23区接続コース


踏破記


これまで、巡回セールスマン氏は23区(実際は20区)の坂道を巡ってきましたが、区と区の間は一筆書きで繋がっていませんでした。そこで、最後にこの未踏破の区と区の間を繋ぐ接続区間を歩いてみようと思います。巡回セールスマン氏の勤務場所は、千代田区丸の内一丁目1番地にあります。区と区の間を繋ぐルートとして効率性を考え、千代田区の東京駅を始点として、東京駅から南、南から西、西から北、北から東、そして東京駅に戻るように各区を配置しました。但し、次の条件を設定します。

1.千代田区と港区の間は永田町駅で接続していますのでパスします。
2.目黒区と大田区の間は大岡山駅で接続していますのでパスします。
3.豊島区は都電雑司ヶ谷電停から新大塚駅までの区間が抜けていますので追加で歩きます。
4.ひとつの区で実際の巡り順と逆方向に歩いたとしても区全体で見れば一筆書きは保てますので、各区の始点と終点は入れ替えても良いこととします。

それでは、23区接続コースの歩きを始めます。

01.千代田区から港区へ

千代田区と港区の坂道コースは永田町駅で接続していますのでパスします。厳密には、千代田区の終点が永田町駅出入口1であるのに対し、港区の始点は永田町駅出入口6となっているので完全には繋がっていませんが。

02.港区から品川区へ

ということで、23区接続コースの最初は、港区の終点である赤羽橋駅から品川区の始点である目黒駅まで歩きます。赤羽橋駅赤羽橋口から国道1号線(桜田通り)に出て、清正公前交差点から目黒通りに入り、道なりに進めば目黒駅西口に到着します。



03.品川区から渋谷区へ

続いて、23区接続コースの二番目は、品川区の終点である立会川駅から渋谷区の始点である恵比寿駅まで歩きます。立会川駅から国道15号線(第一京浜)に出て、南品川三丁目交差点から旧仙台坂に入り、大井町駅から京浜東北線の線路に沿って居木橋まで進みます。目黒川緑道を五反田駅まで行き、山手線の線路沿いに進めば恵比寿駅東口(エビスビール口)に到着です。



04.渋谷区から世田谷区へ

続いて、23区接続コースの三番目は、渋谷区の終点である渋谷駅から世田谷区の始点である東北沢駅まで歩きます。渋谷駅ハチ公口改札から文化村通りに入り、松濤の住宅地を抜けて山手通りに入ります。東大裏交差点から航空研通りに入り、道なりに進めば東北沢駅西口に到着します。



05.世田谷区から大田区へ

続いて、23区接続コースの四番目は、世田谷区の終点である上野毛駅から大田区の始点である大岡山駅までを歩きます。上野毛駅北口から等々力通りに入り、九品仏駅の先で大井町線の側道に入ります。自由が丘駅から九品仏川緑道に入り、緑が丘駅から大井町線の線路沿いに進めば大岡山駅中央改札に到着します。



コロナ渦も終息し、久しぶりに自由が丘の初夏の風物詩であるマリクレール祭りが盛大に開催されていました。



06.大田区から目黒区へ

大田区と目黒区は大岡山駅で接続していますのでパスします。

07.目黒区から新宿区へ

続いて、23区接続コースの五番目は、目黒区の終点である渋谷駅から新宿区の始点である四ツ谷駅までを歩きます。渋谷駅西口から国道246号線(青山通り)に入り、青山一丁目交差点で外苑東通りに入ります。権田原交差点から赤坂御用地の北側を進めば、迎賓館の先で四ツ谷駅赤坂口に到着します。



08.新宿区から中野区へ

続いて、23区接続コースの六番目は、新宿区の終点である中井駅から中野区の始点である東中野駅までを歩きます。中井駅北口から山手通りを南下すれば、そのまま東中野駅西口に到着します。



09.中野区から杉並区へ

続いて、23区接続コースの七番目は、中野区の終点である中野富士見町駅から杉並区の始点である高円寺駅までを歩きます。中野富士見町駅から本郷通りを西に進み、大聖堂入口交差点から環七に入ります。高円寺陸橋下交差点から青梅街道に入り、五日市街道入口交差点から高南通りを北に進めば高円寺駅南口に到着します。



10.杉並区から練馬区へ

続いて、23区接続コースの八番目は、杉並区の終点である下井草駅から練馬区の始点である石神井公園駅までを歩きます。下井草駅北口から旧早稲田通りを北西に進み、豊島橋交差点から石神井公園に沿って北上し、石神井公園前交差点で左手の石神井公園通りに入ります。駅入口交差点で右折すれば石神井公園駅南口に到着します。



