10.都バス沿線を歩く(ランキング編)
鉄道沿線を歩くシリーズの最後に東武大師線を歩いた後、ふと思い立って都バスの路線を歩いたら面白いかなと思い、西新井駅から池袋駅東口までの「王40」という路線を歩いてみました。距離的・時間的に手頃で、途中の景色も変化に富んでいます。ということで、ネットで都バスの情報を集めていましたら、超マニアックなサイトを見つけました。都バス路線の人気ランキングがあって、投票した方のコメントが掲載されています。順位の妥当性はともかくとして、歩く対象としては面白そうです。ルールはひとつだけで、各路線のすべての停留所に立ち寄ることです(ついでに停留所の名入りの写真も撮ることにします)。どこまで回れるか分かりませんが、チャレンジしてみましょう。
ランキングコースのご紹介
- 第十五位.王45コース
- 選定理由: 荒川土手を爆走する都バス!年に一度の晴れ舞台は足立花火大会!
- 今日はランキング同率第十五位である「王45」を歩くことにします。「王45」の魅力は何といっても長大な荒川土手を爆走することでしょう。大半が荒川と隅田川に挟まれた地域を走りますので、人影のないバス停をパスすることも度々です。特に、北千住駅に向かうバスは、道路の左側が荒川の土手になっていますので停留所には並ぶスペースもありません(並ぶ人もいませんが)。唯一混みそうな日は荒川の花火大会当日と思われますが、どうなのでしょうか?今日は昨日より更に気温が上がって、まるで春の陽気です。セーターを脱ぎ捨て、薄手のジャンパーに手袋なしで歩きます。春のそよ風が頬に気持ち良いですね。王子駅から北本通りを進み、消防署前で右折します。更に東京成徳学園で左折し、路地に入ります。よくこんな道をバスが通るなぁと思っていましたら、新田橋を越えた先に未来都市が広がっていました。ハートランド新田(シンデン)とかアクアテラとかで紹介されていますが、いろんな民間のデベロッパーも加わり、今やマンションだらけです。スーパーや学校、それに広大な公園も整備されつつあり、若い世代には魅力ある住宅地になっています。全てが新しく、交通の便を除けば素晴らしい住環境です。スーパーのBelcは東京ではあまり見かけませんが、主に関東北部に展開しているスーパーのようです。マンションの中には、アプローチにシュロの木が並んだ南国風の建物もあります。ここは早春の東京かと一瞬思います。マンション群を抜けますと、荒川の土手になります。広大な河川敷が広がり、視界を遮るものは何もありません。バスはここから荒川土手を走るのですが、道路の高さが土手と同じなので、バスの窓からの眺めはさぞかしと想像します。扇大橋からは土手の下の道路を走るために残念ながら眺望は落ちますが、右手には時折隅田川が見えます。殺風景と思うか、雄大な景色と思うかは人それぞれですが、やはり東京に住む人にとっては非日常的な風景であることには異論はないでしょう。
- 第十五位.上23コース
- 選定理由: 曲がりくねった下町の裏道をひた走る!
- 今日はランキング同率十五位である「上23」を歩くことにします。週末の凍るような雨とはうって変わって今日は曇りながら暖かなお天気です。というか、厚着していると汗ばんできます。昨日は東京マラソンの応援に出かけましたが、雪混じりの雨に指先の感覚がなくなってしまい、早々に切り上げました。東京マラソンは今年で4回目ですが、お天気には恵まれないですね。私が走った2回目のみが快晴で、1・4回目は氷雨、昨年は強風と小雨でランナーには散々なコンディションでした。今年の完走率は94%だったそうですが、例年より落ちたのは今年が最悪のお天気だったせいだったからでしょうか。私ならスタート前にギブアップしたでしょうが、ランナーは結構楽しんでいましたね。トップグループだけ見たからかもしれませんが。それはさておき、「上23」は上野松坂屋の向かいのバス停から出発します。浅草までは繁華街の広い道路を走るのですが、吾妻橋を渡って十間橋からは割と狭い道路に入ります。路地ということはないのですが、かなり生活感のある通りです。八広あたりからは町工場が多く並んだ裏道を走り、平井に入りますと巨大マンションと昔ながらの住宅の間の曲がりくねった細い道路を走ります。私はバスには乗らなかったのですが、運転手さんのハンドルさばきが見ものらしいです。業平橋のバス停から北十間川の側道に出ますと、対岸に建設中の東京スカイツリーが目の前に聳えています。間近で見るとその巨大さが分かります。底辺が正三角形で、上にいくに従って円形に変わっていきます。実に美しい形状です。東京タワーのような底辺の広がりがなく、高さが倍になりますから、ちょうと細長い鉛筆を立てたような感じがします。素人には、台風で倒れそうな気もするんですが。バスは中居堀交差点から八広はなみずき通りに入ります。八広二丁目交差点で並行して走る中居堀通りに入りますが、二つの通りの間隔は驚きの狭さです。まるで張り合っているみたいですね。平井地区は半弓状の形をしていますが、恐らく中川が蛇行した跡だと思われます。現在は旧中川になっていて、土手も河川敷もきれいに整備されています。桜の木が植えられ、お花見にはよさそうですね。墨田清掃工場の巨大な煙突が若干気になりますが。。。中平井橋を渡りますと、アクラスという巨大なマンション群が建っています。完成したばかりで入居は未だのようですが、年末には「上23」でアメ横に買い出しとなるのでしょうか?
- 第十七位.亀21コース
- 選定理由: 仙気いなり通りと元八幡通りの狭隘な商店街を大型バスが堂々と走り抜ける!
- 今日はランキング十七位である「亀21」を歩くことにします。昨日の陽気とはうって変わって今日は凍えるような寒さでした。この季節は三寒四温といいますが、三寒一温くらいの感じがします。今日は「亀21」を歩きます。私が参考にさせて頂いている都バス路線ランキングは、何故か上位路線が城東・城北地区に偏っているように思えます。城西・城南地区には大手私鉄のバス路線が多いからかもしれませんが、なんか最近見慣れた道路を何度も歩いているような気がします。「亀21」は先日歩いた「都07」と一部でルートが重なっています。違いは、「都07」が明治通りを南下するのに対して、「亀21」は丸八通りを南下することです。「亀21」が選ばれた最大の理由は、袖ヶ浦バス停から元八幡通りを通って南砂四丁目までの狭い商店街を大型バスが堂々と走ることです。南砂四丁目交差点で明治通りから仙気いなり通りに直角に右折する時の運転手さんのハンドルさばきは見ものです。交差点の手前にせり出した車を避け、道路の中央を堂々と自転車を引いて歩くおばさんを避け、商店の軒先を擦らないように回り込むのはなかなかの力量を要するものと思います。今日は平日でシャッターの降りているお店も多かったのですが、休日はどうなのでしょうか?日曹橋バス停の手前に「ニトリ」の巨大なお店がありました。先日も通ったのですが、あまりに大きなお店なので中に入ってみました。お店の中はまるで広大な倉庫のような感じです。ホームセンターのコーナンよりはお洒落な品揃えですが、PBの商品はどれも激安です。見物するつもりが、ついつい買い込んでしまいました。この路線は実際に乗ったことがなかったので、元八幡通りをどんな風に走るのか東陽町駅前から逆向きに乗ってみました。それほどの曲芸運転とは思えませんでしたが、さりとて新米運転手さんにはちょっと厳しいのではないでしょうか。北砂七丁目バス停で降り、先日堪能したローストビーフの切り落としを求めてまたまた砂町銀座通りを歩きます。このルートならバス路線がいくら重なってもいいですねぇ。。。
- 第十八位.白61コース
- 選定理由: トキワ荘の漫画家に会いに行きましょう!
- 今日はランキング十八位である「白61」を歩くことにします。昨日の凍えるような寒さはどこへやら、今日はセーターが不要なくらいの暖かなお天気でした。季節は確実に春に向かっていますが、本当に寒暖の差が大きいですね。加えて、昨日あたりから目がショボついてきました。どうやら花粉の飛散が本格的に始まったようです。連休明けまで続く、お散歩には辛い季節の到来です。「白61」は都バスの路線の中でも長距離の部類に入るでしょう。新宿駅西口から練馬車庫までは、北西方向に直進すれば大した距離にはなりません。でも、「白61」のルートは新宿駅西口から靖国通りを東に向かい、防衛省手前から外苑東通りを北上、更に早大通りから江戸川橋通りを北上、神田川を越えた先で目白通りに入り、江古田通りから千川通りを西に進んで練馬車庫に至ります。随分と大回りしています。ちょうど、”J”の字を傾けたようなルートです。「白61」の特徴として、練馬車庫から新宿駅西口に戻る際に往路とは別のルートを走ることがあげられます。繁華街の駅周辺などでUターンできないために短い区間で別ルートになる路線はありますが、「白61」の場合は江古田二又から南長崎二丁目までのかなり長い区間です。理由はよく分かりませんが、南長崎通りが一方通行の狭い道路であるためと思われます。ポアンカレ風にいいますと、「白61は縫い針と同相か?」ということになりますかね。新宿駅西口のバスターミナルを出ますと、直ぐに右折して靖国通りを東に進みます。東京マラソンがあと2日遅く開催されたら、ランナーの皆さんも気持ち良く走れたであろうと思われるお天気です。歌舞伎町を過ぎますと左手に東京厚生年金会館が現れます。長年、新宿のイベントホールとして活躍してきましたが、今月で閉館・取り壊しとなるそうです。名物のランチバイキングも先月で終了し、またひとつ楽しみがなくなってしまいました。江戸川橋先の目白坂下で目白通りに入りますと、7万平米に及ぶ椿山荘の広大な敷地が広がっています。このあたりには昔から椿が多く自生し、明治の元勲である山県有朋によって椿山荘と名付けられたそうです。目白の日本女子大の隣に「田中」と表示された立派な門構えの邸宅がありました。ひょっとして角栄さんが住まわれた目白御殿でしょうか?何でも、敷地の大半は文京区に物納され、日本女子大と公園の一部になったそうです。音羽御殿はどうなるのでしょうか?目白駅の手前には学習院大学があります。伝統を感じさせる赤レンガ造りの正門は明治時代から使われているそうです。目白駅の先に「Le Mont−St−Michel」という名前のカフェレストランがあります。店先の樽の上に良さげなワインボトルの空瓶が並んでいました。ワインリストが置いてあったので見させてもらったのですが、お値段はそんなに高くありませんでした。フランス人らしきギャルソンもいて、さすがに目白はお洒落な街です。南長崎三丁目バス停の先の小さなお店の横に「マンガの聖地 トキワ荘のあった商店街」との看板が立てられていました。トキワ荘は1982年に取り壊されましたが、跡地に近い南長崎花咲公園に記念碑が設けられています。このトキワ荘なくして、ドラえもんもおそ松くんも存在し得なかったでしょう。保存の方法はなかったのかと惜しまれます。
- 第十九位.錦22コース
- 選定理由: 朝夕の通勤ラッシュと無関係な出入庫専用路線!
- 今日は何日ぶりかの雲ひとつない青空!早朝には真白き肌の富士山も綺麗に見え、思わずカメラに収めました。午後は気温が18℃まで上がって、まるで春の陽気でした。木々は芽吹き、頬を撫でる海風は心地よく、花粉防御のマスクさえなかったら深呼吸したいくらいでした。今日はランキング十九位である「錦22」を歩くことにします。「錦22」はありきたりの名前ですが、出入庫専用路線とのことです。「シュツニュウコ?」って何だろうと思って調べましたら、営業路線から営業所/車庫への回送、もしくはその逆の路線の意味らしいです。営業運行と回送運行には規則上の違いがあり、どちらをとるかはバス会社の事情により決められるそうです。分かったような分からないような説明ですが、「錦22」の発車時刻表を見るとなんとなく納得できます。錦糸町駅前の時刻表では、朝の7時〜9時台と夕方の4時〜5時台には1本もバスがなく、逆に殆ど需要がないと思われる夜の9時台には3本もあります。そもそも臨海車庫って何処にあるのでしょうか?ルートを辿っていきますと、葛西臨海公園駅の手前にありました。どんなとこでしょうかね?錦糸町駅前のバスターミナルから歩き出します。駅前広場から直ぐに四ツ目通りを南下します。城東地区には南北に走る道路が幾つかありますが、何故四ツ目というのか不明です。四ツ目のお化けでも住んでいたのでしょうか?猿江二丁目バス停の先で小名木川を渡ります。川というより、運河といった方がいいかもしれません。江戸時代、ここには小名木川五本松があって、深川に庵を構えていた芭蕉がこの辺りに船を浮かべて句を詠んだそうです。「川上と この川下や 月の友」。「錦22」の売りは、清砂大橋を渡る唯一の都バスであることです。並行する葛西橋は平坦ですが、清砂大橋は中心部が盛り上がった形状をしています。そのため、中央部では直ぐ横を走る地下鉄東西線が足元に見えます。橋の上からの夜景も素晴らしいとのことですが、帰りのことを思うと。。。新左近川親水公園の先に中央卸売市場葛西市場があります。食品関係の市場らしいですが、ここには場外市場があって、20店舗ほどが入っています。ちょっとのぞいてみたのですが、お店のシャッターは閉まり、人影は殆どありません。それもその筈、14時閉店とのことです。土曜市は早朝6時からと書いてありますから、皆さん朝が早いんですね。一番手前のお店は「酒のやなぎや」とのことですが、お酒も市場で取引されているのでしょうか?臨海車庫に着いたのが1時半。あまりにお天気が良かったので、もう少し歩くことにします。結局、錦糸町と臨海車庫を往復してしまいました。
- 第二十位.学02コース
- 選定理由: 早大生優待料金の170円!
