高井戸・OZEKI高井戸店





連休が終わって虚脱感に陥っているサラリーマンの方々も多いのではないでしょうか?私はそうでもありませぬ。お天気さえ良かったら、どこにでも出かけます。勿論、交通費のかからない近場のところですが。。。週末は雲が多めだったものの、初夏の陽気でしたね。シエスタならぬ午睡を楽しんだために、お散歩に出かけるのが遅くなってしまいました。午後の3時から出かけるとなると、お散歩の場所は限られています。お散歩が終わる頃には夕暮れ時になっているでしょうから、どこかで晩御飯でも食べてお散歩を締めくくることにしましょう。昔杉並に住んでいた頃によくジョギングした神田川の遊歩道を散策しましょうかね。時間を節約するために、渋谷から京王井の頭線に乗って明大前まで行きます。土曜日の井の頭線はほどほどの混みようで、乗客の表情も通勤とか通学とかに関係ないためかのんびりしています。久しぶりに見るハイソな山の手の風景を楽しむ間もなく、電車は明大前に到着します。

明大前の駅前広場は、建物やお店の雰囲気が随分と変わりました。昔も今も学生さんの街なので(明治大学を始め、学校が多い)、若者のセンスに合わせてその街並みを変えてきたのでしょう。駅前から甲州街道・明大方面に抜ける道は、昔は路地裏の小道といった感じでしたが、今や大きく拡張されてお洒落な雰囲気になっています。時代の趨勢か、スタバの店先の広場にはテーブルなんか並べられていて、学生さん達がコーヒーを飲みながら週末のおしゃべりを楽しんでいます。まるでパリのオープンカフェの雰囲気ですね。駅から神田川へは、明大構内を通り抜けるのが近道です。本来であれば私のような学校と無関係な人は学内に入ってはいけませんが、この際お許し頂きましょう。ここは泉校舎ということで、広々とした校内には多くの木々が植えられています。土曜日の夕方なのですが、学生さんがあちこちで部活をしています。演劇部・漫才部の練習風景など、授業以上の熱心さで取り組んでいます。体育館では柔道・剣道の掛け声がこだましています。皆さん青春していますね。私も元気をもらってお散歩しましょう。

泉校舎の裏門を抜けると神田川は直ぐ近くにあります。神田川は、井の頭公園の池を源にして、中野坂上あたりで善福寺川と合流し、最終的には隅田川から東京湾に注いでいるのだそうです。特に、三鷹台あたりから明大前までは川沿いに沿って遊歩道が整備されていて、四季折々の草花を眺めながらの散策を楽しむことができます。時折、ジョギングをする人や仇敵と吼え合うワンちゃん達とすれ違いますが、あとはのんびりとした時間だけが過ぎ行きます。川面はお世辞にも清流とは云えませんが、大きなコイやカモが住み着いているところを見ますと、それほど汚れているようでもないようです。1時間ほど歩きますと、夕暮れの空に高い煙突が見えるようになります。高井戸の杉並清掃工場の煙突です。数年前に建設が始められた高層マンションがいつの間にか完成し、緑の木々の上から顔を出しています。このあたりの風景も随分と変わりましたねぇ。

環八を渡った高井戸駅の傍に公団の古びたアパートがあります。ここの1階には以前東急ストアが入っていましたが、今はOZEKIというスーパーに変わったようです。ちょっと覗いてみますと、なかなかにお洒落な感じのお店です。中に入ってみますと、意外と奥行きと広がりがあり外から眺めたよりは広いですね。ちょっと用事を済ませて(?)、駅の裏手の高井戸小学校の塀に沿って井の頭線と平行に吉祥寺の方角に歩きます。100mほど歩きますと、それまで塀で遮られていた視界が突然開けます。まるで山の中に迷い込んだような風景が目の前に現れ、広大な斜面には整然と栗の木が植えられています。どういう訳か杉並には栗の木が多く、春先の新緑の芽吹き、真夏の青々とした葉っぱ、秋のはちきれんばかりの(本当にはちきれた)栗の実、それに冬の雪をかぶったモノトーンなたたずまいはまさに四季折々の素晴らしい自然の営みを見せてくれます。夕暮れともなると、カラスの鳴き声とか野鳥の群れとか、とにかく素晴らしい自然の散策路です。そろそろあたりも暗くなってきました。用事のついでにOZEKIさんで買い込んだ2003年のヌーヴォーをお土産に、今日のお散歩を終えることにします。晩御飯は?そうねぇ、どこで食べましょうかね?

私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。

(赤) 南アフリカ: KWV NOUVEAU (2003)

A fresh and fruity red wine from South Africa, western cape.

『KWV ヌーヴォー 赤 2003』は、南アフリカワイン産業のリーディング・カンパニーであるKWV社がお届けする爽やかな新酒です。2003年になって収穫された葡萄から造られるワインは、香りが華やかで新鮮な果実味をお楽しみ頂けます。産地は南アフリカ共和国の西ケープ州で、ライトボディの味わいです。

OZEKIのお酒売り場は、入り口から逆L字型になったお店の奥にあります。この規模のお店にしてはかなり充実しています。あんまし詳しくは見なかったのですが、スーパーマーケットらしく手頃なお値段の日常のワインが多く並べられています。ふと見ますと、棚の手前の方に安ぴワインがあります。安ぴだけなら何ということもありませんが、ラベルに『2003』の文字が見て取れます。えっ、もう2003年のワイン?正真正銘のヌーヴォーですね。ボジョレーヌーヴォーなら11月まで待たないとお目にかかれませんが、南半球に位置するチリやオーストラリアの国々では、北半球が春先にあたる時期に葡萄が収穫されます。早いものは2−3ケ月でワインになりますから、5月のこの時期にヌーヴォーが出ても不思議ではありません。でも、このワインは南アフリカ産なのです。運送距離を考慮しますと、出来立てのホヤホヤを船積みしたのでしょうか?ヌーヴォーと云うに相応しいフレッシュそのもののワインですね。最近ではボジョレーヌーヴォーにあやかって南半球産のワインでもヌーヴォーということを売りものにするものが幾つか見かけられます。でも、ボジョレー地区ほどは統制がとれていないので、折角のヌーヴォーもイマイチ知名度が上がらないようです。何はともあれ、2003年産のワインで乾杯しましょう!何にって?イヤ、特に何もありませんが。。。

このワインにはキャップシールがありません。その代わりに、蝋かプラスチックのようなもので口をコーティングしてあります。重厚さにはやや欠けますが、手軽と云えば手軽です。グラスに注いでみますと、色はかなり濃い紫色の感じです。ヌーヴォーですから重い感じはしません。口に含みますと、葡萄の甘い味がかすかにします。未だ本格的な熟成が始まる前の初々しさが残っています。とてもフレッシュで飲みやすいです。赤ワインにしては、良く冷やしてから飲んだ方が新酒の味がより引き立つと思います。初夏のちょっと蒸すような日に頂くと、冷えたフレッシュさが楽しめると思います。お試しを!





左側がキャップシールの代わりのコーティングです。










戻る