第十一位.東43コース
選定理由: 1時間で体験できる東京の落差!
今日はランキング第十一位である「東43」を歩くことにします。この路線は東京の表玄関である丸の内のオフィス街を起点とし、金融の中心地の大手町、学生街の御茶ノ水・本郷、都立病院の雄である駒込病院、文士村の田端、下町の尾久、小台の工業団地、さいはての荒川土手、そして舎人ライナーが走る江北駅に至ります。これだけ東京のいろんな顔を見る路線も少ないでしょう。
東京駅丸の内北口から江北駅前までの直通バスは少ないですけど、途中の駒込病院とか荒川土手などの区間は割と本数があります。丸の内から荒川土手まで1本で結ぶ必要性があるかどうかは別にして、希少な路線と云えるでしょう。尚、荒川には長大な土手がありますが、初めて乗る方であれば、どこに連れて行かれるかというスリルは味わえると思います。
昨日は都心でも屋根にうっすらと雪が積もりましたが、昼前には完全に融けてしまいました。今日は久しぶりの晴れですが、空気は未だ冷たいですね。東京駅丸の内北口の停留所は、前日歩いた「S−1:東京夢の下町」と同じです。同じ下町に行くにしても微妙に違いますね。
この路線で唯一停留所が異なるのは内神田一丁目です。どういう訳か、江北駅前行きではこの停留所が抜けているのです。スペースがとれないことはないと思うのですが、何か理由があるのでしょうか?
ついでに云いますと、神田橋のバス停は恐ろしく古風な標識になっています。元々の終点である「東43:荒川土手行」が堂々と表示してあり、付け足しで「江北駅行」の紙が貼り足してあります。バス停の維持にもお金がかかるんでしょうね。
本郷追分バス停の手前に文京六中があります。門の中に卒業記念の石柱があり、経度・高度が記されていました。東経139度45分41秒、海抜21メートルだそうです。東京湾から随分と離れていると思うのですが、たった21メートルの高さしかないんですね。東京が如何に平坦か思い知らされます。
駒込病院から続く坂道は動坂と呼ばれています。「動」とは江戸の五色不動のひとつである目赤不動があったことから「不動坂」→「動坂」となったそうです。現在は本駒込の南谷寺に移されていますが、地名にもいろんな歴史がありますね。ちなみに、駒込病院敷地内には貝塚があり、動坂貝塚と呼ばれています。
田端駅の手前の区画整理はほぼ終了し、東覚寺も敷地は狭まった感がありますが、建物は新築同然になりました。名物の赤札仁王尊も完全復活ですが、ちょっと赤紙の貼り過ぎ!。頭のてっぺんから足元まで全身赤紙に覆われていて、阿像・吽像の区別もつきません。今の世はそれだけ祈願をする方が多いのでしょうか。
隅田川を小台橋で渡った先は何故か工場街を巡ります。工場街といっても、空き地の目立つ殺風景な街並みです。この辺りは隅田川と荒川に挟まれた中州のような地形ですので、バス以外には公共交通機関がないこともあるのでしょう。宮城交差点から先は、先日歩いた「王40」と同じルートです。東京のいろんな景色をのんびりと見てみたいと思われる方にはお勧めの路線です。
ということで、「東43コース」を歩き終えました。
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