バロセロナ・4 CATS
クアトラ・ガッツ
『4匹の猫』という名前のこのお店は、パリのキャバレー『黒猫』に倣って1897年に開店しました。19世紀末を代表するバロセロナの芸術家たちがこのお店に集まり、若き日のピカソもその中の一人でした。お店のメニューやポスターなどのデザインも彼が手掛けました。クアトラ・ガッツはその後閉店しましたが、最近になって再オープンし、内装も当時のまま再現して世紀末のバロセロナの雰囲気を今に伝えています。入って手前がカフェ、奥がレストランになっています。
クアトラ・ガッツはバロセロナでも由緒あるレストランなのですが、お店は賑やかなショッピング・ストリートから少し横道に入った裏通りにあります。カタルーニャ広場に近いので、広場から行った方が早く見付かるかもしれません。お店の入口は格式あるパリのレストランのように重厚な雰囲気で、入るのにちょっと躊躇します。そのせいか、入口の横に張り出してある張り紙を覆い被さるようにして長いことチェックする人が多いようです。そういう訳で、『4CATS』の文字を入れて入口の写真を撮るのはなかなか忍耐が要ります。
お店は夜の部が始まったばかりなのか、レストラン席のテーブルには空席が目立ちます。部屋の真中は吹き抜けになっていて、両脇にバルコニーのような格好で2階席があります。1階席に座りますと、ちょうど中庭で食事しているような雰囲気です。珍しい建物ですね。壁にはこのお店を訪れたであろう有名人の写真とか新聞の切り抜きとかが至る所に飾られています。ピアノなんかも置いてあって、雰囲気のある音楽が聴けそうです。おっと、早いとこオーダーをしなくっちゃあね。
正面に向かって左右が2階席になっています。
さきほどサン・ジュセップ市場のBARで小腹を膨らませてきたせいか、昨晩のような猛烈な食欲はありません。それに、パエリアのようなお馴染みのメニューが見当たりませんね。メニューを見て適当に頼んだら、何だかドイツでビールのおつまみにするようなお料理が出てきました。あんまりバロセロナチックではありませんね。ワインは結構美味しかったのですけど。。。
そのうちに段々とお客さんが増えてきて、2階席のテーブルまで一杯になりました。見たところ観光客と思しきグループが多いようです。やっぱし、バロセロナっ子が普段行くような下町のレストランを選んだ方が良かったかもね。
帰りに入口近くの壁を見ましたら、外国の有名人か誰かの写真が大きく張り出されていました。日本でも、歌手とか文化人の署名入り写真を壁にベタベタと貼り付けている飲み屋さんなんかがありますが、それもある程度の節操が必要ですね。ところで、この人は誰なんでしょうね?女王様?それとも女優さん?
今日も朝から結構歩きましたし、明日は朝10時の飛行機に乗らなければなりません。スペイン最後の夜ですから後で後悔しないようにもっと飲みまくりたいのですが、寝坊して飛行機に乗り遅れたら一大事です。まだバロセロナの夜は始まったばかりだというのに、ホテルに帰って早めに休むことにします。でも、ホテルの近くに立ち並ぶBARはバロセロナの夜を謳歌する人々で溢れています。もう一杯セルベッソを飲みたいなぁ。。。
私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。
- (赤) スペイン: MONT-MARCAL (1999)
- Ha puesto todo su empeno y los medios tecnicos necesarios para conseguir una kinea de productos de alta calidad que satisfaga las exigencias del publico cada vez mas experto y que dia a dia deposita en nosotros su confianza. Como muestra de correspondencia a esta fidelidad lea ofrecemos este vino, que tras su cuidada elaboracion ofrece un aspecto, aroma y bouquet que lo caracterizan. Variedades: Cabernet Sauvignon y Tempranillo.
(このワインのHPはここをご覧下さい)
このワインはバロセロナ近郊で造られたようです。スペインで最後のディナーなので、手持ちのお金をパアーーーッと使って豪勢に楽しもうと思ったのですが、結局1420ペセタのこのワインに落ち着きました。バロセロナでも一流のレストランでワインが一本800円とは驚きです。。。
さすがに行き届いたサービスのレストランです。赤ワインですので、室温近くの絶妙の温度で供されます。これが冷た過ぎても、温る過ぎてもイケマセン。この温度でないと香りも味もダメになってしまうのです。赤ワイン特有の柔らかな味わい。。。素晴らしいですね。
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