- 今日はランキング同率二十位の「学02」の2路線を歩くことにします。「学02」は高田馬場駅前広場の先端から発車します。通常、都バスの運賃は200円均一ですが、何故かこの路線は170円になっています。停留所が5つだけの短距離路線ではあるのですけど、珍しいですね。「学バス」とありますので、学割の意味もあるのでしょうか?でも、早大に通うのなら地下鉄東西線を使った方が早くて安いのですがね。平日で2−3分間隔、土・日でも5−6分間隔で運行されているということは、学生さん以外にも利用者が多いということでしょう。「学02」は早稲田通りを進み、馬場下町交差点から早大正門に向かいます。この通りは一方通行ですので、帰りは付属高・中の前の道路を通ります。大学の門は全て閉じられ、警備の方が通行証をチェックしています。入試の最中のようです。大隈講堂は受験生の父兄の控室になっています。日曜日とはいえ、親御さんもご苦労なことです。めでたく早春のサクラを咲かせてもらいたいものです。
- 第二十位.クラシック銀71コース
- 選定理由: 昭和の基幹路線の復活を!
- 週末はヒドイお天気でした。金曜日はあんなに暖かかったのに、一転して氷雨の寒〜〜〜い一日でした。今日は晴れのち曇りながらも凍えるような寒さではなかったです。今日は先日歩いた「学02」と同率二十位の「都03」を歩きます。「都03」は都心のど真ん中を走る路線で、新宿・四谷・麹町・皇居・銀座・築地・晴海など数々の名所を通ります。この路線の元祖は、都電代替系統として1968年に誕生した[銀71]です。新宿駅西口から晴海埠頭まで、都心を貫通して結ぶ系統で、終端の晴海会場で見本市が開催された際には臨時バスが増発されることも珍しくなかったそうです。1988年に「都03」となり、2000年の大江戸線の開通と共に、四谷駅と晴海埠頭の区間に短縮されました。ランキングでは現行の四谷⇔晴海埠頭の「都03」ですが、多くの投票者が昔懐かしい新宿駅西口発着の「都03」の復活を願っておられるので、元祖「銀71」の路線図を探し出して復刻版の「クラシック銀71」を歩いてみたいと思います。新宿駅西口の都バスターミナルは、地下から階段を上って地上の発着ホームに行くようになっています。「銀71」は既に廃止された路線ですので、当然地上には乗り場はありません。文献によりますと、小田急ハルクに近い発着所を使っていたようです。多分、一番先頭の「品97」と同じ場所だと思われます。先日歩いた「白61」と同じように、発車して直ぐに右折し、靖国通りに入ります。大ガードを抜けた先の右手に竣工間近のビルが見えます。丸みを帯びた外壁に3つの巨大スクリーンが設けられ、テスト放映を行っていました。「YUNIKA VISION」とかいう名前で、巨大スクリーンの割には鮮明な映像です。曲面スクリーンというのも珍しいですね。新宿の新しい名所になりそうです。新宿五丁目バス停まではそのまま進みますが、新宿五丁目東交差点を右折し、新宿二丁目交差点を左折して新宿通りに入ります。四谷四丁目バス停の次は四谷三丁目バス停の筈ですが、現在は存在しません。ここは幹線の新宿通り(国道20号線)ですが、バスが運行されていない空白区間なのです。ちょっとした発見です。もっとも、直ぐ先には四谷二丁目バス停があり、こちらには新宿駅西口⇔三宅坂の「宿75」が走っています。ちなみに、四谷三丁目バス停は、新宿通りにはありませんが、外苑東通りには存在しますので念のため。四谷駅からは本来の「都03」区間となります。起点はJR四谷駅の裏側にある四谷見附橋の上になります。昔は都バス有数の人気路線だったそうですが、今や1時間に1−2本の過疎路線になっています。新宿から晴海埠頭まで利用する乗客がいるかどうかは別にして、起点を四谷駅から新宿駅に戻して欲しいと願うファンは今でも多いようです。四谷駅の次が駅から離れた四谷駅前というのも面白いところです。数寄屋橋ガード下のまんぷく食堂前には今日もランチメニューが並んでいます。昨今のデカ盛りブームの中で、名物の「まんぷく丼」は心なしか並丼サイズに見えます。歌舞伎座では「御名残三月大歌舞伎」の興行が行われていました。4月の最後の公演が残っていますが、大変な人出です。建て替え前に一度観ておきましょうかね。晴海の客船ターミナルは何時行っても閑散としています。というか、人がいないんですね。今日も発着船はないということで、内部は静まり返っていました。その割にバスは頻発しているので、帰りは助かるのですが。。。
- 第二十二位.草63コース
- 選定理由: 「肉のきたじま」特製のメンチカツとサンドで金メダル!
- 今日の天気予報では午後から雨とのこと。ホントかなぁ。先日も午後から雨が降ると言ってましたけど、夕方まで降りませんでした。今日もそうなるだろうという自己流天気予報を信じ、ランキング二十二位の「草63」を歩くことにします。但し、念のために折り畳み傘を持っていくことにします。「草63」は浅草雷門を起点にして、東京の下町を巡ります。途中、上り下りの急坂や何度も曲がる交差点などあって、見飽きない車窓が続きます。巣鴨のとげぬき地蔵前にも停車しますので、縁日(4の日)にはお年寄り(主に女性ですが)で混雑するそうです。浅草雷門の乗り場はちょっと分かりづらいです。普通なら雷門通りに面した浅草雷門から乗ればいいのですが、「草63」を極めるためには厳密に始発バス停から歩かねばなりません。さんざん探した末に、バス乗り場の案内図を見て初めて場所が分かりました。仲見世通りから雷門を通り越した先の裏通りに乗り場がありました。道路の左側ですから、進行方向とは反対向きです。池袋駅東口行きだけが使用しますので、恐らく、折り返し便のために2ケ所に乗り場を設置したのだと思われます。「草63」には兄弟路線があります。「草64」系統で、始点と終点は同じですが、途中のルートが異なります。「草63」の方がやや距離が長くなっていますので、兄貴分の立場かと思います。ちなみに、停留所は39ケ所で、昼間は概ね12−3分に1本の割合で運行されています。江戸通りに出て、吾妻橋交差点から雷門通りに入り、雷門一丁目交差点を右折して国際通りを北上します。浅草六区の喧騒から段々と離れて、千束とか竜泉といった趣のある下町を通ります。三ノ輪駅前から明治通りに入ります。荒川区に入りますと、街の雰囲気は更に下町っぽくなります。バスは宮地陸橋で西日暮里方面に左折します。といっても、この宮地陸橋の下は六差路になっていて、左から二番目の道路に入るのです。明治通りと尾竹橋通りという2大幹線道路が交わる交差点での六差路ですから、かなり価値があります。多差路マニアにはたまりませんね。西日暮里一丁目バス停傍に「肉のきたじま」というお店があります。水泳の金メダリストである北島康介選手の実家のお肉屋さんです。今までに何回かお店の前を通ったのですが、休日か何かで何時も閉まっていました。お店はそんなに大きくはないのですが、従業員の数は多いですね。壁には北島選手の写真が所狭しと飾ってあります。このお店の名物はメンチカツとメンチサンドです。折角なので両方買うことにします。未だ全体の1/4も歩いていないんですが。お店の外に出ますと、雨粒がポツリ。。。傘をさすほどではないのですが、ヌレカツは食べたくありませんので、やむを得ず傘をさします。一気に歩き辛くなってきました。おまけに風も出てきたので、停留所の写真を撮るのが大変!今日はお散歩を切り上げようかとも思いましたが、後日ここから再開するのも面倒なので歩き続けることにします。不忍通りから直角に曲がって団子坂を上るところは「草63」の運転手さんの腕の見せ場のひとつです。大きくハンドルを切って、直ぐに急峻な坂道を上っていきます。停止線をはみ出している対向車がいると、もう大変!団子坂を上りきったところには、かって森鴎外が居住した観潮楼があります。ここから品川沖まで見渡せたといいますから、どれくらいの高低差があったか想像できます。巣鴨地蔵通り商店街は相変わらずの賑わいです。雨が本降りになってきました。しかも凍えるような氷雨です。手袋をしていても指はかじかみ、傘をさしてのお散歩は大変ですぅ。明治通りに入った掘割から先は、先日歩いた「王40」と同じルートです。いやぁ、「草63」は結構歩き甲斐がありましたね。ちなみに、帰ってからメンチ(カツとサンド全部)を食べたのですが、味は吉祥寺のサトウと同じでした。してみると、お肉は松坂牛?さすがメンチも金メダル!
- 第二十三位.王55コース
- 選定理由: 始点と終点の際立つ落差を感じるも成長路線!
- 今日は素晴らしいお天気でした。朝から快晴で、一週間ぶりに真白き富士山が拝めました。でも風は冷たく、早春の頃の気温に逆戻りした感があります。今日はランキング同率二十三位の「王55」を歩きます。この路線は、王子駅前までは「第七位:王40(池袋駅東口〜西新井駅)」と同じで、その先豊島七丁目までは「第十五位:王45(王子駅〜北千住駅)」と重なっています。元々は、王子駅〜ハートアイランド循環路線だったそうですが(現在の王55折返のルート?)、その後、王子駅〜(ハートアイランド経由)〜新田1丁目となり、ついには池袋までつながったという成長路線です。都心の基幹路線が地下鉄との競合で衰退していく中、短期間でここまで拡充された路線は稀有な存在といえます。その最大の要因は、未来都市ハートアイランドにあるでしょう。先日も「王45」でその一部を歩きましたが、今回ほぼ一周してみてその規模の大きさに驚きました。既に入居済の建物だけでも十分に大きいのですが、更に建設中の建物が完成した暁には都内でも有数の大団地になるものと思います。急速に路線が拡充されたのも当然ですね。まさに「東京新区」といった感じです。その意味か、「王55」の車両の行先表示にはハートアイランドに因んでハートマークが付けられています。恐らく、都バスで唯一の絵文字付き表示ではないでしょうか?「王55」は、都内有数の繁華街である池袋と新田一丁目を結んでいますが、新田ってどこにあるかご存知の方は少ないでしょう。そもそも地名が「にった」ではなく、「しんでん」と読める方も多くないと思います。新田は、荒川から隅田川が分離した先の中州のような場所に位置しています。環七が街を横(斜)断していますが、鉄道も地下鉄も通っていません。最近でこそ、高層マンションが建ち始めてきましたが、池袋とは比べるべくもありません。終点の新田一丁目バス停は隅田川の土手下にあり、周囲には殺風景な空き地が点在しています。「第十一位:東43(東京駅北口〜江北駅)」と似ていて、この落差が魅力なんですね。王子駅前から王子四丁目までは、都バスの過密路線です。なんと12もの路線が通っています。バス停の路線図がひとつの標識に収まらず、2つに分けてありますが、それでも文字が小さくて見ずらいです。ガラス張りのトンボ鉛筆のビルで左折し、新豊橋を渡ります。橋も土手も河川敷も何もかも新しいですね。右手にはアクアテラという巨大マンションが隅田川を見下ろすように建っています。ハートアイランドの西側半分には、商業施設と学校、それに造成中の公園が配置されています。商業施設の中心はBelcという大型スーパーで、店内は驚くべき広さです。商品の種類も豊富で、食品・日用品なら何でも揃っています。特筆すべきは、ワインの品揃えです。千円台を中心に、各国のワインを取り揃えています。プロヴァンスのロゼなんかを置いているのはスーパーでは珍しいですね。おや、「LOS VASCOS」もありますね。私が今までに飲んだ数千本のワインの中で最上の評価に値するチリの赤ワインです(正確には1994年のグラン・レゼルヴァですが)。折角ですので1本買っていきましょう。「王様の涙」はスペインの安いワインですが、このスパークリングワインは珍しいですね。ついでに買っていきましょう。他にも魅力的なワインが沢山あるのですが、持ち帰るには重いので2本で止めておきます。レジの先に「良水オアシス」なるものが設置してあります。お客さんが空の大瓶を持ち込んで浄水器にセットすると、特殊なフィルターで濾過された水が出てくるという優れ物です。無料なので、中には一人で4瓶も持ち込む人もいます。面白いサービスですね。帰りはせっかくなので、先日歩いた「王45」に乗って荒川の土手を爆走することにしましょう。いやぁ、本当に爆走ですな。。。
- 第二十三位.渋66コース
- 選定理由: 渋谷センター街を突っ走る共同運行便!
