- 小田急バス 渋26コース
- コース 踏破記
- 私は都内の民営バス路線の最長は、新宿駅と武蔵境駅を結ぶ小田急バスの宿44だと思っていました。でも、あるんですねぇ。距離は少し及びませんが、今日歩く渋26は宿44と遜色ない距離です。宿44もそうですが、鉄道網の発達した都内において、なんでこのような長距離の定期バス路線が設けられているのか不思議です。ちなみに、宿44のバス停数は42で渋26のバス停数は53です。なので、渋26の方が若干バス停間の距離は短めかと思います。さて、渋26の渋谷駅西口広場での乗り場は0番となります。元々、西口広場は東急バスと京王バスの牙城で、小田急バスは渋24・渋26・渋54の3系統しか運行されていません。渋26の発着所である0番乗り場は渋谷の名物であるスクランブル交差点近くの一番端っこにあります。バス停の位置の関係で他の多くのバスが玉川通りに出るところ、渋26はファッションビルの109や飲食店の連なる道玄坂に出ます。道玄坂上で首都高3号線の高架下を突っ切って玉川通りを登ってくる他のバスと合流するのです。三軒茶屋駅前で玉川通りは首都高3号線と同じ左手に進みますが、渋26は右手中程の世田谷通りを進みます。世田谷通りには商店や飲食店が多く、コロナ騒動で夜間の営業を自粛しているお店が目立ちます。ある飲み屋さんの入口ドアには、「東京都の営業自粛要請解除を受け、。。。」という紙が貼り付けてありました。焦る気持ちはわかりますが、この時間では未だ解除されていないと思うんだけどなぁ。渋26はここから狛江三叉路までひたすら世田谷通りを進みます。東京農大は入口ゲートが閉じられ、未だ休校が続いているみたいです。環八を越えた先にNHK技術研究所の建物があります。一時期はハイビジョンの放送方式を巡っていろいろモメていましたが、今は何を研究しているのでしょうか?国立成育医療研究センターの先にJKKの大蔵住宅があります。そろそろ立て替えの時期らしく、工事の予告板が立っていました。緑に恵まれて自然環境は良さそうですが、駅から遠くてあんまり便利な場所じゃないですね。大藏橋で仙川を渡りますが、何か見覚えがあると思ったら、荒玉水道道路を歩いた時に通りましたね。中之橋で野川を渡ります。結構水量があって、昔よりも水が綺麗になっているような気がします。
更に進んで、狛江三叉路を右折して狛江通りに入ります。直ぐに小田急線の高架下を潜りますが、そこで左折したところに狛江駅の北口広場があります。渋26はわざわざ広場まで入って1番乗り場に停車します。再び狛江通りに戻り、調布駅を目指します。既に渋谷を出てから2万歩近く歩いてかなり疲れてきました。さっきからバス停の表示板には調布駅まで10個位のバス停が書かれていたのですが、どうやら主要なバス停だけ抜き書きされていたようです。気が付いてから疲れが倍増しました。この辺りには不釣り合いな大きさの慈恵医大第三病院の先の国領町八丁目交差点を左折し、品川通りに入ります。なんでこんなところに品川通りが?と思われるかもしれませんが、これは古代の品川道(または品川街道)の一部なのだそうです。
品川道は、府中(武蔵国国府)の大國魂神社から国分寺崖線・多摩川沿いに品川(品川湊)・六郷付近まで続いた武蔵国南部の古道で、「品川街道」・「いききの道」・「いかだみち」とも呼ばれた。旧石川村で古代東海道(現在は中原街道が通る)と交差した。府中は甲府(甲斐国国府)と道で繋がっていた。大國魂神社くらやみ祭りの神事で使用されたり、多摩川上流で伐った木材をいかだにして流れて行き、その後人だけ上流へ向かってこのいかだ道を歩いて帰った。
とのことです。現在では詳細なルートは不明ですが、いつか歩いてみたいものです。道路の両側にはところどころに野菜畑があり、郊外を感じさせます。調布駅南入口を右折すると、調布駅は目の前です。調布駅南口バス停広場に入ると降車場があり、渋谷駅行きの乗り場は奥の3番になります。調布駅から渋谷駅に戻る渋26の次のバスの発車時刻まで10分ほどでしたが、さすがに疲れ果て電車で帰ることにしました。長い間工事中だった調布駅の線路は地下に潜り、地上は南口と北口がつながり、線路があったところにはビックカメラのビルが建っていました。パルコでお買い物をして駅の改札を入ると、驚いたことに地下ホームは2層になっていて、下りホームの更に地下が上りホームになっていました。相当な難工事だったのでしょうね。タイミング良く到着した特急に乗ったのですが、あまりにスピードを出すので恐怖を感じました。やはりバス位の速さがちょうどいいですね。
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