08.狭山・境コース









『狭山・境コース』は、西武多摩湖線の武蔵大和駅を起点にして、小平駅を経由し、保谷市(現在の西東京市)新町三丁目に至る10.2kmのコースです。

<総合案内板のコース紹介>

東大和市武蔵大和駅から武蔵野市千川上水交差点までの自転車道10.2kmのコースです。このみちは、私たちの生活に必要な水を山口・村山貯水池から境浄水場に送るため、大正12〜14年(1923〜1925)につくられた水道施設を利用して散策路・サイクリングコースとしてもうけられたものです。このみちには、昔のま々に復元された水門や水を表す石の彫刻が置かれています。これらの石は一里塚のようにコースを結び“伝え石”として時代とともに移り変わってきた水の文化と歴史を今に伝えています。そしてこのみちは山と町をつなぎ、自然と人々を結ぶ“水のみち”です。

<パンフレットのコース紹介>

大正12〜14年(1923〜25)につくられた水道施設の上を走るこのコース。狭山丘陵と武蔵野市をほぽ一直線に結ぶ散策路・サイクリングロードである。サイクリングロードの名称は、多摩湖自転車道。コース沿いには、武蔵野らしい赤松の並木が連なり、また、昔のままに復元された水門や水を表す彫刻群が、一里塚のように置かれている。コースに近い小金井公園は、小金井桜の伝統を受け継ぐ花見の名所。日比谷公園の4倍以上というその広さに圧倒される。コースの中でもとりわけユニークな施設は、明治以来のガス器具の変遷を紹介するがす資料館。夜間には年代物のガス燈に灯がともされ、文明開化の面影をしのばせる。



今日は、2月7日の月曜日です。お天気は晴れ。お散歩日和ですね。1月18日に『滝山・草花丘陵コース』を歩いた後、避寒のためにオーストラリアのパースに出かけ、そのあと急に決まった会社勤めで3週間ほど空白の期間が生じてしまいました。久し振りのお散歩で、歩く気分は満々です。順番からいきますと、羽村・多摩湖コースとなりますが、ここには恐怖のポイントがあって歩くにはイマイチ気分がのりません。そういうことで、この2つのコースをスキップして『狭山・境コース』を歩くことにします。週明けで皆さん忙しく働いておられるのに気が引けますが、いそいそと支度して10時過ぎに家を出ます。パンフレットによりますと、このコースの起点は西東京市の新町三丁目(武蔵野市から見ると関前五丁目)となっています。ですが、夕暮れ時に武蔵大和駅から帰宅するのも気がすすみませんので、歩く方向を逆にすることにします。

そういう訳で、山手線で高田馬場駅まで行き、そこで西武新宿線に乗り換えて小平駅に行き、更に西武多摩湖線の武蔵大和駅に着いたのは11時39分でした。さすがに東京もここまで来ると郊外といった感じがします。小さな改札口を出て、緩やかな坂を下っていきます。そこから右に少しカーブした道を歩きますと、直ぐに小川に架かる橋に出ます。この橋の右側が『多摩湖コース』、左側が『狭山・境コース』になっています。交差点の信号を渡ってコースに入ります。入り口には『都立狭山・境緑道』の看板が立てられています。ルートは武蔵野の路の狭山・境コースと殆ど重なっていますが、始点が狭山公園で終点が境浄水場になっているところが若干異なっています。



この道は、私達の生活に必要な水を山口・村山貯水池から境浄水場に送るため、大正12年〜14年(1923年〜1925年)に造られた水道施設を利用して散策路、サイクリングコースとして設けられたものです。この道には、昔のままに復元された水門や水を表す石の彫刻が置かれています。これらの石は一里塚のようにコースを結び、『伝え石』として時代と共に移り変わってきた水の文化と歴史を今に伝えています。そして、この道は山と町をつなぎ、自然と人々を結ぶ『水の道』です。


このコースは武蔵野の路の中でも最も歩きやすいと思います。なにせコースが定規を当てたように真っ直ぐ一直線になっているのです。地図など全くもって不要です。今では殆ど不可能でしょうけど、水道施設が造られた大正時代にはこの辺りに邪魔な構造物などある筈もなく、とにかく多摩湖から境浄水場まで最短距離で真っ直ぐに導水管を敷設した方が効率がいいに決まっていますからね。それに、散歩道だけでなく、休息所や植樹もよく整備されています。これはお散歩をする人達のためだけでなく、お買い物や通勤・通学の人達にも利用されている生活道路となっているからなのでしょう。

