あるいは文化服装学院といった方が馴染みがありそう)がありますが、『やまや』はちょうどその向かいに位置します。大きなビルの一階にありますので高層ビルに見とれているとつい見逃してしまいます。都営12号線とつながっている京王新線の新宿駅から西口方面の出口を使うとわりと歩かなくてすみます。

お店のタイトルは、『ワールド フード&ビバレッジ やまや』となっています。ワインの種類・量ともおそらく東京でトップクラスの規模ではないでしょうか。当然お客さんもワインに詳しい人が多いのですが、店員さんも(ソムリエ?)相当の専門知識があり丁寧にアドバイスしています。とにかく、一番安いワインはそれこそ200円台から上は最新のワインセラーに静かに眠る何万円もするものまでとにかくあらゆる要求に応えられるだけの豊富さです。2000円以下のワインも勿論豊富にあるのですが、どちらかというとそれ以上の高級品が中心のようです。

お客さんは、さすがに新宿というか外国の方も多くいらっしゃいます。不思議なことに旦那様が外国人で奥様が日本人といったインターナショナルなカップルが目立ちます。やまやは直接外国からワインを買いつけて自社で輸入しているようで、当然ラベルも生産国で付けられたままのが多いようです。日本人には辛いのですがそこは。。ても外国人、難なく読みこなしてさっさと買い込んでいきます。それにしても買う量がハンパではないですね。本当にワインの買い出しといった感じです。

お店の1/4ほどは輸入食品の棚になっています。パスタやソース・香辛料・クラッカー・加工肉(生ハムとか薫製のお肉とか)に混じってチーズもかなり置いてあります。またここのワインビネガー(Vinegar)は結構種類が豊富です。日本人はてんぷらやフライには普通お醤油やソースを使いますが、ヨーロッパではお魚のフライなどに好んでワインビネガーを使います。イギリスのフィッシュ&チップスの本当の美味しさはこのワインビネガーの味で決まるといって過言ではないでしょう。子供のうちからこのワインビネガーに慣れ親しんでいると、大きくなってもその味が忘れられなくなります。安いものは赤・白ワインをベースにしていますが、中にはシェリー酒をベースにしているものもあります。最初は酢の味がきつく感じられるかもしれませんが、試していくうちに病みつきになります。お魚のフライは好きだけど油がどうも。。。とお思いの方は是非お試し下さい。



私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。

(赤) スペイン: LAGUNILLA GRAN RESERVA (1987)

この素晴らしいワインは、1885年より『Rioja』ブランドでワインを造り続けてきた『Rioja Alta』地区にある『Bodegas Lagunilla』という会社の特別のレゼルベです。この特に上品なワインはオーク(樫)樽で最低2年、その後瓶詰されてさらに3年の熟成により、クラシックで高い品質のRiojaワインのスタイルを守っています。傑出したヴィンテージのもっとも素晴らしいワインの一つです。円熟して非常にバランスのよい、そして口の中に長くその余韻を残す味はたとえようもありません。最上の肉料理や野生の鳥獣などと一緒に室温程度でお楽しみ下さい。

私にしては高めのワインでしたが、グラン・レゼルベの文字に引かれて思わず買ってしまいました。誰にも栓を開けさせないとでもいうように、網の目がかけられています。私は23882番目の開栓者になるようです。記憶を手繰ってみてもグラン・レゼルベなるものを飲んだことは一度もないようです。

かなり本格的な赤ワインのようなので心しておつまみを選びました。赤ワインには通常肉料理が合うとされていますが、敢えてお刺し身とお寿司にしました。ワインの味そのものは非常にいいです。ちょっとした渋味はむしろアクセントになり、淡白でしかも深い味わいは秀逸です。コクの点では高級なフランスのワインには負けるかもしれませんが、ヴィンテージの持つやわらかで奥行きのある味わいは格別です。ベストとまではいきませんが私の超お勧めワインには十分にランクインです。お値段の割には最高のお買い物だと思います。お刺し身ともお寿司ともよく合いました。



(赤) チリ: CABERNET SAUVIGNON DON VICTOR

『カベルネ・ソーヴィニヨン ドン ビクトール』は、チリで最も良いワインを造るため、厳選された地理環境で栽培された葡萄を使用しています。ボディの強い重口ワインで風味も強く、アロマ(AROMA:味わい・芳香)は複雑かつ表現豊かです。繊細な味わいをお楽しみ下さい。

ラベルの解説文が日本語になっていないような気がしましたので多少書き換えました。このワインは外見に難があったので割と安く買えました。私は中味さえ美味しければそれでよいのです。

ラベルに書いてあるほど重口ではありません。逆に渋味はかなりありますが飲み易い方だと思います。安いワインに比べると明らかに深みはありますがまずまず手軽に飲めるワインです。









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