1999年ボジョレー・ヌーボー解禁!
今年は1000年代の最後の年になるというので、『ミレニアム』と結び付けた商品や行事が目につきます。酒屋さんに行けばミレニアム・ワインのオンパレードで、最近では少々食傷気味になってきています。でも、ボジョレー・ヌーボーだけは別です。昨年は赤ワインのブームとかでボジョレー・ヌーボー騒ぎもかなり盛り上がったのですが、今年は『1900年代最後のボジョレー・ヌーボー』ということで更に盛り上がったようです。
ボジョレー・ヌーボーの解禁日は毎年11月の第三木曜日と決められていますが、日本の祝日のように曜日に左右されないため、お勤めの方にとっては時間的に余裕のない木曜日にいろんなイベントに出かけるというのは少し辛いところです。18日の朝、テレビを見ていましたら、江東区・臨海副都心に今秋オープンした『パレットタウン』内のレストラン『ヴィノ・ストーリー』でバブル期に流行ったボジョレー・ヌーボーの解禁パーティの様子をニュースで流していました。日本はオーストラリアより時差が1時間遅いだけですので、ボジョレー・ヌーボーが世界で2番目に早く飲めるということになります。なにもそこまでして。。。と思われるでしょうが、この厳格な縛りがボジョレーをしてヌーボーの代名詞のようにしている訳です。日本産の新酒も、あるいはイタリアから輸入されたヌーボーもこの縛りがないために、味は遜色ないにしても今ひとつ騒がれないのだと思います。こういったパーティでは、世界中の誰よりも先にヌーボーを飲むことが目的ですから、開始時刻は当然夜中の午前0時ということになります。そんな訳で若い男の子しか行かないものだと思っていましたら、このような深夜のパーティにもかかわらず年配の方も若い女性も大勢いらしたようです。皆さん、あのままお勤めに行かれたのでしょうか?
夜中のパーティはちょっと。。。と言われる方にお勧めなのは、ボジョレー・ヌーボーの飲み放題メニューでしょう。東武デパート地下食品街にあるフレンチ・レストラン『フロ プレステージュ』では、毎日お昼にバイキング・スタイルの食べ放題コースがあります。フレンチ・レストランとバイキング・スタイルが両立するかどうか議論の余地があるのではないか。。。と思いますが、ここではちゃんと両立しているようです。東武デパートは何時行っても大変な人込みですが、特にこの日は異常な人出でした。レストランの開店は午前10時とのことだったのですが、まさか朝からヌーボーを飲む人はいないだろう、とたかをくくって11時半頃にレストランの前にやってきました。何と行列が出来ているのです!それも若い方からお年寄りまで全て女性のグループばかり!折角遠路はるばる来たので我慢して待ってみましょう。12時を過ぎたあたりからボチボチと食事を済ませた方々が満ち足りた表情で出てきます。乳母車を押したお母さん達も多いですね。おや、随分お顔が赤い。。。ほらほら気を付けないと赤ちゃんを落っことしますよぉ。。。
スペシャルビュッフェ
[フランス料理食べ放題]
各種お料理・サラダ・パスタ・デザート・ワイン・お店で焼いてるタルト・つくりたてデザートも大人気!
30分以上並んでようやくテーブルに着くことができました。ここでは制限時間1時間の1本勝負のようです。先ずお料理をとりにダッシュします。あまりフレンチとは言い難いのですが、お肉・お魚・何故かウインナーソーセージ・ハム・パスタ・ポテトサラダなどなど、本来胃袋の中で混ぜ合わせるお料理を皿の上でグチャグチャにてんこ盛りにしてテーブルへ引き返します。おっと、肝心のヌーボーがありませんね。飲み放題とはいっても、ワインのボトルはお料理台の上にあるので、お代わりの都度グラスを持って注ぎにいかないといけません。勿論、グラスにこれでもかぁ。。。となみなみと注ぐのですが、そうそう何回も行けたものではありません。『食べ放題』という言葉は人間の理性を失わせるようで、その上制限時間1時間ということであれば尚更のことです。普段、この時間は食堂で慎ましやかな和定食を頂いているのに、こんな脂っこいお料理を、それも凄まじい勢いで食べかつワインを飲んだので、ハッと気がついた時にはお腹がすっかりギブアップしていました。仕方がない、ケーキでも食べるか。。。と5切ればかしお皿にとり時計を見ながら頂きます。お店の中を見回しますと女性のグループで一杯です。圧倒的におばさまタイプが多いですね。ワインもガンガン飲んでいらっしゃいます。旦那様が会社の帰りに飲んできても文句言われない筈です。。。