11.練馬区から板橋区へ

続いて、23区接続コースの九番目は、練馬区の終点である氷川台駅から板橋区の始点である地下鉄成増駅までを歩きます。氷川台駅出入口2から特例都道池袋谷原線を北西に進み、平和台駅前交差点で環八と交差した後は北上します。新大宮バイパス入口交差点で左折し、川越街道を進めば地下鉄成増駅出入口4に到着します。



12.板橋区から足立区へ

続いて、23区接続コースの十番目は、板橋区の終点である小竹向原駅から足立区の始点である王子駅までを歩きます。小竹向原駅出入口4から要町通りを進み、向原一丁目・大谷口二丁目の路地に入って、巨大なドーム型の給水塔がランドマークとなっている大谷口給水所の角で都道420号線に入ります。川越街道を横断し、東京信用金庫大山支店の手前で左折します。建設中のシティタワーズ板橋大山サウスタワーを迂回してハッピーロード大山商店街を進み、再び都道420号線に入ります(都道420号線はハッピーロード大山商店街で分断され、筋違いに繋がっています)。東武東上線の踏切を渡り、中宿交差点で山手線と中山道を渡り、王子新道に入ります。金沢橋から石神井川遊歩道に入り、そのまま遊歩道を進めば王子駅北口に到着します。



13.足立区から北区へ

続いて、23区接続コースの十一番目は、足立区の終点である都営新田東バス停から北区の始点である駒込駅までを歩きます。都営新田東バス停から隅田川に架かる新田橋を渡り、豊島三丁目・豊島二丁目・豊島一丁目の路地をひたすら南に進みます。溝田橋交差点で明治通りを渡り、そのまま明治通りを尾久駅方向に進み、都電梶原電停の先で右折し、上中里駅方向に向かいます。滝野川女子学園の手前で京浜東北線を跨線橋で渡り、北区の坂でも巡った車坂を上ります。田端高台通りを横断し、旧古河庭園の角で本郷通りに入り、そのまま進めば駒込駅北口に着きます。そこから山手線の線路沿いに坂を下り、坂下を右折しますと終点の駒込駅東口に到着します。



14.北区から豊島区へ

続いて、23区接続コースの十二番目は、北区の終点である赤羽北三丁目バス停から豊島区の始点である池袋駅までを歩きます。国際興業赤羽北三丁目バス停から直ぐの交差点からひたすら南方向に進みます。この道路は西側が板橋区で、東側が北区になっています。味の素ナショナルトレーニングセンター付近からは両側が板橋区となりますが、その先で環七にぶつかります。縁切榎の「岩の坂」でも通った旧中山道の商店街を進み、板橋で石神井川を渡ります。その後も旧中山道を進み、国道17号(中山道)と斜めに交差しますが、更に旧中山道を進み、板橋駅から滝野川桜通りに入ります。そのまま進むと滝野川七丁目交差点で明治通りに突き当たります。交差点を右折して明治通りを進みますと、池袋六又陸橋の先で池袋駅東口に着きます。ヤレヤレと思ったのも束の間、豊島区の始点は池袋駅東口ではなく西口でした。池袋駅の長〜〜〜い地下通路を進んで地上に出ますと、そこが終点の池袋駅西口です。



15.豊島区未踏破区間

続いて、23区接続コースの十三番目は、豊島区で未踏破となっていた都電雑司ヶ谷電停から新大塚駅までの区間を歩きます。都電雑司ヶ谷電停から東池袋四丁目電停までは雑司が谷霊園の縁に沿って進み、都道435号音羽池袋線を横断してからは都電向原電停まで線路沿いの側道を進みます。都電向原電停を右折して春日通りに入り、そのまま進めば大塚五丁目交差点脇の東京メトロ丸ノ内線新大塚駅出入口2に到着します。



16.豊島区から文京区へ

続いて、23区接続コースの十四番目は、豊島区の終点である駒込駅から文京区の始点である都電鬼子母神電停までを歩きます。駒込駅南口から本郷通りを南下し、上富士前交差点で右折して不忍通りに入ります。そのまま道なりに進んで護国寺の門前を通り、目白台二丁目交差点を右折して目白通りに入ります。千登勢橋の手前で右折して工事用の通路を進むと、その先で都電鬼子母神電停に到着します。



都電鬼子母神電停には何故か電停名が表示されていませんが、入口脇のフェンスに都電マスコットと共に電停名を記した小さなプレートが掛かっています。。



17.文京区から荒川区へ

続いて、23区接続コースの十五番目は、文京区の終点である白山駅から荒川区の始点である日暮里駅までを歩きます。白山駅出入口A3から旧白山通りの薬師坂を上がり、坂上の白山上交差点で右折し、都道452号神田白山線を弓なりに進めば、団子坂下で不忍通りに出ます。不忍通りのひとつ東側の路地を進み、谷中防災コミュニティセンターの手前で右折して階段を上がれば、台東区の坂で訪れた蛍坂です。諏訪台通りに出て長安寺のはす向かいの路地から谷中墓地に入り、天王寺脇の階段を下れば終点の日暮里駅南改札に到着します。



