- 目黒川コース
- コース 踏破記
- 目黒川は烏山川と北沢川の合流地点が源流となります。源流といっても、水源とは言いがたいのが他と違う点です。合流点の石碑の上にモニュメントがあります。あまり近くでは見てこなかったのですが、しげしげと見ますと子供が川遊びに来て一休みしているような感じです。頭の先がとがっているので、今までは人魚ではないかと思っていたのですが、どうなんでしょう?
目黒側の緑道も池尻まで綺麗に手入れされています。カラー舗装された遊歩道も歩きやすいですね。
せせらぎの川幅も少し広くなり、大きな鯉が何匹も泳いでいます。川底が浅くて多少泳ぎづらいように見えますが。。。
目黒区ではこの緑道をみどりの散歩道と呼んでいます。みどりの散歩道には、目黒川緑道だけではなく、目黒区内のお散歩コースも含めて9つのコースが設定されています。立会川や呑川も含まれていますので、東京の河川を歩くシリーズの候補に入れておきましょう。
目黒川は池尻大橋の玉川通りを越えた先で暗渠部が終わり、川の姿を取り戻します。案内板には次のように書かれています。
清流の復活 −目黒川−
目黒川は世田谷区池尻を上流端として、品川区東品川で東京湾に注いでいます。目黒川上流は昭和の初めごろまでは灌漑の水源として、下流は河口から現在の船入場までは運河として利用されていました。都市化の進展や陸上交通の発展とともにその利用状況は大きく変化し、また水質の悪化や水量の減少もみられました。そこで、平成7年3月より東京都では清流復活事業を実施し、目黒川で清流の復活を行いました。この目黒川に流れている清流は、新宿区上落合にある落合水再生センターで高度処理した再生水を利用しています。東京都では、都民が水辺に親しむことができると共に、水辺に多様な生物が生息できるよう、水質の向上や水量の回復をはかり、心のやすらぐ水辺環境づくりをめざしています。
おんや、ということは、今流れている川の水は烏山川と北沢川からきたものではなく、落合水再生センターから送られてきた再生水なんですね。ということは、暗渠化された烏山川と北沢川の下水はどこに流れて行くのでしょうか?
池尻大橋の目黒川横には首都高速道路の巨大な池尻大橋ジャンクションがあります。ここの屋上に造られた目黒天空庭園・オーパス夢ひろばには行ったことはありますが、都心の真ん中によくもこんなにデカイ建造物を造ったものです。ちなみに、天空庭園には葡萄棚があり、ここで作られた葡萄を原料にしたワインは本数が少なくて貴重な存在です。
池尻大橋の先に朱色で塗られた歩道橋があります。中の橋という名称で、一説には戦前にこのあたりを占有していた地主のプライベートな橋だったと云われています。歩行者専用で朱色に塗られた橋は目黒川にはここしかありません。ちなみに、目黒川にはもうひとつの朱色の橋があります。下流の荏原神社の前に架かる鎮守橋です。こちらは荏原神社の参道の一部になっていますので、朱色に塗られても当然なのですけど。
目黒川は桜の名所なので、お花見の季節には川の両側で飲食店以外も含めて沢山のお店がお酒やフードを販売しています。でも、梅雨の今の時季でも行列しているお店があります。何のお店だろうと看板を見てみましたら、最近流行のフルーツサンドとかを販売しています。字が達筆すぎて内容はよく読み取れませんでしたが。。。
中目黒駅の高架横には大衆居酒屋の大樽があります。昼飲みの伝統は今でも健在なようです。後ろ髪を引かれる思いで通り過ぎます。
目黒川には沢山の橋が架かっています。数えたら世田谷区・目黒区・品川区に56もの橋が架けられています。全部の橋の名前が言えたら大したものです。
目黒駅から下る権之助坂の先に架かっている橋が目黒新橋です。橋の袂にはこじんまりとした飲み屋街があります。誰が飲みに来るのか知りませんが、かなり通好みのディープな場所だとの噂です。
大崎駅の近くの目黒川に御成橋という欄干が朱色に塗られた橋が架かっています。江戸時代に将軍が各地の大名を御殿山でもてなした後、鷹狩りに行くことが習わしで、その際は必ずこの橋を渡りました。「将軍のお成り〜」が、その名の由来なのだそうです。現在、御成橋では一日に何度か橋に取り付けられた管から放水が行われています。芝浦にある水再生センターで下水を再生した水を使っているそうですが、目黒川クルーズの乗客は水がかからないように気をつけなければいけませんね。
目黒川緑道は大崎駅の先で山手通りにぶつかり、居木橋で終わります。
その先の第一三共研究所前に「みたけばし」という小さな橋が架かっています。その名前の由来は次の通りです。
昔、この辺り一帯は江戸末期に薩摩の国から孟宗竹を移入栽培し、竹の子の産地として知られていました。目黒川に沿ったこの一帯は三竹耕地と呼ばれ、付近農民の入会地でした。御岳権現が祀られていた社があり、「三岳」または「三竹」と呼ばれていたため、その地名をとって橋の名前にしました。
京浜急行の新馬場駅前で第一京浜を渡ります。目黒川に架かる橋にはレトロな装飾の飾り電灯が付けられています。
川沿いに進みますと、左手に大木に覆われた荏原神社が見えてきます。社殿に続く参道には朱色の橋が架けられています。
神社の先で目黒川は旧東海道と交差します。こちらには江戸時代を思わせる装飾の橋が架かっています。
爆音で見上げますと、真上の空に飛行機が飛んでいます。渋谷の上空でも結構大きく見えたのですが、品川上空だと羽田空港に着陸間際なので一層大きく見えます。夕方の時間帯限定なのですが、直下の住民は騒音で悩まされるようになったのではないでしょうか?
目黒川の終点はどこになるのでしょうか?公式には天王洲通りに架かる東品川橋で東京湾に注ぐとされているようです。でも、私は旧海岸通りに架かる昭和橋の方がしっくりきます。昭和橋で天王洲運河と合流し、更にその先で天王洲運河と合流し、最終的に東京湾に注いでいるので、純粋な目黒川は昭和橋までというのが私の考えです。
ということで、北沢川から目黒川まで一日で歩きました。早く帰って藤井聡太七段の師弟対決を観なくっちゃあ。。。
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