自由が丘・大戸屋





昔は下宿屋さんにお世話にならない限り、一人住まいの夕食は自炊と相場が決まっていました。最近は通勤に時間がかかることもあって、帰宅してから晩御飯を作るのはなかなか大変なようです。その割には、若い人から晩御飯に苦労しているという声は聞きません。どうしているのだろうと不思議に思っていたのですが、どうもその救い主は最近駅前を中心にして急速に増えている定食屋さんではないかと思います。たまたま会社の帰りに駅前通りを歩いていましたら、何やら定食っぽいメニューのお店の看板が目に止まりました。美味しそうなメニューの割にはお値段は安いですね。会社のカフェテリアで食べるのと大して変わらないお値段が付けられています。大戸屋さんというのだそうですが、ちょっと興味がわいてきて地下のお店に続く階段を降りていきます。

自由が丘駅前の大戸屋さんは1年ほど前にオープンしたとかで、店内は明るくてとてもきれいです。晩御飯にあぶれた男性専用といった昔の定食屋さんのイメージは欠片もありません。共働きの若いカップルといった感じのお客さんもいらっしゃいますが、殆どは若い女性が席を占めています。お客さんはレジの前に行列して食券を買い求め、席が空くのを並んで待ちます。ひっきりなしに携帯電話のメロディが鳴るのは如何にも現代的な感じです。昔と違って、店内のスペースには余裕がありますので、席が空いたからといってギュウギュウ詰めにすることはありません。ちゃんとお客さんに喫煙・非喫煙を訊ねた上で席に案内してくれます。従って、回転寿司のようにカウンターに詰め込むことも、女性の席に男の人を押し込むこともしません。

大戸屋さんは飲み屋さんではありませんから、お酒は生ビールとワインの小瓶しか置いてはありません。たまに豪快なおばさんが生ビールをグーーーッと飲み干していることもありますが、殆どのお客さんは食後に出されるお茶を飲むか、飲み放題のコーヒーを1杯飲むかがせいぜいです。ましてや、ワインを飲んでいるお客さんなんか見たこともありません。ならば私が。。。と、小瓶ながら定食と大して変わらないお値段のワインを注文します。銘柄は赤ワインと白ワインの2種類しかありませんので、とりあえず赤を注文します。定食が来る前にワインの小瓶が運ばれます。ちょうど飛行機の中で出されるのと同じサイズです。グラスに軽く3杯位の量ですが、食前酒としては充分です。定食は揚げ立て・焼きたて・煮たての出来たてアツアツです。とても美味しい上に、結構ボリュームもありますので私にでも充分な満腹感が得られます。若い女性が定食屋さんに。。。世も末だ!なんて思われるかもしれませんが、こういったお店でいろんな家庭料理の味を覚えられたら、将来決して無駄ではないと思いますよ。。。

私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。

(赤) イタリア: BOLLA VALPOLICELLA (1999)

『ボッラ ヴァルポリチェッラ』は、ロミオとジュリエットの舞台となったヴェローナの町の郊外で造られるフレッシュな赤ワインです。果実味溢れる魅力的な香りと、なめらかで心地よい口当たりをお楽しみ頂けます。ミディアムタイプの赤ワインです。

何しろ赤・白の2種類のワインしかありませんから、頼む上で迷うことはありません。和定食には白、洋定食には赤で大体間違いはありません。定食は(多分)注文を受けてから作りますので、ワインはお料理が来る前に食前酒として頂けます。でも、お料理と一緒でないとワインだけでは勿体ない。。。

スキヤキ定食だったので赤にしましたが、お料理が来る前に殆ど飲んでしまいましたので、あんまり関係なかったですね。このワインは以前にも飲んだことがありますが、軽くても味はしっかりしています。今度は鯖味噌煮定食と白ワインを飲んでみましょうかね。。。











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