- 今日は晴れのち曇りのち晴れといったまずまずのお天気でした。風が多少あったものの、それほど寒くは感じませんでした。今日はランキング同率二十三位の「渋66」を歩きます。この路線は京王バスとの共同運行便になっています。そのせいか、阿佐ヶ谷駅⇔和泉一丁目までのバス停は「みんくる」君の標識となっていますが、代田橋⇔渋谷駅では京王バスの標識になっています。気になるのは運賃ですが、都営・京王どちらとも200円均一です。「東98:東京駅丸の内南口⇔等々力操車場」は都営・東急の共同運行便ですが、運賃は都営バスが200円であるのに対して、東急バスは210円です。京王バスは他の私鉄バスと違って200円均一なので、「渋66」ではどちらのバスに乗っても同じ運賃を払えばよいということになります。「渋66」は、阿佐ヶ谷駅前から富ヶ谷までは往復同じルート、そこから先は行きと帰りでルートが異なります。つまり、ポアンカレ風に言えば「縫い針と同相」ということになります。そこで、阿佐ヶ谷駅から渋谷駅まで行った後、ループ状に富ヶ谷まで戻るルートを「渋66」とします。阿佐ヶ谷駅の南口広場は、ちょっと見ない間に随分と様子が変わりました。広場の真中には工事用の囲いが出現し、広場の先には高層マンションが建設中です。周辺の建物とは異質な気がしないでもないのですが。東京オペラシティ角の初台交差点を右折して山手通りに入ります。このあたりの山手通りでは道路の拡幅工事と山手トンネルの工事が行われています。拡幅工事では沿線の建物は位置を下げて殆ど全て建て直しとなりますから、巨額の費用がかかっていることでしょう。その上、地下には山手トンネルが掘られ、地上には巨大な換気塔を建てていますので、全体の金額は想像もつきません。平成25年には品川まで開通するそうですから、山手通りの風景は一変することでしょう。代々木八幡バス停を過ぎた後、バスは井ノ頭通りに入り、歩道橋のある最初の信号で右折して一方通行の狭い道を進みます。これを見つけるのに大変な時間を浪費しました。ここいらはバス路線を推理する面白さでもあります。渋谷駅のバス停が西口広場にあるとは知りませんでした。西口は私鉄バスだけだと思っていたのですが、都営バスもいるんですね。渋谷駅から阿佐ヶ谷駅に向かう際は、井ノ頭通入口交差点を左折してPARCOの間の細い一方通行の道路を走ります(正式にはここが井ノ頭通りの起点になっています)。この細い道路は「渋谷センター街」となっており、繁華街故に結構人出があります。そこを大型バスが走り抜けるのですから、これは見ものです。一度、渋谷から「渋66」に乗って車窓からセンター街を眺めてみたいものです。
- 第二十五位.宿91コース
- 選定理由: 中央線と東急線、新宿文化と渋谷文化の橋渡し!
- 今日はランキング二十五位の「宿91」を歩くことにします。昨日吹き荒れた強風が収まり、今日は一日中晴天の春らしい穏やかなお天気でした。「宿91」の新宿駅西口から高円寺陸橋までの部分は「王78」、高円寺陸橋から代田橋までの部分は「渋66」のルートと重複しています。しかも、「宿91」は青梅街道と環七という幹線道路しか走りませんから、ルートに迷うことはありません。新宿駅西口から代田橋までのバス停は未だ記憶に新しいので、地図なしで気楽に歩けます。新宿駅地下から13番階段(縁起が悪いですねぇ)を上がって駒沢陸橋行きのバス発着所に向かいます。「宿91」は比較的長距離の路線ですが、乗客数が少なくなく、本数も概ね1時間に4本程度運行されています。東京の鉄道路線は中心部から放射状に延びていますので、丸ノ内線・京王線・井の頭線・世田谷線・小田急線・田園都市線と交差し、乗り換えも便利な「宿91」の利便性は高いと思われます。新宿から守山小学校前までのバス停の標識は都営のみんくる君ですが、新代田駅前から先は東急バスとの共同標識となっています。都営の標識には全バス停の名前が表示されていますが、東急の標識には主要なバス停しか書かれていません。それだけ常連客が多いということでしょうか。ちなみに、「宿91」は都営と東急が相互乗入れを行っていた時期がありました。当時は、新宿駅西口と大森操車場間を運行したそうですが、青梅街道と環七の渋滞により都営区間と東急区間に分割されたのだそうです。現在でも重複する区間では、東急バスの「森91」が走っていますが、路線名はその名残りということです。このような経緯から「宿91」が生き残ったようです。何故駒沢陸橋が終点になったかというと、中央分離帯のある環七には珍しく、陸橋下にUターンできるところがあるためと思われます。「宿91」は、中央線と東急線、新宿と渋谷の文化の違いを肌で感じさせてくれるバス路線です。
- 第二十六位.学03コース
- 選定理由: 恐るべき乗客数!恐るべき運行頻度!恐るべき心臓破りの坂!
- 今日はランキング二十六位の「学03」を歩きます。以前、高田馬場駅から早大正門までの「学02」という路線を歩きましたが、都営バスには「学XX」という路線が6系統あります。通常は営業所の識別名が頭に使われるのですが、「学」には学校割引という意味があるようです。一般のバスが200円均一であるのに対して、学バスは170円均一となっています。全般的に距離が短いですから、その点も考慮されているのかもしれません。「学03」は渋谷駅と日赤医療センター間を運行しているのですが、沿線には青山学院初等部・実践女子学園・国学院大学・東京女学館があります。これらの学校に通う学生さん・生徒さんにとっては、渋谷駅から歩くには少々遠いし、地下鉄の駅からも離れているしで、「学03」は通学には欠かせない路線なのでしょう。学校だけでなく、この地域には広尾という都内屈指の高級住宅地があり、地域の住民の方の利用も多いようです。更に、日赤医療センターを利用する乗客も多く、これらが相まって都バス屈指の乗客数・運行頻度になっているものと思います。平日の午前8時台は26本、学校・日赤が休みの休日の昼間でも1時間に6本運行されていることからも需要の多さが分かります。それに加えて、国道246から日赤までの間に急な坂が多いのもバス利用に拍車をかけているのではないでしょうか。積雪があったら通行止めになりそうなアップダウンの激しい坂が続き、遅刻しそうな学生さんには心臓破りの坂に思えることでしょうね。
- 第二十七位.茶51コース
- 選定理由: 駒込住民のアキバ詣の足!
- 今日は、曇りながら風もなく割と暖かいお天気でした。今日はランキング同率二十七位の「茶51」を歩きます。「茶51」は、駒込駅を発着する唯一の都バス路線であり、山手線の駅でひとつしかバス路線がないのは駒込だけです。それだけに駒込地区の住民にとってはひときわ思い入れが強く、その支援を受けてランキングに登場したのだと思います。秋葉原駅前のバス発着所はヨドバシカメラの真正面にあります。最近整備されたばかりのようで、広場の施設はピカピカです。停留所も屋根付きの最新仕様となっています。「茶51」は、葛西まで歩いた「秋26」の隣の場所から出発します。平日よりも休日の午後の時間帯が多く運行されていうのは、やはりアキバに遊びに来る人達がよく利用するということでしょう。万世橋手前から御茶ノ水駅を経由して本郷通りに入ります。本郷通りは、将軍が日光東照宮にお参りに行くときに通ったことから、江戸の頃は将軍御成道とも呼ばれていました。また、人形の街・岩槻に通じていることから「岩槻街道」ともいわれています。ナルホド。「本郷」の地名は、古く湯島の一部(湯島郷の本郷)であったことに由来します。江戸時代の本郷は、一丁目から六丁目まで南北に細長い町域でした。川柳に、「本郷も かねやすまでは 江戸の内」と詠まれていますが、「かねやす」は現在の本郷三丁目交差点角にあった歯医者さんだったそうです(現在でもビルの名前に残っています)。享保の大火の後、当時の町奉行大岡越前守は三丁目から江戸城にかけての家は塗屋・土蔵造りを奨励し、屋根は茅葺きを禁じて瓦で葺くことを許しました。その結果、江戸の町並みは本郷まで瓦葺が続き、それから先の中仙道は板や茅葺の家が続くことになりました。その境目の大きな土蔵のある「かねやす」が目立っていたことから、この川柳が詠まれたといったことがビルの壁のプレートに書かれていました。ナルホド。その先のプレハブ小屋の壁に「はとやま太郎」と大書きされたポスターが貼り付けてありました。鳩山邦夫さんの長男で、政治家を志しておられるそうです。鳩山家はまさに政治家一家ですね。東京大学の赤門先に、「落第横町通り」なる路地があります。いろんなお店の看板が出ていますが、何か由来があるのでしょうか?ちなみに、隣には「合格横町通り」もあるそうです。どちらを通るかは運次第ですが。向丘二丁目バス停の先に、「駒込土物店(つちものだな)跡」の記念碑があります。名産の駒込茄子とか大根・人参など、土が付いたままの野菜(土物)を取引した幕府の御用市場があったところで、神田・千住と並んで江戸三大市場と称せられたそうです。ナルホド。その先には、南谷寺というお寺があり、江戸五色不動のひとつである目赤不動尊が祭られています。もともとは伊賀国の赤目山で授けられたために「赤目不動尊」といわれていましたが、鷹狩りの途中に立ち寄った将軍家光の命により「目赤不動尊」と改名したそうです。してみると、目が赤かったからではないんですね。ナルホド。向丘二丁目の次の停留所は「吉祥寺前」です。現在の武蔵野市吉祥寺の地名の由来となったお寺で、明暦の大火で門前町が焼失した際に、幕府の命により移住した住人が愛着のあったお寺の名前を地名にしたそうです。ナルホド。駒込駅の手前には六義園があります。元禄の世に川越藩主であった柳沢出羽守吉保が造った大名庭園です。秋の紅葉も絶景ですが、今の時期はしだれ桜が見ごろになります。ちなみに、六義園は「りくぎえん」と読みます。最初は「むくさのその」と詠んでいたそうですが、現在では六義が漢音読みで「りくぎ」となることからこのような読み方になったそうです。知ったかぶりで「ろくぎえん」と読んだら恥をかきますのでご用心。
- 第二十七位.錦25コース
- 選定理由: 終戦時から走り続ける江戸川区最古参のバス路線!
- 今日は初夏の陽気でした。東京では気温が21℃まで上がったそうです。春物の薄手のコートですら邪魔になり、長袖のシャツ1枚で歩いたのですが、それでも汗ばむ位でした。午後になって一時雨が降るとの予報だったのですが、ほぼ晴れで風もなかったです。今日は「錦25」を歩きます。先日、「秋26」で秋葉原から葛西まで主に清洲橋通りを歩いたのですが、今日は京葉道路から船堀通りを歩いて葛西駅に向かいます。「錦25」は、終戦時には既に錦糸町から三角(さんかく)までの路線が存在しており、江戸川区の中では最古路線とのことです。東西線が開通する前は高頻度で運行されていましたが、現在でも10分間隔程度の運行頻度が維持されています。東西線が全線開通したのは1969年といいますから、随分と歴史のある路線ですね。東西線が開通する前は、江戸川区にお住まいの方は総武線以外に鉄道路線が存在しませんでしたので、このバス路線は文字通り命綱だったのでしょう。子供のころから慣れ親しんだ路線ということでランキングに入ったものと思われます。現在は、江戸川区には東西線の他にも都営新宿線とか京葉線も走っていますので需要は減っていると思いますが、途中区間を短縮した土・日運行の「FL01」という急行路線も追加されましたので、まだまだ今後も生き残るものと思います。錦糸町駅南口広場のD番乗り場を出ますと、京葉道路を真っ直ぐ東に進みます。横十間川・旧中川を渡り、小松川橋で荒川・中川を渡ります。小松川橋は、千葉方向(小松川橋)と東京方向(新小松川橋)で橋が分かれています。2本の橋が並行して架けられていて、それぞれ一方通行になっていると思えばいいでしょう。更に京葉道路を進んで、東小松川交差点で右折し、船堀街道に入ります。船堀街道はそのまま直進しますと西葛西方面に行きますので、船堀小学校前バス停先の交差点で左折し、葛西図書館前のY字路を右方向に進んで葛西駅に至ります。かなり狭い一車線の道路ですが、昔は舗装もしていないデコボコ道を走っていたのでしょうか?葛西駅には地下鉄博物館が併設されています。早い時間に着いたので、ついでに見物していくことにします。入場料は大人210円・子供100円で、券売機から購入し、本物と同じような自動改札機を通って入場します。館内はかなり広く、退役した車両とか、建設時の認可書とかが展示してあります。地下鉄の掘削で使用されたシールドマシンのカッターディスクの一部も展示してありますが、その巨大さに驚かされます。また、銀座線が開通した当時の上野駅も再現されていて、年末用のポスターから当時のお正月準備の様子が偲ばれて興味深いですね。ちなみに、上野駅は「うへの」と表示してありました。館内には数種類の運転シュミレータが設置してあり、誰でも操作することができます。本物と同じ大きさの運転台と実際の映像ですから、臨場感タップリです。電車好きのお子さんを連れて行かれたら半日は過ごせること請け合いです。
- 第二十七位.反96コース
- 選定理由: 迷宮六本木ヒルズの謎のバス停!
