三島・津久井屋



モナコでF1コースを走った感激が覚めやらぬうちに、9月5日に富士スピードウエイで行われた『フォーミュラ・ニッポン』の7戦目を見に行く機会に恵まれました。今までは、たまにテレビでF1レースを見る位で殆どカーレースには興味をもっていなかったのですが、耳をつんざく爆音と共に目の前を駆け抜けるフォーミュラカーをまのあたりにすると、テレビで見るのとは全く違う迫力に興奮と共にF1(ではありませんが)の虜になってしまいそうです。

富士スピードウエイは初めて行きましたが、東京からも意外と近くにあります。東名高速道路を利用しますと、御殿場インターまで1時間、そこから30分ほどで到着です。道は良く整備されていてたまのドライブには丁度いいですね。降ったり止んだりの生憎のお天気の中、緑濃い林の中の道路を抜けると突然目の前に広大な霊園が現れます。富士霊園だそうですが、その規模の大きさには圧倒されます。その富士霊園のお隣が富士スピードウエイなのです。霊園に眠る方々にとっては、レース場を走り回る車の爆音は安眠をさまたげる迷惑な存在でしょうし、レースに命を懸けるドライバーにとっては霊園の存在は縁起でもないでしょうし。。。とにかく、今のところなんとか仲良く共存しているようです。

レースは土曜日の予選と日曜日の決勝に分けて2日間行われます。土曜日はそれほど人出は多くありませんが、レースそのものは本番と全く変わりません。幾つかの車種の予選があった後、フォーミュラ・ニッポンの予選が始まります。予選は決勝のスタートポジションを決めるだけですが、これで勝負の7割方は決まるのだそうです。F1は給油やタイヤ交換のために何回かピットに入りますが、フォーミュラ・ニッポンでは原則としてピットインはありません。従って、決勝を不利なポジションでスタートすると、追い抜きが難しいためなかなか順位を上げられないのだそうです。では予選のポジションはどうやって決めるのでしょうね?

さあ、いよいよ公式予選がスタートです。時折小雨のぱらつく生憎の空模様ですが、コースの路面はそれほど悪いコンディションではなさそうです。コース脇の入り口からフォーミュラ・カーが一台づつコースに飛び出していきます。耳をつんざく爆音が富士山麓に響きわたります。あまりにスピードが出ているので、目で車を追いかけるのもままなりません。何でも直線コースでは300km近くのスピードが出ているとか。。。



翌日は9時過ぎからいろんな種目の決勝レースがありますので、今夜は近くに泊まることにしましょう。御殿場山中にも宿泊場所がない訳ではありませんが、ここはちょっと車を走らせて美味しいお魚を食べにいくことにしましょう。沼津や焼津は漁港としても有名なのでお食事処も沢山あるのでしょうけど、美味しいお寿司屋さんがあるというので三島に行くことにします。行き当たりばったりで宿泊したホテルから歩いて15分位の住宅地の中に『藤すし』というお寿司屋さんがあります。3階建てのなかなか立派な建物です。。。と入る前に折角ですからワインをゲットしましょう。お店の場所を確かめてから商店街の中を歩きます。ワインが置いてある酒屋さんはなかなか見当たりませんね。諦めかけた頃ようやく一軒の小さな酒屋さんを見つけました。でもワインは奥の方にちょびっとある程度で、それも大した種類はありません。散々迷った末に買い込んだのはワインでなくただのリキュールでした。。。

でもって、またまた藤すしさんに引き返して、暫しビールを飲みながらお刺し身とお寿司を楽しみます。ここのお店は地元でもよく知られているようで、この日も大きな宴会が入っていました。丁度、宴会用のお料理の準備がたけなわの頃であまり構ってもらえなかったのですが、久しぶりに本格的なお寿司を頂くことができました。お寿司だけでなく焼き物もなかなかのもので、ブリのカマもなかなか脂がのっていて美味しいです。それにしても、壁にかけてあるお札の数々が殆ど建設会社の名前入りなのは珍しいですね。



決勝の日になりました。今日はお天気も良く絶好のレース日和ですね。でも夏の名残というか、ギラギラと太陽が照りつけて真夏以上に暑い!レースの前はドライバーの方々もリラックスしてサインなどにも気楽に応じてくれます。外人ドライバーなどはまだラフな服装ですが、日本人のドライバーは律義にレース服を着込んでいます。さぞかし暑いことでしょう。なにせ防火服を兼ねているのですから気密性が高く、サウナに入っているようなものです。



バイクに乗って移動するのはあまりにも場内が広いからとのことです。


今回のフォーミュラ・ニッポン第7戦には13チームが参加しました。どのチームも超大型のトレーラーをピットに横付けしています。車の中には、何種類ものタイヤや整備工具が溢れています。そのトレラーの横には大型のテントが張られていて、さながらベースキャンプのようです。デコレーションにもなかなか凝っていて、屋根の先端に自チームの格好をしたおもちゃの車を飾ったり(ムーンクラフト・チーム)、庇にお花を飾ったり(ARTA:AUTOBACS RACING TEAM AGURI)となかなかに見せますねぇ。



テントは単に休息のためのスペースというだけでなく、お昼にはレストランとしても使われます。豪華なお弁当を出すチームもあれば、自前の炊事道具を持ち込んで温かいお料理を作るチームもあります。わざわざ鈴鹿にあるレストランを呼んで本格的な料理を作らせているチームなどは、じゅうじゅうと音のする熱々の特大ステーキを頂くことができます。このレストランは『ドミニク ドゥーセの店』といって、レーシング関係者には知る人ぞ知る名店なのだそうです。厨房設備は勿論のこと、食材から食器まで全部持ち込みといいますから何とも豪勢ですね!



