津田沼・VINOジャパリカ津田沼 パルコ店
久しぶりに津田沼に行ってみました。昔は駅の南口には千葉工業大学の古びた校舎が雑然と佇むのみ、駅の北口は新京成線への連絡通路を歩く通勤客の長い列が続いていました。あれから何年経ったでしょうか、JR総武線の一大ターミナル駅でありながら車両基地としての役割しかなかった津田沼駅周辺は大きく変りました。南口の千葉工業大学の校舎は一層黒ずんだものの昔の面影を残していますが、その隣には広大な広場が出現しています。広場を取り囲むように近代的なビルが並んでいます。どちらかというと公共施設やオフィスが多いようです。北口は全く浦島太郎状態です。改札口から続く高架橋を通れば地上に降り立つことなく、いろんなお店にそのまま入れます。
北口には総武線と平行して広い道路が通っており、その道路を挟むように、デパートや専門店、オフィスから飲み屋さんに至るまで、ありとあらゆるお店がひしめいています。大規模な団地を抱える新京成線沿線にお住まいの方にとってお買い物は便利でしょうけど、朝の通勤帯の時間はともかく夜の帰宅時にはなかなか誘惑の多い環境です。こんな場所ならきっと面白い酒屋さんもありなん!と思い、わざわざ夕暮れのラッシュで混み合う時間に途中下車をしてしまいます。物好きにも程がありますね。北口の高架広場からぐるっと見渡してみますと、いろんなお店は見えるのですけど、酒屋さんらしきネオンは見えません。時間も時間なのであんまり遠くまで出歩く訳にもいかず、思案の中ふと正面のビルの壁面を見上げますと『ワイン』の文字が躍っています。
ビルは、と見ますとパルコのようです。お洒落なイメージのお店ですが、どうやらワインも扱っているようです。時間もないし、取り敢えず駅前のパルコでワインを調達することにします。高架を通って、そのままパルコの2階に入ります。何だかベルトコンベアに乗っかっているみたいですねぇ。まあ、いいでしょう。パルコの店内は思ったより広く、建物の端っこに位置するワイン売り場までは結構な距離があります。普通、デパートなどではワインに限らずお酒の売り場は地階の食品売り場にあるのですが、ここパルコではお酒の売り場は3階にあります。あんまり大した品揃えは期待できないな。。。と思いながら目指すお酒の売り場に行きますと、これがびっくりする位広いのです。お酒の売り場といっても、日本酒とかウイスキーはそんなに置いてなく、大半は輸入食材とワインなのです。
中でもワインの種類は驚くばかりです。壁一面に棚が作られていて、国別に整然とワインが並べられています。更に店内のあちこちにお勧めのワインが籠に入れられています。お店は2つのコーナーが直角につながっていますので、両方合わせると相当な広さになります。帰宅途中なのでしょうか、熱心にワインを探す若い方々が目立ちます。津田沼は外観だけでなく、住んでいる方の意識も変りつつあるようです。
私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。
- (赤) フランス: CHATEAU LA FREYNELLE VIN DE BORDEAUX (1996)
- 『シャトー ラ フレイネル』と読むようです。次の解説があります。
Ce vin est issu de deux cepages de grande renommee et typiquement bordelais: le Cabernet Sauvignon et le Merlot. Le terroir argilocalcaire du Chateau La Freynelle donne a ce vin son caractere, ses tanins complexes de fruits murs et ses aromes de fruits rouges (cassis, mure,...). Il est tres agreable a boire des maintenant mais pourra se bonifier encore quelques annees. Servi a 16℃, ce vin se marie parfaitement avec toutes viandes, rouges, gibiers et fromages.
