今日は月末の水曜日です。いつから通い始めたのか定かには覚えていませんが、新宿御苑近くの東京厚生年金会館地下にある「アモーレ」というレストランで毎月最終水曜日に開催されるランチバイキングに行くのが楽しみになっています。お値段が大人1,370円と手頃な上に、ホテルの大広間のような広い会場にテーブルがしつらえてあり、お昼のバイキングとしては東京でもかなり規模が大きい方ですので、いろんなメニューが揃って食べ甲斐があります。それに、毎月季節の旬の食材を使った「今月の目玉商品」が2種類出されます。この季節感がいいんですね。やっぱし、バイキングは種類・量だけでなく、季節感がないとただの大喰いの場と化してしまいます。春は筍に初鰹、夏は鰻に天ぷら、秋は秋刀魚に茸、冬は寒鰤にブイヤベースなど、季節感溢れる上質なお料理が出されます。お客さんは食べ盛りの若者・おばさん達だけでなく、近くのサラリーマンの方々、ご近所の仲良しグループなど多彩です。水曜日ですから、騒々しいお子さんは学校に行って殆どみかけません。でも、何故か独りっきりのおじさんが少なからずいるんですよねぇ。。。
六月は梅雨の真っ最中ですので生ものは避けてか、今回の目玉商品は「江戸前のてんぷらと穴子ちらし寿司」となっています。本当は屋形船にでも乗って頂きたいですね。いつも出遅れて、長いときには20分くらい待たされることがあるのですが、今月は何故か気合が入って11時半に新宿駅に着きました。ちょうどバイキングが始まった時刻です。歩くと20分くらいかかるので地下鉄で行こうかと思いましたが、倹約して歩いて行くことにします。東口から靖国通りに出て四谷に向かって歩き出します。梅雨の合間の蒸し暑いお天気で、直ぐに汗が噴出します。やっぱし冷房の効いた地下鉄にするんだったかなと後悔しますが、いまさら遅いですね。さっさと歩いてもう少しで東京厚生年金会館というところで、目の前にリュックを背負った若者達が5−6人歩いています。ひょっとして彼らもバイキングか!と思い、歩みを速めます。床屋さんの先陣争いと同じく、一人の差で長時間順番待ちを余儀なくされてはたまりません。先行する集団の横をささとすり抜けて会館の地下へ通じる深紅のカーペットを敷いた階段をかけ下ります。案の定、彼らも私の後に続いて階段を下りてきました。間一髪でしたねぇ。
会場は意外と空いていて、私も例のグループも難なく席を確保できました。独り者のおじさんは長テーブルにまとめて押し込まれるようで、いつも右横・左横・目の前はしょぼいおじさんか、リュックをしょった大喰い志向の若者です。まさか、リュックにバイキングのお料理を詰め込んで持ち帰るんじゃないでしょうけど。。。それはさておき、早速目玉商品のところにトレーを持って駆けつけます。以前はトレーはなく、自由にお皿を取って食べれたのですが、誰か不法侵入の不心得な人間がいたのかもしれませんね。さすがに目玉商品のコーナーには人が群がっています。海老とかキスとかハゼとか南瓜とかしし唐とか、小物の天ぷらが皿に盛られています。後ろに並んだ人たちのことを一向に気にしないで、海老ばかし沢山とる人がいるんですよね。おじさん、お兄さん、おばさん、若い女性も!私は海老は苦手なので1匹だけつつましく。。。ネタは大きいとはいえませんが、お値段もお値段なのでこんなものでしょう。あとは白和えとかお刺身とか、例によってお皿に盛れるだけ取りまくります。もう一つの目玉の穴子ちらし寿司は、小さな器に可愛らしく入っています。お子さんにはちょうどいいかもしれませんが、私には一口の量です。でも、何杯とっても構いませんので、一椀当たりの量はどうでもいいのですが。。。
テーブルに戻って隣の席を見たら、今日も如何にも大喰といった感じのお兄さんがリュックを下ろして戦闘態勢に入るところでした。椅子に座ることなく早速お料理を取りに出かけ、山のようにお皿を持ってきてトレーの周りに並べます。席の間隔が窮屈なんだから一皿ずつにして欲しいな。それにお料理は逃げないんだからぁ。。。斜め前に座ったおばさんも凄いなぁ。もう白髪まじりの中年後期と思われるのですけど、最初から皿の上にデザートを山盛り。しかも、隣の空いた席にはバッグなんか置いて、新しいお客さんを座らせないようにしているんですね。でも、直ぐに係りの人がバックを自席に置くように言ってお客さんを座らせましたけど。おばさん曰く、ここ窮屈でね。。。あなたがいるから周りが窮屈なんですよ!
バイキングではあまり沢山の種類をとらないことが肝心です。白いご飯とか、ピザとかスパゲッティとか、日常いつでも食べているようなお皿に手を出すと、肝心の目玉商品が堪能できなくなります。でも、お皿が並んでいると、つい手が出るものなんですよねぇ。今回も鶏胸肉のピザ、牛肉と青菜の炒め物などなど次々とお皿に盛っていきます。鯵と梅肉のパスタなんか欲張ってガバとお皿に入れてしまいます。鯵はいいのですけど、このパスタはお腹に溜まりますねぇ。肝心の天ぷらと穴子のちらし寿司は2回お代わりしたものの、もう完全にお腹は満腹になってしまいました。あとはプリンとコーヒーしか入りません。おっと、サラダが未だだったなと広間の角にあるサラダコーナーに行きますと、お馴染みのチョコレートフォンジュの滝が流れています。チーズフォンジュはチーズと白ワインを陶製の小鍋に入れて溶かし、それにパンやソーセージなどを長いフォークに刺してチーズを絡めて食べるものですが、チョコレートフォンジュは鍋ではなく三段の塔の上からチョコレードを滝のように流し、フォークに刺した果物やマシュマロを滝に当ててチョコレートを絡ませるものです。自分で作れるところが面白くて、人気のメニューとなっています。最後にお食事を締めるにはちょうどいいですね。
なんか食べ足りない気もしますが、これ以上お腹が食べ物を受け付けてくれそうもありません。そろそろ帰りましょうかね。おや、横のお兄さん、またお料理を取りに行っているぅ。それに斜め前のご婦人、最初にとったデザートをテンコ盛りにしたまま、未だ手がついていないようですね。制限時間の半分しか過ぎていませんが、今日はここいらで退席することにします。レジでお勘定をしていましたら、7月のパンフレットが目に止まりました。ナニナニ、「カニちらし寿司」に「北の大地のドリア」かぁ!盛夏にはちょっと異質なメニューですが、何となく北の大地を連想させます。夏バテの頃ですので鰻でもいいかと思うのですが、北海道の冷気を感じるのもいいですね。「蟹食えば 涼味感ずる 盛夏かな」。。。
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