- 今日は曇り時々晴れで、風もなく気持ちの良いお天気でした。花粉が本格的に飛び始めたようで、目がムズムズします。目にマスクをかける訳にもいかないし、困ったものですね。今日はランキング同率二十七位の「反96」を歩きます。以前歩いた「池86」と同じように、「反96」は循環路線です。五反田駅から六本木ヒルズを経由し、再び五反田駅に戻ってきます。片道なら大した距離ではありませんが、往復では結構な距離です。始発の停留所名は五反田駅前広場にある「五反田駅」ですが、広場を抜けた先の八ツ山通りにある停留所名は「五反田駅前」になっています。駅前とは言えないと個人的には思うんですが。御殿山地区は、つい最近まではソニーの本社機能と工場が集まる創業の地でした。数年前に、本社は品川駅港南口に移転し、工場は閉鎖・売却されてしまい、残ったオフィスは少数となりました。現在、売却された工場跡地には、3棟のオフィスビルとマンションが建設中です。中心となるオフィスビルは、フロア面積では日本一の広さになるとのことです。未だ工事が始まったばかりですが、見たこともないような巨大なクレーンが4本も並んだ光景は圧巻です。高台に続く裏手の崖は削り取られ、コンクリートの壁で覆われています。お散歩で歩いた苔むした石段は消えてしまったのでしょうか。。。第一京浜を歩いていましたら、私の前に4人組の外人の女性が地図を片手に談笑しながら歩いていました。フランス語の会話でしたので、観光客なんでしょう。様子から泉岳寺を目指しているようです。その前には中国人のファミリーらしい4人連れが同じように泉岳寺の方向を目指しています。最近、東京には何故かフランス語圏の観光客が目立ちますね。しかも、皇居とか浅草とかの名所だけでなく、レインボーブリッジとかの地味なスポットでも見かけます。フランス人に刃傷とか仇討とか理解できるのでしょうか?魚籃坂の途中に「SUNLINE」という英国風カレー屋さんがあります。何年か前に一度食べたことがあるのですが、二日酔いに効くかなり辛いカレーです。特徴は、具を全てすり潰してスープ状にしていることです。最初からライスとカレーを豪快にかき混ぜるとお店の方から注意されます。少しずつ混ぜながら食べないと辛さが強くなるのだそうです。看板にも書いてあるのですが、お店ではカレーに付きものの水を出しません。スパイスの効用を高めるためのようですが、お店の方の言うことを守ると二日酔いが治ること請け合いです。麻布十番駅を過ぎて六本木ヒルズを目指します。けやき坂バス停までは順調にいきましたが、次の六本木ヒルズ停留所が見つかりません。グランドハイアットの角を曲がってテレビ朝日通りに出ても見つかりません。更に六本木通りにも。六本木駅前まで行きましたが、どこにもそれらしい停留所はありません。オカシイナと思って地図をよくよく見ましたら、六本木ヒルズの建物の中に停留所が表示してあります。そんな道路はなかった筈と思って、もう一度けやき坂に戻りましたがやはり見つかりません。そのうちに、ちいばすという循環バスがやってきて、駐車場に続くような通路に入っていきます。歩道はありませんので、建物の中に入って表示を探します。2階部分に相当する広場から1階に降りた先に都営バスの停留所の表示がありました。1階といっても地下駐車場のような薄暗い曲がりくねった狭い通路です。今まで都営バスのいろんな停留所を見てきましたが、こんなにミステリアスな停留所はありませんでした。六本木ヒルズはまさに都会の迷宮ですね。
- 第三十位.急行05コース
- 選定理由: 城東地区から200円でお台場へ!
- 今日は午前中は曇りでしたが、午後はよく晴れました。花粉は殆ど気にならず、お散歩には最高のお天気でした。今日はランキング同率三十位の「急行05」を歩きます。「急行05」は土曜・休日しか運行されない特殊路線です。また、「急行」と付けられているのは、新木場駅前から東京ビッグサイト東棟前までの区間の停留所に停車しないためです。この区間には東雲駅があるくらいで、倉庫・港湾施設が主に点在します。バス停が殆どないため、急行にしなくても時間的にはさほど変わらないと思うのですがね。土曜・休日に限定して運行されるのは、東京ビッグサイトでの展示会とか、お台場に行く人達の便宜を考慮しているからなのでしょう。では、新木場までの区間を利用する乗客は平日どうされるんでしょうか?ご安心下さい。「錦18」という路線があって、こちらは平日限定で新木場駅前まで運行されます。つまり、「急行05」は、「錦18」を土曜・休日に限ってお台場まで延長した路線と思えばいい訳です。錦糸町駅前広場から京葉道路に出て、亀戸駅通りを経て明治通りを南下します。日曹橋までは何度も歩いたルートです。永代通りを越えますと、沿道の景色は一変します。高層マンションが消え、佐川急便や日通などの配送センターとか倉庫が点在します。どれも巨大な規模で、東京の物流の一大センターとなっています。更に進んで砂町運河を渡りますと、広大な夢の島公園が広がります。以前お散歩の途中で訪れたのですが、第五福竜丸が保存・展示されているところです。明治通りは新木場までで、そこから先はりんかい線に沿って進みます。新木場駅から東京ビッグサイトまでは、ちょうど1時間位の歩きです。歩道は整備されていますので、爆走するトラックにはねられる心配はありません。東京ビッグサイトの東棟にある広大な駐車場はひっそりと静まり返っていました。先月の東京マラソンのゴールとなった地点ですが、スタンドは取り払われ、余韻を感じさせるものは何も残っていません。あの日も今日のような快晴だったら、ランナーの皆さんも気持ち良く走れたことでしょう。「急行05」の終点は、日本科学未来館になっています。何を展示しているのか分かりませんが、巨大な施設です。平日ということもあるのでしょうけど、警備員以外は人影はありません。採算はとれるのでしょうか?「急行05」はここから錦糸町駅行きになりますが、復路はテレコムセンター駅経由となり、パレットタウンまで往路と異なります。ということで、パレットタウン入口まで歩いて今日のお散歩は終了とします。ちなみに、パレットタウンは、開催が中止された世界都市博覧会の予定地であった臨海副都心青海区画に建設されました。借地のため、当初は今年閉鎖される予定でしたが、情勢の変化により延期されたとのことです。オープン当初に来たことはありますが、これだけの施設を取り壊すなんてもったいないですからね。とりあえず今年は生き延びたようで良かったです。
- 第三十位.クラシック海01コース
- 選定理由: かつて東京港トンネルを走行したお台場最古のバス路線!
- 今日は昨日と同じく午前中は曇りでしたが、午後はよく晴れました。風がやや冷たかったためか、花粉は殆ど飛んでいなかったようです。今日はランキング同率三十位の「海01」を歩きます。といっても、現在のルートではなく、2002年に廃止された品川駅東口までの旧ルートです。便宜的に、旧ルートを「クラシック海01」と呼ぶことにします。何故旧ルートを歩くことにしたのでしょうか?「海01」の歴史は古く、船の科学館を中心として1978年に開かれた宇宙科学博覧会の輸送の足として、門前仲町と品川駅東口からそれぞれノンストップ便を走らせたのが最初でした(品川側のバスは、首都高湾岸線の東京港海底トンネルを初めて走行)。宇宙博が終わった後、品川駅東口から海上公園までを定期系統として運行したのが「海01」の始まりです。更に、門前仲町から海上公園までの「門19丁」と統合し、品川駅東口から門前仲町までつながる「クラシック海01」の誕生となった訳です。残念ながら、東京港トンネルの交通渋滞によって2002年に品川駅東口からのルートは廃止されましたが、今でも懐かしく思うファンは多い筈です。私もこの路線には随分と興味を持っていましたが、ネットで調べたところ、東京テレポート駅から八潮団地入口までのルートは京浜急行のバス路線「井30」の一部として運行されているとのことです。更に、八潮団地入口から品川駅東口までは現在の「品98」のルートと同じであることも分かりました。ならば、これらを組み合わせて昔のルートで歩ける筈です!但し、東京テレポート駅前から八潮団地入口までは首都高湾岸線を通りますので、この区間のみ京浜急行のバスに乗ることとします。始発の門前仲町から清澄通りを経て直ぐに越中島通りに入ります。両側に広大な東京海洋大学の敷地が広がります。昔はこのあたりまで海岸が迫っていたのでしょうか?枝川一丁目交差点を右折して豊洲に向かいます。先日も通ったところですが、林立する高層ビルの多さに改めて驚かされます。豊洲駅前から有明コロシアムまでは東京マラソンのコースの一部です。こんな景色あったのかな?と思うのは、周囲を眺める気力すら残っていなかったからでしょう。有明地区に入りますと、塀で囲った工事現場に今まで見たこともないような長大なクレーンが見えます。区立の有明小・中学校の新築工事とのことです。昔はペンペン草も生えないような不毛の荒れ地だったのですが、それだけ住む人が増えてきたということでしょうか。のぞみばしを渡ってお台場地区に入ります。ゆりかもめの高架に沿ってお台場を半周し、東京テレポート駅に到着します。さて、今回のハイライトである「井30」に乗車します。といっても、この路線は昼間は1時間に1−2本しか運行されませんので注意が必要です。今回は下調べしておいたことが幸いして殆ど待つことなく乗車できました。「井30」は、東京港トンネルの部分で首都高湾岸線を走りますので、車両は高速仕様になっています。といっても、座席に安全ベルトが付いているだけですが。車内を見渡しますと、安全ベルトを装着していたのは運転手さんだけでした。。。バスは駅前広場を一周して直ぐに首都高湾岸線に入るのですが、その入口付近の広大な空き地に新しいテーマパークが建設中です。来年完成するそうですが、どんな施設になるのでしょうか?東京港トンネルは1976年に開通しましたが、沈埋工法といってコンクリートの枠を海底に沈めて連結するやり方で造られたそうです。そのせいか、バスの車内から見ますと傾斜がゆるやかになっているように感じます。トンネル内は常に渋滞しているようで、これが旧路線廃止の原因になったのでしょう。現在、首都高湾岸線の両側に一般道路の国道357号(湾岸道路)のトンネル整備が行われているそうですから、そのうちに渋滞も緩和されるものと期待されます。ついでに歩道も設けられるといいですね。八潮団地入口からは京浜運河に沿って北上します。現在、中央環状品川線の大井地区トンネル工事が行われています。山手通りの地下に新設される首都高の新しい環状線ですが、工事現場のスローガンには「地図に残る仕事」と大書きされていました。現場で働く方々の心意気が感じられますねぇ。大井・品川火力発電所あたりの京浜運河に沿った歩道には桜の並木が続きます。近づいてよく見ますと、桜の蕾が赤く色ずいています。今にも開花しそうな雰囲気です。対岸にはJALの本社ビルが聳えていますが、こちらも早く花を咲かせてもらたいものです。
- 第三十二位.田87コース
- 選定理由: ヨン様に会えるかも!
- 今日はランキング三十二位の「田87」を歩くことにします。土曜日から日曜日の早朝にかけては、爆弾低気圧の通過によって凄まじい強風が吹き荒れました。風の又三郎が転校してきたのは確か夏の終わりだったと思うのですが、卒業式に出席しに来たのでしょうか?日曜日は荒川マラソンの応援に行こうかと思ったのですが、朝起きてみたら中止になっていました。会場への足となる埼京線は早朝強風の影響で止まっていましたし、日中もお天気は回復したものの風が強くてとても走れる状態ではなかったようです。なんか、八意思兼命(お天気の神様)はマラソンがお嫌いなようですね。今日は風は少し残っていたものの、よく晴れてお散歩日和でした。都バス路線ランキングも中盤となり、特色が少なくなってきました。「田87」はJR田町駅の第一京浜を挟んだ向かい側にあるバス停から発車します。この路線は、途中道幅の狭い裏道を主に通ります。田町駅前を出ますと、直ぐに左折し、慶応仲通りの手前の細い道路に入ります。そのまま直進し、車線もない地蔵通りを抜けて慶応義塾大前に出ます。大学の正門は現在工事のため閉められ、校内には2本の巨大なクレーンが設置されていました。新しい校舎を建てるのでしょうけど、随分と高層のビルになりそうです。三田は慶応の代名詞ともなっていますが、「三田」の地名の由来は、この地に朝廷に献上する米を作る屯田(みた)が存在したからとも、伊勢神宮または御田八幡神社の神田(みた)があったからともいわれています。三田は起伏に富んだ地形で、高台には高級住宅地、低地には大学・商店街・寺院が集まっています。御府内八十八箇所の中に5つも三田のお寺が入っていることからもお寺の多いことが実感できます。地形が起伏に富んでいるために高台に続く坂が多く、あちこちに坂の名前の由来が書かれた木柱が立てられています。「安全寺坂」は月並ですが、「蛇坂」とか「幽霊坂」などは薄気味悪いですね。魚藍坂下から桜田通りを離れて片道一車線の細い白金・北里通りに入ります。白金高輪駅前バス停を過ぎた右手の路地の奥に、百済様式の建物の屋根が見えます。手前には飾り模様の入った白壁のビルがあり、1階が韓国伝統料理のお店になっています。お昼時とあって、セレブ風の奥様達が店内に入っていきます。「高矢禮(ゴシレ)」というお店で、冬ソナのペ・ヨンジョンさんがプロデュースしているそうです。ランチでもそこそこのお値段ですが、運が良ければヨン様に会えるかもかもですね。通りの名前にも付けられていますが、ここには北里大学の研究所・病院があります。診療科目に美容外科があるのは白金という土地柄のせいでしょうか?
