東京ビッグサイト・イタリア祭り
マンジャーレ!カンターレ!アモーレ!(食を楽しみ、声高らかに唄い、恋に心はずませる)。この連休中もあちこちでイタリア年に協賛したイベントが開かれました。イタリアに関連したイベントなら、ワインかファッションがつきものです。中でも東京ビッグサイトで開かれた『イタリア祭り』はその規模と内容において最大のイベントではなかったかと思います。生憎と小雨そぼ降る肌寒い日でしたので大した入場者はないだろうと思いきや、会場となった東京ビッグサイトの西ホールは人・人・人で溢れ返っています。皆さん連休で暇を持て余していらっしゃるのでしょうか?いやいやそうではありますまい。イタリア祭りは単なる観光・物産イベントとは異なり、イタリア文化を紹介する催しなのです。イタリア各州の出展ブースには、日本では手に入りにくい現地の地図や最新の観光パンフレットが山のように積まれています。イタリア旅行を計画している人達にとってはまたとないチャンスです。
会場には、昨年度のF1ドライバーズ・チャンピオンであるM.シューマッハが実際に乗ったフェラーリの真っ赤なレーシングカーが展示されています。驚く程スマートで小さな車ですが、これが時速300km以上でコースを駆け巡るのですから驚異です。私もパワーを頂こうと極太のタイヤに指を触れたら、すかさず係りの人に静止されました。別にタイヤに触っても減るものではないと思うんですがね。。。ところで、私がこのイタリア祭りに出掛けようと思ったきっかけは、世界的に有名なイタリアのサッカーリーグであるセリエAのチームワインを手に入れようと思ったからです。6チーム分揃っては現地でもなかなか手に入らないという稀少ワインとくれば、無理してでも買ってみようと思うじゃないですか!でも6本全部で幾らになるかは知りませんでしたが。。。
ワインはバラでも買えますが、6本まとめて買いますと専用の箱に入れてくれます。このマークは箱の表に印刷されていたものです。
会場ではトークショーとかお料理教室もあったのですが、私はワインセミナーを受けてみました。単に、テイスティングで沢山飲もうと欲張ったからなのですが。。。講師は、前半がイタリアから招聘されたワインの専門家、後半がみくにやさんかなにかのソムリエの方でした。結構解説が長く、チーズ一切れとグラス3分目の赤ワインで50分も持ちました。赤ワインはグラスを回すと香りが引き立ち、噛むと味がよく分かるということは実感できたのですが、ワインを目の前にして長々とお話を伺うのは正直辛いものです。やはり、ワインは家で自由に飲むのが一番ですねぇ。。。
私のお勧めのワインは次の通りです(解説はフジTVの小島奈津子アナウンサーによるものです)。
- (赤) イタリア: BARBERA D'ASTI (1998)
- チーム名: JUVENTUS [ユベントス]
[チーム]ユベントスはトリノにホームを構えるチームです。チーム創設は1897年で、もう一世紀以上も歴史があります。
[ワイン]このチームワインは日本でもお馴染みのピエモンテワインです。割と軽口で味の変化が楽しめます。
トリノはイタリア北西部に位置するピエモンテ州の州都です。ピエモンテ州はワインの産地として有名ですので、ユベントスのシンボルワインとしてはやはり地元産を選びますよね。
確かに軽いワインです。色もそんなに濃くなく、むしろ薄い色といった方がいいでしょう。私にしては高いワインでしたので、3日間にわたって慎重に飲んだのですが、結局最後まで味は変わりませんでした。ユベントスとは『若い』という意味らしいですが、名は体を現しているのかもしれませんね。
上には『LECANTINE DI FERDINARDO』、下には『GIORDANO』と書いてあります。
- (赤) イタリア: BARDOLINO (1998)
- チーム名: AC MILAN [ミラン]
[チーム]ミランはミラノにホームを構えるチームです。ヨーロッパカップ優勝をイタリアにもたらした初のチームです。
[ワイン]このチームワインは幅広い方が飲める適度なボディの口当たりのよいワインです。
ラベルには次のように書かれています。
Questo vino, di colore rosso rubino brillante, di profumo vinoso, di sapore asciutto, sapido e leggermente amarognolo, si accompagna con i primi piatti, carni bianche e rosse. Temperatura d'uso: 18/20℃.
