04.是政・昭島コース
『是政・昭島コース』は、是政橋を起点にして、多摩大橋に至る12.9kmのコースです。
<総合案内板のコース紹介>
このコースは府中市是政橋から昭島市多摩大橋までの多摩川左岸約12.9kmの平坦な路です。コースの大部分はサイクリングロードとして整備され、広大な多摩川の景観と自然を楽しめます。河川敷きは大規模な運動公園、川辺の自然観察もできる自然緑地などがあります。また周辺には府中市郷土の森、市民健康センターなどのほか、新東京百景の普済寺(立川市)など多くの寺社も点在しています。
<パンフレットのコース紹介>
府中市是政橋から昭島市多摩大橋までの多摩川左岸約12.9kmをたどるコース。コースの大部分は多摩川堤上に整備されたサイクリングロードで、広大な多摩川の四季それぞれの景観と川辺の自然を満喫させてくれる。コース近くには、崖線の緑や湧水、段丘上の甲州街道や奥多摩街道付近に点在する古刹や神社、新田義貞と鎌倉幕府の軍勢が戦った分倍河原古戦場跡などがあり、豊かな自然と歴史・文化に出会える。コース沿いにある府中市郷土の森は、13万uの敷地全体に府中の自然や歴史・生活の特徴を再現したテーマパーク。遊んで学べる新しいかたちの公園だ。コースから少し離れた立川駅周辺では、国営昭和記念公園や多摩地域の活力あふれる21世紀のまちづくりを見ることができる。
早いもので、この間お正月を迎えたと思っていたら今日は1月13日。格別生活に変化がないせいか、毎日があっという間に過ぎていきます。今日も朝からいいお天気ですね!冬晴れで風のない日はお散歩に絶好の日和です。一昨日歩いた『二子・是政コース』の続きを歩くことにします。コースが家から大分離れてきましたので、起点となる府中市の是政橋に行くのも一苦労です。山手線・中央線を乗り継いで、武蔵境駅で西武多摩湖線に乗り換えます。終点の是政駅から5分ほど歩いて是政橋の袂に辿り着きました。割と早めに家を出たのですが、時刻はもう11時36分になっています。万歩計をリセットして昭島市の多摩大橋を目指します。空は真っ青に澄み渡り、雲ひとつ見えません。遥か前方には山々の峰が連なり、その真ん中に雪を頂いた富士山が顔をのぞかせています。土手沿いには多摩川を見下ろすように大きなマンションが建ち並んでいます。南向きで太陽を遮るものは何もないし、西を向けば富士山が拝めるしで、退職後に住むには最高の場所です。
南武線の鉄橋を越えると、郷土の森公園が広がっています。本当は、一旦公園の中に入ってから引き返し、河川敷に降りるようなのですが(つまり、”Y”の字を横にしたようなルート)、気が付いた時には河川敷の遊歩道をかなり進んでいました。面倒ですのでこのまま歩くことにします。
郷土の森を過ぎますと、多摩川の周囲にはお店とかオフィスとかが増えてきます。河原も随分と広いですね。冬の渇水期とあって、河原ではブルドーザーやダンプカーが忙しく動き回っています。多摩ナンバーを付けたダンプカーが多いのも頷けます。更に歩きますと、懐かしの関戸橋に着きます。ここは『歴史と文化の散歩道』の22番目の『府中国分寺コース』で通った橋です。京王永山駅から鎌倉街道沿いに歩いたのですが、2回目ともなりますとなんだか懐かしい感じもします。ちょっと早いですが、関戸橋の袂で熱いジュースを飲みます。関戸橋を越えて更に歩きます。右手にはNECの大きなビルがあります。研究所か何かの建物なのでしょうか?(←NEC中河原技術センターのようです)
少し歩きますと、京王線の鉄橋に出ます。電車に乗っている時にはまさかここを歩くとは思いもしませんでしたが。。。鉄橋を越えて更に歩きます。多摩川の向きが北よりになって、太陽が背後に回ります。前方に美しい形をした橋が見えてきました。府中四谷橋といいますが、これも是政橋と同じく鋼斜張橋のようで、真っ青な空にピンと伸びた鋼線が印象的です。この府中四谷橋の直ぐ先に見事な枝振りの大きな松の木が立っています。『四谷の五本松』というのだそうです。
この松は、江戸から明治・大正にかけて水防林として植林されたもので、以前から『下堰の松』と称され、長く地域の人々に親しまれてきました。その後、大正の初めに護岸工事のために四つ谷村で今も『中隠居』と呼ばれている市川家から国に無償で提供され、大切に保護されてきました。このような長い歴史的変遷の中で、次のような話も生まれてきました。それは甲州商人と四つ谷村民との心温まる美談です。江戸時代の中頃、甲州の商人が病で倒れているのを村民が助け、半年余り玉川寺で手厚い看護をし、病が癒え、その後商人は甲州で財を成しました。この四つ谷村の恩徳に報いるために、商人は一尺五寸の木像を寺に奉納し、また多摩川堤に松を植えたと言われています。その松も次第に少なくなり、今の本数となって『五本松』と呼ばれるようになりました。長い間の多摩川の変遷と自然の歴史、人の流れを見続け、風雪に耐えてきた松で、特に四つ谷村民の深い情けを末永く府中市民が引継ぎ、この松をシンボルとして保存したいと思います。
更に歩いて行きますと、河原は段々と自然のままの姿になっていきます。ふと見ますと『万願寺渡船場跡』という標識が立っています。谷保の渡しとも言われていますが、多摩川を渡るために、いろんな渡し場があったのですね。府中用水取入口のところで遊歩道が多摩川の堤から離れ、路地に迷い込みます。古い家並みが続き、庭先では猫ちゃんが日向ぼっこをしています。石柱で囲った軒先の狭い敷地には『伊藤単朴の墓』という標識が立っています。こんなところにお墓。。。というのも変な感じですが、教訓的な書物を著し、民衆の教化に貢献したということで東京都の旧跡に指定されているそうです。
人家を縫って更に歩きますと、立川公園に出ます。公園と下水処理場の間の小さな橋を渡って、再び河川敷に出ました。遊歩道の上には日野橋が架かっています。更に歩いて行きますと、前方に見慣れぬ形の電車が走っています。何だろうとよくよく見ますと、多摩都市モノレールでした。地面よりかなり高いところを走っていますので、さぞや眺めがよいことでしょう。モノレールも通る立日橋を越えますと、多摩川緑地の先に中央本線の鉄橋が見えてきます。新宿や中野の繁華街を通ってきた中央線ですが、このあたりになるとローカル線のような長閑な感じです。
鉄橋を越えますと、遥か先に橋が見えます。地図からしますと多摩大橋のようですが、歩いても歩いてもなかなか近付いてはくれません。時間は充分にありますので、ゆっくり歩いて行きます。14時38分に多摩大橋に着きました。この橋は、交通量が多い割には歩道はイマイチです。一応車道の脇に路石で仕切った通路はあるのですが、柵やフェンスはないために歩くには結構ヒヤヒヤものです。今日は多摩大橋が終点なのですが、近くに適当な駅がないことと、次の『滝山・草花丘陵コース』の便宜を考え、多摩大橋を渡って八高線の小宮駅まで歩いて帰ろうと思います。猛スピードで走り抜けるダンプカーや大型トラックにビクビクしながら橋を渡ります。ひーーーっつ、キョワ。。。
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『是政・昭島コース』の歩数は17、913歩、所要時間は3時間02分でした。
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