歌舞伎町・エニイ新宿店





新宿の街並みは昔とあんまり変わりませんが、何時の間にか歌舞伎町の入口にディスカウントの勇者ドンキホーテのお店が開店しています。価格破壊のうねりが遂に高級店が立ち並ぶ新宿の目抜き通りにも押し寄せてきたということでしょうか。あるいは、若者の街新宿の旺盛な消費力がドンキホーテには巨大な風車に見えたのでしょうか。。。

夜の歌舞伎町はネオン煌く喧騒の街ですが、昼間はまるで別世界です。勿論、昼間から開いている飲食店とか劇場もありますが、大半は夜に備えてシエスタしているような感じです。夜が長ければ、当然その需要に応えるお店があっても不思議ではありません。そういうことで、およそ庶民の生活とは無縁の街なのですが、ちゃあんと酒屋さんとか日用食品を揃えたスーパーとかもあるのです。

それにしても、歌舞伎町にはありとあらゆる形態の飲食店があります。大阪の道頓堀ほど整然とはしていませんが、ごちゃごちゃに入り組んだ通りの両側は和食・中華・エスニック等々のお店がひしめいています。なになに、活きたトラフグが1980円!ホンマカイナ。。。と言いたいところですが、そこが歌舞伎町の面白さです。おや、通りの向こうにナントカ酒店という看板が見えます。近づいてみますと、看板の下は空き地になっています。エニイ酒店という名前らしいのですが、張り紙によりますと現在休業中なのだとか。でも、『エニイ酒店のお酒はスーパーエニイで売ってますぅ』と書いてあります。確かに、通りの反対側には小さなスーパーがありますね。ちょっと入ってみることにしましょう。。。

普通の酒屋さんでは、お客さんが選びやすいように棚にワインを並べますよね。このお店はスーパーが本業だからでしょうか、ワインは床に置かれた籠の中に無造作に詰め込んで並べられています。籠には、ワインの名前、生産国、それに簡単な紹介文が付けられていますが、狭い通路によっこらしょと座り込んで1本1本チェックしていくのは他のお客さんや店員さんの邪魔になります。ふとお店の一番奥まったところを見ますと、そこに小さな冷蔵ケースがあり比較的高級なワインが収められています。よこよく見ますと、そんなに高いワインばかりではありません。別に冷えている必要はなかったのですが、記念に1本買い込むことにしましょう。。。

私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。

(赤) フランス: CHATEAU MONTAGNE BORDEAUX (1999)

『シャトー・モンターニュ』は、若々しさのある軽やかな味わいが特徴のボルドーワインです。フルーティでバランスが良く、軽く冷やしても爽やかさが引き立ちます。カベルネ・ソーヴィニヨンが70%、メルローが30%のライトボディ・タイプです。

ボルドーのワインで、カベルネとメルローで造られていながらフルーティで爽やかなライトタイプというのはあんまり聞いたことがありません。ま、特にこのワインが目立ったということでもなかったのですが、何となく心引かれるものがあって買い込みました。夜の歌舞伎町でこのようなワインを出すお店ってあるのでしょうかね?

これはやはり何となくミスマッチな感じがします。確かに軽い飲み味なのですが、ボルドーにこだわる私的にはカベルネとメルローの力強く、それでいて豊かなコクを期待したいところです。そう期待されるワインの方もいたく迷惑なのでしょうが。。。















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