ハンニバルを探せ!
『レッド・ドラゴン』、『羊たちの沈黙』、とくれば『ハンニバル』ですね。名優アンソニー・ホプキンスなくしてレクター博士を語ることはできません。私は逆の順番で映画を観ましたので、とりわけ最初に観たハンニバルの印象が強く残っています。もともとこういったサスペンス調のストリーは苦手なもので、クライマックスシーンが近づくと胸がドキドキしてまともに観てられません。なら観なけりゃいいでしょ。。。と言われるかもしれませんが、ハンニバルにはもう一つの見逃せないものがあるのです。そう、レクター博士はグルメなんです。
グルメとはいっても、人肉を食べる(おー、キョワ。。。)のは別の話です。有名食品店で仕入れた極上の食材もあれば、博士自らがお料理したものもあります。それにワインですね。博士はボルドー地方のメドック地区の北にあるサンテステフ村産の赤ワインがとりわけお気に入りのようです。私は2年ほど前にサンテステフ村に行ったことがありますが、高い塔が印象的な教会以外は一面の葡萄畑でそんなワインがあるとはちっとも知りませんでした。
で、レクター博士お気に入りのワインの銘柄は?それがインターネットでいろいろ調べても書いてないのですね。少し前になりますが、ケーブルテレビでハンニバルが何回か放映されるということを番組表で見つけました。深夜の時間帯で最後まで観るのはなかなか辛いですが(この頃はビデオがなかったもので)、頑張ってチェックすることにします。第一回目の放映を画面の隅々までジ〜〜〜っと見つめます。途中で何回かワインが出てきたのですが、チラッとしか映らないので銘柄なんかサッパリ分かりません。
そうこうしているうちに、クラリス捜査官によってはめられた手錠もろとも切り落としたのか(おー、怖。。。)、肩から片腕を包帯で吊るしたレクター博士が飛行機で海外に逃避するシーンが出てきます。食事時になって、機内食を人間の食べるものではないといって断り、『人肉−恐らくクレンドラーの脳みそ−お、キョワ』の入ったボックスを開けます。その??を近くにいた子供に与え、自分はハーフボトルの赤ワインをグラスに注ぎます。お〜〜〜っつ!あのワインは何だ!と確かめる間もなく映画は終わってしまいます。あぁ〜〜〜っ、一日目は失敗でした。。。
次の日も眠い目をこすりながら2回目に挑戦します。今度は最後のシーンだけに神経を集中します。テレビの前に陣取って10cmくらいのところからチェックしたのですが、今夜も一瞬のうちにボトルが消えてしまいました。PAUSEボタンがあったら押したいくらいです。翌日もまたまた挑戦です。3回目ですから、もうそろそろ決めないとヤバクなります。2回見逃した原因の分析をした結果、座席のテーブルが大写しされる瞬間にラベルに書かれたキーワードをメモすれば良いのではないかと思いつきました。今度はペンとメモ帳を持って目を画面に釘付けにします。
準備が功を奏したのか、一瞬『Phelan』ナントカという名前が見てとれました。早速インターネットで調べてみます。候補としては、『Frank Phelan』と『Phelan Segur』の2つがありますが、ラベルの絵柄からすると後者のようです。これは東京中を探し回っても手に入れたいワインですね。早速、フェラン・セギュールを求めて週末に都内に繰り出します。大きなデパートや有名なワインショップに行けばどこかにあるだろうとタカをくくっていましたが、渋谷・新宿・銀座と回ってもどこにも置いていないのです。フランク・フェランは置いてあるお店もたまにありましたが、フェラン・セギュールは昔あったけど。。。と言われるばかりです。遂にギブ・アップ!ハンニバルはなかなか尻尾をつかませません。。。
そのうちにハンニバルを探すことにも疲れ、忘れかけていた頃に西小山にある日野屋さんから試飲会の案内が届きました。そうか、日野屋さんなら業務用のワインも手広く扱っておられるし、頼んだら入手できるかもかも。。。と淡い期待を込めてメールを送ってみます。在庫はなかったようですが、2−3日の猶予を貰えれば入手できますとのこと。ヤッターとは思いましたが、チョットお値段が心配ですね。それから暫くしてワインがお店に届いたとのメールが入りました。ちょうど試飲会と重なったもので、引取りついでにお店にお伺いしました。試飲もそこそこに、ワインに手錠をかけ片方は私の手にかけないで帰途につきます。捕まえたナリ、ハンニバル!
私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。
- (赤) フランス: CHATEAU PHELAN SEGUR SAINT-ESTEPHE (1998)
- ボルドーのクリュ・ブルジョア級のワインともなりますと、安直な解説文などは書いてありません。とにかく飲んで確かめよ!といった感じです。
このワインはファーストラベルで、セカンドラベルがフランク・フェランなのだそうです。早速飲んでみたいところですが、苦労して手に入れたワインほど飲むのが惜しいものです。何かキッカケはないかなぁ。。。と、暫し我が家のワイン蔵(レンジ下のただの収納ですけど)でお休み頂きます。
で、あんまし関係はないのですが、2004年のF1開幕戦に合わせて頂くことにします。ちょうど頃合がいいことに、カードの累計ポイントをグルメ食品セットに交換したばかりです。F1の開幕戦の日に合わせて宅急便で届けて頂きます。頃合良く予選が始まる直前にピンポ〜〜〜ンとチャイムが鳴り、『宅急便ですぅ!』という嬉しい声が聞こえてきます。間に合いました。
先ずはノルウェー産のスモークサーモンです。築地の品も美味しいですが、さすがに本場のスモークサーモンは違いますね。燻したチップの香りが素晴らしく、食べるのがもったいないくらいです。
次にキャビアです。勿論、イラン産の本物です。モドキではありませんぞ!さすがに量は僅かですが、小さじにすくって口の中に入れます。プチプチと口の中で弾ける音がたまりませんね。でも、後で喉が渇いて渇いて。。。
続いてフォアグラです。一緒に詰められていた薄いクラッカーの上に小さく切り取ったフォアグラを載せて頂きます。でも余りにも濃厚な味なのでそんなにはお腹に入りません。ふ〜〜〜っつ、もう食べれないよ〜〜〜。。。
素晴らしい香り、やや辛口ながら濃厚な味、さすがレクター博士が選び抜いたワインです。パテとかパサパサのパンと一緒に頂いたら最高ですよ!(間違ってもXXXとは合わせないで下さいねっ!)
戻る