中野・ジョーホ酒店
『Hanako』シリーズ第六弾です。
中野といえば、『中野ブロードウエイ』が有名です。駅前から早稲田通りまで続く大規模な商店街は都内でも屈指の規模でしょう。青島都知事もこの中にある高級マンションに住んでいるそうです。昔は自宅から時々テレビにも出ていましたが、まさか都知事になろうとは夢にも思いませんでした。それはそれとして、中野駅北口にはお役所が結構あります。中野区役所とか税務署、それにまもなく移転するらしい警察学校などです。早稲田通りはそれほど広くはありませんが、わりと交通量は大目です。自動車の排気ガスを浴びながら汗を拭き拭きとぼとぼ歩いていくと、右手に小さな酒屋さんが目につきます。『ジョーホ酒店』という変わった名前がついています。外から見るとなんということもありませんが、お店の中に入るとちょっとしたセラーが作られています。小さいながらも品揃えは素晴らしく、実に丹念に選ばれた世界のワインが並べてあります。しかも、銘柄毎に丁寧な解説が添えられています。今までに行ったワインショップの中でもピカ一の丁寧さです。近在にお住まいの方はぜひ一度覗いてみられることをお勧めします。
私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。
- (赤) 山梨: CHATEAU LUMIERE GRAND VIN (1994)
- 『最高のもの』を得るために『最大の努力』をという教えを創業(明治18年)以来のモットーとして造り上げられたシャトールミエールは、EC主催ワインコンテスト『モンド・セレクション』で1967年以来度重なる大金賞に輝いています。自家農園のカベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロー等をブレンドした華麗で重厚なフルボディの赤ワインです。18℃位でお召し上がり下さい。
欲しいワインがあまりに沢山あったので、甲乙つけがたく結局Hanako推薦のワインにしました。みるからに本格派のワインといった重厚な感じがします。社主の『塚本俊彦』という方の名前が入った、日本のブルゴーニュ(と言うかどうかは知らないが)である山梨県産の世界に誇れる赤ワインのようです。普通、年季の入った赤ワインは沈殿物を取り除くためにデキャンタをしますが、これは必ずしもよくはないそうです。ラベルにはわざわざ、『沈殿物(タンニン・酒石等)は葡萄の果実に含まれている天然成分であり、酒質にはまったく問題ありません。これらの沈殿物を取り除くために無理に濾過を行うことは酒質を低下させる原因となります。』という注意書きが書いてあります。
で、味の方なのですが、かなり渋味が強いようです。本格的な重厚さは感じられるのですが、深いコクがもう一つ欲しいところです。チリのグラン・レゼルベ『Los Vascos』のあのコクはどうやってうまれたのでしょうか。。。
- (白) オーストラリア: PETER LEHMANN (1995)
- 1995年の秋、バロッサバレーは葡萄を摘み取る前に訪れたBotrytisによって極めて乾燥していました。この極上のワインは、Tanundaの近くで育って5月始めに摘み取られたセミロン種の葡萄から造られています(注:オーストラリアは南半球なので5月が秋になります)。小さい樫の樽で発酵され、その後熟成されたこのワインは、最初は葡萄の遅摘みによって甘みが凝縮された甘美さ、芳醇なかんきつ類の甘さ、蜜のような甘さなどが味わえます。最後には樫の燻したような香りも感じられるでしょう。よく冷やして、前菜のデザートや新鮮なフルーツ、それにチーズやフォアグラ(foie gras)などと組み合わせると最上です。
羨望の貴腐ワイン!『ピーター・レマン』は、黄金色に輝く南オーストラリア産の貴腐ワインです。生まれて初めて飲みますう。。。
確かに黄金色をしています。丁度晩秋の稲穂のような輝くばかりの色です。ただ、味はまるで梅酒そのもののような感じです。もう貴腐ワインを二度と飲むことはないでしょうけど、ちょっと意外な感じです。あのまま夢を持ちつづければよかった。。。
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