20.梅ノ木平コース





『関東ふれあいの道』は、関東地方の一都六県をぐるりと一周する長距離自然歩道で、総延長は1、665kmです。東京都八王子梅の木平を起終点に、高尾山、奥多摩、秩父、妙義山、太平山、筑波山、霞ヶ浦、九十九里浜、房総、三浦半島、丹沢などを結んでいます。美しい自然を楽しむばかりでなく田園風景、歴史や文化遺産にふれあうことのできる道です。より多くの人々が利用できるよう10km前後に区切った日帰りコースを144コース設定し、それぞれの起終点が鉄道やバス等と連絡できるようになっています。




『武蔵野の路 梅ノ木平コース』は、是政橋を起点にして、梅ノ木平に至る33.3kmのコースです。



お散歩の虫の春篭りも明け、そろそろ活動開始の時期が到来しました。今年の花粉は例年の数十倍という予想が出ていましたので、3月早々からは万全の体制で臨んできました。ベランダの窓はほぼ2ケ月の間完全に締め切り、室内の空気は小さな換気扇だけで入れ替えるのみ。勿論、洗濯物も布団も干せません。お風呂場の乾燥機と室内用物干し器をフルに使い、何とか清潔さを保ちつつ凌いできました。外に出る時はカラス型のマスクを常用し、目の痒みには悩まされたものの何とか鼻と喉は持ち応えました。その花粉も都心ではピークを過ぎ、そろそろマスクを着けずに外出できるようになりました。と同時にお散歩の虫が目覚めた次第。。。足のマメも完全に癒えましたので、そろそろ活動を開始しましょう。

武蔵野の路で心残りだったのは、最後の『梅ノ木平コース』と『日の出山コース』が未踏破だったことです。都心のコースならマスクを着けてでも歩けたのですが、この2つのコースは起点と終点は分かるものの、いくらインターネットで調べても途中のルートを解説したものがないのです。それに『梅ノ木平コース』は武蔵野の路の中で最長の33.3kmもあります。普通に歩いても8時間はかかります。是政橋は『是政・昭島コース』で通ったので場所は分かります。でも梅ノ木平って地図で見ると京王線の高尾山口からかなり先に位置するのです。周辺は道路もない空白の地域が広がっています。往復の時間だけでも相当かかるし、この2コースは諦めるしかないかな。。。と内心では思っていたのですが、完璧症の私にはそんな中途半端なことはできません。ゴールデンウィークに突入した4月29日にまず最長の『梅ノ木平コース』に挑戦することにします。でも、テレビの花粉情報を観ますと関東の内陸部は未だ『花粉が非常に多い』レベルの真っ赤な色に染まっています。大丈夫でひょうか。。。

是政駅までは山手線と中央線と西武多摩川線を乗り継いで1時間少々かかります。終点の梅ノ木平はバスの便があまりないということですので、高尾山口までの往復も含めて歩行時間を9時間とみます。さすれば、夕方の5時までに高尾山口駅に辿り着くためには、夕方17時−歩行9時間−往路の1時間=朝7時、つまり朝7時には家を出ないといけません。ひーーーーっつ!出勤の日は7時まで起きれないのに、大丈夫でしょうか?大丈夫なのです。遅刻常習者が釣りの日には真夜中でも起きれるのと同じで、趣味のためなら目覚まし時計なしでもキッチリ目が覚めるものなのです。という訳で、予定よりも30分早く6時30分にはお散歩7つ道具を携えて家を出ます。今日は真夏日になるかもしれないという予報でしたので、日焼け防止に長袖のシャツを着ていきます。陽射し避けの帽子は?スーツケースの中。。。花粉用のマスクは?来年用にとってある。。。えい、面倒くさい。。。

休日の新宿駅のプラットフォームは山歩きの格好をした人たちで溢れています。連休の初日だからでしょうか、皆さん大きなリュックを背負い本格的な登山靴を履いています。私は。。。といいますと、携帯電話の宣伝用にもらった小さな手提げ袋にジョギング用の運動靴の格好です。山歩きとお散歩の違いですな。。。早朝と深夜の中央線は快速電車が鈍行の線路を走ります。こんなに朝早く中央線に乗ったことがなぴもので、プラットホームを間違えて快速電車を15分も待ってしまいました。武蔵境駅で下車し、駅舎を大回りして西武鉄道の多摩川線の改札口に向かいます。ホームに出ますと、見覚えのある黄色い電車が停まっています。ガラガラの車両に乗り込みます。さほどの待ち時間もなく電車は発車しました。多摩川線は単線の上、車掌さんのいないワンマンカーの車両を使っています。どこか長閑な雰囲気です。ウトウトしているうちに終点の是政駅に到着しました。乗車時間は僅か12分です。



