14.葛西コース(二回目)
『葛西コース』は、江戸川水門を起点にして、葛西臨海公園に至る11.2kmのコースです。
<総合案内板のコース紹介>
江戸川水門から葛西臨海公園までの旧江戸川沿いの平坦な11.2kmのコースです。この道の周辺には工場や倉庫に挟まれながら、数多くの寺社が点在し、古川親水公園などを結ぶ散策路もあります。コースは、都県境を流れる旧江戸川の堤防に、サイクリングロードが整備されて、河川景観を楽しみながらサイクリングができます。また、河口部の葛西臨海公園が完成すると、海辺の散歩を楽しむことができます。
<パンフレットのコース紹介>
東京湾を背に旧江戸川の流れをさかのぼるコース。東京と千葉の境界線をなぞる、見晴らしのよいサイクリングロードである。コース沿いには、大規模なスポーツ施設や工場、倉庫などにはさまれながら数多くの寺社が点在している。水辺の利を生かした憩いの場やレジャー施設も多く、ドーナツ型の大水檜の中にマクロが回遊する葛西臨海水族園、汚れた川を美しく生き返らせた古川親水公園、江戸川の流れを模した池泉廻遊式の江戸川平成庭園など、新しい施設も次々と誕生している。コースを少しはずれると、明治の終わりごろから続く金魚の養魚場、江戸風鈴の店など、なつかしい風物にも出会える。さわやかな川風に吹かれながら、古いものと新しいものか混在する表情豊かな「水の道」をたどってみたい。
10年前になりますが、東京都が制定した「武蔵野の路」21コースを歩きました。このうち、9コースについては踏破記を書きましたが、残り12コースについては未完となっていました。今回、一念発起して踏破記が未完のコースについて、再度歩き直して完成させようと思います。
今回は「葛西コース」です。先日歩いた水元・柴又コースの終点である江戸川水門が起点になります。江戸川水門(正式には、江戸川水閘門(えどがわすいこうもん)みたいです)を左手に曲がり、橋を渡って対岸に行くと千葉県の市川市になります。葛西コースは、そのまま直進し、横断歩道を渡って桜並木を進みます。ここに武蔵野の路の標識が立てられています。
ほどなく、横断歩道を渡って旧江戸川沿いに設けられている「健康の道」に入ります。江戸川区内には幾つかの健康の道が設けられていて、ここから葛西臨海公園までのコースは武蔵野の路と重なっています。江戸川区内の武蔵野の路の案内標識はとても充実していて、道路の分岐点だけでなく、こういった遊歩道への入り口にもちゃんと標識が設けられています。
ところどころ傾斜のある遊歩道ですが、車道と完全に分けられていますので、車を気にすることなく安心して歩けます。実際、車道はかなり狭く、しかも大型車の交通量が多いので遊歩道は助かります。対岸の行徳の街並みを眺めながら旧江戸川に沿って遊歩道を歩いて行きますと、新中川との合流点に架かる瑞穂大橋の手前に今井児童交通公園があります。無料で貸し出される自転車やゴーカートがあり、監視員が立つ整備されたコースでは子供たちが楽しんで交通ルールを学んでいます。奧にはレインボーサイクルなるモノレールの軌道が設けられ、親子連れで足漕ぎゴンドラに乗って空中散歩が楽しめます。長さは200m程もあり、高さも結構あるので下手な遊園地の乗り物よりはずっとスリルがあります。乗り物は全て無料というところも凄いですね。
瑞穂大橋を渡り、旧江戸川沿いの遊歩道を更に南に進みます。対岸は浦安市になります。新川が合流する先に、東京23区内唯一の島である妙見島があります。中州にしては河口から離れているし、どうやって島ができたのか不思議です。ここはかろうじて江戸川区に属していて、規模は小さいものの、石油工場のようなプラントが建ち並んでいます。石油を精製しているのではなく、食品油を製造しているそうです。直ぐ隣が産業廃棄物の貯蔵所になっているのが気になりますが。。。妙見島を結ぶ唯一の交通路である浦安橋の下をくぐり、旧江戸川沿いの遊歩道を更に南に進みます。ここからの遊歩道は、公園・工場・団地などの脇を通るため、近くに自動販売機は殆ど見当たりません。夏の暑い日などは、予め飲み物を確保しておくことをお勧めします。私の場合は、浦安橋のところで飲み物が底をつきかけたのに補充せず、葛西臨海公園まで喉の渇きに苦しめられながら歩くハメになりました。やがて、舞浜大橋の先に東京ディズニーランドのシンボルであるシンデレラ城やプロメテウス火山が遠望できます。
舞浜大橋と京葉線の巨大な橋脚の下をくぐり、葛西臨海公園の中に入ります。つい最近、水族館の鮪の回遊が復活したためか、園内は大勢の家族連れでにぎわっています。さて、葛西コースの終点は水上バスの乗り場となっています。でも、乗り場は2ケ所あり、現在東京水辺ラインで運用されているのは東なぎさと西なぎさの間にある乗り場です。武蔵野の路が制定された当時は、海浜公園事務所近くにある乗り場から舟が発着していました。ここから次の「夢の島・お台場コース」が始まるのですが、当時運行されていた若洲海浜公園までの水上バスはとっくの昔に廃止され(10年前も既に停止されていた)、今となっては対岸に渡るすべはありません。ま、何はともあれ、葛西コースを無事歩き終えました。
ところで、終点の乗り場近くに設置してある武蔵野の路の標識ですが、コース図のパネルが無残にも剥がされています。もはや修復されることもないでしょうから、実に残念です。
左側が現在の標識、右側が10年前の標識。
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『葛西コース(二回目)』の歩数は18、031歩、所要時間は3時間42分でした。
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