自由が丘・ワインパーティ2000





いよいよ秋本番、ワインの美味しい季節の到来です。

そんなことで、当社特別企画『ワインパーティ2000』を行います。30種以上のワインがテイスティング出来ます。なかなかワインの飲み比べって出来ないですよね。是非この機会に楽しんで下さい。また、一度は飲んでみたいグランヴァンをタイムサービスでお楽しみ頂きます。更に、『ミレニアムシャンパンマグナム テタンジュ2000』等、抽選にて豪華商品が当たります。お誘い合わせの上、ご来場をお待ちしております。


今年の女神祭りで、ワインコーナーに置いてあったチラシにこのような予告が掲載されていました。ワインの試飲会は土曜日の夜とか日曜日の午後に行われるのが普通ですが、今回の試飲会は木曜日の午後2時開始とあります。当然、会社勤めの方々には参加しづらい時間帯です。どうしまひょうね?休むしかないですね!という訳で、理由は伏せて休暇をとります。いい年をして上司に、『あのぉ、ワインの試飲会に出たいんで明日休みたいのですけどぉ。。。』なんてこと言える訳はないですもんね。。。

パンフレットによりますと、試飲会は午後2時に始まり、お開きは夜8時とのことです。なんぼなんでも6時間もテイスティングを続けることはできません。そんなにいたら、急性アルコール中毒で救急車のお世話になってしまいます。まあ、せいぜい2時間が限度かな?と思ってグランヴァンの銘柄とテイスティングの予定時刻をチェックしてみます(この他に、パンフレットにはありませんでしたが、19:30にもグランヴァンが用意されていました)。

15:00 Richebourg(リシュブール 1992年 フランス) 
ヴォーヌ・ロマネ地区のグランクリュです。力があって芳香に満ち、ブルゴーニュの代表的な存在です。

16:30 Chateau Latour(シャトー・ラトゥール 1988年 フランス)
ポイヤック村にあるボルドー5大シャトーのひとつです。とても深い色で、古典的なカベルネの香りがします。密度の高い果実味とタンニンが特徴です。

17:30 Tondonia Gran Reserva(トンドニア・グランレゼルヴァ 1954年 スペイン)
ベガ・シシリア社と並び、伝統的な造りの長熟成のワインです。46年の歳月が物語るものは何でしょうか?

18:00 Chateau Margoux(シャトー・マルゴー 1994年 フランス)
マルゴー村にあるボルドー5大シャトーのひとつです。1994年は難しい年にもかかわらず、洗練された育ちの良さを感じさせます。

これで計算しますと(見ただけで子供でも分かる!)、4時過ぎに会場に着いて6時過ぎに帰るのが最も効果的ということになります。リシュブールもいいのでしょうけど、ラトゥールとマルゴーは外せません。それに、46年物のスペインのワインってどんな味がするのかも大いに興味のあるところです。さて、それまではどうしまひょうかね?空腹で行ってパンとチーズをガツガツ食べるのも節操がないので、何か小腹に入れていくことにします。最近見つけたお気に入りの回転寿司店に行って、小腹どころかお腹がパンパンになるまでお寿司を食べてしまいます。ウーーーッ、苦しい。。。

先日の日野屋さんの試飲会ではお客さんが少なかったのでどうかなと思いましたが、会場となる自由が丘会館のホールには20人位のおじさん・おばさん・おばあさんが詰め掛けていて結構な盛況ぶりです。どうも見たところ、ワインを出展しているのは三笠屋さんだけでなく、取引のある業者さんもいらっしゃるようです。パンフレットにあった30種どころではなく、どう見ても50種以上のワインが並んでいそうです。ただ、比較的低価格のワインが多そうで、私も飲んだことのある銘柄が結構ありました。なるべく飲んだことのない銘柄を選んで回ったのですが、30種類ほどテイスティングするのがやっとでした(←そんだけ飲んだら十分でしょう)。

時間が経つに従って段々と年配の方が減っていき、代わりにお勤め帰りと思しき若い方々が増えてきます。グランクリュのテイスティング開始時刻が近づいてきますと、皆さん中央のテーブルの周りに集まってきます。おごそかに最初の(実際は2番目の)グランクリュのシャトー・ラトゥールが開けられ、用意されたグラスに順次注がれますと、皆さん目を皿のようにしてどれが一番量が多いのか目星をつけます。何しろ、750ccのワインを30杯以上のグラスに注ぎ分けるのですから注ぎ手もなかなか大変です。フライング気味の方もいらっしゃいましたが、どうにか皆さんグラスが行き渡ったようです。でも、マルゴーを取りそこなって、『私にもちょうだーーーい!』とグラスを振りかざしていたおじさんもいたことはいたのですが。。。