『梅ノ木平コース』の起点が是政駅なのか是政橋なのかイマイチはっきりしませんが、改札口を出たところで万歩計をリセットします。時刻は7時50分です。さあ、The−Longest−Walkの始まりです。是政駅の前には商店街があるわけでもなく、閑散としています。50mほど歩きますと、府中街道に出ます。道路を渡って左手に行きますと、直ぐに緩やかな上り勾配となり、目の前に是政橋の美しいフォルムが現れます。中央部に高い支柱が聳え、そこからケーブルを斜めに延ばして橋桁を支える斜張橋という構造をしています。都心部でもところどころで見かけますが、全長が400mもありますのでその容姿は周囲の山々をバックに一際映えています。恐怖の多摩大橋に比べますと、車道と同じくらいの幅があるゆったりとした歩道が併設されていますので安心して渡れます。



是政橋を渡って府中街道を少し歩きますと、小さな路地の入り口に南武線の南多摩駅への標識があります。この駅前に『武蔵野の路』の案内板があるとのことでしたので、全体のルートを確認しようと思います。曲がりくねった細い路地を歩いて踏み切りを渡りますと駅の裏手に出ました。どうやら利用者の便宜を考えた抜け道だったようです。駅前にはバスがUターンするための小さな広場があり、駅前通りにはちらほらお店も並んでいます。でも、どこを探しても『武蔵野の路』の案内板は見当たりません。残念ですねぇ。。。『是政・昭島コース』のパンフレットには、南多摩駅を抜けて多摩カントリークラブの脇を通るコースの一部が表示してあるのですが、途中で切れていてその先のルートが分かりません。地図を見てもそんな道路は見つかりませんねぇ。。。とりあえず駅前通りを抜けて川崎街道に出てみます。

川崎街道は多摩地域の幹線道路らしく、真新しい上に整然とした広い道路です。少し先から城山通りという道路がT字型に始まっていて、『是政・昭島コース』のパンフレットに描かれているコースと方角的には合っています。途中で案内標識が見つかればいいのですが、どうみてもそこから先はゴルフ場の脇を通る道はないようです。今日は一日で歩けるギリギリの距離を踏破しなければなりませんので、途中で道に迷ったらコース制覇は無理です。暫し熟考し、川崎街道−>北野街道−>町田街道−>甲州街道を通って梅ノ木平に至る独自ルートを採用することにします。随分と遠回りのような。。。城山通りを過ぎて直ぐに道路の反対側に『医王寺』というお寺の屋根が見えます。確かこの手前で曲がるのが正しいルートなんだよな。。。と心残りもします。ですが、迷っている時間はありません。川崎街道に沿ってズンズンと歩き出します。

稲城市立病院を過ぎたあたりから道路脇には延々とフェンスが張り巡らされています。横文字の看板が立てられていますので、米軍関係の施設になっているのでしょう。当然民家などはありませんから、広大な敷地は緑の木々で覆われています。新緑の緑は美しいのですが、先ほどから鼻というか目というかムズ痒くなってきました。花粉かな。。。と思いつつなおも歩いていくうちに、とうとうクシャミまで出始めました。手提げ袋の中にはテッシュが4パックほど入っていますが、大丈夫でしょうか。。。フェンスは更に続きます。道路の上に網が張ってあるのは、ゴルフボールが道路に飛び込んでくるのを防ぐためでしょうかね?ついでに花粉も来ないようにトンネルにしてくれたら有難いのですが。。。

引っ切りなしに鼻をかんだので、チリ紙の山が出来てしまいました。ゴミ箱も見当たらないし、困ったものです。そのうちに段々と陽射しが強くなってきて喉が渇いてきました。ようやっとフェンスが途切れ、民家が建ち並んだところで自動販売機を見付け、冷えた缶ジュースを買います。花粉で荒れた喉には甘くて冷たい飲み物が何よりの癒しです。チリ紙は手放せませんが、元気を取り戻して歩き出します。この辺りはかなり高台にあるらしく、長い下り坂の先に橋が遠望できます。坂を下ったところで眺望が開け、街らしくなってきました。『歴史と文化の散歩道・府中国分寺コース』で歩いた鎌倉街道が交差しています。あの時は川崎街道を歩くとは夢にも思っていなかったのですが。。。



