南町田・グランベリーモール Precce





アメリカは車社会のためか、どこに行っても幹線道路の傍に大規模なショッピング・センターが作られています。日本では殆どの家庭がマイカーを所有しているものの、交通渋滞とか駐車場の狭さなどが原因してか、なかなかこういった郊外型ショッピング・センターは普及していませんでした。最近都内でも立て続けに本格的なショッピング・センターがオープンしていますが、どこも電車でのアクセスを重視しているようです。お台場のヴィーナスフォート、みなとみらい21の横浜ワールドポーターズ、船橋のららぽーとなど、車でも行けますがどこも駅に隣接しています。これが日本型巨大ショッピング・センターの特徴ですね。



4月21日にオープンした南町田のグランベリー・モールは、東名高速の横浜インターにも近く、国道16号線や246号線も直ぐ近くを通っています。車でのアクセスも抜群ですが、モールの入り口が田園都市線の南町田駅に直結していますので、電車を利用してもすこぶる便利です。早速オープン翌日に行ってみます。日本人はこういったオープニング・セールが大好きなのか、押すな押すなとまではいきませんがモール内は大変な混雑です。モールの入口の直ぐ左手には、大きなスーパーマーケットがあります。Precceとはこのスーパーの名前のようです。入ってみましょう。



最近オープンしたモールは、競って若い人達に人気のあるお店を揃えています。クイーンアリスは麻布にある有名なレストランで、私も一度結婚式に招かれて行ったことがありますが、お料理もデザートもなかなかのものでした。そのクイーンアリス・レストランがグランベリー・モールにも出店し人気を集めています。私も試してみたのですが、KIHACHIほどは今風の味ではないように思えましたが、甘さを控えた大人の味でなかなかに美味しかったです。



ところで、お目当てのワイン売り場はお店の一番奥というか、反対側の入口の直ぐ横にあります。もちょっと規模が大きかったらなあ。。。と思いますが、それでも日常飲むには充分な種類のワインが揃っています。どれどれ。。。

モールの直ぐ右手には、輸入食品を扱っているカルディ・コーヒーファームのお店があります。店内狭しと積み上げられた輸入食品に混じって、コーヒーの挽き売りコーナーがあります。カルディのコーヒーはとても風味が良く、一度飲むとなかなか他のブランドに代えられません。この日はオープン記念ということで、殆どのコーヒーが半額サービスで売られていました。そうなると普段なかなか買えない高価なコーヒーを求めるのが人情というものでしょう。という訳でジャマイカ・コーヒーをゲット。。。



ところで、南町田のグランベリー・モールよりも一足早く、かの田園調布にも東急スクエア・ガーデンサイトがオープンしました。地下に潜った田園調布駅の代わりに、地上部分に2階建てのショッピング・センターが出来た訳です。勿論、南町田と比べますと規模の点では比較になりませんが、1階の半分のスペースを占めてスーパーマーケットのPrecceが入っています。残念ながら、このPrecceにはお酒類は売られていません。ですが、さすがに庶民にとって憧れの田園調布!お店の品々はなかなかに高級で、お買い物の方もそこはかとなくハイソな感じです。今まで田園調布には、住宅地の割にこういった日常のお買い物ができるお店が少なく、東口に小さな商店街はあるにしても住民の方は結構不自由されていたのではないかと思います。これでPrecceにもお酒が置かれるようになったらいいのですけどね。それとも田園調布ではお酒の販売を控えているのでしょうか?



ところで、このPrecceには自社開発の牛乳を売っています。成城石井の牛乳と同様に、このプレッセ牛乳も低温殺菌が特徴です。成城石井の殺菌温度ほどは低くありませんが、やはり普通の牛乳に比べるとマイルドで自然な美味しさがあります。



この東急スクエア・ガーデンサイトの2階通路に面して、『Dolce MariRisa』というケーキ喫茶店があります。常時16種類の自家製ケーキを揃え、中でもタルト(タルトって何?)は個性豊かで深みのある絶品の味だそうです。最近の喫茶店は、歩道までテーブルを並べ外の空気に触れながらコーヒーを楽しむというフレンチ・スタイルが流行っています。『それじゃぁ、埃を被るだけじゃないかぁ。。。』というのは野暮な話です。埃も味のうち。。。とまでは言いませんが、道行く人をぼんやりと眺めながらコーヒーをすするのもまたいいものです。このお店でも2階通路にテーブルを出していて、ちょっとしたアウトドアの雰囲気を味わいながらティータイムを楽しむことができます。田園調布の緑濃い街並みを眺めながら。。。とまではいきませんが、爽やかに吹き抜ける風を頬に感じながら暫しゆったりとした気分で過ごすことは精神衛生上もいいことです。田園調布の新しいスポットですね。