- 第三十三位.渋88コース
- 選定理由: 「都01」の地味〜〜〜な裏路線!
- 今日はランキング同率三十三位の「渋88」の2路線を歩くことにします。「渋88」は、都バスの主力路線である「都01」の、ある意味で兄弟路線と位置づけられると思います。昔も今も、渋谷から六本木に一本で行ける交通機関は都バスしかなく、通勤にも夜遊びにも重宝な存在です。共に渋谷駅前を起点とし、新橋駅前を終点としていますが、西麻布・虎ノ門あたりのルートを共有するものの、「渋88」のルートはどちらかといえば「都01」よりも地味な存在です。「都01」は六本木への時間短縮を目的に、青山通り・骨董通り経由を止め、「渋88」が使っていた六本木通り経由とルートを交換したのだそうですが、両者の力関係を象徴しているようです。南青山の国連大学の敷地内でファーマーズ・マーケットが催されていました。果物とか野菜に混じってワインが売られていました。結構良さげでしたが、ノンアルコールということで買うのは止めました。禁煙と同じように、そのうちに禁ワイン運動が広まらないか心配です。西麻布交差点の一角に「開花」の看板が立てられていました。見上げますと、桜の花が僅かですが咲いています。今日が東京地方の開花日だったそうで、お彼岸に合わせて春本番の到来ですね。30日が満開との予想ですので、今からお花見の場所選びをしないと。。。
- 第三十三位.葛西22コース
- 選定理由: 旧江戸川堤防下のクネクネした狭い道路を走る都境の路線!
- 今日は一日中曇りのお天気でした。桜は開花したものの、後続の蕾は咲くべきか否か判断に迷っているみたいです。今日はランキング同率三十三位の「葛西22」を歩きます。最近、よく葛西に来ていますねぇ。先日も地下鉄博物館に立ち寄ったみたいな。。。この路線は地図で距離を測りますと大したことはありません。バス停も少ないし、1時間もあれば十分でしょう。「葛西22」は、葛西駅南口広場から一旦環七を南下します。葛西橋通りと交わる交差点の角にお酒のディスカウントストアとして有名な河内屋があります。随分と昔に訪れた時は荒野の一軒家のような感じだったのですが、現在ではビルに囲まれた倉庫風の建物です。建物の壁全体が広告塔のようなもので、看板に「日本最大級のワイン売り場」と大書きしてあります。「・・・級」が付くのはイマイチですが、せっかく近くを通りかかったのでワインの品揃えを見て行きたいと思います。1階は駐車場と日本酒・焼酎の売り場、2階は食品・日用品と共にワイン・洋酒の売り場となっています。日本一の売り場面積とは思えませんが、いろんなワインが揃っています。私のお目当てのワインは見つかりませんでしたが。余談ですが、15年位前に、とあるITイベント会場で河内屋さんの大旦那さんと若旦那さんにお会いしたことがあります。名刺を頂いてびっくりしたのですが、インターネット社会黎明期の頃で、ネット通販の可能性を探っておられたのかもしれません。気のいいお爺さんのような感じでしたが、経営者としての先見性はさすがですね。葛西橋通りを越えた先の交差点で左折し、住宅地の細い道路に入ります。中央線は引かれていますが、大型車がすれ違うには道幅が足りないように思えます。歩道にはガードもないし、ヒヤヒヤしながら道路の端を歩きます。仲町東組の次のバス停は「雷」となっています。「カミナリ」?ヘンな名前ですねぇ。実は「????」と読むのです(正解は後で)!浦安橋バス停の川向かいに妙見島という小さな島があります。旧江戸川の中にできた中州で、石油プラントのような装置が林立していて、「産業廃棄物受け入れ」と大書きされた看板が見えます。産業廃棄物専門の処理プラントのようです。妙見島は江戸川区に属しており、都内の産業廃棄物が集まるためか、23区のゴミ収集車がやたら目立ちます。狭い道路がますます混雑してしまう訳です。妙見島には地ビールの醸造所もあるそうです。「浦安橋ブリューワリー」といって、冒頭にご紹介した河内屋酒販が経営しているそうです。もちろん、産業廃棄物処理の副産物ではありませんので、念のため。瑞江中学校の先に橋があって、どちらに進むか迷います。一之江駅とは逆方向ですが、一旦新中川を瑞穂大橋で渡った後、今井街道を進んで瑞江大橋を渡ります。似たような名前の橋が連なっていますので、迷いやすいところです。結局、葛西駅から一之江駅まで2時間近くかかりました。何ででしょう?よくよく地図を見ましたら、葛西・一之江地域の縮尺が2万分の1になっていました。距離は1万分の1の縮尺の倍あったんですねぇ。。。(正解は、「いかずち」と読みます)
- 第三十五位.橋86コース
- 選定理由: プラチナ通りを颯爽と走るセレブな路線!
- 今日はランキング同率三十五位の「橋86」を歩くことにします。2日続きの雨が上がって今日は春の陽気といきたいところですが、どんよりとしたお天気です。午後は少し青空も広がりましたが、夕方には雨がパラつきました。都内の桜は1−2分咲きだし、花冷えもあってまだまだお花見日和とはいきませんね。「橋86」は目黒駅東口広場から出発します。上大崎交差点で首都高2号線(目黒線)を越えるとセレブな街白金に入ります。私はそれほどハイソな街とは思わないのですが、地名に白金、通りにプラチナと冠されれば自然とそういう雰囲気になるのでしょう。庶民のスーパー東急ストアもザ・ガーデンと並べば高級スーパーに変身します。プラチナ通りの象徴はイチョウ並木ですね。高さも枝ぶりもきれいに揃っていて、神宮外苑と雰囲気が似ています。そこを颯爽と走り抜けるのですから、「橋86」がセレブな路線と思えるのも納得です。白金には、都の庭園美術館と国立自然教育園の広大な緑があります。セレブな街に雰囲気を添える施設ですが、近くに住むとカラスの大群に悩まされます。緑の森がカラスの格好のねぐらになっているのです。夕方ともなればカーカーという鳴き声と大群の乱舞が日常行事です。都会のカラスは体格が良く、かつ利口ですから、敵に回さないようにしましょう。私は以前、黒兵衛と黒子のカップルをベランダから追い払ったばかりに、後でえらい報復を受けました。プラチナ通りの外れには、2−3年前まで杉の木屋という小さなスーパーがありました。地元で知られたお店でしたが、残念ながら閉店してしまいました。今日通りかかったら、Foodexpressというスーパーに変わっていました。白金らしい雰囲気がなくなったのは残念です。広尾に入りますと、急に外国人の姿が目立ってきます。以前、大使館巡りでこの辺りを歩いたのですけど、広尾・麻布地区は都内でも有数の外国人居住地域ですね。「橋86」は比較的狭い道路を走ることが多いのですが、有栖川公園脇の木下坂や愛育病院先の仙台坂など、狭い急な坂は運転手さんの腕の見せ所です。「橋86」は御成門から、東京タワー行きと新橋駅行きに分かれます。新橋駅まで行くのは、朝夕の時間帯の一部だけで、昼間と休日は全て東京タワー行きになっています。東京スカイツリーが完成したら、この路線はどうなるのでしょうか?(ちなみに、今日現在の東京スカイツリーの高さは328mとなっており、来週中には東京タワーの333mを超える見込みだそうです)
- 第三十五位.池65コース
- 選定理由: 閑散路線の部類に入るのに、この数十年間ほとんど運行本数が削られていない!
- 今日はランキング同率三十五位の「池65」を歩くことにします。都心でも桜が咲き始めましたが、多くの桜の名所では未だ満開とまでは至っていないようです。今日も春とは思えないほどの寒さで、手袋なしでは手が悴んでしまいそうです。一日中曇天で、日射しがないと気分も滅入りますね。「池65」は、池袋駅東口から千登世橋までは「池86」、そこから落合南長崎駅までは[白61]と同じルートを歩きます。池袋駅東口のバス停は、明治通りに面した西武百貨店の真向かいになります。この停留所は「池65系統」のみが使用しています。ひとつだけポツンと離れた場所にありますので、なんとなく疎外感があります。 過疎路線の宿命でしょうか。時刻表を見た限りではそれ程とは思えませんが、大半のバスが江古田二丁目止まりとなっていて、練馬車庫前まで行くのはほんの少数なのです。始発が10時54分で、15時〜17時の間は1本もありません。需要がないといえばそれまでですが。目白の学習院大学構内の桜はほぼ満開になっていました。年代物の赤レンガの正門と桜はよく合います。目白駅に面した西門に大きな看板が立ててあり、「学習院大学特別講演会 緑色蛍光たんぱく質(GFP)発見への道のり 2008年ノーベル科学賞受賞 下村脩博士」と書いてありました。ノーベル賞受賞者を講演に呼べるとは、さすがに学習院ですね。落合南長崎駅から目白通りと別れ、新青梅街道を進みます。少し歩きますと、哲学堂公園の脇を通ります。公園内にも新青梅街道沿いにも桜の木が植えられていて、満開の桜並木の下を歩くのはお散歩の醍醐味です。このあたりは、室町時代に大田道灌と豊島泰経が激戦を繰り広げた古戦場だそうです。「古桜や 兵どもが 夢の跡」ですね。ちなみに、哲学堂公園から下徳田橋までは、「歴史と文化の散歩道 中野石神井コース」で歩いたルートと重なります。懐かしいですね。「池65」では2ケ所の六差路に出会います。「豊玉中二丁目南」交差点とその先で環七と交わる交差点です。このあたりも、練馬が昔ながらの区割りを継承しているという証になるのではないかと思います。桜台駅前から練馬車庫までは千川通りを進みますが、この道路は清戸道とも呼ばれるそうです。昔、脇を千川上水が流れていたということで、千川通りが通称となったそうです。千川沿いに植えられていた桜並木は今も健在で、ちょうど見頃の満開でした。これで暖かかったら春爛漫になるところですが。
- 第三十五位.新江62コース
- 選定理由: 「こんな所まで都営バスが走っているのか」と感心する稀少な練馬区完結路線!
- 今日はランキング同率三十五位の「新江62」を歩くことにします。「新江62」は殆ど廃止寸前ではないかと思えるような本数です。平日と土曜日は僅か6本、日曜日は7本しか運行されません。6時30分の次が10時25分ですから、下手に待ったら日が暮れてしまいます。以前は目白通りを直進していたようですが、最近は練馬駅北口広場が整備されたとかで、桜台駅通りと練馬駅通りの間に練馬駅バス停が新設され、目白通りから練馬駅北口広場に立ち寄るようになったようです。バスが通るルートを探しましたが、よく分かりませんでした。ルートを変更したことで乗客が増えるといいのですが。西武池袋線の高架をくぐった先の向山バス停から、西武バスと停留所を共有します。中村橋駅入口(駅からは随分と離れていますが)から超狭い道路に入ります。ここいらが「新江62」がランキングに選ばれた理由なんでしょう。でも、歩道の境界もない曲がりくねった道路が続き、車に後ろから追い越される際はヒヤヒヤものです。青果市場前から再び目白通りに戻ります。市場裏の上新田橋から眺める石神井川の桜並木は絶景です。寒過ぎて花見客は見当たりませんでしたが。谷原交差点から先で目白通りを離れ、大泉通りに入ります。畑や果樹園が点在する練馬らしい風景が続きますが、相変わらず道路は狭いですね。練馬には松本零士さんが住んでいるということで、大泉学園駅には「夢・希望に向かって走る大泉学園駅」のフレーズと共に、銀河鉄道999の大きな看板が立っています。「ゆめーてる」を冠した商店街もあるそうですが、メーテルさんもびっくりされたことでしょう。
- 第三十五位.門33コース
- 選定理由: 東京スカイツリーに一番近い都バス路線!