鎌倉街道を渡りますと、通りの両側にビルが増えてきました。何だか賑やかな街です。おや、電車が見えますね。京王線の聖蹟桜ヶ丘駅のようです。下車したことはありませんが、こんなところにあったのですか。。。ちょっと寄り道してショッピングセンターを探検してみます。でも時間が早かったのか、どのお店も開店準備中で中には入れません。駅前で配っていた宣伝用のティッシュをひとつゲットして先を急ぎます。引っ切りなしに鼻水が出てチリ紙がどんどんなくなっていきます。もっとゲットするんだった。。。

この辺りの川崎街道は京王線とほぼ平行して通っています。休日なのですが、交通量は多いですね。後ろから追突されないように、前から突っ込まれないように、狭い歩道を歩いていきます。かなり大きな交差点が見えました。道路標識にSと表示してありましたので、てっきり甲州街道かと思っていましたが地図で確かめると都道S号線の野猿(やえん)街道のようです。この道を行ったらどうなるかなと地図を辿っていきましたら町田市のところで途切れています。これではダメだな。。。と思い、再び川崎街道を進みます。実は私の見間違いで、野猿街道は途中で分岐し、町田市につながっているのは柚木街道だったのです。京王線の北野駅を通り過ぎる時に再び野猿街道に出会うとは。。。

鼻をかみかみ暫く歩いて行きますと、何だか見覚えのある風景が広がります。百草園の駅です。以前、観梅か何かで来たことはあるのですが、まさかお散歩で通るとは夢にも思っていませんでした。チリ紙の山を捨てようと、とある100円ショップの前のゴミ捨て場に近付きます。運悪く清掃のおじさんがお店の前を掃いています。暫く待ちましたが、間の悪いことにおじさんはなかなか引っ込みません。時刻は10時チョット前です。100円ショップなら帽子も売っているかも知れないと思って、開店まで待つことにします。ちょっと早目でしたが、親切な店員さんが中に入れて下さいます。帽子の105円だけでは申し訳ないので、ついでにマスクと手拭を一緒に買い求めます。これで花粉も陽射しも少しは楽になるでしょう。。。



早速帽子をかぶってみます。頭が大きいのか、はたまた帽子が小さいのか、かなり窮屈な感じです。ま、ないよりはマシでひょう。。。マスクも着けてみましたが、こちらも顔が大きいのか、マスクが小さいのか、かなり鼻が圧迫されます。息苦しくなって結局外してしまいます。更に進みますと、道路の上を電車が走っています。多摩都市モノレールのようです。少し先に高幡不動の駅が見えます。名前は聞いていましたが、高幡不動尊ってこんなところにあったのですか。。。木々の間を突き抜けて聳え立つ五重塔に引かれ、境内に入ってみます。休日の朝だというのに結構参拝の人が多いですね。露店も開店準備中のようです。ちょうど何かの大祭のようです。鮮やかな袈裟をまとった太った若いお坊さんも忙しく立ち歩いています。休日なのにご苦労様です。



高幡不動尊を過ぎて暫く歩きますと、川崎街道は右に折れて浅川を渡って北に向かいます。川崎街道から外れそのまま真っ直ぐに進みますと、ここから北野街道が始まります。排気ガスにも辟易してきましたので、北野街道ルートは止めて浅川の土手を歩くことにします。土手にはジュースの自動販売機はないでしょうから、その前にコンビニで麦茶を買って行きましょう。オマケつきの爽健美茶がいいですね。袋はチリ紙捨て用に使いましょう!新興住宅地らしい細い路地を入って浅川の土手に向かいます。路地は複雑に曲がりくねっていて、なかなか土手が見えてきません。京王線の踏切を越えてなおも歩きますと、ようやっとサイクリングの人達が行きかう土手に辿り着きました。土手の上に出ますと、広大な浅川が目の前に広がります。遊歩道とサイクリング道が良く整備されていて、気持ちがいいですね。土手の脇には桜の巨木が枝を広げています。今は青々とした若葉が茂っていますが、お花見の頃はさぞや美しかったのではないでしょうか。