グラスを手にするなり勝手に飲みだす人もいますが、テイスティングに講釈はつきものです。キラ星の如くに美しい言葉をちりばめ、どこかのワインショップの若旦那風のおじさんが講評をします。シャトー・ラトゥールは、やはりボルドーの第一級格付けの銘柄だけあって、10年以上の熟成が必要だそうです。これは1988年産ですから、丁度今年あたりから飲み頃になってきているとのこと。あこがれのシャトー・ラトゥール!でも、量が少なかったせいか、何時も飲んでいる千円ワインとそんなに味が変わらないように思えたのは何故。。。次のグラン・クリュはスペインの46年物の超ヴィンテージワインです。長い年月を物語るように、ボトルは汚れ、ラベルはボロボロになっています。パンフレットには書いてなかったのですが、リオハのワインのようです。このワインが造られた1954年に生まれたおじさんが解説をしましたが、人間は容貌で大体の年齢が分かりますが、ワインの年齢を言い当てるのはなかなか難しいものです。このワインもグラスに入れられてみますと、色はやや褐色に変化していますが、澄み切っていてとても46年も経たヴィンテージものとは思えません。でも、シャトー・ラトゥールと同じく、日頃飲んでいるワインとそんなに味は変わりませんね。。。

2時間も会場にいますと、さすがに居ずらくなってきます。でもシャトー・マルゴーは外せません。テイスティング用のグラスの数が更に増やされ、一杯当たりの量は僅かになってきます。1994年のボルドーはそんなに悪くはなかったと思いますが、マルゴー村はどうだったのでしょうね?充分に香りを楽しんだ後でマルゴーを口に含みますと。。。どうも、高貴なワインの味は分かりませんね。アッという間にマルゴーちゃんは無くなってしまいました。味はよく分かりませんでしたが、まあ、2口3口でもマルゴーを飲んだということでよしとしましょう。。。帰りに抽選のクジを引きますと、見事外れのB賞。。。珍しいボルドーのワインジャムとのことですが、これでは試飲会はWine&Dineには紹介できません。仕方がない、三笠屋さんでワインを買っていきましょう。。。



私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。

(赤) スペイン: CONDADO DE HAZA (1998)

Con las mejores uvas de mi Finca Condado de Haza, he elaborado este vino a partir de la variedad Tempranillo. Un envejecimiento en barrica de roble americano de 460 dias hacen de Condado de Haza un magnifico vino, en el cual he puesto todo mi empeno y saber. Por su personalidad y estructura es un vino que mejorara con el paso de los anos. Por esta razon, os aconsejo guardarlo para poder disfrutarlo en el transcurso del tiempo.

ROA
Mayo de 2000
Alejandro Fernandez


『コンダド・デ・アサ』は、ペスケウ社のアレハンドロ・フェルナンデス氏が手掛けたワインです。ベガ・シシリア社とは対照をなしながら、並んで評価される『リベラ・デル・デュエロのペトリュエス』です。オーナーのフェルナンド氏は、デュエロ河右岸にあるロス・デ・ドゥエロ村にある農園を購入し、コンダド・デ・アサと名づけてテンプラニーリョ種の葡萄を植え付けました。1993年に初ヴィンテージのワインが造られました。

試飲会の会場では、”コ”の字型に配置された会議用の長テーブルにワインが並べてありました。いつもなら端から順番に試していくのですが、会場は結構混雑していましたので空いているテーブルに行ってテイスティングさせて頂きます。とあるコーナーで『コレ、お願いします!』とグラスを差し出しましたら、いきなり『〇〇さん、女神祭りでこれを飲まれましたよね?』と訊かれます。ギョッ。。。何で私の名前を。。。と思いましたが、入場者は胸に名札を付けることになっていましたので、それで分かったのかと納得。でも女神祭りではこのワインは飲まなかったがなぁ。。。と思いましたが、折角ですので相槌を打ちながらひとしきりワインの講釈をお聞きしました。『このワインはリオハの南で造られ、・・・・』。三笠屋さんのお店の方のようですが、若いお兄さんですけどスペインワインに結構詳しいですね。そんなら。。。と思って、『リベラ・デル・デュエロのワインは置いてありますか?』とお訊きしましたら、『ありますよ、お店の入口を入ったところに置いてあります。。。』。東京の酒屋さんで、リベラ・デル・デュエロのワインは珍しいですね!という訳で帰りに覗いてみたらこのワインがありました。でも、シャトーヌフにも負けない位高かった。。。

高いワインでしたけど。。。飲んじゃいました!私が日常飲むワインと比べますと、別格とまではいきませんが素晴らしい部類に入ります。このワインの最大の特徴はその香りにあると言っていいでしょう。赤ワイン用(バルーンタイプ)のグラスで飲めばよく分かると思うのですが、唇がグラスに触れますと必然的に唇と鼻がグラスの口を塞いでしまいます。こうしますと、熟成した味を口で、素晴らしい香りを鼻で味わうことが出来ます。プワーーーッとした赤ワイン独特の芳醇な香りが何とも言えない素晴らしさです。これぞスペインワインの真髄!高いだけのことはあります。。。

















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