015.大山みち・板橋&椎名町コース



『大山みち・板橋&椎名町コース』は、昔みちを歩くをテーマとしています。板橋本町駅を起点にして椎名町駅に至る、凡そ7kmのコースです。江戸時代から、大山参りは庶民の間で定着していました。王子・板橋の人たちが大山参りに使った道を辿るコースです。途中の富士浅間神社の長崎富士塚は、国指定の有形民俗文化財になっています。

このコースの出発点は、都営地下鉄三田線の板橋本町駅になります。板橋本町駅は、国道17号線(中山道)と環状七号線、それに首都高速5号線が交わる交差点の地下にあります。地上の出口から300mほど中山道に沿って歩きますが、晴れた日は自動車の排気ガスで息苦しくなります。イナリ通り商店街のカラフルな垂れ幕を見たら、左に折れて商店街に入ります。商店街といっても、お店が密集している訳ではありません。30店舗余りの小さい商店街ですが、毎月第2日曜日には朝市があり、地元の新鮮な野菜が並ぶそうです。

イナリ通りとは、商店街の中程に面した清水稲荷に由来しているとのことです。地元の鎮守様として崇められているようですが、境内に聳える銀杏の大木も有名です。神社と銀杏には何か関係があるのでしょうか?調べてみますと、銀杏の木は「火事の時に水を吹く」と云うくらい火に強いとされていて、江戸時代には江戸市中の神社仏閣の門前は「火除地」として道路幅を広くとり、銀杏や青桐が植えられたそうです。そのため、東京には銀杏の木が多いと言われています。

イナリ通り商店街は段々とお店がまばらになり、住宅地を縫う細い道路になってきます。富士見街道の交差点を渡って南下します。環七を超えてなおも歩きますと、石神井川に出会います。山中橋を渡った先に「なかいた」商店街の看板が見えます。中央市場まるさとは小さなスーパーですが、「002.石神井川」コースを歩いたときも見かけました。懐かしい気分です。激安なのでお買い物をしたいのは山々なのですが、先がありますので今日のところはパスとします。

東武東上線の線路を渡ってなおも歩きますと、道路の脇に小さな神社があります。轡神社というのだそうです。案内板には、名称の由来として、徳川家康の乗馬のくつわを祀ったとも、馬蹄を祀ったともいわれると書いてあります。また、この神社は百日咳の神様として信仰厚く、神社に奉納された馬のわらじの片方と麻をいただいてまじないをすると霊験があり、全快後に新しいわらじ一足をお返しする習慣があるとのことです。百日咳とはそんな昔からあった病気なんですね。

川越街道を渡り、日大病院を横目になおも住宅地の路地を歩きます。板橋十小の角を鋭角に曲がり、富士神社通りに入ります。板橋交通公園の脇には千川上水跡の案内板が立っています。千川は、現在の保谷市で玉川上水から分水され、練馬区・板橋区を通って、小石川や湯島まで水を運んだとのことですが、使用されなくなって暗渠化が進み、ここでは川の痕跡すら留めていません。ただ、都の清流復活事業により旧流路に水が流されるようになっているとのことですので、将来はお散歩コースとして楽しめるかもしれませんね。

都内には浅間神社という名前の神社は数多くありますが、この通りの由来となった富士神社もそのひとつです。住宅地の路地の奥にありますので、地図を見ていないと気がつかずに通り過ぎてしまうこともあります。小さな公園の奥に、富士山の溶岩を積み上げた小山が築いてあり、富士塚となっています。山頂にも草木が茂っているのが実際と違うところですが。。。

道幅の広い要町通りを渡って城西大学付属高・中学校の角を曲がり、地蔵堂商店街を歩きます。名前の由来となった地蔵堂は道路脇に造られた小さな地蔵で、出世子育地蔵菩薩が建っています。何となく、一休さんの顔に似ているように見えるのは気のせいでしょうか?

御嶽神社、長崎神社、金剛院と回って山手通りに出ますと、このコースの終点である西武池袋線の椎名町駅に到着します。椎名町駅は袋小路の奥にあり、椎名町サンロードや仲通り商店街が駅前から延びています。冷たい飲み物でも飲んで、ちょっと一休みしたいですね。

「大山みち・板橋&椎名町コース」は、住宅街をゆっくり歩いて2時間強の歩きやすいコースです。

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「大山みち・板橋&椎名町コース」を歩いた際の写真集です。

ご注意:

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上記をご確認の上、下記をクリックして下さい。

コース写真集

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