浅川に沿ってゆっくり歩いて行きます。陽射しはますます強くなってきました。河原の風はかなり強く、頭の上に乗っけた帽子が飛んでしまいそうです。何度もペットボトルのお茶を飲みながら歩いて行きます。浅川の両側の土手には遊歩道があるのですが、ところどころで切れていたり、車道と一緒になったりします。遊歩道がなくなると、橋を渡って反対側の土手まで行かなければなりません。車道と一緒になりますと、狭い道幅の割には車が飛ばしてきますので落ち着いて歩けません。一番橋、平山橋、落合橋を行ったりきたりしながら長沼橋まで辿り着きます。ここで浅川は二手に分かれ、本流は北上して八王子に向かい、もう一方は西に向かって湯殿川になります。湯殿川とはなんとも風流な名前です。こちらを歩くことにしましょう。

真っ赤なツツジやサツキが咲き乱れる遊歩道を歩いて行きますと、京王線のガード下に出ます。高架の上にはかなり大きな駅があります。京王線はここで京王八王子に向かう本線と高尾山口に向かう高尾線に分かれます。飲み物もなくなりましたので、またコンビニで調達しましょう。ふと見ますと、左手の道路に野猿街道との標識が見えます。こんなところで再び出会うとは。。。街道沿いのコンビニに入り、爽健美茶と6パック入りのティッシュとツイストドーナツを買い求めます。この頃になりますと強力な花粉によって喉の荒れは更に悪化し、ジュースだけでは収まりません。こういうモチモチした食べ物を喉に押し込まないとヒリヒリ感が和らがないのです。お昼過ぎなのですが、朝から何も食べていないのでツイストドーナツがおいひい。。。



湯殿川に沿ってなおも歩き続けます。人家は段々とまばらになり、川の両側には乾いた畑が目立ちます。更に歩きますと、湯殿川はふたつに分かれます。一方は南下してどこかで消えてしまいますので、そのまま本流を西に向かいます。陽射しはますます強くなってきました。初夏を通り越して真夏の陽気です。農道のような歩道は更に乾き、土埃がズボンの裾にからみつきます。ペットボトルのお茶は直ぐに空になり、しばしば土手脇の自動販売機でジュースを買います。もう何リットル飲んだでしょうか。単調な歩きが続きます。。。一時間ほど歩いたところで歩道の先がフェンスで覆われています。工事でもないのに。。。しょうがありませんね。柵を飛び越えて民家の裏庭に入り、草むらでまたまた靴を汚しながら通りに出ます。そろそろ湯殿川ともお別れして北野街道に入ります。

北野街道を暫く歩きますと、視界が急に開けてきます。町田街道との合流点です。本来であれば、ここから南西に真っ直ぐに進めば梅ノ木平に辿り着けます。ですが、地図には空白の地域が広がるばかりで道らしき道はありません。現地で実際の風景を目にして納得できました。正面には小高い山々が重なり、トンネルでも掘らなければ真っ直ぐな道路を造ることは無理でしょうから。遠回りですが、間違いのないように町田街道を右に折れ高尾駅の方向に歩きます。道路わきには白い巨大なビルが建っています。製薬会社なのでしょうか。敷地は良く手入れされ、ふんだんに緑が溢れています。高層マンションも建ち並んでいますが、隣の製薬会社に勤めるのならまだしも、ここから都心まで通うのはなかなか大変でしょうね。

甲州街道までは真っ直ぐに500mほどの地点で京王線の高架に出会い、近道をしようと高架に沿って左側の道に入ったのが敗因でした。スーパーやショッピング街はあるものの、甲州街道に抜ける道がなかなか見つからないのです。散々探しまくった末に、駐輪場の脇から踏み切りを渡ってようやっと甲州街道に辿り着けました。ここは『歴史と文化の散歩道・高尾八王子コース』で歩いたところです。あの頃はインプラントを入れたばかりで鈍痛に悩まされながら歩いたものでしたが、今は歯もちゃんと入り、お散歩には何の障害もありません。と、後方からサイレンを鳴らしながら白バイが2台猛スピードで走ってきます。続いてこれまたけたたましいサイレンを鳴らしながら消防車が疾走していきます。続いて救急車も。どうやら火事があったようです。やがて甲州街道と中央線と南浅川が交差するところに出ます。南浅川は浅川の支流で、湯殿川を歩かなかったらここで甲州街道に出会っていたことでしょう。相当に遠回りになった筈ですが。。。

甲州街道はここから南下し、南浅川から分流した案内川と交差を繰り返しながら高尾山口を経て梅ノ木平に向かいます。前方のガソリンスタンドの階上にお馴染みの博物館が見えてきました。高尾山口に来る度に一度は訪れようと思っている『トリックアート博物館』です。いわゆる『だまし絵』を展示している博物館なのですが、建物の壁にもそういった類の絵が描かれています。遠目に見るとかなり立体感がありますが、本物の展示はどんなものなんでしょうね?おや、窓口の案内嬢はどこかマラソンの高橋尚子さんに似ているような。。。