- 昨日の雨で都心の桜は散り始めモードになってしまいました。今日は久しぶりの晴天で、平日ながらお花見日和です。石神井川沿いの桜並木の下を散策したいところですが、今日はランキング同率三十五位の「門33」を歩くことにします。亀戸駅北口広場には8ケ所のバス停があります。「門33」は親子亀のある駅前公園に面した端っこにあります。亀戸駅には、亀戸駅前・亀戸駅通り・水神森の3ケ所の都営バス発着所があり、乗り場が1番から16番まであります。系統でいいますと、行き先の違う同系統を含めて46路線が集まっているのです。都内を歩いていると、亀戸行きのバスが多いのも頷けます。「門33」の終点は豊海水産埠頭なのですが、あまり馴染みのない地名ですね。漁船の船着き場でしょうか?亀戸は都内でも有数の飲食店と飲み屋さんの密集地帯です。古いお店が多く、決してきれいとはいえませんが、趣があっていいですね。北口には亀戸十三間通り商店街と並行して延びる亀戸横町なるディープな裏通りがあります。夜ともなるとネオン輝く飲み屋横丁となるのでしょうけど、昼間は亀戸餃子の天下です。餃子のみの専門店で、4卓ほどの上がりと2列のカウンター席があります。席は少ないのですが、お客さんの回転が早いので平日に6千個、お祭りの日には2万個の餃子がさばけるそうです。お昼過ぎですがちょっと寄ってみましょうかね。店内はおじさん達でほぼ満席です。このお店は、最初の餃子2皿は無条件に出し、3皿目からはお客さんの注文次第というシステムをとっています。1皿5個入り250円で、壁にはビール+皿数で幾らという早見表が貼ってあります。お財布と相談しながら追加注文ができますね。お散歩の途中なので今日は小ビールで我慢します。餃子は小ぶりですが、何しろ焼きたてのアツアツなのでビールとよく合います。ついつい食べ過ぎるのが難点ですね。今日は3皿で打ち止めとします。ちなみに3皿以上注文するともやしの小皿が付きます。亀戸餃子は都内でも有名らしく、壁には芸能人のサイン入り色紙が何枚も貼ってあります。なぎら健一さんはともかく、タレントの真鍋かをりさんとかELTの持田香織さんとかは雰囲気的にちょっと似合いませんがね。ほろ酔い気分でお散歩を続けます。福神橋手前から浅草通りに入ります。北十間川に沿って進みますと、建設中の東京スカイツリーが正面に見えてきます。先日東京タワーの333mを超えたばかりですが、あまりに巨大なためかそれ程高さは感じません。東京スカイツリーのビューポイントは、押上駅近くの京成橋と業平橋駅近くの東武橋です。以前から見物人が絶えなかったのですが、最近はニュースで日本一の高さになったと紹介されたためか、黒山の人だかりになってきました。更に、両方の橋の間の北十間川沿いの細い道路はスカイツリー見物の車と人で溢れています。ここから見上げると、さすがにスカイツリーの巨大さに圧倒されます。底辺が68mの正三角形で、上にいくほど丸くなっています。そのため、角度によっては歪んでいるように見えます。5月初旬から第一展望台の組み立てが始まり、6月からは塔中央の柱の中で頂上のアンテナとなるゲイン塔の組み立てが始まるそうです。今までどうやって頂上部分を組み立てるのか謎でしたが、予め地上で組み立て、それを油圧ジャッキか何かで引き上げるみたいです。また、第一展望台ができたら、その上部に吊り上げ用と組み立て用の2組のクレーンを設置するそうです(詳しくは http://www.skytree-obayashi.com/technique/basic/index.html をご覧下さい)。余談ですが、隅田公園の堤防上からアサヒビール本社の金色の壁に映ったスカイツリーが見えるところがあります。今は天辺のクレーンまでがきれいに入って幻想的なシルエットになっています。ちょっと離れると見えなくなりますので、お花見のついでに探してみたら如何でしょうか?豊海水産埠頭は何もないところと思っていましたが、そうでもありません。東陽院というお寺には、東海道中膝栗毛の作者である十返舎一九のお墓があります。この辺りは江戸時代は海の底だったと思ったのですが、浅草にあったお寺が当地に移転し、お墓も一緒に移されたのだそうです。新島橋バス停前には、ザ・東京タワーズというツインマンションが建っています。壁に亀裂が走ったような独特の外観で、ベイエリアの代表格の超高層マンションです。58階建てで、2800世帯近くが居住しているそうです。建物の亀裂模様は、細い出っ張り部分と色とで作り出したものなんですね。実際に目にして初めて分かりました。餃子も食べたし、スカイツリーも見れたし、仙台堀川の桜も堪能できたし、亀裂壁の正体も分かったし、「門33」を歩いて大満足でした。
- 第三十九位.品97コース
- 選定理由: 新宿通りを走り抜ける唯一の都バス!
- 今日はランキング同率三十九位の「品97」を歩くことにします。今週は火曜日が晴天で春の陽気だったものの、その後は再び真冬の寒さに逆戻りしてしまいました。今日は気温は低かったのですが、快晴で風は穏やかです。都心の桜はかなり散ってしまいましたが、場所によっては未だお花見できるところもあるようです。名残の桜を求めて都バス沿線を歩くことにします。「品97」は品川駅と新宿駅西口を結ぶ路線ですが、早朝の2便だけ品川車庫が始発になっています。折角ですから、品川車庫からスタートすることにします。八ツ山通りを南下し、山手通りに入って旧東海道を越え、第一京浜に出ます。品川七福神で何度も来た品川神社の前を通り、新八ツ山橋を渡ります。JR線を跨ぐ陸橋ですが、ここからは山手線・京浜東北線・東海道線・横須賀線・東海道新幹線の5路線が一望できます。鉄道マニアには絶好のビューポイントです。八ツ山橋から古川橋までは先日歩いた「反96」と同じルートを辿ります。古川橋から明治通りに入り、天現寺橋で右折して外苑西通りに入ります。広尾・西麻布を縦断するセレブな通りです。停留所名にやたらと「橋」の字が付くのは、昔この辺りに川が沢山あったからでしょうか?六本木通りを越えた先で道路は二手に分かれ、右側の外苑東通りを進みます。青山霊園脇を通るのですが、ここも桜の名所で、ちょうど満開となっていました。墓地で酒盛りの花見というわけにはいきませんが、そぞろ歩きを楽しむには絶好の場所です。霊園の中には青山葬儀所もあります。平民には縁遠いですが、名を為した方には相応しい施設です。葬儀所からお墓に直行することはないでしょうけど。。。余談ですが、お墓の方向から制服を着た高校生が現れてギョッとすることがあります。都立赤坂高校が霊園の中にあるので、そこの生徒さんでしょう。墓地の中の高校は全国的にも珍しいと思いますが。青山通りを越えて東宮御所のある赤坂御用地沿いを進みます。ここにも桜並木があって、なかなか雰囲気があります。更に外苑東通りを進んで、四谷三丁目で新宿通りに入ります。四谷四丁目バス停を過ぎますと、新宿通りを走る都バスは「品97」だけになります。新宿三丁目バス停からは、休日には歩行者天国のために靖国通りを迂回するルートをとりますが、平日は伊勢丹や丸井が建ち並ぶ新宿の繁華街を走ります。揺りかごから墓場までとは申しませんが、「品97」は東京のいろんな顔を見れる希少な路線と思います。
- 第三十九位.都08コース
- 選定理由: 三社祭や酉の市の開催時は車内はすし詰め状態!
- 今日はランキング同率三十九位の「都08」を歩くことにします。今日はやや寒かったものの、よいお天気でした。昨日に引き続き、名残の桜を求めて都バス沿線を歩くことにします。「都08」は距離的にはそれ程ではありませんので、連続する「里48」と組み合わせて歩くことにします。錦糸町駅北口広場のバスターミナル(って程ではありませんが)を出て四ツ目通りを北上します。右手にある錦糸公園の桜は既に散り始めています。その先にはオリナスがあります。精工舎の工場跡地にできたショッピングモールで、錦糸町のイメージを大きく変えた(と思いますが)ランドマーク的存在です。ららぽーとのミニ版といった感じです。押上駅前で左折して浅草通りに入ります。またもや建設中の東京スカイツリーを見上げながら歩きます。何度見ても畏敬の念を感じさせる巨大さです。相変わらずの見物人の多さですが、周辺には観光客向けのお店が殆どありません。もともと昔ながらの古いお店が多いのですが、そのうちに仲見世通り並みに土産物店が軒を連ねるようになるかもしれませんね。吾妻橋を渡って浅草に入ります。松屋前で馬道通りに入ります。横浜なら馬車道通りですが。長らく工事用の塀に囲まれていた二天門の改修工事はようやく終わったようです。久しぶりに再会したのですが、ピッカピカの平成の二天門に生まれ変わっていました。奥の浅草寺大屋根の修復工事は今年の末に終わるそうですが、先日のテレビで葺き替える瓦の素材が紹介されていました。現在の本堂は昭和33年(1958年)に再建されたそうですが、屋根には土瓦7万3千枚が敷き詰められ、その重さだけで900トンもあったそうです。今回の改修では、土瓦より軽いチタン瓦9万枚が使用され、重さは180トンと5分の1になるそうです。伝統を重んじるお寺でチタン瓦を導入するという英断には感心します。竜泉から日暮里中央通りに入ります。この通りは別名「布の道」とも呼ばれています。繊維問屋が並ぶ通りですが、靴も帽子も扱っています。そんな通りに面して、第二日暮里小学校があります。なんの変哲もない小学校ですが、大正五年に新任音楽教師として赴任してきた中村雨紅が作詞した「ゆうやけこやけ」の記念碑があります。実際には異動先の第三小学校で作詞したそうですが。日暮里は「日が暮れる里」とも読めるので、ゆうやけこやけは日暮里近辺の夕暮れ情景を歌詞にしたものと思っていましたら、実際は彼の出身地の八王子市の情景だそうです。さすがに日暮里には山寺はありませんからね。
- 第四十一位.東42甲コース
- 選定理由: 今や希少となった日本橋を渡る都バス!
- 今日は、ランキング四十一位の「東42甲」を歩くことにします。最近のお天気は日替わりで春と夏と冬が交代で訪れます。今日は初夏の陽気でした。五月晴れのような快晴で、花の匂いを含んだそよ風が心地よいです。そういえば、あちこちでサツキの花が咲いていましたもんね。「東42甲」は、今や希少となった日本橋を渡る都バス路線です。三越本店の正面に停車しますので、お買い物にはとても便利と思います。日本橋は、徳川家康が幕府を開いた1603年に初めて架けられ、東海道を始めとする五街道の起点となりました。現在でも日本の道路の元標となっていて、全国各地までの距離が表示されています。東西2つの里程標が置いてあるのですが、日本橋から鹿児島までと札幌まではどちらが遠いでしょうか?答えは鹿児島なのですが、札幌でなく稚内市にすれば、両者はほぼ等距離になります。日本橋が如何に日本の中心に位置するのかよく分かりますね。千疋屋総本店と中央通りをはさんだ斜め前に蔦に絡まった2階建ての古びたビルがあります。数年前までは名物のお店だったのですが、入口にロープがかけられ、どうやら閉店してしまったようです。何回か行ったカレー専門のお店なのですが、メニューが1種類のカレーだけなので注文する必要はありませんでした。ジャガイモがゴロリと入っていて、和風味ながら強烈に辛かったのを覚えています。癖になる味で、また行ってみたいと思っていましたが、もう食べれなくなったと思うと残念です。浅草を経て吉野通りを進みます。ほどなく山谷堀公園と交差します。山谷堀は現在では埋め立てられて公園になっていますが、かっては隅田川に注ぐ堀割だったそうです。山谷といえば、一時期騒動が頻発したところですが、いわゆる山谷地区とは、「東42甲」の終点の南千住車庫手前の泪橋周辺だそうです。台東区と荒川区の境にある泪橋は、かっては江戸の境界でもあり、近くには小塚原刑場や遊女の投込み寺(浄閑寺)がありました。また、遊郭街であった吉原も近く、あまりイメージは良くありませんが、歴史のロマンがあってお散歩のコースとしてはお勧めです。
- 第四十二位.里48コース
- 選定理由: 日暮里舎人ライナーの開通にも負けずに走る23区内最北路線!
- 今日はランキング四十二位の「里48」を歩くことにします。「里48」は、鉄道沿線を歩くシリーズで踏破した舎人ライナーのルートとほぼ同じです。日暮里駅前広場には、騎馬に乗り矢を放つ大田道灌の像があります。誰の像かと思っていたのですが、碑文を読んで初めて分かりました。西日暮里には道灌山がありますので、日暮里は大田道灌と何らかの繋がりがあるのでしょうか?西日暮里駅前から尾久橋通りをほぼ真北に進みます。尾久橋で隅田川を、扇大橋で荒川を渡ります。この路線のバス停の標識は、丸い円盤に停留所名を表示した簡易版が多いですね。道路工事の影響でしょうか?舎人ライナーの名前は、途中通る舎人公園に由来しているのではないかと思います。初めて舎人という言葉を目にした時は、その古風でロマンチックな響きに魅了されました。舎人の名前の由来は諸説あるようですが、歴史的な意味があることは間違いないようです。舎人ライナーのルートは舎人公園を縦断していますが、「里48」のルートは西側にある足立流通センターを半周回るようになっています。初めて目にしたのですが、ここには公設市場も置かれていて、水産物を取り扱っているとのことです。流通センターというだけあって、トラックターミナルとか団地倉庫の規模は驚くべきものがあります。舎人公園の面積は68ヘクタールですが、これは日比谷公園の16ヘクタール、代々木公園の54ヘクタールを遥かに凌駕し、明治神宮とほぼ同じです。足立区は、東京23区の中で大田区・世田谷区に次ぐ3番目の面積ですが、公園もケタ違いの広さですね。足立区は、東京23区の中で最北の区ともなっています。その北限の場所が、「里48」の終点である見沼代親水公園駅です。毛長川を越えた先は埼玉県ですから、「里48」は都バスの最北路線といっても良いでしょう(注記:舎人ライナーが開通する前は、23区内最北の停留所は舎人二ツ橋でしたが、現在では見沼代親水公園駅前に移設・改名されたそうです)。
- 第四十三位.国展01コース
- 選定理由: 東京駅からノンストップで東京ビッグサイトへ!