ミラノはファッションデザイナーの誰もが憧れるイタリア北部の中心都市です。ブランドの塊のような街ですので、このワインもACミランのために特別に選ばれたのでしょう。でも、何故かバルドリーノはヴェネト州産のワインなんですけど。。。
このワインのコルク栓は真新しくてきれいでした。それにいい香りですねぇ。。。色も上品なワインカラーかなと思っていたら、これが結構濃くて重そう。でも、飲んでみたらとてもコクがあって本格的な赤の味でした。全ての点で素晴らしく洗練されていて、さすがACミランのシンボルワインです。
ラベルの左側には、『Supercoppa Europea』の文字と優勝カップの絵と1989・1990・1994の年が描かれています。ヨーロッパカップで3回優勝したということでしょうか。
『Dedicato alle 3 vittorie del Milan in Supercoppa Europea』と書いてあります。
- (白) イタリア: DAIVEJ ARNEIS (1999)
- チーム名: INTER [インテル]
[チーム]インテルもホームはミラノです。イタリア人以外の選手も寛容にチームに受け入れたことにちなんで、”Internazionale”(=International)という愛称で親しまれたのが今のチーム名の由来のようです。
[ワイン]このチームワインはさらっとしたなめらかな飲み口で、オリーブオイルを使ったさっぱりとした料理に最適です。
このワインはピエモンテ州産のようですね。インターネットで調べたら、こんな解説がありました。(ちなみに、アルネイスとは葡萄の品種のことのようです)
ROERO ARNEIS DOC DAIVEJ
Produced from carefully selected grapes coming from the homonymous vineya rd in the town of Canale. The grapes undergo cold maceration in order to extract more flavour and then the must is separate by the skins and starts the fermentation in stainless steel at temperature controlled. After a settle of some weeks on the yeast the wine is stored at low temperature in the tanks where it rests untill the next spring when it is bottled. It stands for the soft and fruity nose of apple and exotic fruit and for the elegant structure. The serving temperature is 9° C like aperitif, with hors-d'oeuvres and first dishes.
梅雨が近づいてきて、ちょっと蒸し暑くなってきました。こうなると重い赤ワインよりもさっぱりとした白ワインの方に気持ちが傾きます。白ワインには何が合うでしょうね?やっぱりお刺身でしょうか?早速、お刺身の調達に出掛けます。近所のスーパーでもいいのですが、今日は恵比寿ガーデンプレイスにある三越デパートに行くことにします。ここの地下にある食品フロアは、デパートの高級さとスーパーの手軽さを兼ね備えたような雰囲気です。お刺身にも惹かれましたが、結局1ケ50円の握り寿司を何十個。。。か買い込んで豪華ディナーとなりました。さすがに三越で売られているお寿司だけあって、ネタは厚くしかもこってりと脂がのっています。こういうお寿司には、あっさりした軽い白ワインよりもやや濃厚な白ワインの方がより美味しく頂けます。インテルは正にそういった白ワインなのです。インテルはインターナショナルから由来したとのことですが、この白ワインとお寿司の組み合わせもなかなかいいですね。結構飲み応えがありますから、飲んだ後そのまま横になって寝込んでしまわないように気をつけましょう。。。
- (スプマンテ) イタリア: SPUMANTE BRUT PINOT