お店の入り口付近には、お勧めのワインが籠に入れられていました。普通、こういったワインはバーゲン用か見切り品が多いのですが、このお店では結構お値段の張るものもありました。同じ種類で本数が揃っているワインは、それだけ確かな品なのでしょう。そんな中に比較的お手頃なワインが目に止まりました。ボルドー産ね、いいんじゃない。。。
ん。。。まあまあね。ボルドー産にしてはこれといった特徴は感じられません。余計な味付けをしていないと言った方がいいでしょう。物足りない方もいらっしゃるでしょうけど、こちらの方がいいという方もおられることでしょう。要するに美味しければそれでいいのです。(←)何言ってんだか。。。
- (赤) 南アフリカ: CINSAUT PINOTAGE (1999)
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Overseas Wines
1999 Cinsault Pinotage 1999
Frankhoek Valley
South Africa
[英語] A dry, full-bodied red wine with a pleasant aroma of blackcurrants. The ideal companion for game, red meats or strongly-flavoured cheeses. Ideal serving temperature is 16℃ - 18℃.
[独語?] Ein trockener, vollmundiger Rotwein mit einem angenehmen Cassisduft. Ein passender Begleiter zu Wildgerichten, dunklem Fleisch oder zu herzhaften Kasesorten. Ideal serviert bei 16℃ - 18℃.
ワインは飲むばかりが楽しみではありません。それぞれに個性のあるラベルを眺め、興味深い解説を読みながらそのワインの故郷を思い浮かべるのも楽しみです。南アフリカのワインは、非常に洗練された味をしていてヨーロッパのワインと比べても遜色がありません。このワインのラベルには、強烈な太陽、原住民が狩に使ったであろう槍と盾、それに獲物になったかもしれない鰐(鰐だってご馳走だったのでしょう)が描かれていて、如何にもアフリカ大陸のイメージです。こういうワインは、飲むほどに気分も大きくなりますので程々に。。。
グラスに注いだら、結構濃いワインのようにみえました。飲んでみたら少し酸味が気になります。最後の一杯を冷蔵庫に入れ、今夜再度飲んでみましたらやっぱり酸っぱかった。。。
- (赤) フランス: BLEU MARINE
- 『ブルー・マリン』は、太陽に恵まれた南仏の葡萄から造られた、優しくおだやかな口当たりのバランスの良いライトボディ・タイプの赤ワインです。
南仏のどの地方の産かは分かりませんが、ラベルにはマルセイユの波止場のような風景が描かれています。海面が波立っているのは、『ミストラル』と呼ばれる強風が吹いているからなのでしょうか?ミストラルとは、プロヴァンス語の『MISTRAU(ミストロー:支配者)』から名前をもらった、南仏で冬の訪れと共に吹く強風のことだそうです。私がプロヴァンス地方を訪れたのは、向日葵も思わず頭を垂れる程の強烈な陽光が降り注ぐ盛夏の季節でしたが、そのプロヴァンス地方も冬になると暖炉が必要な位冷えるそうです。この寒暖の差が美味しいワインを産むのでしょうね。
南仏ではミストラル、日本では杉花粉の嵐。。。来週あたりから桜の花もボチボチ咲き出す頃合いなのに、もう目も鼻もグシュグシュです。そんな辛い状況の中で飲んだためか、このワインの味はイマイチ分かりません。ただ、少し辛口で酸味があります。こういった赤ワインには、お魚系統のお料理が結構合います。今回は、『ちらし寿司』を手巻き風にしてこのワインと一緒に頂きましたが、結構美味しかったです。南仏ではブイヤベースなどと一緒に飲まれるのでしょうか?
- (赤) スペイン: LA CORRIDA VINO DE MESA ESPANA
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[英語] Enjoy this dry yet full-bodied Spanish red wine together with delicate meat dishes, game or cheese. Best served at 16℃ - 18℃.
[独語?] Genieben Sie diesen trockenen, vollmundigen spanischen Rotwein zu wurzigen Fleischgerichten, Wild und kraftigem Kase. Ideale Trinktemperatur 16℃ - 18℃.
ラベルには、赤を基調にした前衛的な絵が描かれています。スペイン産ということで、何となく闘牛をイメージさせます。強烈な個性を持った赤ワインのようです。牛さんには気の毒ですが、ステーキもしくはロースト・ビーフなどと一緒に頂きましょう。。。
スペインの赤には濃厚な濃いワインが多いのですが、このワインはとても明るい色をしています。でも味の方はかなりしっかりとしていて、重厚さすら感じます。かといって、強烈な個性があるということでもありません。要するに、軽そうに見えても、そこはスペインのワインらしいということです。
どうですか、闘牛に見えますか?
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