バロセロナ・EL CORTE INGLES
地下鉄カタルーニャ駅の真上はカタルーニャ広場になっています。ここは東京で言えば銀座と新宿と渋谷を併せたような感じのバロセロナ随一の賑やかな広場です。この広場から幾つもの大通りが延びていて、その中のひとつがランブラス大通りです。この広場を取り囲むようにして高級デパートや専門店やオフィスビルが立ち並んでいます。広場に面して威容を誇るのがバロセロナでも有数のデパートである『エル・コルテ・イングレス』です。高級品志向の巨大デパートですが、地下にはスーパーマーケットも併設しています。スペインでは観光地ばかり回っていましたので、デパートの中がどんな様子になっているのか興味のあるところです。折角ですから入ってみましょう。
どこの国でもデパートの1階は高級婦人用品の売り場になっていますが、ここエル・コルテ・イングレスも例外ではありません。広々とした店内にはお化粧品やブランドもののバッグなどが溢れています。でも、私の関心は地下にあるスーパーマーケットです。エスカレーターで地階に下りていきます。うーーーん、さすがに高級デパートだけあってどれも高級感溢れる品物ばかりです。スーパー形式とはいっても、肉やチーズの売り場では注文に応じてカットしてくれたりします。肉のショーケースには生ハムがずらりと吊るされています。チーズの売り場にはフランス人も驚くような多種多様な種類のチーズが並んでいます。どちらもお酒の好きな人にはたまりませんね。これでワインがなければ猫に小判、豚に真珠です。えーーーと、ワイン売り場は何処でしょうね?
肉の売り場にカメラを向けたら皆さんでポーズをとってくれました。チーズ売り場では『ハイ、チーズ』と言ってもダメでした。(ちなみに店内は撮影禁止です)
店内の中央にワイン売り場がありました。日本でもお馴染みの手頃なお値段のものから、鍵付きのケースに入った高級なものまで凄い数のワインが並んでいます。さすがにワインの本場ですね。おや、グラナダのパラドールで頂いたワインもあります(ここをご覧下さい)。あれは超美味しかったなぁ。。。買いたいなぁ。。。とは思いましたが、もう私のバッグはスペイン各地で買い込んだワインでパンパンです。お値段はすごく安かったのですが諦めましょう。。。とと、鍵付きのケースを覗き込みましたら、何と憧れのウニコのワインが。。。しかも3種類並んでいるのです。さすがにスペインで有数の高級ワインのことはあります。棚に並んでいるワインのお値段とは桁が一つ違いますねぇ。暫く思い悩んだ末に、遂に買う決心をしました。私が今までに買った中で一番高価なワインです。うやうやしく木箱にでも入れて厳重に梱包してくれるのかと思いましたら、店員さんはケースの鍵を開けて『ハイ、コレ。。。』と、ウニコのワインを無造作に私の買い物篭の中に放り込みます。『ひえ〜〜〜、大事に扱ってよぉ。。。』。結局、私の宝物となったウニコのワインはスーパーマーケットのポリ袋に入れられてホテルへ向かいましたとさ。。。
ホテルに戻っても、未だディナーまでには時間があります。ホテルから直ぐ近くにあるサン・ジュセップ市場に行ってみましょう。
バロセロナっ子の胃袋 サン・ジュセップ市場
スペインはヨーロッパの中でも生鮮食料品の流通システムが最も進んでいる国ですが、バロセロナはその中でもトップクラスにあります。ランブラス大通りの真ん中より少しカタルーニャ広場寄りにあるサン・ジュセップ市場は、バロセロナ市内で最もスケールが大きく、しかも進んだ流通システムのおかげで何でも新鮮なバロセロナっ子の自慢の市場です。朝10時頃から午後1時過ぎまでがピークの時間帯で、昼休みを挟んで夜8時頃まで賑わっています。見たこともないような果物や魚介類が一杯で、スペイン人の食への貪欲さが一目瞭然です。新鮮な野菜や果物を買って旅先で不足しがちなビタミン類をここで一気に補給するのも良いでしょう。冬から春にかけてはオレンジ、夏はメロン、夏から冬までは梨や葡萄など、その味はまさに地中海の自然の賜物です。お手製サンドイッチ用に名物のハモンセラーノ(生ハム)もついでに仕入れてみては如何でしょうか?1kgの単位になっていますが、100gから売ってくれます。『エスト、シェングラモス、ポルファボール(これ100g下さい)』と言えばいいのです。買い物が特になくても、肉屋さんの天井からぶら下がった豚の頭の塩漬けや、さまざまな野鳥や、皮を剥かれたウサギなど、珍しい食品が一杯で退屈することはありません。
市場内は整然とした区画になっていて、ありとあらゆる食品が並んでいます。ピクルスの専門店というのも珍しいですね。ワインもちゃんと置いてありますけど。。。
ハム専門のお店もあります。もちろん天井からは大きな生ハムの塊がぶら下がっています。こんなにデカイ塊を買う人がいるのでしょうか?