- 今日は、ランキング同率四十三位の「国展01」を歩くことにします。「国展01」は、(未だ歩いていませんが)「東16」とルートがかなり重複しています(と思います)。実際に乗ったことがないのでどのルートを走るのか分かりませんが、途中ノンストップなので、地図を見て最短のルートを推測することにします。東京マラソンのゴールである東京ビッグサイト東展示場横の駐車場に入る交差点から北に向かって真新しい道路が延びています。車道もさることながら、歩道の広さには驚かされます。しかも色鮮やかなレンガが敷き詰められ、未来の道路のようです。ですが、人影がありませんね。そういえば、癌研病院前の空き地は、東京臨海広域防災公園に変わっていました。全面開園は今夏とのことですが、先週の土曜日に暫定オープンしたのだそうです。公園といっても、今のところ何の施設も見当たりません。ヘリポートが併設されていますので、あくまで防災主眼の施設なのでしょう。木遣り橋を渡りますと、今話題の新築地市場(豊洲市場?)の敷地が一望できます。広大な埋立地のようですが、大きなテントが2棟並んでいて、恐らく土壌汚染の除去実験が行われているのでしょう。実際に移転するのかどうか分かりませんが、確かに地の利はいいですね。ゆりかもめの駅は既に供用されていますし(乗降客があるかどうか知りませんが)、高速道路・一般道路は直ぐ傍を通っているし、銀座には晴海大橋でつながっているし、何よりも周囲が運河なので運搬船が直接接岸できるのがメリットですね。土壌汚染と築地という地名への郷愁がなければ最高の立地条件なのですけどね。晴海大橋は2006年に開通したとかで、実際に通った方は少ないのではないかと思います。運河に架かっていますので、橋の中央部は海面から24.2mもあります。歩道は広くて歩きやすいのですが、結構勾配がありますね。ここからのレインボーブリッジの眺めは最高です。端から端まで全景がバッチリ見れます。東京にはまだまだ隠れたビューポイントが沢山ありそうです。
- 第四十三位.草41コース
- 選定理由: 放水路土手下ってどこ?
- 今日は、ランキング同率四十三位の「草41」を歩くことにします。昨日は都心でも雪が降りました。4月の雪といえば、ヨン様主演の「四月の雪」を思い出しますが、ことはそんなにロマンチックではありません。最近の天候不順に輪をかけた季節外れの雪で、ただでさえ高騰を続ける春野菜はどうなるのでしょうか?そのうちに、トンカツの御供はモヤシになってしまうかもかもです。それが一転して、今日は久しぶりの春らしいお天気でした。薄曇りでしたが、風もなく暖かでお散歩には最高でした。そういえば、今年は花粉が驚くほど少なかったですね。マスクなしで歩いても大丈夫でした。天候不順で杉の木も花粉を出し忘れたのでしょうか?「草41」は浅草寿町から足立梅田町まで運行されているのですが、千住桜木までは見当がつくものの、その先はどこに行くのかよく分かりません。とにかく歩いてみましょう。西浅草三丁目から言問通りに入ります。昭和通りを越えますと、入谷鬼子母神があります。7月の七夕の季節には周辺で朝顔祭りが催されますが、お正月には下谷七福神(福禄寿)詣でのコースにもなっています(この福禄寿様は入口横に祀られていて、年中拝めます)。三河島駅手前に、尾竹橋通りと交差する桜並木の道路があります。「七五三通り」という面白い名前だったので調べてみたら、この通りが旧日暮里町の3・5・7丁目に通じることからこのように命名されたのだそうです。ツマンナイ。尾竹橋通りは宮地陸橋で大きく右方向に曲がっていますが、ここは六差路になっています。明治通りと尾竹橋通り、それに道灌山通りともうひとつの道路が交差しています。多差路マニアにはたまらないですね。尾竹橋で隅田川を渡り、続いて西新井橋で荒川を渡ります。問題はその先で、荒川を渡り切った直ぐ先で右折し、狭い坂道を降りていきます。大型車にはかなり窮屈な道幅です。坂道の下には梅田排水場(下水道ポンプ場)があり、「草41」はその間の細い道路を進みます。「放水路土手下」バス停は、梅田排水場と荒川土手下を組み合わせて名付けたようです。ナルホド、納得です。終点の足立梅田町までは住宅地の中の細い道路を走ります。地元の方でなければ終点まで乗ることはないと思いますが、「草41」は車窓からの変化に富んだ眺めが楽しめる路線です。
- 第四十三位.品99コース
- 選定理由: F1のサーキットを連想させる難コース!
- 今日は、ランキング同率四十三位の「品99」を歩くことにします。今日は昨日にも増して春らしい暖かなお天気でした。「品99」には、東京入国管理局からUターンする「品99折返」と品川埠頭を周回する「品99」の2系統があります。乗客の大半は東京入国管理局に行く外国人で、品川駅東口広場の端っこにある乗り場には、平日限定ですが様々な国籍の方が並んでいます。乗客は多いのですが、バスが数珠つなぎに次から次へと来るので行列は直ぐに解消します。東京入国管理局は京浜運河を港南大橋で渡った先にあり、周囲は港湾施設とコンテナヤードが並ぶ殺風景な風景です。通常、外国人向けの施設は交通便利な繁華街に置かれることが多いのですが、入国管理局の業務がビザなどの申請の他に、不法滞在者を収容する施設も兼ねているからなのでしょうか?そういえば、建物の外観は、小菅の東京拘置所に似ていますね。「品99」は品川埠頭を循環する路線ですが、そのルートは極めて分かりずらいです。停留所名だけで正確なルートを辿るのは難しいと思います。そのためか、品川駅東口のバス停には路線ルート図が表示してあります。F1のサーキットに似ていて、二重ループの難コースです。交通不便な鈴鹿サーキットの代わりに、品川埠頭サーキットでF1日本グランプリを開催したら如何でしょうか?高浜運河の先には、ここ数年に建てられた巨大な超高層マンションが林立しています。街全体が真新しいのですが、その中に位置する港南中学の建物は対照的に茶色にくすんだレトロな外観をしています。京浜運河に架かる港南大橋バス停は橋の上にあります。通常、橋の上にはバス停は設置されないものですが、何か理由があるのでしょうか?余談ですが、港南大橋の上からはレインボーブリッジのほぼ全景が見れます。晴海大橋からの眺めもいいのですが、こちらはループする橋の取り付け部もきれいに見えます。港南大橋を渡った左側には巨大な品川清掃工場があります。23区にはそれぞれ清掃工場が設置されていると思っていたのですが、中野区・新宿区・千代田区・台東区・荒川区にはないんですね。他区の清掃車が出入りするのは、品川清掃工場が委託処理を行っているからでしょうか?基地問題とゴミ処理問題には何か共通点がありますね。
- 第四十三位.錦37コース
- 選定理由: 浮世絵にも登場する古の曳船川を偲ぶ!
- 今日は素晴らしい快晴でした。先週までの不順なお天気がウソのようです。このまま春に突入してくれるといいのですが。都営バス路線ランキングも終盤に近付き、残り6路線となりました。今日は「錦37」を歩きます。四ツ木小学校前あたりから国道6号線の本道は四ツ木橋を渡って言問橋方面へ、もう一方は新四ツ木橋を渡って曳船川通りに分岐します。曳船川とはなんとものどかな名前ですが、元々は江戸幕府が明暦の大火の後で本所・深川方面の新市街地に飲料水を供給する目的で開削された水路で、当初は亀有上水あるいは本所上水・小梅上水と呼ばれていました。並行する東側の中井掘にも分水したため、現在でも中井掘通りとか中井掘交差点とかに名残が残っています。上水の廃止後、「サッパコ」という小舟に人を乗せ、土手の上から長い綱を肩にかけて引くことが始まり、曳船川と呼ばれるようになったのだそうです。帝釈天詣でや水戸街道に出る旅人が利用した曳船は江戸東郊の風物詩として人気を呼び、多くの紀行文や安藤広重の「名所江戸百景」などに情景が描かれています。八広はなみずき通りから中井掘交差点で十間橋通りに入ります。鄙びた商店街の続く狭い道路ですが、十間橋通交差点で右折して新あづま通りに入りますと道幅は更に狭くなります。バス通りとは名ばかりの裏道状態です。押上三丁目交差点で左折しますと、東京スカイツリーの一番のビューポイントである京成橋に出ます。橋の上ではいつものように人だかりがしていますが、日曜日とあって今日は家族連れが多いようです。見物人の増加によってトイレ不足が問題になっていますが、私のお勧めは北十間川沿いの角にあるマクドナルドです。2階の席からはスカイツリーの全景が眺められ(と思います)、ついでに休息もできます。今は小さな店舗ですが、そのうちに建て替えられるかもしれませんね。
- 第四十七位.早81&出入コース
- 選定理由: 謎に満ちたルートを解明せよ!
- 今日はランキング47位の「早81」を歩くことにします。「早81」は、早大正門前から東京女子医大・四谷三丁目・千駄ヶ谷・原宿・渋谷駅を経由して、再び早大正門前に戻る循環コースです。「早81」には、小滝橋車庫前から早大正門までの出入庫路線であるもうひとつの系統「早81出入」があります。車庫への(からの)回送のついでに営業を行う路線です。折角ですから、小滝橋車庫前から通して歩いてみようと思います。今日はGWの第一日。ここのところ続いた不順なお天気はウソのように回復し、朝から抜けるような晴天です。風が強いのが難点ですが、小滝橋車庫前からスタートします。「小滝橋」の地名は、神田川に架かる橋の名前に由来しています。かつてこの橋の下に小さな堰があり、そこに川の水が流れて小さな滝になっていたことから名付けられたのだそうです。尚、「小滝橋」は「こたきばし」ではなく「おたきばし」と読みます。早稲田通りから早大正門に行くには2つのルートがあります。馬場下町交差点から左折するルートと早稲田高・中の前を通るルートです。「学02」を歩いた時は何の疑いもなく馬場下町交差点から左折したのですが、「早81」のバス停の位置を見ますと、前後が反対になっています。馬場下町交差点から左折すると絶対にその向きにはならない筈です。それに、このルートは道幅が狭く、バスが通るにはチョト厳しいですね。正確性を期するために、実際のバスの走り方を検証してみます(そこまでやらなくても。。。)。謎を解く鍵は正門前のロータリーにありました。つまり、早稲田高・中の前を通った後で、正門に向かって停車し、発車した後でロータリーを回り、また元来たルートを戻るのです。ロータリーで方向転換するとは夢にも思いませんでした。日本ではロータリーはあまり見かけませんが、ヨーロッパには多いですね。特に、イギリスでは大半の交差点がロータリー方式になっています。Roundaboutという呼び方が一般的ですが、日本人には「ランダーバード」と聞こえます。初めて中に入る時は緊張しますが、慣れると便利なシステムです。コツは入る前に出口の位置を頭に入れておくことです。そうでないとぐるぐる回り続けることになりかねませんのでご注意を。馬場下門バス停を過ぎますと、直ぐに夏目坂通りに入ります。何か由緒のありそうな名前だと思って標識を見ましたら、この辺りの名主でもあった夏目漱石の父がこの坂に自分の姓を付けて呼んだのが広まったのだそうです。河田町バス停の先で左折し、女子医大通りを進みます。まもなく両側に東京女子医大のキャンパスが現れてきます。東京女子医大といえば心臓外科の榊原教授ですが、今でもその伝統は心臓血圧研究所として残っているようです。四谷第六小学校入口バス停を過ぎますと、頭上にJR中央線・首都高4号線・外苑橋の高架が続きます。次は千駄ヶ谷駅前バス停なのですが、駅に至るルートが見つかりません。細い道路はあるのですが、バスが通るほどの幅はないですね。散々探して、外苑西通りから坂を回り込むようにして頭上の外苑橋を渡るルートを見つけました。実際にバスが通るところは見ていませんが、多分間違いないでしょう。トポロジカルな三次元のルート探しは初めてですが、謎が解けると嬉しいものです。「早81」と「早81出入」を合わせても大した距離はないと思っていたのですが、ルート探しに時間をとられたとはいえ、6時間近くもかかってしまいました。循環路線手強しです。
- 第四十八位.亀23コース
- 選定理由: 緑に囲まれた老人ホームで余生を過ごすならココ!
