自由が丘・舶来屋
舶来屋さんは、自由が丘駅から一番近いワインショップではないでしょうか。駅からマリクレール通りを東急ストアの方に歩き、自由通りを奥沢方向に進むと、遊歩道を越えた直ぐのところにあります。いままで何回も通り過ぎたのですが、ここに酒屋さんがあるとは全く気がつきませんでした。なんとなく、舶来屋という名前には見覚えがあるのですが、名前から受ける印象が何か小物のアクセサリーかなにかを扱うお店のような先入観をもってしまうのと、ワインが棚の裏側にあるので、道路からチラッと見た位では気が付かないからでしょう。小さなお店ですが、中に入ってみますと結構面白いワインが並んでいます。以前ご紹介した『San Francisco』(ここを見て下さい)の赤と白も仲良く並んでいました。高級品はちゃんとケースに入って保存はよいようです。ワイングッズも幾つか取り揃えてあります。
私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。
- (赤) オーストラリア: WOLF BLASS BILYARA SHIRAZ/GRENACHE (1997)
- 『ビルヤラ』は、ウルフ・ブラス社発祥の地名で、アボリジニの言葉で『鷲』の意です。『ウルフ・ブラス・ビルヤラ・シラーズ/グルナッシュ』は、シラーズ種のスパイシーな香りや、グルナッシュ種のチェリーの香りが楽しめるミディアムタイプの赤ワインです。15℃前後が飲み頃です。
オーストラリア産としては、最近よくみかけるようになったワインです。瓶もラベルも非常に綺麗です。こういうワインは品質がしっかりしており、まず外れはありません。
なかなかいいですね。完璧な深みとコクとはいいませんが、適度な渋味と熟成しかかったコクが味わえます。この値段であれば絶対お買い得です。わりとぬるめの温度で頂くとよりコクが感じられます。生意気なようですが、オーストラリアのワインも(少なくとも赤についていえば)チリのレベルに近づいてきたように思います。
ピサの斜塔ならぬ、オーストラリアの斜塔(CHATEAU:シャトー)ワインです。。。
- (赤) フランス: BICHOT PINOT NOIR VIN DE PAYS DES ALPES DE HAUTE PROVENCE (1997)
- 『ビジョー ピノ・ノワール ヴァン・ド・ペイ・デ・ザルプ・ド・オート・プロバンス』は、南フランスの眩しい太陽の日差しを浴びて育った果実味豊かなピノ・ノワール種の葡萄より造られたミディアム・ボディの赤ワインです。14℃位が飲み頃です。
本当は、『ALBERT BICHOT社のピノ・ノワール』とでもいうのでしょうか。プロヴァンス地方の名前が入っていますので、地中海に面した港町マルセイユの北方で造られたようです。まさに地中海の穏やかな海風と南仏の燦燦たる太陽の光を一杯に浴びて育った葡萄の恵みが詰まったワインといえるでしょう。
ヴァン・ド・ペイの中にもこんなに素晴らしいワインがあるのかという見本みたいなものです。ピノ・ノワールの特質をよく現しています。いかにもフランスの赤ワインとでもいったらいいのでしょうか。じっくり飲むには最高ですね。
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『ヴァン・ド・ペイ』って何でしょうか?
[フランスワインの等級・分類]
フランスで造られるワインはすべてECの規定に従ったフランス独自のワイン法のもとに4つのカテゴリーに等級分類されています。これはフランスワインの品質を保証する世界に比類のないものです。
●AOC(vins d'Appellation d'Origine Controlee)原産地統制名称ワイン●
フランス最上質のワイン群。定められた地域で数多くの規制のもとにつくられている。たとえば、産地はボルドーの場合、メドック地区、マルゴー村と地域が小さくなるほど高級ワインです。この他、ぶどう品種、収穫量、醸造法などの細かい規制があります。AOCワインはどちらかといえば輸出向けの比率が高くなっています。
●VDQS(vins Delimites de Qualite Superieure)上質指定ワイン●
INAO(国立原産地名称研究所)の検査に合格したワイン。生産は厳しく規制されています。VDQSワインは値段も高くなく、味も個性的なので好みのものが見つかればお買い得です。
●ヴァン・ド・ペイ(vins de Pays)地酒ワイン●
日常用ワインのエリートにあたります。地方や県の産地名がラベルに記され、他地方とのブランドは禁止されています。
●ヴァン・ド・ターブル(vins de Table)原産地無記名ワイン●
産地の異なるワインのブレンドが許される、日常用のテーブルワイン。量的にいちばん多く生産されているワインです。常に味が安定していることが特徴です。
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ついでに、ブドウ品種別の特徴をみてみましょう。
- ■カベルネ・ソーヴィニョン
- 世界中で栽培されており、現在、赤ワイン用としてもっとも高く評価されるフランス ボルドー メドック地区の代表品種。十分な熟成に向き、色が濃く、渋味や酸味がしっかりしたワインとなります。
- ■ピノ・ノワール
- フランス ブルゴーニュ原産の赤ワイン用品種。明るい色調と華やかな香り、柔らかで広がりのある酸味が特徴。タンニンはあまり強くなく、熟成させるほどなめらかな口当たりに。
- ■メルロー&カベルネ・フラン
- フランス ボルドー地区原産の品種メルローは、渋味がなめらかでコクのあるまろやかな味わい。カベルネ・フランは、繊細でシャープな飲み口が楽しめます。
- ■シラー&グルナッシュ
- フランス コート・デュ・ローヌ地方原産。世界の温暖な地域で栽培されているシラーは、濃縮感のある味わいが特徴。グルナッシュは、果物の風味をもったワインや天然甘口ワイン用として使われています。
- ■サンジョヴェーゼ&ネッビオーロ
- イタリアの二大品種。『キャンティ』に代表されるサンジョヴェーゼは、酸味・甘味・渋味のバランスが絶妙。『バローロ』の原料であるネッビオーロは、タンニンの多い晩熟型品種です。
- ■テンプラニーリョ 他
- スペインのリオハ地方を代表する品種。香りがよく、コクのある上質な味わいに仕上がります。前記のカベルネ・ソーヴィニョン種などと同様に、長期熟成型の赤ワインとなります。
- ■シャルドネ
- フランス ブルゴーニュ地方原産。『シャブリ』など辛口の白ワイン用ブドウ品種としては最上質といわれるシャルドネ。特徴は果実味が実に豊かで、特有の芳香に富んでいること。フランスの発泡性ワイン『シャンパーニュ』もこの品種を使用しています。
- ■リースリング&ゲヴュルツトラミネール
- すっきりとした爽やかな酸味、花やミネラルの香りを思わせる芳香を持つリースリングは、ドイツを代表する最高級白ワイン品種。ゲヴュルツトラミネールの白ワインは、ライチやラベンダーのような強い芳香と良質の甘味が特徴です。
- ■シュナン・ブラン&ヴィオニエ 他
- カリンのような香りと爽やかな酸味を持つ、フランス ロワーヌ地方原産のシュナン・ブラン。同ローヌ地方原産のヴィオニエは、アンズのような果実味を感じる華やかなワインとなります。
- ■ソーヴニヨン・ブラン
- ハーブのような独特の香りと爽やかな酸味。原産地のフランス ボルドー地方をはじめ、世界中の国々で栽培されているソーヴィニヨン・ブランは、主にセミヨン種とブレンドされバランスをとっている。白ワイン品種の中心的存在です。
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