サンテミリオン・HOTEL CHATEAU GRAND BARRAIL LAMARZELLE FIGEAC





ホテルのHPは、ここをご覧下さい。


今日は、アルカシオンからボルドーのシャトー巡りを始めます。朝食時にホテルの廊下で年代物のワインが飾られている棚を見つけました。私が宿泊したのは何ということもない普通のホテルでしたが、こういう展示をしてあるのはさすがにボルドーですね。



朝食後、アルカシオン近くのハーツ営業所でレンタカーを借り出します。田舎道に面した小さな営業所です。海外でレンタカーに乗るには、最初の30分が大事です。交通の激しくない道路で30分ほど運転するとカンが戻ってきます。右車線でも左車線でも30分も走れば何の違和感もありません。その後、街中に乗り入れてもスムーズに運転できます。というわけで、アルカシオンからソーテルヌを目指します。ソーテルヌはガロンヌ川左岸に位置し、セミョン種とソーヴィニョン・ブラン種のブドウで造られる貴腐ワインが有名です。極甘口で蜂蜜のような香味を持ち、デザートワインとして味わわれています。有名な生産者としては、シャトー・ディッケムなどがあります。 ドイツのトロッケンベーレンアウスレーゼ、ハンガリーのトカイと並び、世界三大甘口ワインの一つとされています。



例によって、ソーテルヌに向かう途中の葡萄畑に落ちていた(本当ですよぉ!)葡萄の葉を栞にして持ち帰りました。



ソーテルヌは小さな村ですが、地元のワイン啓蒙のための施設が備わっています。



観光客向けの休息所もあり、軽いスナックと一緒にワインが楽しめます。



休息所にはこんなお店もありました。ハワイにでも来た感じです。



ソーテルヌでは、勿論シャトー・ディッケムを訪れないわけにはいかないでしょう。外観はまるでお城のような威容を誇っています。



シャトー・ディッケムの葡萄畑です。これが世界に冠たる貴腐ワインになるのでしょうか?



例によって、シャトー・ディッケムの葡萄畑に落ちていた(本当ですよぉ!)葉っぱを栞にして持ち帰りました。



シャトー・ディッケムは世界最高の極甘口白ワインである貴腐ワインの生産者として知られ、数百年の歴史を誇るボルドーでも最も古いシャトーのひとつです。1855年に開催されたパリ万国博覧会の際、ジロンド県産白ワイン部門の格付けで、これを凌ぐものはない最高級品ということで唯一「特別一級」に指定されました。



門柱に彫られている「Yquem」の文字は、日本人にはなかなか発音できませんね。


ソーテルヌ村からサンテ・ミリオン村へと車を進めます。サンテ・ミリオン村は赤ワインの産地であると共に、ユネスコの世界遺産に指定された中世の街並みが有名です。8世紀頃に修行僧聖エミリオンがここに洞窟を掘り生活しだしたのがこの町の始まりと言われています。中心部はさほど大きくありませんが、ワインを売るお店や名物のマカロンを売っているお店などを見て歩くのも楽しいです。ちなみにサンテ・ミリオンのワインは、メドック地方がカベルネソーヴィニィヨンというブドウの品種を主体に造っているの対して、メルローという品種が主体です。味はメドックよりも渋みが少なく、なめらかだと言われています。街の中心部は半日もあれば充分に巡ることができます。早速、ワイン屋さんが見つかりました。



サンテ・ミリオン村の中心部には坂が多く、中世の佇まいを感じさせます。観光客も多いですね。



坂の上から村を眺めますと、限りなくワイン畑(葡萄畑?)が広がっています。



再び坂を下りて歩いていきますと、ワインの梱包木箱を利用したディスプレイで目を引くお店もあります。



店頭には、ボルドーワインの原料となる様々な葡萄品種の苗木が売られています。素人目には区別がつきませんが、カベルネ・ソーヴィニヨン種やメルロー種の葡萄の苗木を見るのは初めてです。日本に持ち帰って植えてみたいものです。



サンテ・ミリオン村で宿泊するつもりはなかったのですが、初めての道を車で運転してチョト疲れてきました。事前にホテルの予約をしていなかったので、村の案内所で適当なホテルはないかと訊いてみます。グランド・バレーイユというホテルを紹介してくれました。チェックインするには早いですが、ホテルに向かいます。着いたところはまるでシャトーのような建物でした。



広大な庭から眺めますと、シャトーの雰囲気がますます伝わってきます。



部屋に通されますと、テラスと庭が付属しています。デッキチェアに座りますと、垣根越しにサンテ・ミリオン村の長閑な葡萄畑が広がっています。



またまた落ちていた(本当ですよ!)葡萄の葉を栞にして持ち帰りました。この葡萄の品種は、メルロー種かカベルネ・フラン種か、それが問題です。



グランド・バレーイユの周囲は葡萄畑ばかりなので、今夜はホテル内のレストランでディナーを頂きます。といっても、このレストランは相当に格が高いです。広大な庭を眺めながらの食事は最高です。先ずは、お洒落なシャンパンで乾杯!



