川崎・川崎西武百貨店



JR川崎駅のまわりは一変しました。昔の駅ビルは狭くお世辞にもきれいとは言えなかったのですが、今ではコンコースの広さと豪華さでは全国のJR駅舎の中でも屈指でしょう。開閉式のガラス屋根は秋など、開くととても気持ちがよく、まるで外国に行ったような感じがします。駅前には地下街としては首都圏でも有数の規模を誇る『アゼリア』があります。また、日航ホテルの中とか、岡田屋モアーズとかにも有名レストランが多く出店していて、食べる楽しみがあります。反面、昔の駅ビルにあったカレー屋さんなどはいつのまにか無くなってしまい残念です。川崎駅前には、京浜急行の高架線路を挟んで、さいか屋とか大きなアーケード商店街、チネチッタなどがあっていつも賑わっています。

駅の右手には西武百貨店と丸井が向かい合って並んでいます。西武百貨店の地下には以前は大きなフィッシュ・マーケットと軽く飲めるテーブル席があったのですが、今は食料品やワインなどの売り場になっています。ここのワイン売り場はなかなか充実していて、良い銘柄のワインを揃えています。安いワインもそれなりに、高いワインもちゃんとあります。幾つか気に入ったワインが見つかったのですが、結局一本だけにしました。買ったワインが高すぎて他のワインまでは手が回らなかったのです。川崎西武百貨店のワインのレベルの高さは都内の有名店にも引けをとりません。川崎にお買い物にこられた方とか駅前にお勤め先のある方などは是非寄られてみると良いと思います。

私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。

(赤) オレゴン: OREGON PINOT NOIR (1995)

ラベルには紹介文は何も書かれていませんでしたが、一枚の手紙が添えられていました。他人の手紙の内容など公開すべきことではありませんが、敢えて次にお見せしたいと思います。





ヒラリー・クリントン大統領夫人も絶賛した
アメリカ合衆国オレゴン州産赤ワイン『PINOT NOIR』















ヒラリー・クリントン米国大統領夫人の感謝状


この手紙はヒラリー・クリントン夫人からドルーアン・オレゴン社の工場長へ送られたものです。

ハッチャー様

2月7日 ホワイトハウス



ドメーヌ・ドルーアン・オレゴン94年ワインは、ホワイトハウスで開催したオランダの首相を迎えての午餐会とフランス大統領シラク氏ご夫妻の公式晩餐会でのメニューに素晴らしい花を添えることとなりました。オレゴンワインのこのような素晴らしい作品を提供できたことはうれしいことです。

同封の写真、メニューはその時のものです。今後またホワイトハウスの行事にドルーアン・オレゴンに出会えることを楽しみにしています。

敬具



ヒラリー・ロッドハム・クリントン



このワインのお値段は私のモットーである2,000円以内という基準をはるかに超えています。お友達へのプレゼント用に買った『ドンペリ』の白に次ぐお値段です。しかしながら、このたぐい稀なる赤ワインには3つのキーワードがあります。『Oregon』と『PINOT NOIR』それに、クリントン大統領夫人の『Hillary』さんです。おまけに、ホワイトハウスのマークが付けられたヒラリー夫人の手紙まで添えられていたのでは買わざるを得ません。ヒラリー夫人が晩餐会で飲まれたピノノワールは94年でしたが、これは95年で造られた年は違いますが、まさかホワイトハウスで出されたと同じものを頂いてはバチがあたります。庶民にはこれで十分です。さあ、至福の時を過ごしましょう。

今までに練習でピノ・ノワール種のワインを飲んできましたがいよいよ本番です。先ず慎重にコルク栓を抜きます。いいワインのコルクは柔らかく、なんの抵抗も無しにすーーーと抜けますが、このワインも殆ど力を入れることなくあっさり抜けました。コルク自体が十分に湿っていて非常に柔らかかったのは保管に気を遣ってきた賜物でしょうか。グラスに少量を注いで色と香りを確かめます。色はロゼよりは濃いのですが、フルボディの赤よりは明るめです。ゆっくりとグラスを回すと、不思議なことに味噌蔵のかすかな匂いがします。少し口に含んでみますと、非常にまろやかでありながら豊かな渋味が感じられ、そのまますーーーと喉に吸い込まれていきます。明らかに今までのピノ・ノワールとは異なります。本格的な赤でありながら非常に飲みやすいワインです。普段はボトル1本飲んでしまうと、何もしたくなくなりますが今回は夜風を求めて外出してしまいました。素晴らしいワインといっていいでしょう。











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