Chit Lom・Tops





やれやれ、すっかり軽くなった袋をぶらさげてSkytrainに乗り込みます。まだ2時前ですね。やっぱり、ちゃんとしたワインは都心のデパートにでも行かないと見つからないようです。タイには大規模なショッピングセンターがあちこちにありますが、中でも『Chit Lom』駅の近くにある『World Trade Center』は、一つのビルに入っている施設としてはバンコク最大の広さではないでしょうか。『ZEN』と『伊勢丹』の2つのデパートが建物の両端に入っていて、その間には巨大な吹き抜けを取り囲むようにおびただしい数の専門店がひしめいています。ファッション関係のお店ばかりでなく、様々なスタイルのレストランやゲームセンターも入っていて、一日中いても飽きないでしょう。地下には巨大な駐車場もありますので、車で来ても問題ありません。駐車場に置いている間は。。。



左の写真はビルの全景です。左奥にZENデパート、手前側に伊勢丹デパートが入っています。ちょうどお正月の期間でしたので、立派な祠に入った仏像が市内のあちこちに祭られていて、通りがかりの人が熱心にお参りしていました。やはりタイは仏教の国ですね。

右側の写真はパリのオペラ座ではありません。ビルの一階から天井まで吹き抜けの大空間です。あまりに巨大なのでカメラに収まりきれません。


駐車場から大通りに出ますと、広いラーチャタムリ通りは大渋滞になっています。単に車が詰まっているというだけでなく、一台一台の車がてんでな方向を向いているのです。平日の午後だったのですが、お正月明けということもあったのでしょうか、とにかくグチャグチャの状態です。こういった渋滞に慣れているのでしょうか、タイのドライバーは運転が非常にうまいですね。特に観光バスの運転手さんは、渋滞の道に手をこまねいている訳にもいきませんので、時と場合によっては大型バスを路地裏に入れてでも時間の節約を図ります。とにかく、芸術的なほど運転テクニックがうまいのです。路上駐車が多いので、時として紙一重の隙間しかない場合もありますが、私の見た限り一度も擦ったりぶつけたりすることはありませんでした。



歩道橋の上から通りを見ますと、車のベクトルがバラバラだということがよく分かります。


『Tops』は、ZENデパートの地階にあるスーパーマーケットです。日本でもデパートの地階にスーパーを置くところが増えていますが、それと同じような感覚です。ZENは、さすがに一流デパートだけあって、地階のTopsも高級スーパーといった感じです。ちょうど、東急東横店に地下にオープンした『自由が丘ザ・ガーデン』のようなものです。品揃えは日本と殆ど変りません。ただ、果物コーナーには南国だけあって珍しいトロピカル・フルーツが山のように並べられています。なかなか強烈な匂いの果物もありますね。お肉は全般的に安く、タイに酪農ってあったかしらん?と頭をひねる位の豊富さです。お魚のコーナーもありますが、お肉のコーナーよりは規模が小さいようです。日本の食材はとても豊富で、わざわざ専用のコーナーを設けている程です。よく売れるのか、とにかく何でもあります。バンコクの市内に駐在している限り、日本食には全く不自由しないのではないかと思います。

で、そのTopsのレジ近くにお酒のコーナーがあります。狭いオープン・スペースにそこそこのワインを並べてあります。やはり距離的に近いのか、オーストラリアとか南アフリカのワインが目立ちますが、勿論フランスやチリのワインもちゃんと置いてあります。お値段的には日本で買うのと大差ないように思います。私はタイ産のワインに拘っていたので『タイランド ワイン!タイランド ワイン!』と連呼しますが、お馴染みの鶏のラベルの『CHATEAU DE LOEI』しか置いてありません。ガッカリしていましたら、お酒のコーナーの店員さんが『こっちにもあるわよ』と私を食品の棚の方に連れて行ってくれます。見ますと確かにタイのワインです。割と細めのボトルなので持ち帰るにはいいだろうと思って1本購入します。でもこのワイン、殆どのスーパーに置いてあるごく普通のワインのようです。ま、いいでしょう。。。