結局、このレストランで飲んだボジョレー・ヌーボーの銘柄も記憶に残らぬままお店を出てしまいました。足は自然とお魚売り場に向かいます。東武デパートのお魚売り場は大変に充実していて、暮れの時期などアメヤ横丁を凌ぐほどの大変な賑わいになります。未だ年末のお買い物をする方はいらっしゃらなかったようで、ゆっくりとお魚を見て回ります。アンコウの肝がありますねぇ。つい手が出てしまいます。何で買い込んだか自分でも分からないようなお魚を買ってレジを出ますと隣で台に山盛りにしたボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボーを売っていました。ちょっと高級なヌーボーですが買っていきましょう!ここで買うと何故か葡萄の枝で作った栓抜きを付けてくれました。年輪を刻んで節くれだった枝を取っ手にして見事な出来です。民芸品として売ってもワインと同じ位の値段が付けられるでしょう!ラッキーとしかいいようがありません。早速、部屋に飾っておきましょう。
という訳ですっかりいい気分になって帰ってきました。でも、昨年は一晩で2本も飲んだので、1本だけでは不安です。未だ日暮れ前ですので近くのお店にもう一本買いにいきましょう。ぶらぶら歩いて『The Garden』に寄ってみます。クリスマスのケーキと同じように、お店の入り口にヌーボーが何種類も並べられています。さすがですね。よくよく見たら、さっき買ってきたヴィラージュ・ヌーボーもありますね。しかもこっちが安い。。。
私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。
- (赤) フランス: BEAUJOLAIS-VILLAGES NOUVEAU (PRIMEUR) (1999)
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Burgundy, and nothing but Burgundy
ブルゴーニュ・ワインの名門ルイ・ジャド社は、1859年の設立以来、銘醸畑より産する高貴な葡萄から数々の優れたワインを産み出し、『卓越した品質のワイン造りをするドメーヌ』としての地位を築いてきました。ブルゴーニュの心臓部ともいうべきコート・ドール地区のグラン・クリュやプルミエ・クリュを始め、多数の優れたクリュに100ヘクタールを超える自家畑を持つ他、ボジョレーのムーラン・ナ・ヴァンにシャトー・デ・ジャックのエステートを所有しています。また、優れた栽培農家から最上の葡萄を買い付けてワイン造りを行うネゴシアン(ワイン商)としても世界の尊敬を集めています。
一昨年(1997年)、渋谷の東急本店で買ったヴィラージュ・ヌーボーがあまりにも美味しかったので、今年もヴィラージュ・ヌーボーを買おうと堅く心に誓っていました。ヴィラージュ・ヌーボーは普通のヌーボーより1ランク上らしく、お値段もそれだけ張ります。でも年に一度と思って迷わず買い込みました(他にも年に一度のものが多くて)。。。
今年の夏はブルゴーニュ地方も暑くて葡萄の生育は最高だったらしいのですが、同じヴィラージュでも一昨年の味とは全然違います。一昨年のヴィラージュ・ヌーボーは、一口飲んだ瞬間に素晴らしい感動が沸き上がったものですが(大袈裟な。。。)、今年のヴィラージュ・ヌーボーはとてもフルーティで軽いのです。それはそれでヌーボーらしく美味しいのですが、まるでタイムマシンで熟成させたような一昨年のヴィラージュ・ヌーボーは神様の贈り物だったのでしょうか?
いえいえ、単なる私の思い違いでした。よーーーく調べてみたら、印象に残っていた方は、『BEAUJOLAIS SUPERIEUR NOUVEAU (1997) 』の方でした。。。
- (赤) フランス: BEAUJOLAIS-VILLAGES NOUVEAU (1999)
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PAUL SAPIN
フランス東部の高級ワイン産地ブルゴーニュ地方の最南端に位置するボージョレ地区では、ガメイ種という赤葡萄から新鮮でフルーティなワインが造られています。毎年11月の第三木曜日に解禁される新酒『ヌーヴォー』は有名で、世界中のワイン・ファンが心待ちにしているものです。12℃ー15℃程度に冷やしてお楽しみ下さい。
でもって、バックアップのために買い込んだのがこのワインです。HPの表紙に使わせて頂こうと思ってなるべくラベルのデザインが派手なものを選びました。でもいろいろと変換を繰り返している間にすっかりボケてしまいました。何が何だかお分かりになれなかった方もいらっしゃるでしょうね。。。
このヌーボー、数ある中でお値段は一番安かったのですが、ボジョレーらしい軽やかでフルーティな味です。とても飲みやすく、後味もスッキリしています。仲間内でパーーーッと盛り上がるには最適なヌーボーですね。
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