歩き始めて直ぐに地下道を通って、西武多摩湖線の線路をくぐります。線路の北側に出てから八坂駅・狭山駅・小平駅・花小金井駅まで、およそ全体の2/3以上はコースと線路が平行に走っています。どこでリタイアしても、最寄の駅に行けば帰れますので安心です。その代わりに、コースの沿線にはあなり歴史や文化の名所はありません。ひたすら歩くのみです。歩き始めてまもなく、東村山浄水場の脇を通ります。施設の中はよく見えませんが、外周はフェンスで厳重に囲われています。ここも多摩湖から水を引いているのでしょうか。浄水場の先には新青梅街道が通っています。新青梅街道を越えた線路の反対側には東村山中央公園が広がっています。そういえば、この辺りの市名には”東”の付くものが多いですね。東大和市、東村山市、東久留米市などなど。でも、一番東にあるのが”西”東京市というのもちょっと皮肉っぽいですね。。。ずんずん歩いて行きますと、やがて西武国分寺線を越えた先に西武多摩湖線の八坂駅の駅舎が見えてきます。駅の手前に郊外の駅らしく、駅舎の周りは自転車の洪水です。更に線路に沿って萩山駅を目指します。線路の反対側にはブリヂストンの東京工場の敷地が広がっている筈なのですが、散歩道からは全く見えません。時折通り過ぎていくサイクリングの自転車を横目に、ひたすら歩きます。



萩山駅から小平駅に向かってなおも歩き続けます。周辺には長閑な畑が広がり、道のところどころには泥つきの野菜を並べた農家の直売所があります。お店番の人がいないところが長閑でいいですね。辺りは早春の武蔵野といった雰囲気です。空き地のところどころでは早咲きの梅の花が咲きほころんでいます。桜のお花見ほど華やかではありませんが、冬枯れの野に咲く梅一輪もなかなかに捨てがたい風情があります。更に歩いて行きますと、四つの方角に向いた標識が立っています。『小金井街道まで1km、青梅街道駅まで2.2km、花小金井駅南口まで1.3km、小平駅南口まで1.4km。。。』、要するに途中リタイアは難しいということですな。。。



このコーナーは『Lunch&Walk』という触れ込みなのですが、つらつら思い起こすに羽田を出てからここまでランチに巡り合っていないですね。。。よぴっ!たまには優雅なランチを!と思って歩いていましたら、散歩道の脇の一軒屋に何やら気になる看板が。。。ん?『風のシンフォニー』とな?小さな住宅の、これまた猫の額ほどの庭にしつらえたテラスには小さなテーブルと2脚ほどの椅子が置かれています。冬の陽射しが降り注ぐ昼下がりとはいっても、未だ未だ外のテラスでお食事するのは寒い陽気です。さすがにテラスには誰も座っていません。家の中を見ますと、何組かのお客さんがお食事をしています。こういう雰囲気は大好きなのでちょっと立ち寄ってみたくなります。ふ〜〜〜む、ユズティーに紅茶に台湾茶ね。。。ワインでもあればピザでもつまめるんですけど。。。



ここをご覧下さい。ワインもあるそうな。。。


花小金井駅を通り過ぎて、ひたすら真っ直ぐに歩きます。あたりには段々と都会の雰囲気が近付いてきます。やがて多摩湖サイクリングロードは終点(あるいは始点)の武蔵野市関前五丁目交差点に辿り着きます。目の前には五日市街道の広い道路が通っています。時刻は13時50分になっています。ここから千川上水に沿って歩くのが『千川・石神井コース』で、玉川上水コースに沿って歩くのが『玉川上水コース』です。今日は未だ時間がありますので、引き続き『千川・石神井コース』に挑戦することにします。どんよりとした冬の曇り空になってきましたが、頑張って歩くことにしませう。。。



『水の神殿』をかたどったシンボル・モニュメントだそうです。



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『狭山・境コース』の歩数は13、650歩、所要時間は2時間11分でした。
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