12.舎人コース(二回目)







『舎人コース』は、荒川鹿浜橋を起点にして、葛飾区の大場川水門に至る16.4kmのコースです。

<総合案内板のコース紹介>

このコースは、足立区の荒川鹿浜橋から中川を渡り、葛飾区新大場水門までの河川沿い約16.4kmのコースです。荒川、毛長川、桁川、中川を結び、それら河川沿いには、親水公園などのレクリエーション施設が点在するコースです。様々な河川景観を楽しみながら散策ができます。



10年前になりますが、東京都が制定した「武蔵野の路」21コースを歩きました。このうち、9コースについては踏破記を書きましたが、残り12コースについては未完となっていました。今回、一念発起して踏破記が未完のコースについて、再度歩き直して完成させようと思います。

手始めに、舎人コースから歩き直してみます。舎人コースは、足立区の荒川鹿浜橋から葛飾区の新大場水門までとなっていますが、起点・終点共に交通のアクセスが不便です。距離も16.4kmありますから、舎人コースの区間を歩く時間に加えて、自宅から鹿浜橋に辿り着くまでの時間と新大場川水門から帰宅するまでの時間をあらかじめ見込んでおく必要があります。

ということで、なんとか荒川に架かる鹿浜橋の袂にやってきました。鹿浜橋は環七が通っています。交通量の多さもさることながら、橋の袂は実に殺風景な街並みです。何か飲み物を買おうと周辺を探したのですが、コンビニはおろか自動販売機すら見当たりません。鹿浜橋は、浮間コース上にも位置するのですが、武蔵野の路の案内板とか標識はどこにも見つかりません。しょうがないので、いささかテンション低く歩き出します。



舎人コースは鹿浜橋を渡り終えると、首都高川口線に沿って東京都と埼玉県の境界線(一部入り組みはありますが)となる毛長川に架かる中居橋まで延々と歩きます。途中には工場や住宅が立ち並び、見るべきものは何もありません。前回歩いた時は、途中でルートを間違えて舎人公園に向かいました。当時撮った写真を見ると、園内の「ワシントンからの里帰り桜」とか「レーガン桜」とかを見物したようです。別の写真には、舎人公園を貫く尾久橋通りに建ち並ぶ未だ軌道が付けられていない舎人ライナーの橋脚も映っていました。今回は間違えずに、中居橋に辿り着くことができました。



中居橋からは毛長川に沿って舎人緑道公園を進みますが、その入り口に舎人コース初の標識が設置されています。緑道には340本もの桜の木が植樹されており、お花見のシーズンでないことが残念です。



尾久橋通り手前で、毛長緑道に入り、そのまま直進して見沼代親水公園(緑道)を歩きます。緑道の中央に人工の川が流れ、途中途中には休息所なども置かれています。緑道に沿って木々が茂り、夏の暑い日でも心地よく歩くことができます。見沼代親水公園の終点である古千谷橋交差点手前には舎人コースの案内板があります。ここは東京歴史と文化の散歩道の「西新井・竹ノ塚コース」の終点でもあります



古千谷橋交差点から再び毛長川の遊歩道に戻ります。尾竹橋通り、東武スカイツリーライン、草加バイパスを経て、旧日光街道と交差する水神橋に出ます。何故か、この辺りにはやたらと武蔵野の路の標識が設けられています。



これは標準の標識です。



これは足立区独自の標識です。


さて、水神橋を渡ったところで、毛長川の北側を歩くか南側を歩くか迷います。武蔵野の路は東京都が制定したものですから、毛長川の北側を歩くと埼玉県に入ってしまいます。さりとて、南側を歩こうにも住宅の入り組んだ路地を抜けないと川岸には出れません。ここは厳格に毛長川の南側を歩くことにします。毛長川に沿って都内でも有数の規模だった花畑団地が広がっています。「だった」というのは、建設当初は80棟もあった住居棟が、現在では50棟近くまで集約されているからです。取り壊された住居棟の跡地は広大な空き地になり、高く巡らせた囲いの中は雑草の天国になっています。この一角だけで5ヘクタールもあるそうですから、団地の広さが実感されます。



団地の中ほどで、花畑大橋の袂に出ます。舎人コースは、ここで南に向きを変え、花畑大橋通りを東保木間交差点までまっすぐに南下します。何故毛長川沿いにコースが取られなかったのか分かりませんが、花畑大橋より先には歩道がなく、川に沿った道路も狭くて危険だからだったのではないかと推測しています。東保木間交差点を左折して内匠橋に向かいます。前回はそのまま直進して内匠橋を渡ったと思うのですが、本当はアコレというスーパーの角を左に曲がるのが正しいコースです。アコレの入り口の歩道には、埋め込み式の標識を塗りつぶしたような跡があり、ここで左折することを示すために武蔵野の路の歩道標識が置かれていた筈と確信しています。



何故に確信を持って言えるかといいますと、アコレから左折して右斜め方向に進み、綾瀬川に突き当たったところに武蔵野の路の標識が立っているからです。ここから短い古綾瀬川遊歩道が始まりますが、この遊歩道が舎人コースの一部に組み入れられているのです。浮花橋から内匠橋手前までは鬱蒼とした木々が生い茂る遊歩道になっていて、一休みするには格好の場所です。



内匠橋を渡り、首都高三郷線に沿って左折すると、直ぐの高架の橋脚に「武蔵野の路 神明・六木遊歩道」の看板がかかっています。矢印に従って右手の小道に入ります。神明・六木遊歩道は、垳川沿いに続く約2kmの遊歩道で、水辺と雑木林の風景が続く自然を身近に感じられる散歩道です。葛西用水親水水路を挟んで、西側が神明水の森公園、東側が六木水の森公園となっていて、風車広場、むくの木広場、虹の広場、水車広場などの広場があります。



狭い遊歩道の両脇には鬱蒼と大木が茂り、昼なお薄暗いといった感じです。運が悪いと、カラスの落し物が降ってくることがありますのでご用心。桁川は沼のように淀んでいますが、釣り糸を垂らすおじさん達が散見されます。網を持参しているところを見ると、釣果を食するのでしょうか?長〜〜〜い遊歩道を抜けると、一気に眺望が開け、目の前には大河のような中川が蛇行しています。川の向こう正面には舎人コースの終点となる新大場川水門が見えます。でも、水門に行くためには、1kmほど上流にある潮止橋を渡って、更に同じくらいの距離を戻らないといけません。前回は冬場だったので、日暮れに焦った記憶があります。しょうがないですね。急に重くなった足を引きづり歩き始めます。



中川沿いに30分ほど行きつ戻りつし、ようやく中川と大場川の合流点に設けられた新大場川水門に辿り着きます。ここは次の「水元・柴又コース」の起点にもなります。何かそれらしき標識はないかと探しましたが、何も見つかりませんでした。



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『舎人コース(二回目)』の歩数は28、167歩、所要時間は5時間27分でした。
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