- 今日はランキング同率48位の「亀23」を歩くことにします。「亀23」は、亀戸駅前から江東区南砂町にある江東高齢者医療センターを経由して、再び亀戸駅前に戻る循環コースです。ルートの大半は既に他の路線で歩いたことがありますが、南砂町駅から先の江東高齢者医療センターに行くのは初めてです。南砂町駅前広場のバス停を出ますと、今までの路線のルートは永代通りを左折していたのですが、「亀23」は交差点をそのまま直進します。正面には大きな製鋼所があり、左手には空き地となっている草っ原が広がっています。なんと殺風景なところかと思いながら歩いていきますと、色とりどりの草花が咲き乱れる草っ原は緑のじゅうたんに見えてきます。道路は新しく、小さな公園もきれいです。この先には砂町水処理再生センターが広がっているのですが、木立に隠れて全容は見えません。もちろん、臭気も全く感じません。広大な公園といった感じです。草っ原の先には巨大な建物が聳えています。手前が東京都立東部療育センター、その奥に順天堂東京江東医療センターと特別養護老人ホーム、それに介護老人保健施設が並んでいます。療育センターは重度心身障害者のための施設ですが、高齢者医療センターは主に高齢者向けの医療を行う順天堂大学医学部の付属病院です。道路を挟んだ反対側にはジャスコを核とした巨大なショッピングセンター(SUNAMO)があります。ここの老人ホームに入れば、晴れた日は広い敷地内を散策し、雨の日はSUNAMOの店内巡りができます。人里離れた施設で老後を送るよりは楽しみが多くあっていいですね。認知症の高齢者も受け入れているそうですから、不安のある方は早めに申し込んだ方が良いと思います。ちなみに、現在の入居待ちは100人位だそうです。帰り道の北砂七丁目バス停の先に砂町銀座があります。いつも(というほど頻繁ではありませんが)ローストビーフ(の切り落とし)を買い求めるアンデスのお店に寄ってみましたが、あいにく今日は品物がないとのこと。残念!通りを歩いていましたら、テレビの取材チームでしょうか、5−6人のグループが店先で撮影をしています。小柄なおじさんと女性レポーター(?)が何やらお店の人と話をしています。よくよく見ますと、おじさんは料理研究家の土井善晴さんのようです。砂町銀座はテレビの番組によく登場しますが、取材の現場を見るのは初めてです。放送日時はいつなんでしょうか?ひょっとして私が映っているかもかも。。。
- 第四十八位.亀24コース
- 選定理由: 特徴のない地味〜〜〜な路線!
- 今日はランキング同率四十八位の「亀24」を歩くことにします。今日はGWの中日、これ以上はない五月晴れです。一日中快晴、微風、乾いた空気、初夏の陽気、昼間っから初鰹に白ワインといきたいところですが、「都バス沿線を歩く」のランキング編最後のコースを歩きます。ランキング編には全部で54の路線が選ばれていますが、そのうちの「深夜11:王子駅前〜新田二丁目」は「王55:池袋駅東口〜新田一丁目」の一部、「錦18:錦糸町駅前〜新木場駅前」は「急行05:錦糸町駅前〜日本科学未来館」の一部となっていますので除外し、52路線が対象となります。既に51路線を歩きましたので、今日の「亀24」がランキング編の最終コースとなるわけです。番外編にはまだまだ多くの路線がありますので、「都バス沿線を歩く」の完結はもっと先の話になりますが。「亀24」は、亀戸駅前から東大島駅までの区間が先日歩いた「草24:浅草寿町〜東大島駅」のルートと重なります。というか、「草24」はもともと「亀24乙」を改称した系統なのです。更に、旧葛西橋バス停から江戸川車庫前までの区間も以前歩いた「秋26:秋葉原駅前〜葛西駅前」と重なっています。ということで、ルートの大半は既に踏破済みということになります。「亀24」は、亀戸駅前から葛西橋までの区間と葛西橋から江戸川車庫前までの区間が同じ系統番号ながら別路線になっています。つまり、亀戸駅から江戸川車庫前まで通して乗車することはできないことになります。沿線にはこれといって見るべき所はありませんが、特徴のない地味な路線であることがランキングに選ばれた理由なので致し方ありませんね。
- 第四十八位.草24コース
- 選定理由: 亀戸天神や浅草寺への初詣路線!
- 今日は、ランキング同率四十八位の「草24」を歩くことにします。「草24」は、大島地区にお住まいの方が亀戸天神や浅草寺に出かける際に便利な路線です。お正月とか催しの行われる日には増発もされるそうです。中の橋通りバス停の近くには、江東区でも有数の激安商店街である「サンロード中の橋」があります。僅か300mほどの通りには、八百屋9軒・惣菜店6軒・魚屋2軒・肉屋2軒が並び、威勢のよい掛け声が響いています。お買い物は勿論、歩いているだけで下町風情が楽しめます。亀戸天神では、今日から藤祭りが始まっていました。早春の梅まつりと並ぶ行事ですが、残念ながら天候不順の影響か、藤の花は殆ど蕾状態でした。GWまで開催されるそうですが、早く枝垂れ藤を見たいものです。
- 第四十八位.草39コース
- 選定理由: アメ横への買い出しは平日限定!
- 今日は「草39」を歩きます。「草39」の始点は、中央通りを挟んで上野松坂屋の向かいにあります。「草39」には2系統があり、上野松坂屋前から発車するのは平日の11時〜14時台の8本だけです。それ以外(平日の朝・夕と土・休日)は浅草寿町が起点となります。アメ横へのお買いもの、もしくは上野公園へのお出かけには上野松坂屋前行きを休日も運行した方が便利なようにも思えるのですが。浅草雷門を経由し、吾妻橋を渡って、本所吾妻橋の先で三ツ目通りに入ります。北十間川にかかる源森橋には、東京スカイツリーを写真に撮ろうとする人たちがカメラを構えています。スカイツリーが成長するにつれ(今日現在358mになったそうです)、建設現場近くの京成橋と東武橋からはスカイツリーの全景を撮ることは難しくなったようで、源森橋も撮影スポットの仲間入りをしたようです。そのうちに吾妻橋とか言問橋あたりまで後退するかもしれませんが。言問橋バス停の先から国道6号線(水戸街道)に入ります。水戸まで100km余りの標識が出ています。「街道を歩く」シリーズなんかもやってみたいですね。四つ木橋で荒川を渡ります。広大な河川敷のグランドでは草野球チームの試合が行われています。荒川の水面までボールが飛ぶことはなさそうですが。ちなみに、「四ツ木」の地名の由来には諸説ありますが、地域に大木が4本あったというそのまんま説、源頼朝が地域を通過したのが四ツ過ぎだったというこじつけ説、貴人の世継ぎが住んでいたという書き間違い説などが有力とされています。ホントかなぁ。。。
- 第四十八位.梅76甲コース
- 選定理由: 成木ダンプ街道を抜け、緑溢れる奥多摩へ!
- 今日はランキング同率48位の「梅76甲」を歩くことにします。「梅76」には甲と乙の2系統があり、「梅76乙」は裏宿町から河辺駅北口まで、「梅76甲」は裏宿町から上成木までとなっています。裏宿町から六万公園前まではどちらも同じですが、「梅76乙」は青梅線の河辺駅に向かう短い路線です。一方、「梅76甲」は六万公園先から成木街道に入り、途中で北小曽木を循環するものの、終点の上成木までひたすら山道を進みます。成木街道なるものがどこにあるのかも知りませんでしたが、ネットと地図で下調べした結果、奥多摩の山奥まで続く道路だということが分かりました。相当に辺鄙な場所を通っていますので、青梅市街から歩き始めると終点で帰りの足がなくなるかもしれません。リスクを最小限に抑えるために逆方向から歩くことにし、青梅駅前から「梅76甲」に乗って終点の上成木を目指します。上成木は高水山の登山口に近く、乗客は(私以外は)殆ど登山スタイルの年配者で、仲良しおばさん風の4人組と、お喋りが止まらないおじさんに率いられた男女混合3人組の2グループです。都営バスには特色ある路線が多くありますが、「梅76甲」は東の横綱と言えるでしょう。奥多摩の山間の曲がりくねった坂道を登る姿は都営バスのイメージを超えています。途中には全長604mにおよぶ「新吹上トンネル」があり、曲がりくねった山道はドリフト族やローリング族の格好のコースともなっています。バスの中から注意して見たのですが、根ケ市から先にはお店とかトイレが見当たりません。青梅駅でジュースを調達しておけばよかったなぁと思っても後の祭り。喉が乾いたら街道沿いを流れる成木川の清流でも飲むかと覚悟を決めます。バスは途中の停留所で止まることなく、青梅駅から40分弱で終点の上成木に到着しました。私の経験則でいいますと、鉄道では乗車時間の12倍、バスでは3倍の時間で歩くことができます。ということは、3時間もあれば全ルートを楽勝で歩ける筈です。今は9時前ですから、お昼には青梅でランチを楽しめるかもしれません。上成木バス折り返し所は成木街道の分岐点にあって、小さな待合所とトイレが付属しています。バス停にトイレが設置してあるのは珍しいですね。しかも清掃が行き届いていて、とてもきれいです。水道の蛇口もあり、潔癖症の人にはありがたい施設です。嬉しいことに、待合所の裏手にはジュースの自動販売機が2台あります。念のためペットボトルを2本買い込みます。結構重いですねぇ。ちなみに、おばさん4人組は高水山に登るとおっしゃっていました。「あなたもですかぁ?」と訊かれましたが、「バスで来た道を戻るんですぅ」と答えましたら、「そんな楽しみ方もあるんですねぇ」とおっしゃっていました。せっかくバスで登山口まで来たのに歩いて帰るなんて。。。と思われたのかもしれません。私にはキツイ山道を登るよりもこっちの方が面白いと思うのですがね。上成木の長閑な山道を下り始めます。山々は若葉が芽吹き、快晴の青空には「春告げ鳥」の別名を持つウグイスのさえずりがこだましています。都心の喧騒を離れ、車が殆ど通らない山間の道を歩くのは気持ちがよいものです。杉の木が目立つのはちょっと気になりますが。。。青梅は林業が盛んらしく、製材工場があちこちに点在しています。山の斜面では杉の切り出しも行われています。途中のバス停の標識を写真に撮っていたときに気が付いたのですが、都営バスからのお知らせという張り紙に、「梅78系統は今年度をもって廃止する」とのことが書いてありました。「梅78」は都バスの中でも極めてユニークな路線で、私の「バス沿線を歩く」シリーズでもランキング番外に入っています。元々は、1996年に青梅市立成木小学校への通学目的として開設された路線で、同校は通学範囲が非常に広いうえに学区内に採石場が点在することから大型ダンプカーの通行量が多く、児童の登下校が徒歩などでは非常に困難・危険であるために新設されたそうです。「梅78」のダイヤは成木小学校の始業・終業時間に合わせて設定されているために事実上のスクールバスとなっていますが、一般の系統として路線が設定されていることから成木小の児童以外の一般客の利用も可能になっています。何がユニークかといいますと、都内や交通局発行の路線図にはこの路線が一切記載されていないこと(ネットの都バス案内にも出てきません)、運行ダイヤが前日にならないと決まらないために各バス停の時刻表には運行時刻表の記載がないこと(確かにありませんでした)、整理券を発行しないために一般客が乗車した場合は降車の際にどこから乗ったかを運転士に申告して料金を支払うことなどです。廃止になる前に是非一度乗ってみたいものです。滝成バス停の先にダンプ出入口の標識があります。削り取られた山肌が露出しているところを見ますと、採石場のようです。飯能方面への道路が分岐する成木五丁目交差点まで来ますと、小さな雑貨店がありました。バスからは見落としていたようです。重い思いをしてジュースを2本も買うんじゃなかったと後悔します。成木八丁目交差点を右折して、北小曽木に向かいます。人家がまばらな山道なのですが、沿線に砕石場が点在しているためか、ダンプカーが唸りをあげて疾走しています。歩道を通っていても怖いくらいの猛スピードです。通り過ぎる瞬間には風圧で帽子が飛ばされてしまいます。それにしても凄い数のダンプですねぇ。東京中のダンプが集まったみたいです。北小曽木バス停で折り返し、再び成木八丁目交差点に戻ります。こんな山の中ですが、交差点脇には「割烹うらしま」というお店があります。お客さんは入るのかと心配になります。お店の横には「新吹上トンネル」が口をあけています。一応、歩道はあるようですが、ひっきりなしに走るダンプの土埃と排気ガスの洗礼を受けること間違いなしです。ですが、代わりとなる道もなさそうです。ハンカチで口元を押さえ、トンネルの中に入ります。トンネルの閉じた空間だけに、ダンプの風圧も桁違いです。横転事故でトンネル火災が起きたらどうしようとヒヤヒヤしながらやっとの思いでトンネルを抜けます。トンネルを抜けてもダンプの車列は続きます。すれ違いも困難な道幅ですから、歩道のないところではダンプの合間を縫って急ぎ足で歩きます。「梅78」が廃止されたら子どもたちの通学の足はどうなるのでしょうか?青梅市街に入りますと、ようやくダンプの姿は見えなくなります。成木街道は「成木ダンプ街道」と名称変更した方がよさそうです。街道脇に、「新規採石場建設絶対反対!」の看板が立っていたのも頷けます。採石場で恩恵を受ける人も住民の切実な願いに耳を傾けて頂きたいものです。終点の裏宿町から青梅駅に戻る途中に「リカーステーション おかざき」という酒屋さんがあります。「みちのく山形のどぶろく入荷」との旗が立っていました。どぶろくとはまた珍しいですね。ついお店に入ってみましたら、冷蔵ケースに720ml入りの瓶があります。別名、濁り酒のことだったんですね。庄内米と鳥海山の伏流水を使っているとかで、記念に買っていきましょう。ついでに、「おうめワイン ボッパルトの雫」も買い込みます。青梅市はドイツのボッパルト市と姉妹都市になっており、友好の証として贈られたリースリング種のブドウの苗木を育ててワインを造るようになったのだそうです。本場のモーゼルワインと飲み比べてみますかね。
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