18.荒川区から台東区へ

続いて、23区接続コースの十六番目は、荒川区の終点である田端駅から台東区の始点である浅草駅までを歩きます。田端駅南口から線路沿いの高台の小路を進み、西日暮里駅から諏訪台通りに入ります。長安寺のはす向かいの路地から谷中霊園に入り、さくら通りを進んで上野桜木交差点で左折し、言問通りに入ります。寛永寺の脇を抜け、上野駅公園口から車坂を下って中央通りに入り、上野駅前交差点から浅草通りを進んで江戸通りに出ます。駒形橋西詰交差点で左折し、江戸通りを少し進むと終点の都営地下鉄浅草線浅草駅出入口A4に到着します。



浅草通りに鳥越神社の例大祭の御神輿が出ていました。今日は町会の渡御で、明日は千貫神輿が登場するそうですが、お天気が心配です。



19.台東区から墨田区へ

続いて、23区接続コースの十七番目は、台東区の終点である日暮里駅から墨田区の始点である曳舟駅までを歩きます。日暮里駅西口から谷中霊園を抜けて上野桜木二丁目交差点に出ます。言問通りを進んで、JR線を寛永寺陸橋で渡り、線路沿いの歩行者用通路を進みます。上野駅前の通りを進み、入谷口の先で左折し、菊水通りに入ります。雷門一丁目交差点から雷門通りに入り、吾妻橋を渡って浅草通りに入ります。業平一丁目交差点を左折し、スカイツリーの先で曳舟川通りに入ります。そのまま進めば曳舟駅の東口に着きます。駅ビルを通り抜けますと終点の曳舟駅西口に到着します。



谷中霊園の中に台東区の坂でも巡った御隠殿坂の案内板が立っています。御隠殿坂の坂下にあった案内柱と同じ文面です。

御隠殿坂

明治四十一年(1908年)刊「新撰東京名所図会」に、「御隠殿坂は谷中墓地に沿ひ鉄道線路を経て御隠殿跡に下る坂路をいふ。もと上野より御隠殿への通路なりしを(もっ)以ってなり。」とある。御隠殿は東叡山寛永寺住職輪王寺宮法親王の別邸。江戸時代、寛永寺から別邸へ行くため、この坂が造られた。「鉄道線路を経て」は踏切を通ってである。




寛永寺の猫ちゃんです。



20.墨田区から江東区へ

続いて、23区接続コースの十八番目は、墨田区の終点である東京スカイツリー駅から江東区の始点である錦糸町駅までを歩きます。東京スカイツリー駅東口から浅草通りを横断して碁盤目の路地を真っ直ぐに南下し、総武線の高架下を潜って駅前広場に出れば、終点の錦糸町駅南口に到着します。



東京スカイツリー駅東口は今まであった入口が工事用の塀で閉鎖されていました。キラキラ星のような駅名表示板が似合っていたんですけどね。



おしなり君は未だお休み中のようです。



21.江東区から千代田区へ

続いて、23区接続コースの最後は、江東区の終点である錦糸町駅から千代田区の始点である東京駅までを歩きます。錦糸町駅南口から四ツ目通りを南下し、住吉二丁目交差点を右折して新大橋通りに入ります。真っ直ぐに西方向に進み、隅田川を新大橋で渡ります。そのまま道なりに進み、茅場町一丁目交差点を右折し、永代通りに入ります。JR線の高架下を通り、丸の内交差点で左折して高架沿いに進めば東京駅丸の内中央口に到着します。



「Torch Tower(トーチタワー)」は、令和九年(2027年)の竣工に向け、周辺建物の解体工事が始まっています。



千代田区の最初の坂は「丸の内坂」でした。丸の内坂は東京駅の構内にありますので、千代田区の始点はこの丸の内坂とした方が良かったかもしれません。

丸の内坂

昭和五十五年に総武地下駅で総武線・横須賀線の直通運転が開始された時に、丸の内と八重洲を結ぶこの通路が造られました。通路にあるこの40mの長いスロープを「TOKYO STATION CITY 〜東京駅が街になる〜」というコンセプトに合わせ、グランスタ新エリア開業を機に「丸の内坂」と命名しました。




ということで、「東京23区(実際は20区)の坂道を歩く」シリーズは目出度く完結しました。坂学会ならびに坂愛好者の皆様のHPの情報なしにはとても歩くことはできませんでした。深く御礼申し上げます。





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