この後、隣の伊勢丹デパートに立ち寄るのですが、そのレポートは次の『ISETAN編』に譲るとして、バンコク滞在2日目の午後歩き回ったチャイナタウンの様子をご報告致しましょう。

世界中とは言いませんが、大抵の国の大都市には必ずチャイナタウンがあります。長い通りに沿ってぎっしりとレストランや食品店が立ち並び、常に活気に満ち溢れています。バンコクでは、チャイナタウンとそれ以外の区別があまり明確ではありません。つまり、タイの人々と中国の人々の生活スタイルが(バイタリティという点を除けば)似ているのです。チャイナタウンには、必ず象徴(シンボル)となる『門』が置かれています。ヨーロッパの凱旋門のようなものです。大体が朱塗りで金・銀できらびやかに装飾されています。凱旋門はただの石から出来ているのと比べて随分違います。恐らく、チャイナタウンは『富』を象徴しているのに対して、凱旋門は『武』を象徴しているのでしょう。バンコクのチャイナタウンが他とちょっと違うのは、街全体が閉鎖的な配置になっていないということです。大抵は『門』がチャイナタウンの入り口の役目をしているのに対して、バンコクではあまり境界を意識しないようなロータリー広場に建てられています。こういうところも、中国出身の人々がタイという国に溶け込んでいるという証にもなっているのかもしれません。



バンコクの夜は屋台に占領されてしまいますが、昼間でも街の至る所に屋台がお店を開いています。本格的なお食事を出す大掛かりな屋台から、軽いスナックとかよく冷えた果物とかを出す小さな屋台まで実に様々な食を提供してくれます。遠慮がちに軒下で営業している屋台もありますが、テーブルと椅子を歩道に並べ、車の荷台に直結した厨房で堂々と営業している屋台もあちこちで見かけます。このおばさんの屋台は、交差点の歩道を占拠し、材料を入れる度に中華鍋からは豪快に炎が吹き上がり、食器の洗い水は地面に撒き散らし。。。いやはや大変なバイタリティです。お客さんもちっとも気にしていないのか、歩道の椅子に悠然と座りヌードルか何かを美味しそうに食べています。タイは実に大らかな国です。



私がバンコクに着いた翌日は未だお正月から続いた日曜日だったので殆どのお店がお休みでした。チャイナタウンの通りを端から端まで歩いたのですが、めぼしいお店は総てシャッターを下ろしていてつまんない。。。結局、どこをどう歩いたのかは分かりませんが、大きな駅の前に辿りつきました。どうやらバンコク中央(ファランポーン)駅のようです。このあたりは近くに高い建物がないせいか、結構遠くまで見張らせます。駅前を走る『ラーマW世通り』を東に進めばバンコクの繁華街に出るのですが、この分では未だ何処もお正月休みでしょうから今日のところはホテルに戻ることにします。結構歩いたものですっかり日焼けをしてしまいました。排気ガスもたっぷり浴びたし、ホテルに帰ってシャワーで汗にまみれた体をキレイキレイしましょう。その後でクロスタービールをキュッ。。。



私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。

(赤) タイ: THAI RED WINE

特に解説はありません。タイ語の解説があったとしても全く意味は理解できなかったでしょうけど。。。

このワインはどこのお店でも見られる非常にポピュラーな銘柄です。特に、スーパーのお酒のコーナーには大量に並んでいます。細長いボトルに入っていて、中味は625mlです(と思います)。お値段も300円チョイですから安いといえば安いのですが、タイの一般的な庶民の方にとっては高級な飲み物に違いはありません。

このワインはどうも苦手です。値段が安いので仕方ありませんが、とにかく独特の甘さが舌を刺激してなかなか飲めません。タイの方々は甘いものがお好きなようですが、お菓子はともかくワインに関しては余計な味はつけないようにした方がいいのではないかと思います。。。













戻る