東急バス 反11コース  

コース 踏破記  

今日は梅雨の中休みの最終日。朝から日差しは強いものの、それほど蒸し暑いということはありません。今日は反11を歩きます。五反田駅を発着する民営バス路線はそれほど多くはありません。先日、渋谷と五反田を結ぶ渋72を歩きましたが、反11は五反田とは縁のない世田谷区民会館を結ぶ路線です。ちなみに、五反田は品川区になります。五反田駅東口にあったユニクロと銀だこがいつのまにか高級ホテルに変貌し、駅構内も随分と広々としてお洒落な雰囲気になりました。ナント、店舗は狭いですが魚屋さんまで営業しています。昔の五反田界隈は駅前に歓楽街が広がり、決してお上品な街とは言えなかったんですがね。でも、この辺りの高台には城南五山と称される昭和期以降からの高級住宅街である島津山・池田山・花房山・御殿山・八ツ山が連なっています。なかでも、五反田駅近くの池田山にはかって美智子上皇后のご実家である正田邸があり、その跡地は「ねむの木の庭」公園として一般に公開されています。反11の復路は中原街道と国道一号線(第二京浜)が交差する中原口二股路から大崎広小路を通って五反田駅西口バス停広場に到着するルートとなりますが、往路は五反田駅西口の8番乗り場を出て桜田通りに入るルートとなるループ状路線です。目黒川と桜田通りが交わる辺りに、工事用の塀に囲まれた敷地がありました。長いことその一角だけこんもりとした木々に覆われ、幽霊屋敷の趣をしていた朽ち果てた旅館が建っていましたが、遂に取り壊されてほぼ更地になっています。巨額の地面師詐欺事件の舞台となった曰く付きの土地です。跡地にはお洒落なマンションでも建つのでしょうか?昭和の残像がまたひとつ消えていきます。山手通りを越えて中原口二股路で右側の中原街道に進みます。平塚橋交差点で右折し、26号線通りに入ります。26号線でなく、もっと気の利いた愛称でも付ければと思うのですが。平塚橋から武蔵小山駅入口までの区間は武蔵小山パルム商店街とほぼ平行しています。ところで武蔵小山の略称であるムサコには武蔵小金井・武蔵小杉というライバルがいます。最近はムサコといえば武蔵小杉を連想しますが、私はやはり歴史のある武蔵小山を挙げたいですね。かくゆう武蔵小山駅周辺ですが、ここ数年で駅前の街並みは一変しました。 パルム入口横には2棟の超高層マンションが建ち、かつての飲み屋街の跡地はこじゃれたモールになっています。ほんの10年前までは駅前には小さなお店が密集し、名物の焼き鳥店では店先で焼鳥を頬張った人達がたむろしていました。中でも狭い路地に入って直ぐの晩杯屋はここが発祥のお店で、昼前から激安のつまみを片手にお酒をあおる人たちが見かけられたものです。今は26号線通りに面した仮店舗に移転営業していますが、午前11時開店の掟は厳守しています。渋谷の立ち飲み屋の聖地だった富士屋本店も再開発で跡形もなくなり、今や宝チューハイのCMでしか面影はたどれません。飲んべえには寂しい限りです。26号線通りから一旦武蔵小山駅前広場に入り、武蔵小山駅バス停を経由して再び26号線通りに戻ります。目黒本町を経て目黒郵便局前交差点を直進して学芸大学駅をかすめるように進み、駒沢通りに入ります。ひとつ先の交差点で駒沢通りから離れて野沢に続く道路を進みます。野沢交差点で右折して環七に入り、暫く北上します。上馬交差点で玉川通りと交差し、若林陸橋で左折して世田谷通りに入ります。区役所入口交差点で右折し、そのまま進むと左手に世田谷区役所があります。その端っこの広場が終点の世田谷区民会館バス停になります。果たして五反田駅からバスに乗って世田谷区民会館で下車するお客さんはいるのでしょうか?  




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