20.鹿本親水緑道  

鹿本親水緑道

鹿骨地域は花作りが盛んだったため、「東京の花暦は鹿骨に始まる」と言われ、花作りや農業用水として水路が整備されていました。しかし、都市化と共に水路は排水路となり、蓋をかけ歩道として使われるようになりました。その後、下水道の整備と共に、水路の役目は終わりましたが、その跡地を利用し、四季折々の緑とせせらぎのある散歩道として整備されました。花作りのメッカに相応しく桜やコブシの並木が四季を彩る空間となっています。鹿本親水緑道は平成二年に開通し、総延長は750メートルあります。
 

コース 踏破記  

今日は江戸川区の「20.鹿本親水緑道」を歩きます。松本橋東詰バス停近くの東松本一丁目からスタートし、住宅地の中を進んで、鹿骨親水緑道と興農親水緑道が交わる地点に近い鹿骨四丁目まで歩く短いコースです。

スタート地点:東松本一丁目1番地

ゴール地点:鹿骨四丁目32番地


スタート地点の松本橋東詰バス停近くの東松本一丁目1番地から歩き始めます。



緑道といっても水路には豊富な水が流れています。新中川から取水されているのでしょうか?住宅の前には「石人(動く石)」と題した石像が立っています。両手で何かを抱えているようですが、何でしょうか?作者の浜田彰三氏は山梨県富士吉田市出身の彫刻家で、学校を始め、公園や公共施設などに石彫りの彫刻を数多く提供しています。鹿本親水緑道には氏が1990年に制作した石像が6基置かれています。石像は自然石を彫って形にしたものです。ブロンズ像などの作品と違い、型に金属を流し込み、形を作ることができないため、ひとつひとつの石を削って作られます。完成品よりも大きな石材が必要ですので、大きな作品は石材を調達するところから大変です。石を削るための電動工具もありますが、細かな部分はノミとカナヅチを使用して手作業で行うことが殆どです。削った部分を元に戻すことはできないため、失敗ができません。石の種類によって色や模様や手触りなどが異なりますので、手で触って風合いの違いを感じることができます。



鹿本親水緑道は、東松本一丁目から鹿骨四丁目に位置し、新中川から篠崎公園方面へ延びている緑道です。「東京の花暦は鹿骨に始まる」といわれるほど花作りが盛んだった地域で、当時は花づくりや農業用水の水路として整備されていました。現在は都市化によって排水路に蓋をかける形となり、遊歩道として沢山の人たちが行き来する場所になりました。緑道内には、当時の面影を残した四季折々の緑や花々やせせらぎが点在し、子どもたちが植物に触れながら散歩を楽しめます。特に春には、桜やコブシ並木が美しく装います。



鹿骨地域は、区の東端に位置する江戸川と中央を流れる新中川、および京葉道路以北と鹿骨親水緑道・興農親水緑道以南に囲まれた地域で、花卉や小松菜を栽培する農地と生垣や屋敷林が多く分布しています。かつては水田の広がる田園地帯であり、昭和初期に現在の東京都農林総合研究センターが開設され、戦後は土地改良事業によって街区の基礎が形成されました。昭和六十年代になると、篠崎駅開業を契機に、駅周辺で土地区画整理事業が始まり、良好な住宅地が形成されました。また、篠崎文化プラザや商業施設も整備され、区民の利便性が向上しました。今後も、農地を保全・活用し、地域特性を活かしながら魅力ある街造りを目指しています。



所々で水が石段から流れ落ちています。どこから供給されているのでしょうか?ここにも浜田彰三氏の作品が置かれています。「顔のハーモニー」と題されています。いろんな表情がありますね。



住宅地の中を縫うように水路が延びています。



ゴール地点の鹿骨四丁目32番地に着きました。



ということで、江戸川区で二十番目のコースである「20.鹿本親水緑道」を歩き終えました。次は江戸川区で二十一番目のコースである「21.興農親水緑道」を歩きます。




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