トリックアート博物館の真向かいにある高尾山口駅から梅ノ木平までは2km位とのことですので、最後の力を振り絞って(未だ余裕でしたが。。。)歩きます。甲州街道はやや道幅が狭くなり、山間の中を縫うように通っています。高尾山の参拝者とかハイカーが多いためか、山の中の道にしては歩道は良く整備されています。時刻は夕方の4時過ぎになっています。平野部でならこの時期の4時というのはまだまだ日は高いのですが、峰々の連なる山道では太陽は山の陰に隠れる寸前です。先を急ぎましょう。道路の両側に長い囲いが見えてきました。所々に巨大なコンクリートの支柱が建てられています。圏央道という道路を造っているそうなのですが、支柱の先は山が迫っていて、どうやって道路を通すのか不思議な気がします。開通までには相当に時間がかかることでしょう。

更に歩いて行きますと、突然にバス停の看板が現れました。『梅ノ木平』と書いてあります。時刻表を見ますと、ナント一日に3便しか走っていません。梅ノ木平からなら駅まで歩いてでも帰れますが、もっと山奥だったら野宿になってしまうかもしれません。ちなみに、ここはお江戸日本橋から54kmの距離にあるそうです。。。


でも近くには武蔵野の路の標識は見当たりません。少し先に行きますと、案内川に架かる梅ノ木橋の袂のお地蔵さんの横に『関東ふれあいの道』の石碑が立っているのが見えます。隣の案内板の片方には『城山 10.1km 大垂水峠 6.3km』、もう片方には『高尾山口駅 16km』と書いてあります。城山?城山って、南多摩駅近くの川崎街道を始点にしていたあの城山通りと関係あるのでしょうか?でも10.1kmとは短か過ぎますね。。。過ぎたことですから後悔はしませんが、あのまま城山通りを歩いていたら、ひょっとしてこの梅ノ木平に辿り着けたのでしょうか?(後で地図を見たら、どうも城山通りではなく、城山湖のようでしたが。。。)



高尾山口駅まで16kmとは、甲州街道ではなく、近くの山々を巡って行くルートの距離を表示しているようです。


時刻は4時5分になっています。万歩計を見ますと、43、148歩を表示しています。今までの中で最高の歩数です。でも花粉には悩まされましたが、疲れはそれ程感じません。『梅ノ木平コース』はここで終点としましょう。梅ノ木平が『関東ふれあいの道』の起点になっているのは、何か運命的な感じがします。武蔵野の路の次は関東ふれあいの道を歩けということなのでしょうか。。。でも、関東ふれあいの道(別名:首都圏自然歩道)は一都六県をぐるりと一周する総延長1、665kmにも及ぶ超長距離の道です。とてもお散歩の気分で歩ける距離ではありません。この道を踏破し、指定された場所で写真を撮って提出した人には公式な認定証が発行されるそうです。カミーノと違い、途中に宿泊所などあるわけでもなく、日帰りで回ったら交通費だって大変な額になります。でも、既に40名近くの方々が認定を受けたとか。。。世の中にはヒマ人が沢山いらっしゃるものですな。。。標識の先には農道のような細い道が山の中に向かっています。入り口には『峰ノ薬師北参道口』の石碑が立っています。お散歩の格好で歩くのはちょっと無理ですね。



ちなみに、梅ノ木平の近くには高級炭火焼で知られる『うかい竹亭』と『うかい鳥山』があります。交通の便が良くないので、高尾山口駅から送迎のマイクロバスが走っています。ディナーには未だ早い時間帯なのに、どの車もお客さんで一杯です。何かの会合で訪れるお客さんが多いのでしょうか。。。急にお腹が空いてきました。早く帰って晩御飯をたらふく頂きましょう!



八王子には『うかい亭』という鉄板焼きのお店もあります。こちらもなかなかの高級店のようです。。。


梅ノ木平から高尾山口駅まで引き返します。駅の近くにはハイキングとかサイクリング帰りの人達が大勢見えます。駅に着いたのは4時51分でした。万歩計は47、168歩を表示しています。5万歩には届きませんでしたが、我ながらよく歩いたものです。今夜はゆっくりお湯に浸かって花粉を洗い流しましょうぞ。。。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
『梅ノ木平コース』の歩数は43、148歩、所要時間は8時間15分でした。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−







戻る