湯島神社から不忍池をまわって上野公園へ向います。上野の山はもとは全域が徳川家の菩提寺でした。寛永寺の境内にある幕末の上野戦争で荒廃したお山は、明治6年(1873年)に日本で最初の公園として甦りました。東京国立博物館の開館は明治15年です。以後、この地には数多くの文化施設が集まり、お山は文化の森として都民に親しまれています。
谷中は江戸・明治の面影を残す寺院街です。天王寺は、幸田露伴『五重塔』の舞台です。江戸時代には参詣客も多く、谷中は庶民の行楽地として賑わいました。中でも道潅山、諏訪台の高台は景勝地として名高く、その景観に日が暮れるのも忘れるくらいだというので、日暮里の字があてはめられたと云われています。10万平方メートルを超える谷中霊園には、長谷川一夫や横山大観など、多くの著名人が眠っています。
根津神社は六代将軍家宣の産土神でした。根津は、その門前町としてにぎわった町です。本郷通りを駒込へ向います。この道は将軍が日光東照宮へと向かった際の御成道でした。通りの両側には神社・仏閣が数多くあります。中でも名高いのが「八百屋お七」の物語で知られる吉祥寺です。駒込駅へと至る通りの西側には江戸の名園、六義園が広がっています。
『谷中コース』は、湯島天神を起点にして、上野公園を経由して谷中霊園に至ります。ここで2つのルートに分かれ、一方は西日暮里駅に至り、もう一方は千駄木を経て駒込駅に至る7.3kmに及ぶコースです。谷中コースは明治文学ゆかりの地です。湯島より上野の山を巡ります。江戸時代、お山は寛永寺の広大な境内であり、当時から桜の名所として賑わいました。上野公園は日本初の公園です。園内の多くの美術館、博物館は、ここが明治以来文化芸術の拠点であったことを物語ります。お山を過ぎて谷中の寺町に至ります。谷中は震災・戦災を免れた数少ない地域です。起伏に富んだ街並みの中に、江戸明治の面影を身近に感じ取ることができます。ことに西日暮里付近の高台は道灌山と呼ばれ、景勝の地として江戸以来の行楽地でした。一方、根津一帯は、根津神社の門前町として栄えた町です。鴎外、漱石の住居跡も近くにあります。本郷通りの神社・仏閣を経てかつての大名庭園六義園へ向います。青物市場で名高い駒込はまた、染井吉野誕生の地でもありました。
このコースは、次の3つの区間に分かれています。
ふー、お散歩の疲れかよく眠れました。カーテンの隙間から陽射しが漏れています。カーテンを開けてベランダに出てみます。今日もいいお天気です。おんや、鉢植えの土がベランダにこぼれています。よく見ますと、鉢の中央が窪んでいます。ハッハーン、さては先日植えたクロッカスの球根を目当てに、カラスの黒兵衛が嘴で引っ掻き回したに相違ありません。ったく、しょうがないヤツですねぇ。。。この間、黒子とのデートを邪魔したので、その仕返しでしょうか?ったく、もう!何という奸智に長けたヤツなのでしょうか。仕方がない、早朝からベランダのお掃除をします。再襲撃に備えて、何か対策を立てないといけません。そうだ!台所の流しに使う水切りネットを被せたらいいかもしれません。早速試してみますと、カラスは手が、いや嘴が出ないし、日光は通すしでいい按配です。我ながらグッドアイデアと自画自賛します。
さあて、今日もお散歩しましょうかね。私にはあんまり馴染みのない『谷中コース』が面白そうです。早速準備して出かけます。『谷中コース』の起点は湯島天神です。地下鉄千代田線の湯島駅で下車します。地下鉄の出口から湯島天神へは、男性用・女性用・夫婦用と3つの道があるのですが、面倒なので最短ルートで湯島天神に向います。境内ではちょうど菊祭りが行われていました。あちこちに丹精込めて育てられたと思われる見事な菊の花や盆栽が並べられています。昔々、谷津遊園で見かけたことがありますが、愛好家が多いんですね。社務所ではいろんなグッズを売っています(本当は”売る”という言葉は使わないみたいですが)。何故か、湯島天神にはキティちゃんのグッズが多いですね。来年の干支にちなんで鳥の絵の入ったキティちゃんの人形を買っていきましょう。
時計を見ますと、もう12時45分になっています。万歩計をリセットして、早速出発です。最初は上野公園の不忍池を目指します。切通坂を上っていきます。何かヘンですね。。。おっと、方向が逆でした。また戻って、今度は旧岩崎邸庭園の標識に沿って路地を進みます。池之端文化センターの先に庭園への入り口がありますが、入園料が400円とのこと。。。中にレストランもあるようですが、今日のところはパスとしましょう。不忍池西の横断歩道を渡って公園の中に入ります。目の前には広大な不忍池が広がっています。枯れたハスや水草が晩秋の池を象徴しているようです。この季節には、渡り鳥が多く飛来してきています。中でも鴨の多さには驚かされます。結構人に慣れていて、地面に上がって鳩とパン屑を奪い合っています。よく見ると、鴨同士でも嘴でつつき合っています。どこの世界にもいじめっ子というのはいるものですね。
階段を上って清水観音堂のところに出ます。この通りは、桜のシーズンには両側にお花見の観覧席ができて大変な賑わいとなります。今は桜ではなく枯葉の舞う時期なのですが、何故か通りには沢山の人が歩いています。皆さんお暇なんですね。折角ですから上野精養軒でランチでも。。。と思ってレストランに行ってみましたら、コースのランチは3千円以上もするんですね。さすが精養軒です。。。豪華ランチは諦め、東京芸術大学の前を通って谷中霊園に向います。直ぐに言問通りに出ます。そんなに広くはないのですすが、バスも通る交通量の多い道路です。上野桜木という交差点の角に、何やら古めかしい日本家屋が建っています。昔風の大きな看板には『吉田屋酒店』と書いてあります。何でも古い酒屋さんの建物を保存しているのだそうです。建物の中にはレトロなポスターとか、昔の量り売りの用具とかがそのまま展示されています。さすがにワインは売ってなかったようです。。。