新浦安・ビックベイ 蔵人(KURODO)
インク切れでしょうか、お店の名前が出てきましぇん。。。
『8時ちょうどのぉ あずさ2号でぇ 私は私はあなたからぁ 旅立つんですぅ』。。。でなくって、平日朝8時過ぎの京葉線下り電車に乗りますと、車内の雰囲気はおよそ通勤風景とは異なります。春休みとか夏休みの時期なら当たり前なのですが、そうでない時期の平日でも車内は華やいでいます。小さい子供さんを連れた家族連ればかりでなく、ヤングカップルがやたらと多いのです。何処を目指すかといいますと東京ディズニーランドです。京葉線は潮見あたりから地上に出ますが、葛西臨海公園を過ぎますとディズニーランドの表玄関である舞浜駅は直ぐです。舞浜の駅舎自体はちょっとやぼったい気もしますが、駅からディズニーランドへと続く歩道橋はお伽の国へ導く夢の架け橋のようです。ところで、歩道橋に進まず2階改札口から階段を降りますと、そこはバスやタクシーの停車場になっています。ここからは東西線の浦安駅行きのバスも出ていますが、殆どはディズニーランドを取り囲むようにして海岸沿いに立ち並ぶホテル群への送迎バスの発着所になっているのです。ディズニーランドは世界に4個所しかなく(オーランド、ロスアンジェルス、パリ、浦安)、アジアではここだけということもあって、国内は勿論アジア地域からのお客さんを泊めるために幾つもの巨大ホテルが建てられました(と聞いています)。
そうはいっても、ディズニーランドのお客さんだけではこれらの巨大ホテルはやっていけません。結婚式や大宴会、それに企業のセミナーにも大いに利用されています。さすがに皆高級ホテルだけあって設備も豪華ですしお料理も最高です。私は生まれて始めて、ベイ・エリアの中でも最高級といわれるヒルトン・ホテルの宴会に出たのですが、正に至れり尽くせりのサービに加えて、美味しい宴会料理を堪能することができました。宴会にお酒はつきものですが、最近ではお酒の主役がワインということも珍しくはありません。でも、宴会の出席者が多いとワインも半端な本数では足りません。ホテル内のレストランは別ですが、宴会用に一本一本吟味していろんな種類のワインを揃えることなぞ不可能です。そこで、ホテルでは宴会用に造られたワインを特別に用意しておく訳です。こういったワインは特別のブランドなので一般の酒屋さんでは買うことが出来ません。宴会場でそウエイターの方がお客さんの飲むペースを見ながらワインの栓を抜いてグラスに注いでおきますので、注意して見ないとどんなワインを飲んだのかはあまり印象には残りません。ならば。。。と私は空瓶を一本持ち帰り、ラベルをコレクションの中に加えました。珍しいでしょう?こんなことする人って他にいるのでしょうか?いる訳ないですよね。。。
ついでに、舞浜から一駅の新浦安に寄ってみます。京葉線が開通する前までは、新浦安は陸の孤島と呼ばれていました。高層のマンションは立ち並んでいたのですが、イマイチ活気に欠けていたように思います。京葉線が開通し、新浦安の駅ができますと、駅前に巨大なショッピング・センターがオープンしました。スーパーのダイエーや大丸ピーコックなどの他に、専門店なども多数入っています。夕方になるとガラスを主体にした建物は色とりどりの眩いばかりの明かりに包まれます。中でも、ダイエーが入っている『ショッパーズ新浦安』は巨大で、ファーストフードのお店も沢山ありますので、お買い物だけでなくちょっとした腹ごしらえをすることも出来ます。ダイエーの中にもお酒のコーナーはあるのですが、建物の端っこのちょっと目立たない場所に酒屋さんがあります。あんまり大きくないので初めての方には分かりづらいですが、案内図にはちゃんと書いてありますので大丈夫です。スーパーのワインに飽き足らないワインファンにはお勧めのワインショップです。
私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。
- (赤) チリ: LA CAPILLA MALBEC (1997)
- 『ラ・カピーリャ マルベック』は、チリのコルチャグア・ヴァレーで手摘み選果された『マルベック種』を木樽発酵し、フィルタリングせずに仕上げられています。よく熟した木いちごのような風味とバランスの取れた後味が特徴です。ミディアムタイプで15℃前後が飲み頃です。
このお店のワインは大きく2種類に分かれます。全体の2/3ほどは、1000円ー2000円位の値札がついていて、お手頃ですが結構苦労して選んだような拘りのワインです。残りの1/3は3000円アップのよく知られた品々(僭越ながら私も飲んだカロン・セギュールとかドミニクとか)です。大半のワインには、普通解説分が書いてある裏ラベルがなく、お店共通の品質表示のラベルしかありません。各ワインにはそれぞれの特徴を記した説明文が付いているのですが、一々書き写す訳にもいきません。興味を持ったワインもあったのですが、どうも解説ラベルがないとね。。。
ちょっと辛かったです。チリの赤なので、もちょっとコクがあるかと思ったのですけどね。でも、おつまみさえうまく合わせれば美味しく頂けるのではないかと思います。
- (赤) スペイン: UGARTE TEMPRANILLO Y GARNACHA
- スペイン最高の赤ワイン産地として名高い『ラ・リオハ』。名門『エレダー・ウガルテ社』の赤ワインは、芳醇でバランスの良い樽熟の風味が特徴です。ミディアムタイプで、15℃前後が飲み頃です。
私はスペイン語は全く分かりませんが、『y』は英語の『and』に相当するような気がします。そうだとすると、この赤ワインは、『リオハ地方ウガルテ社の産で、テンプラニーリョとグルナッシュから造られた赤ワイン』ということになりますかね。何はともあれ、久しぶりのリオハの赤です。さあて、何と一緒に頂きましょうかね?
リオハのワインにしては結構おとなしい味でした。色はそこそこ濃いのですが、どうも味に深みが感じられません。ミディアムタイプというよりかはライトタイプとした方がよさそうです。
- (赤) フランス: DELOR CAHORS (1998)
- 『カオール』は、フランス南西地方で最も有名な赤ワインの産地です。オーセロワ種(マルベック種)を中心とし、色が濃いため『黒ワイン』とも呼ばれます。果実味が豊富で味わい深い赤ワインです。ビーフシチュー、ハンバーグステーキなどの肉料理に合います。12℃ー14℃が飲み頃です。
『DELOR』とは、このワインを造ったワイナリーの名前のようです。最近、カオールのワインも普通の酒屋さんでよく見かけるようになってきました。ワイン産地としての歴史は古くその品質も非常に高いのですが、残念ながら日本ではまだまだ知名度が低いようです。そのせいかどうか分かりませんが、お値段はかなりリーゾナブル(つまりお安い)です。このワインなんか、本当に色が濃くってとっても美味しそう!
カオールのワインは独特の味をしています。ボルドーほど濃くなく、ブルゴーニュほど洗練されてなく、プロヴァンスほど明るさがなく。。。フランスの南西部に位置するとは言っても、なんとなく冬の曇り空を思わせる重さが感じられます。ただ、慣れてきますと不思議にこの重さが深みに変っていくのです。じっくり飲み続けたら結構ハマッテしまいそうな気がします。
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