- 関東バス 宿07コース
- コース 踏破記
- 新宿駅発着の民営路線バスは殆ど歩いたつもりでしたが、未だ面白い路線が残っていました。それが宿07です。宿07のコースは、阿45と宿08を合わせたようなものです。これには歴史的な経緯があります。元々は宿06「新宿伊勢丹前〜阿佐谷営業所」を補完し終日運行されていた路線でした。1978年に宿06が廃止された後は、宿06の運行回数を吸収する形で終日に渡り多数運行され、 最盛期には日中で約12分間隔で運行が行われていました。 しかし1983年の路線改変により実質的に起終点を中野駅で分割し、宿08「新宿西口〜中野駅」と 阿45「阿佐谷駅〜中野駅」が新設されたことで終日運行が取りやめとなり、 早朝・深夜の宿08出入庫便の扱いとして希少路線となってしまうといった経緯を辿りました。その後、幾多の変遷を経て現在では平日の阿佐谷営業所6時26分発の一便のみとなりました。ということで、宿07のスタート地点である関東バスの阿佐ヶ谷営業所前にやってきました。始発のバス停は営業所の車庫出口にあります。ここは西武線沿線の駅などから阿佐ヶ谷駅に向かうバスが多数停車します。宿07は阿佐ヶ谷北六丁目交差点を直進し、早稲田通りを進みます。早稲田通りはバス便が多くありますが、環七を越えた先で中野駅に向かわず早稲田通りを直進するのは宿07のみです。それを象徴するのが「中野区役所入口」バス停の行き先表示板です。他のバス便はこのバス停の手前で中野駅方向に右折するので、ここには停まりません。そのためか、バス停の時刻表には6時34分の通過時刻と共に、早朝1便のため新宿駅に行くには他のバス便を利用するようにと注意書きがありました。早稲田通りを進んだ後、小滝橋交差点を右折し、小滝橋通りを新宿駅方向に進みます。大久保通り・税務署通り(この先は職安通り、抜弁天通りと名前が変わりますが)と交差し、靖国通りを渡って新宿駅西口に進みます。コロナ渦で2ケ月近く休業していた小田急ハルクは全フロア営業を再開していました。久しぶりに店内に照明が輝き、待ちかねた買い物客で少し賑わいを取り戻してきたようです。宿07は新宿駅西口では降車のみとなりますので、案内板には乗り場の表示はありません。ということで、どこが終点か分かりませんが、2019年まで深夜の阿佐ヶ谷営業所行きの便が発車していた新宿駅西口の12番乗り場としましょう。一日一便で、片道のみ運行というバス路線はかなり希少です。マニアには興味を引かれるのではないでしょうか?
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