お天気がよいので、部屋でなくベランダにテーブルを並べてのお食事となりました。



庭にはパラソルが立てられ、長い影を落としています。



そこに置かれたサンテ・ミリオン産のワイン、絵になってますねぇ。



前菜のひと品です。上品ですが、そこそこボリュームがあります。見栄えも大事ですが、私には量も大事です。



次はお魚のソテー。あんまり高級魚でもなさそうですが、美味しいですぅ。



次は、何かのフライだったかな?



。。。



サラダ。



???



チーズも頂きます。ドライフルーツ入りだったかな?



スイーツも頂きます。



ディナーが終わる頃には、夏の遅い夕日が葡萄畑の彼方に沈んでいきました。



最後はコーヒーにお菓子。飛び込みで泊まった割には素晴らしいレストランでした。



さて、今日はサンテ・ミリオン地区の有名シャトーであるフィジャックからワイン巡りをスタートさせます。といっても、シャトー・フィジャックは宿泊したグランド・バレーイユの正面にあります。ホテルの名前に「FIGEAC」が付いているのは、シャトー・フィジャックと何か関係があるのかもしれません。正門の向こうには瀟洒な建物が佇んでいます。見学できるかどうか分かりませんが、開いている門から中に入ってみます。



まだ時間が早いこともあって、誰も邸内には見当たりません。ウロウロしていると、上品なご婦人が出てこられました。日本から来てシャトーを見学したい旨伝えますと、建物の中には入れませんでしたが、フジャックについていろいろと説明して下さいました。親切な人だなぁと思ったら、なんとシャトー・フィジャックのオーナー夫人とのこと!2ショット写真を撮らせてもらったばかりでなく、パンフレットまで頂きました。しかも、日本語の!



フィジャックの葡萄畑で特徴的なのは、周囲を林で囲まれているということでしょう。他のサンテ・ミリオン地区やメドック地区ではこのような林は少なく、遠くまで見渡すことができます。この林は突発的に吹く強風から葡萄畑を守ってくれるだけでなく、風によって運ばれてくるウィルスを遮断し、伝染性の病気から葡萄の木を守るという大事な役割を担っているのだそうです。



どの枝にも葡萄の房がたわわに実っています。今年のフィジャックのワインは上出来になることでしょう。といっても、私は飲んだことがありませんが。。。



例によって、シャトー・フィジャックの葡萄畑に落ちていた(本当ですよぉ!)葉っぱを栞にして持ち帰りました。



さぁ、これからボルドーワインの聖地、メドック地区に向かいましょう。

私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。

(赤) フランス: CHATEAU BALESTARD LA TORRELLE SAINT-EMILION (1994)

解説はありませんが、表のラベルに次のようなことが書いてありました。

Vierge Marie, gente deesse, Garde-moi place en paradis: Oncque n'aurai joie ni liesse Ici-bas, puisqu'il n'est permis De boire ce divin nectar. Qui porte nom de Balestard: Qu'a gens fortunes en ce monde. Or, suis misereux et pauvret. Si donc au Ciel ce vin abonde. Viens, doulce Mort, point ne m'effraye. Porte-moi parmi les elus Qui, la-haut, savourent ce cru.

Francois VILLON (1421-1485)



このワインは、ホテル(シャトー)のレストランで超豪華ディナーと一緒に頂きました。地元サンテミリオン産かつお値段も手頃という基準でワインリストから選びました。よくぞ選んだな。。。と言いたそうなソムリエさんが手に持っているボトルのラベルを見ますと、これは私の大好きなデザインをしています。カイゼル髭のようにピンと装飾された文字が踊っています。1994年はボルドーワインにとって偉大な年であった筈。。。

香りはややきついながらも素晴らしく、味は深みのある超一級ワインでした。サンテミリオン村で造られた素晴らしいワインを最高のシャトー・レストランで頂く。。。なんという贅沢!











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