バロセロナ・7 PORTES





シエテ・ポルタス

『シエテ・ポルタス』とは、スペイン語で『7つの扉』という意味です。その名の通り、このレストランには7つの扉があり、国の指定建築物となっています。比較的お値段が安い上に、本格的なカタルーニャ料理が食べられるとあって、お店はいつもバロセロナっ子で賑わっています。特に米料理が有名で、パエリアやイカ墨ご飯がお勧めです。また、是非試して頂きたいのがカタルーニャ版ブイヤベースとも云うべきサルスエラです。ちょっと高いですけど、ボリュームたっぷりですので2人で食べるとちょうどよいでしょう。デザートには、カタルーニャ風プリンやクレマ・カタラナがお勧めです。


シエテ・ポルタスの最寄の地下鉄駅は、4号線のバルセロネータ駅です。階段を上って地上に出ますと、あたりは暗く、しかも人通りは殆どありません。キョワイ。。。方角もまるで分からずキョロキョロしていますと、向こうから4−5人連れの若者が歩いてきます。『スミマセーーーン!』と声をかけますと、有難いことに近寄ってきてくれます。暗いので地図を見せても文字がよく読み取れません。地図の下を指差して、『海岸はどっちですか?』と訊いてみます。シエテ・ポルタスは海岸と反対方向ですので、とりあえず方角は確定します。『あっちー』。。。と教えられた反対の方角に歩きます。直ぐに大通りに出会いました。地図上にある道路の形と実際の通りを当てはめてなおも歩きますと、交差点の角に古めかしい建物が見えます。何だかやけに扉が多いようです。建物に沿ってぐるっと回りますと、入り口と思われる扉の前に何人かの人達が並んでいます。この建物がシエテ・ポルタスのようです。

このお店では、順番待ちの人達は入り口のところに並んでいなければなりません。ウエイターの方が時折顔を出しますので、その時に予約簿に名前を書き込んでもらう訳です。後は自分の名前が呼ばれるまで、ひたすら表で待ち続けなければなりません。ふと地面を見ますと、石畳の間にこのお店の名前を刻んだプレートが敷かれています。ふーーーん、さすがに有名なお店は違いますね。どうでもいいですけど、さっきから耳元を蚊がかすめます。半袖ですので蚊に対しては全くの無防備です。昨年、マルセイユで蚊に刺され、しつこい痒みに音を上げたことを思い出します。手で蚊を追い払いながら列に並んでいるのですが、なかなか私の順番がきません。早く中に入れて下さーーーい!



20分ほど蚊と格闘しているうちに、ようやっと私の順番が回ってきました。二重になった扉を開け、蚊が入り込まないように注意しながらお店の中に入ります。もう10時を回っているのに店内はお客さんで一杯です。でも思ったより広くないですね。



大分時間をロスしてあんまりゆっくりもできませんので、全部のお料理をまとめて注文します。何しろお腹はペコペコのペコちゃんです。前菜(何だったっけ?)、サラダ、お魚のフライ、煮込み、おっと忘れてはイケマセン!パエリアも。。。飲み物は?喉がカラカラですので、最初にちゅめたいセルベッソ!次に。。。とワインリストを見ましたら、このお店オリジナルのワインがあるようです。それも、カヴァに白に赤。。。これは全部飲むしかないですね!でもいくらなんでもそんなに飲める訳はありません。おんや、よーーーくメニューを見ましたら、ハーフボトルでも頼めるようです。ならばと思い、『カヴァと白と赤をハーフで3本下さーーーい!』。。。

先ずはセルベッソをキューーーッ。。。おいぴい!ふと隣のテーブルを見ますと、あれがサルスエラ(カタルーニャ版ブイヤベース)でしょうか、濃厚な魚介類のスープが大きなポットに入って置かれています。早速ウエイターさんに、『あれ頂戴!』と追加注文を出します。外の蒸し暑さとは別世界の涼しさで食欲も大いに刺激されます。うーーーん、このセルベッソは超美味しいですね!



旅行中はどうしても野菜不足になりますので、このような素朴な盛り付けのサラダでも貴重なビタミン源になります。



もちょっと美しく盛り付け出来ませんかねぇ。。。


テーブルに並べられたお料理を片っ端から食べ、カヴァに白に赤ワインをガブガブ飲んでいたら(何しろまとめて頼んだもので一度に出て来た。。。)、お待ちかねのスープが運ばれてきました。バロセロナのサルスエラ(?)は、マルセイユのブイヤベースのように具沢山でなく、お魚の濃厚なスープになっています。でも、これが美味しいの何の。。。



どのお料理も美味しかったのですが、極めつけはこれ、これ,これですよ!イカ墨のパエリアです!グラナダでもイカ墨のパエリアを頂きましたが、さすがに見た目も味も月とスッポン!これ以上の黒はないと思えるような艶々したイカ墨の色です。恐らくたっぷりのオリーブ油を使って料理しているのでしょうけど、食べてみて全く油っこさがないのです。それに、この濃密な味がまた赤ワインに合うこと合うこと。。。



見よ!この黒光りするイカ墨ご飯とパエリア鍋の輝きを!


とかなんとかいっているうちに、もう12時を過ぎてしまいました。外に出ますと、人通りは更に少なくなってきました。もう地下鉄では帰れません。昼間ならホテルまで歩いて帰れないこともないのですが、深夜では無謀です。運良くタクシーを拾ってランブラス通りにあるホテルに戻りましたら、日曜の深夜にもかかわらず通りは人で溢れていました。そんなら、BARにでも寄っていこうか。。。という元気はもう残っていませんでした。



これで夜中の1時ですよ!明け方までこんな賑わいなのでしょうね。


グラナダからの長ーーーい1日がやっと終わりました。明日も連泊ですから、今夜はゆっくり眠れます。明日は何処に行きましょうかね?

私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。

(カヴァ) スペイン: RESTAURANT SET-PORTES CAVA

特に解説はありません。

パリのトゥール・ダルジャンにもお店の名前を付けたシャンパンがありましたが、やはりこういう特別なワインは飲んでみて気分が違いますね。

まあ、味はそこそこといったところでしょうか。やはりセルベッソの後にカヴァを飲むものではありません。屋上に屋根を架すようなもので、せっかくのカヴァの味が台無しになってしまいます。まあ、これも3種類のラベルをゲットするためです。我慢、我慢。。。



ラベルには店内の様子が描かれています。私が座った席から眺めた感じです。


(白) スペイン: RESTAURANT 7 PORTES VI BLANC COLLITA (1999)

特に解説はありません。

お魚料理が多かったので、白が合うかなと思ったのですが。。。

ちょっと酸味が強かったですね。やはりカヴァの後に白を飲むものではありません。屋上に屋根を架すようなもので、せっかくの白の味が薄れてしまいます。まあ、これも3種類のラベルをゲットするためです。我慢、我慢。。。



(赤) スペイン: RESTAURANT 7 PORTES VI NEGRO COLLITA (1999)

特に解説はありません。

お魚料理が多かったので、赤は合わないかなと思ったのですが。。。

この赤は美味しかったです。お料理が思ったよりも濃密な味でしたので、むしろ赤で良かったのかもしれません。













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