第六位.波01コース
選定理由: 海底トンネルを通って荒涼とした中央防波堤に行く唯一の公共交通機関
今日はランキング第六位である「波01」路線を歩くことにします。波01も上位にランキングされるだけあってユニークな路線です。乗車時間は10分程で距離自体は短いのですが、何といっても海底トンネルを通る路線バスというのが一番の売りです。首都圏には、川崎駅から海ほたるまでアクアラインの海底トンネルを通る高速バス路線もありますが、都内では恐らく唯一の海底トンネル路線と思います。運賃も200円で、他の路線と同じです。もうひとつの売りは、中央防波堤に行く唯一の公共交通機関であることです。私はチュウオウボウハテイなるものが存在することすら知らなかったのですが、都民にとっては必要欠くべからざる都市インフラなのです。ここなくして都民生活は成り立ちません。一言で云えば、東京23区から排出されるゴミを最終的に埋立てる処分場です。清掃工場で焼却された後の灰とか、産業廃棄物とか、建設残土とかのいろいろなゴミを最終的に処分するところなのです。埋め立てるだけでなく、廃プラスチック処理の巨大施設もあります。それはさておき、ひとつ問題があります。お台場と中央防波堤を結ぶ第二航路海底トンネルには、車道と壁の間に非常脱出用と思われる細い通路がありますが、トンネル内は歩行禁止です。仮に禁止されていなくても、怖くてとても歩けません。ダンプカーや大型のコンテナ車などが猛スピードで疾走していますし、排気ガスで息もできないでしょう。止むなく、トンネル区間はバスに乗ることにします。でも、本数が少ないのですね。平日の日中は1時間に1本しか運行されてなく、また休日はナント1日に1本しかありません。乗りそこなったら最後、水も食べ物もない埋め立て地で野宿することになります。休日に出かける方は寝袋にサバイバルグッズを持参された方が良さそうです。
バスの本数が少ないので、先ず中央防波堤までバスで行き、それから逆方向に東京テレポート駅前まで歩くことにします。東京テレポート駅前の乗り場からバスに乗ったのは3人だけで、途中乗降客はありませんでした。
バスは海底トンネルを疾走し、あっという間に中央防波堤の地上口に出ました。
中央防波堤には都環境局の合同庁舎があり、停留所はこの庁舎前と200mほど離れた終点の2ケ所だけです。バスから降りますと、ペンペン草の生えた荒れ地が広がっています。お台場のビル群が遠くに見えます。
道路の両側には巨大な処理施設が立ち並び、まるでコンビナートの風景です。植栽もあって、荒れ地という程ではないですね。
轟音が聞こえてきました。空を見上げますと、離陸したばかりの飛行機が急角度で上昇しています。手の届きそうな高度です。逆に、最終着陸態勢に入った飛行機も次々と飛来してきます。車輪を出してフラップを全開にし、高度は数百メートルでしょうか。城南島海浜公園は飛行機ウオッチングのスポットとして知られていますが、ここも隠れた名所ですね。
帰りのバスまで時間がありますので、近くを散策することにします。巨大な風車がありますね。風力発電を行っているそうで、年間250万kWhの発電量だそうです。この他に、メタンガスを利用した発電とか太陽光発電とかも行っているそうです。今日は貴重な社会見学の一日になりました。
さて、ここから「波01」のコースを歩くことにします。律儀に中央防波堤前バス停から海底トンネル入り口近くまで歩き、環境局中防合同庁舎前停留所に戻ってから、バスに乗車します。
海底トンネルを抜けた青梅二丁目バス停でバスを降り、東京テレポート駅に向かいます。沿道には、港湾で働く人たちのための食堂なんかもあります。
テレコムセンター駅近くには、大江戸温泉物語があります。また露天風呂に入りたいものです。
事業仕訳で話題になった日本科学未来館とか、テレビドラマの舞台ともなった警視庁東京湾岸警察署もあります。
船の科学館には、南極観測船として活躍した宗谷と共に、青函連絡船の羊蹄丸も展示係留されています。
ということで、「波01コース」を歩き終えました。
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