パレルモ・TRATTORIA ’A CUCCAGNA
お店のHPは、ここを参照して下さい(イタリア語のみのページもありますが)。
今日は、シチリア島のパレルモに向かいます。以前、NHKテレビで観たヴッチリア市場の茹蛸おじさんに会いに行くためです。といっても、おじさんとは全く面識はありません。番組で紹介された茹蛸があまりにも美味しそうだったので、私もお相伴に預かろうかと思って。。。早朝の飛行機でナポリを発ち、パレルモに向かいます。
1時間弱でパレルモ空港に到着です。パレルモ空港はパレルモ市街の西北の海岸沿いにあり、今夜宿泊するホテルのある旧市街へは奮発してタクシーで行きます。明日はミラノに向かいますので、少しでも観光の時間が欲しいところです。
ホテルに到着後、荷ほどきもそこそこにヴッチリア市場に向かいます。大通りを20分ほど歩いて、路地に入りますとカラッチョロ広場の周囲に沢山の屋台が軒を連ねています。元々は肉だけを扱う市場だったそうですが、現在は魚・野菜・食材など雑多なお店が並んでいます。茹蛸おじさんはどこにいるんでしょうか?
広場の中にテントを張った屋台があります。大釜で煮た茹蛸を売っていますね。でも、テレビで観たおじさんではありません。他に茹蛸の屋台もないし、思い切って茹蛸おじさんのことを訊いてみます。片言の(訊く方も答える方も)英語で話したのでイマイチ詳細は分かりませんでしたが、どうも茹蛸おじさんは傷害事件を引き起こしたらしく、今は刑務所に収監中なのだとか。刑期を終えて出所するまでパレルモで待つ時間もありませんので、今回は残念ながら諦めることにします。
茹蛸の代わりに、シチリア名物の(ナポリでも売っていましたが)アランチーノを頂きます。アランチーノはシチリア郷土料理で「小さなオレンジ」という意味だそうです。味付けした米をオレンジくらいの大きさにしてパン粉を付けて揚げ、中にはミートソースやモッツァレッラチーズなどが入っています。イタリア語で果物のオレンジのことをアランチャといいますが、このライスコロッケがオレンジの形に似ているのでアランチーノと言うようになったらしいです。
ヴッチリア市場の次にマッシモ劇場に向かいます。マッシモ劇場はパレルモの旧市街と新市街の境にあるヴェルディ広場に建つオペラ劇場ですが、私は別にオペラを観に来た訳ではありません。映画ゴッドファーザー・パート3の中に、劇場正面の階段でマイケル・コルレオーネが殺害された愛娘メアリーを抱きしめ号泣するシーンがあったので話のタネに見物しようかと思って。
でも、結局劇場の中に入ってしまった。。。
次はカプチン派のカタコンベを訪れます。カプチン派は正式にはカプチン・フランシスコ修道会のことで、カタコンベは地下の墓所という意味だそうです。17世紀から19世紀までのパレルモの上流階級の人々や聖職者などの約8千体のミイラが安置されています。マッシモ劇場から結構歩いて行ったのですが、着いた時は午前中の入場が終わって入り口が閉まった瞬間でした。シマッタ、午後出直しです。
一度旧市街に戻り、またまた歩いてカタコンペにやってきました。早速地下の墓所に向かいます。廊下には所狭しとミイラ(骸骨もありますが)が並んでいます。これだけミイラが並んでいると、不気味という気持ちはなくなってきます。あまたのミイラの中でも、ロザリア・ロンバルドのミイラは世界一美しいミイラとして有名です。死後90年以上経ちますが、生前と同じ姿のままでコーヒー色の衣を身につけた彼女はあたかも眠っているかのような状態です。近くで見ますと、皮膚の荒れ具合は見て取れますが、まさに奇跡のミイラです。
警告!ミイラに弱い方は見ないで下さい。
ロザリア・ロンバルドのミイラは一番下の写真です
ディナーまで未だ時間があります。欲張って、モンデッロ海水浴場まで足を延ばし、シチリア海に浸かって(泳ぎは苦手なので)こようと思います。モンデッロ海水浴場は、パレルモの北側に聳える岩山(ペッレグリーノ山)の向こうに扇形の湾に沿って広がっています。夏にはパレルモ市民の海水浴場として非常に賑わっています。
パレルモ市街の中心部からバスが出ていて、30分ほどで行けます。
ヨーロッパの他の国と同じように、海岸からピアと呼ばれる桟橋が海に突き出ていて、先端部にはレストランとか娯楽施設があります。
どう〜ね、この紺碧の海!結構、遠浅ですが。。。
パレルモ市街に戻ってホテルで着替え、いざディナーへ。既に、通りのテラス席では宴が始まっています。
今夜のディナーは、シーフード・レストランのア・クッカーニャで頂きます。トラットリアですから、そんなに格式ばったお店ではありません。
ア・クッカーニャの売りは、注文すれば入り口近くのケースに並べられた魚介類を調理して出してくれること。生簀料理とまではいきませんが、地元のお客さんは勿論のこと、観光客にも人気があるみたいです。
そういうことで、私が訪れた時も店内はお客さんで一杯でした。
魚介類の前菜と共に、ちゅめたいビッラを頂きます。おや、このビッラはフランス産ですね。してみると、ビエールか?
ア・クッカーニャはシーフード料理が有名ですが、リゾットも人気があります。魚介類の出汁を使っているのでしょうか?
お店のスタッフはかなり本格的な正装をしています。丸のお魚料理では、テーブル横でナイフを使って切り分けてくれます。
日本人には丸のままでいいのですけどね。ついでに、お箸も添えて。。。
ディナーでは、例によって白と赤のワインを飲んだのですが、赤ワインはラベルが取れませんでした。シチリアのワインですが、よくよくラベルを見たらパレルモ産かも?
このお皿は、巨大な魚の輪切りをローストしたものですが、恐らくカジキではないでしょうか?
このお皿は、パレルモ名物の鰯のパスタです。美味しいのですが、沢山は食べれませんね。
最後はコーヒーで締めます。う〜〜〜ん、濃いですねぇ。さすがシチリア!
店内には訪れた有名人のサインが壁に貼られています。高嶋政伸さんの名前が大書されていますねぇ。ロケで来られたのでしょうか?
私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。
- (白) イタリア: LIGORIO BIANCO SICILIA (2000)
- I vitigni Inzolia e Grecanico donano a Ligorio Bianco una personalita inconfondibile. Apprezzatene la piacevole leggerezza, sia come aperitivo che con antipasti, primi piatti e secondi a base di pescce. Vi regalera un profumo fruttato, armonioso e un sapore morbido e fresco.
- ア・クッカーニャで飲んだ白ワインです。あまりに美味しかったので、持ち帰り用に分けてくれとお願いしたのですが、断られました。。。
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