私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。

(赤) フランス: J. J. MORTIER SAINT-EMILION (1997)

『ジェ・ジェ・モルチェ サン・テミリオン』は、ボルドーの5大地区のひとつ、サン・テミリオン地区産のミディアムボディの赤ワインです。独特の力強いコクと深みのある色を持つワインです。赤身の肉(牛)のステーキにぴったりです。

ボルドーの残りの4大地区とは、Medoc(メドック)、Graves(グラーヴ)、Sauternes(ソーテルヌ)、Pomerol(ポムロール)だそうです。この赤ワインは一応AOCのランク付けがなされていますが、ちなみにボルドーにはAOCが名乗れる地域は全部で21あるとのことです。ボルドーの5大地区のワインは、銘柄によって1級から5級まで格付けされていて、更にその下のブルジョワ級まで含めますと全部で6段階あります。さてこのワインはどのランクになるのでしょうか?

ボルドーのサン・テミリオン地区といえば高級な赤ワインの産地として知られていますが、勿論全てが全て特級品という訳ではありません。相撲社会における厳然たる序列のように、それこそピンからキリまであるのです。そうは言ってもサン・テミリオン!とても期待して赤身のお魚(今が旬の鰹)と一緒に頂いてみたのですが、これが結構合う!ということは、この赤ワイン。。。かなり軽い感じで渋味もマイルドなようです。でもこのワインを造られた方は、まさか東洋の果てで鰹のタタキと一緒に飲まれるとは夢にも思わなかったでしょうね。。。







(白) チリ: CANEPA CHILEAN NOUVEAU 2000 WHITE (2000)

『カネパ チリ ヌーヴォー 2000 (白)』は、柑橘系の香り豊かな、フルーティで爽やかなチリの新酒です。食前酒として、またオードブルや魚介類に合わせてお楽しみ下さい。辛口の白ワインで爽やかな酸味があります。

主要なワイン生産国が連なる北半球とは逆に、南半球の国の収穫の秋は年初となります。今まではこのことは大した意味は持たなかったのですが、2000年の今年はこれらの国々のワイン生産者にとっては大分メリットになっているようです。何しろ北半球の国々がどんなに頑張っても、2000年産の最初のワインが出来上がるのはこの秋ということになりますからね。

ちょっと若過ぎたかもしれません。かなり刺激が強く、スイスイとは飲めません。もちょっと落ち着かせてから頂こうと一日置いて飲んだのですが、あまり状態は変りませんでした。ま、ヌーボーということで善しとしましょう。。。





(白) フランス: BORDEAUX SUPERIEUR (1998)

『ジェ・ジェ・モルチェ ボルドー・シューペリュール・ブラン』は、普通のボルドーよりも更に厳しい規制をクリアーしたワンランク上の中甘口の白ワインです。適度な甘味と程よい苦みが心地よく、果物と良くマッチします。良く冷やしてお召し上がり下さい。

最近、ボルドーの白に嵌まりつつあります。今まではボルドーといえば赤しか飲まなかったのですが、白も赤に負けず劣らず素晴らしい味をしていることに気がついたのです。本物の白というか、甘さは殆どなく、かといって結構複雑で奥深い味をしています。お料理との相性もいいので、大抵の日本食に合います。でも、可能ならばチーズやハムなんかと一緒に頂きたいものですけど。。。

私が今までに飲んだボルドーの白ワインは殆どが辛口のドライタイプでした。じゃによって、ボルドーの白は辛口と決めつけていたのですが、この白ですっかり見方が変わりました。解説にもあるのですが、この白にはほのかな甘味があります。フルーティで少し酸味のある甘さといえばモーゼルの白が代表格ですね。このボルドーの白にはフルーティな甘さはありませんが、その代わりに何とも言えない位に上品でほのかな甘さが感じられます。ベタベタした甘さでないので、和風のお料理にも良く合います。最近、『母の日にワインを贈ろう!』という宣伝文句を広告チラシなどで見かけますが、普段お酒を召し上がらないお母さんにはなかなかワインは馴染めないものです(勿論、お父様にも負けない位お酒を召し上がるお母さんもいらっしゃいますが)。そういう昔風のお母さんには、このようなワインがピッタリと思います。













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