- チーム名: S.S. LAZIO [ラツィオ]
[チーム]ラツィオのホームはローマです。昨シーズンは26年ぶり2回目の優勝を果たしたチームです.チームカラー(白/水色)のさわやかさをワインで再現しています。
[ワイン]非常に軽いさわやかなスプマンテは、まさに勝利の美酒に酔いしれるのにふさわしい味です。
ラベルには次のように書かれています。
CONFEZIONE IDEATA DA RENATO PROCACCI IN COLLABORAZIONE CON "LAZIALITA"
今回のセリエA記念セットになった6本の中で唯一のスプマンテ(スパークリングワイン)です。
GWの最終日を打ち上げようと、このセリエA記念スプマンテと鳥取県境港特製の蟹の爪と築地市場で買い込んだスモークサーモンを用意します。境港特製の蟹の爪はフロリダの宝石とも称されるストーンクラブクロウ(石蟹の爪)よりは小ぶりですが、お値段は格安です。解凍した後で水気を切り、マヨネーズだけで充分美味しく頂けます。ところで、このスプマンテは無色透明といった感じで、あまり味がないですね。昼間ということもあって(またぁ。。。)、皐月の爽やかな風を頬に感じながらグクゴク飲んでパクパク食べていたら、蟹の爪もスモークサーモンもきれいになくなっていました。そのままゴロリと横になっていい気持ちで休んでいたら、このスプマンテは結構アルコールが強かったのか頭痛が。。。
- (赤) イタリア: LUPO (2000)
- チーム名: AS ROMA [ローマ]
[チーム]こちらもローマにホームを構えるチームです。そして何よりもあの中田英寿選手が在籍するチームとしてみなさんもご存知ですね。「狼に育てられた双子がローマ帝国を築いた」という伝説がモチーフのチームエンブレムは、まさに強さの象徴です。
[ワイン]このチームのために特別に命名されたオーガニックワインです。
ローマの近くにもワイナリーは存在すると思うのですが、このワインはトスカーナ産のようです。必ずしも地元産のワインにこだわらないところが面白いですね。
さすがに名門『AS ROMA』のシンボルワインです。香りはそれほどではありませんが、その味は重厚にして豊かなコクがあります。それも単純なコクではなく、さまざまな滋養成分が溶け込んでいるような奥深い複雑な味なのです。こういう素晴らしいワインは家で頂くより、美味しいお料理と一緒に雰囲気のあるレストランで味わいたいものですね。
このトスカーナのワインのような華麗なシュートを決められるのは、やはり中田選手だけでしょうかね。。。。
- (赤) イタリア: RUBINO (2000)
- チーム名: PARMA A.C. [パルマ]
[チーム]「アイーダ」などで知られ、「イタリア・オペラの英雄」とも称えられる作曲家ジュゼッペ・ヴェルディの生誕100周年を記念して、1913年に創設されたサッカークラブがパルマの起源だそうです。音楽とサッカーを結びつけるなんて、如何にもイタリアならではの文化ですね。
[ワイン]その伝統文化の香り漂うワインは、トスカーナのワイナリーで作られた数量限定のオーガニックワインです。
パルマって、あのパルメジャンチーズと生ハムで有名な町のことでしょうか?パルマはまた大指揮者トスカニーニの故郷でもありますから、まさに食とワインと芸術の町ですね。こりゃあ、夏の旅行で行くしかないか。。。
パルマ!あぁーーー、行かいでか!あと1ケ月したら、私もパルマで生ハムとパルメジャンチーズと赤ワインを一杯一杯一杯頂くんだもんね!それは帰国後のレポートに任せるとして、このワインはトスカーナのオーガニックワインだとか。。。道理で芳醇かつまろやかな風味をしています。グラスに注いだ時には、何という色の濃さ。。。と思ったのですが、飲んでみますとむしろ軽めでそんなに重くもありません。ここいらの感じがオーガニックワインの特徴なんですね。本当はこのトスカーナの赤ワインに硬いパルメジャンチーズを合わせたかったのですが、残念ながら手元にありません。代わりに、イタリアン・ドレッシングのローストビーフのマリネと一緒に頂いたのですが、どうもイマイチでした。こうなったら、パルマのレストランで最高のお料理と合わせるしかないですね!
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