大井町・イトーヨーカドー大井町店





京浜東北線の電車に乗っていましたら、『大井町阪急デパート閉店セール』の中吊り広告が目に止まりました。日本橋東急デパートや新宿三越デパート南館に続く大手デパートの閉店です。多様化する消費者ニーズや新しい時代のショッピング・スタイルに乗り切れなかったのでしょうか。私はお魚売り場専門に利用させて頂きましたが、何時行っても安くて品揃えの豊富なお魚売り場を含め、デパート全体がなくなることは残念なことです。来年の春には新しいショッピング・モールとして生まれ変わるようですが、阪急デパートの名前は残らないようです。これは早速行ってみなければなりますまい。

という訳で大井町にやってきました。デパートの壁には閉店セールの巨大な垂れ幕が掛けられています。どういう訳か、この種の垂れ幕は大体赤地に白抜きの文字なのです。何となくお買い物客の視覚に訴えるものがあるのでしょうか?お店の内部には至る所紅白の幕が張られています。川中島の決戦場での上杉謙信と武田信玄の本陣のようです(実際に見た訳ではありませんが)。普段ですと店内には売り場の店員さんしか見えませんが、やはり閉店セールということもあるのでしょうか、事務系の方も慣れない様子であちこちに立っていらっしゃいます。何となく心が重くなります。

何時もは1階にあるお魚売り場にしか行かないもので上の階がどうなっているのか分かりませんでしたが、実際に上ってみますと各階共かなりな広さです。デパートの閉店セールの時は紳士服・婦人服の売り場が混み合います。デパートの品はお値段は高くても品質が良いのでこういう場合はお買い得なのでしょう。平日にもかかわらず、どのフロアもお買い物のお客さんで一杯ですが、特に紳士服の売り場のレジには一万円札を握り締めたおばさま達が列を作っています。未だセールが始まって間もないのですが、さすがにこの種のセールには敏感なのですねぇ。閉店セールはまだ始まったばかりなので(来年1月末までとか)、それほどビックリするような値札は見当たりません。でも、やはりどの品物も一見して確かなブランド品のようです。

ここは見るだけのつもりだったのですが、つい雰囲気に押されて手頃なシャツを買い込んでしまいました。お店を出たところで本当のお目当てはワインだった!ということを思い出しましたが今更お店に戻るのも何だし、ついでにと思って近くのイトー・ヨーカドーに寄ってみます。このお店もなかなかの大型店で、地下は広ーーーい食料品売り場になっています。フロアが正方形に近い形の上に、余計な柱の出っ張りがないから余計にそう見えるのでしょう。お酒も置いてあるのですが、ワインにはそんなに拘っていないようです。つまり、ポピュラーなワインが多いのです。ま、お買い物のお客さんもワインにはそんなに拘っていらっしゃらないようですし。。。

私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。

(赤) スペイン: PARADOR CRIANZA (1996)

メインラベルにデザインされている建物(1884年建設)は、チヴィテ家が現在も住まいとして使用している屋敷で、スペインの観光名所としても有名な『パラドール(昔の僧院や城を修復してホテルに改造した建物)』をイメージしたものです。『BODEGAS JULIAN CHIVITE(ボデガス・ジュリアン・チヴィテ社)』の『パラドール クリアンサ』は、自社葡萄園の選りすぐられたテンプラニーリョ種、ガルナチャ種を主体にアメリカンおよびフレンチオーク樽で熟成させたミディアムボディの赤ワインです。

スペインワインのラベルはケバケバしくて見ただけで大体見当のつくものですが、このワインのラベルはとてもおとなしいシンプルなデザインです。でも一見しただけで色はすごく濃く、本格的なフルボディの味を予感させます。イトー・ヨーカドーのワイン売り場にはかなり月並みな種類が多かったのですが、その中ではお値段は安いものの存在感がありました。沢山の種類の中から1本だけこのようなワインをゲットすると気分がいいものです。あとは飲んでみてのお楽しみ。。。

思った程の濃さは感じませんでしたね。むしろ、あっさりとしていてスペインワインらしからぬ味です。それとも昨日試飲会で飲み過ぎてワインの感覚が麻痺してしまったからなのでしょうか?

と感じながら途中で飲むのを止めて2日後に飲んでみたらこれがスペインのワインらしくコクがあって美味しい!やっぱり栓を抜いて直ぐに飲むタイプとは違うようです。こうしてみますと、今までにも早飲みして美味しくなる前にワインを空けて『うーーーん、このワインはちょっとね。。。』なんて思っていたのかもしれません。気が付かなかったこととは云え、勿体無いことです。













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