肉屋さんにもいろいろあって、臓物系のお店では日本ではあんまり見かけないような内臓とか頭とか足とかが並んでいます。中でも、山羊か何かの頭の皮を剥いでそのままの格好で売られているのにはビックリします。ひよーーーっ、どうやって料理するのでしょうね?
山羊さん、こっちを見ないで!
地球の歩き方によりますと、この市場の中に評判のシーフード・レストランがあるそうです。でも、市場中を歩き回っても目指すレストランは見つかりません。殆ど諦めかけた頃に、市場の裏の片隅にボロッチイ感じのレストランのような建物を見つけました。こんなとこーーー。。。とは思いましたが、表のメニューを見ますと確かにこのレストランに間違いないようです。中に入ってみましょう。
ガルドゥーニャ
サン・ジュセップ市場の一番奥にあり、お昼時は並ぶほど込み合っています。市場内にあるだけあって、新鮮な魚介類を使った料理が手頃なお値段で食べられます。庶民的な雰囲気ですので1人でも気軽に入れます。
お店の入り口に立ってみますと、床は何とガラス張りになっています。その下は砂が敷き詰められていて、おシャレにもお店の名前とかお魚とか蟹とかが描かれています。なかなか楽しいデコレーションです。でも、このお店はレストランというよりかは、ちょっとした軽いお食事と飲み物を楽しむスナックのような感じです。入口近くにはBARのようなカウンターがあり、足の長い椅子が置いてあります(私の足は床に届きませんでした。。。)。
カウンターの上にはちょっとしたお魚系のお惣菜があって、ビールのおつまみにピッタリです。これからディナーですが、その前にちょっと小腹に入れておきましょう。
さて、これからスペインで最後のディナーを頂きます。何処に行きましょうかね?いろいろ食べ足りないお料理もありますが(←未だ食べる気か!)、地球の歩き方でお勧めの『クアトラ・ガッツ』で締めくくりたいと思います。楽ひみ、楽ひみっ。。。
私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。
- (赤) スペイン: VEGA-SICILIA "UNICO" (1981)
- 1981年のウニコですが、特に解説はありません。
憧れのウニコのワインです。何にも解説がないのは寂しいので、インターネットで調べてみましたら次のようなコメントがありました。
VEGA-SICILIA
A legendary name in the history of Spanish wine, the Vega Sicilia brand has achieved a national and international reputation. Founded in 1864 by Eloy Lecanda Chaves, the bodega has since passed through the hands of various owners until coming into the current possession of the Alvarez family. The vineyards lie on land known as 'Pago de la Vega Cecilia y Carrascal (area of the Santa Cecilia and Carrascal plain). Following a number of simplifications and a little phonetic development, it acquired its present name. Around 250 hectares of its own vineyards and 5000 barrels provide the basis for producing some 300,000 bottles per year of highly sought-after wine which fetches very good prices. Given the recognition achieved by the Vega Sicilia brand, being a costumer of the bodega is an extraordinary privilege.
UNICO
This Special Reserva is the best blend of select vintages produced only once or twice a decade. Black cherry-red with an elegant, delicate spicy bouquet and silky smoothness, it leaves an unsurpassable impression on the palate. It has hints of hazelnut typical of long cask ageing and the structure of a wine made with a prolonged maceration on the skins: fine colour and ripe, mature tannins.
このワインはそう簡単には飲めませんねぇ。感想が書けるのは何時になるのでしょうか?
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