フォーミュラ・カーのレースに先立って、いろんなタイプの車のレースが行われます。フォーミュラ・トヨタの車はちょっと小型ですが、結構スピードが出ます。おや、三原じゅん子さんの車が疾走していますねぇ。。。



市販のシビック・カーを使ったレースでは、スピードこそフォーミュラ・カーにはかないませんが、出場する車が40台近くいて凄まじいバトルを繰り広げます。最初の一周を走る間にベコベコになって空しくピットに戻ってくる車もいます。レーズにもお金がかかるものです。



さすがに格式のあるフォーミュラ・ニッポンの公式レースとあって、有名なレーサーが集まっています。中でも、中嶋悟さんや鈴木亜久里さんは別格の存在です。それぞれにチームを率いていますので、なかなか大変なようです。遠くから見ますと、中嶋さんも亜久里さんもただのおじさんのように見えますが。。。



コロネル、頑張るんだよ!   何をか想う亜久里さん。。。


でも、間近かに見ますと全然違います。私は、たまたま廊下で亜久里さんとバッタリ出会ったのですが、その気迫溢れる風貌と、日本人離れした顔立ちにいたく感動してしまいました。



亜久里ちゃん、格好いい!


フォーミュラ・ニッポンのレースの模様はフジTVが深夜に全国ネットで放送してます。レポーターはスポーツキャスターの大林素子さんです。さすがに元バレー選手だけあって長身です。インタビューをこなしたり、あちこちと走り回ったりと大忙しのようです。



特別の入場券を持っている人はピットの2階にある部屋からレースを見ることができます。エアコンが効いて快適な上に、昼食と飲み物つきです。昼食はお弁当ですが、駅弁よりは遥かにランクが上の本格的な内容です。飲み物もフォーミュラ・ニッポン特製のウーロン茶です。おや、あそこに『HOUND DOG』の大友さんが。。。



フォーミュラ・ニッポンでは、お昼休み時間を利用してピットウォークが行われます。優待入場券を持っている人はピットが立ち並ぶ通路に入ることができるのです。本番直前のマシンの様子も見れますが、大体は未だ車輪を外した状態です。整備が遅れている車はカバーも外され、エンジンがむき出しのままになっているのもあります。有名ドライバーもピットの中に立ち、サインにも応じてくれます。でも一番人だかりのしているのは『サーキット・クイーン』と呼ばれるお嬢さん達のいるあたりのようです。カメラの放列にもにこやかにポーズをとってくれますが、お仕事とはいえなかなか大変ですね。ピットウォークの間に、招待のゲストと抽選で選ばれた2人の観客は2シーター・フォーミュラに乗って体験走行が出来ます。今回のゲストは大友康平さんでした。ドライバーと同じレーシング服を着用し、ヘルメットを被って後部席に乗り込みます。2シーターといっても本物のレーシングカーですから凄い迫力です。凄まじい火花を撒き散らしながら目と鼻の先を通り抜けるのですから乗っている人は迫力満点でしょう。



更に、決勝レースの直前には、優待入場券をもっている観客にコースが開放されます。決勝レースのスターティング・ポジションに並んだ本物のフォーミュラカーとレーシング・スーツを着込んだドライバーが目の前で見られます。ここでも主役はサーキット・クイーンのお嬢さん達のようです。



決勝レースのスタートが刻一刻と近づいてきます。予選一位のトム・コロネルも緊張の面持ちです。



さぁ、いよいよレース開始。。。となったところで無情にもフィルムが無くなってしまいました。表彰台でシャンパンを掛け合うシーンを無理して撮ったのですが、何にも写っていませんでしたぁ。。。

私のお勧めのリキュールは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。

(白) 静岡: 土肥名醸 白枇杷

土肥名醸 白枇杷


白枇杷の由来

土肥の白枇杷は、明治10年に中国洞庭湖畔洞庭寺院内の枇杷を種子で持ち帰り、以来110余年にわたり栽培されてきたもので、明治36年には天皇に献上して御感賞を拝しました。昭和30年代当初にはその生産量は年間70トンにも達しましたが、昭和34年の伊勢湾台風により壊滅的な被害を受けて以来、”幻の枇杷”と呼ばれていました。昭和56年以後、村興し事業の一環として栽培技術の確立に努め、復興に向けて第一歩を踏み出しました。

土肥名醸白枇杷リキュールは、土肥町名産の白びわからできたふくよかな香りと甘い口当たりが特長です。氷を入れ、炭酸割りで美味しく召し上がって頂くのがコツです。

お店の中を何回も見回してみたのですが、どうも気に入ったワインが見つかりません。ご主人のお勧めでこれを買ったのですが、ワインでなくリキュールのようです。先日枇杷のワインを飲んで、味はそれほどインパクトはなかったものの珍しさでそれはそれで良かったのですが。。。

やはりリキュールでしたね。炭酸で割って飲むらしいのですが、ウイスキー同様どうも私はこの系統に弱くて苦手です。でも、これを外すと折角のフォーミュラ・ニッポンがボツになってしまうもので。。。









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