緑が丘・スパーク自由が丘店





自由が丘の駅近くには、東急ストアと大丸ピーコックがありますが、意外と知られていないのが緑ヶ丘2丁目にある『自由が丘 MYCAL SATY 食品館』です。緑ヶ丘といっても、自由が丘駅から歩いてほんの数分の距離です。お店の前の大きな立看板を横目に店内に入りますと、結構奥行きがあり1フロアといっても実に豊富な品揃えです。食品だけでなく、衣類や日常雑貨も一緒に買うことができます。以前も行ったことがありますが、久しぶりに行ったらお店の雰囲気が随分変わっていました。商品が増え、特にお魚と野菜のコーナーが充実しました。緑ヶ丘方面に歩いて帰られる方々にとっては大変便利なお店です。



以前は、レジの前に花屋さんとかパン屋さんとか薬屋さんがあったのですが、今回行ったら巨大な酒屋さんが入っていました。その規模と品揃えはまさに圧巻です。ビール、日本酒、洋酒のどのコーナーも大変充実しています。ワインのコーナーにもかなり力が入れられています。開店してからまだ日が浅いせいか、お酒売り場もピカピカならワインの瓶も磨き上げられたように輝いています。海外のチーズとか食材も豊富で、時間があったらゆっくり品定めしたいものです。

私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。

(赤) 日本: ’98セリーグ優勝記念 横浜ベイスターズ

最高級赤ワイン用品種のひとつ、メルロー種の葡萄から造られたメディアムタイプのワインです。熟期の早い色鮮やかな葡萄を果実味豊かなやわらかい味に造り上げました。世界の畑から厳選したメルロー種を使用しています。室温20℃を越える日は、少し冷やすとより美味しく頂けます。

横浜ベイスターズが優勝を決めてから僅か数日しか経っていませんが、もう店頭に並んでいるとは驚きです。ボジョレー・ヌーボーの比ではありませんね。神奈川県内限定だと聞いたのですが、東京にもベイスターズのファンはいるでしょうから大いにお祝いしましょう。私は別にどこのファンということでもありませんが。。。

横浜ベイスターズの名前を別にしても、これはなかなか美味しいです。メルロー種の特徴がよく出ています。最近ごく普通の町の居酒屋さんなどでもお酒のリストにワインがのっていて、日本酒とそう変わらない値段でワインが飲めます。フルボトルだと、大体が海外の輸入物なのですが、ハーフボトルには輸入ワインと国産ワインを混ぜた(ブレンドした)ものが多いようです。無理に国産ワインを混ぜなくてもよいと思いますが、日本人の『国産』に対するこだわりなのか、わざわざ輸入ワインに混ぜてでも国産ワインが入っているということをアピールしたいようです。で、このハーフボトルに入った混血ワインに結構美味しいものがあるのです。特にメルローと書かれた色の濃い赤ワインはいけます。居酒屋でたわいもない話を交わしながら飲んでいると知らず知らずのうちに一人一本分位は軽く飲んでしまい、翌朝後悔することになりますのでご用心。。。ちなみに、このワインも混血ワインのようです。余程素晴らしい組み合わせだったのでしょう。



(赤) ポルトガル: MATEUS ROSE

『マテウス・ロゼ』は、ほのかな甘味と軽発泡性をもつ爽やかなロゼです。バイラーダやドウロなど、ポルトガルを代表する銘醸地でとれたバーガ、トゥリガ・ナショナル、ティンタ・ロリースなどの高級品種が原料です。その独特の風味は多くの人々に愛され、英・米・日本をはじめ、世界数十カ国で愛飲されています。よく冷やしてお飲み下さい。

マテウス・ロゼは、ロゼ・ワインの代表的なブランドです。私も大好きです。もう14−15年前になりますか、私は生まれて始めてイギリスを訪れました。当時イギリスに行くには、アンカレッジ経由の便が一般的で成田を夜の10時位に飛び立ち、7時間ほど飛んだ後アンカレッジ空港に給油のため立ち寄ります。それから更に7時間ほど飛んで夜明け前のロンドン・ヒースロー空港に着くわけです。運悪く日本を出る日は前夜からの大雪でリムジンバスもストップし(当時は成田エクスプレスも京成スカイライナーも開通していなかった)、搭乗予定の飛行機もキャンセル寸前までいったのですが、天の助けか鈍行電車を乗り継いでようやっと成田空港までたどり着くと、多少遅れはしたものの飛行機はなんとか飛び立つことができました。

当時はビジネス・クラスに乗れたのですが、それでも席は窮屈でおまけに食事と映画でろくに眠れなかったためか、ヒースロー空港に降り立った時は眠気と寒さと疲れで参りました。それからタクシーで2時間も朝もやの田園地帯(草原といった方が当たっている)を走り、ようやくホテルに着いたのは朝食の時間帯を過ぎてしまっていました。ホテルの周辺には朝食がとれるようなレストランは全くなく、レンタカーを借りる前だったので外出すらできませんでした。ままよと、お風呂に入り(もちろん様式のバスタブですが)、昼食まで一眠り。。。と思ったのが運のつき、深い眠りから目を覚ますとあたりは真の暗闇!時計を見たらホテルのレストランは閉まる時間です。仕方ないので表に出てみると、なんと隣に『ビーフイーター』というパブ兼レストランがありました。

運よくお店は未だ開いていました。中に入ると結構なメニューがあります。せっかくだからとワインリストをながめてみると、このマテウス・ロゼがありました。ま、一本位なら一人でも飲めるだろうとたかをくくって注文しました。その時何を食べたかは全く記憶していません。マテウス・ロゼは軽い発砲性のロゼワインで、とても口当たりがよくおまけに少し甘目なのでどんどん口に入っていきます。昼間ずっと寝ていたにもかかわらず、飛行機の旅の疲れが残っていたからでしょうか、急速に酔いが回ってきました。レストランの天井も回っています。イギリスにも回転式レストランがあるのか。。。と思いつつ、食事が終わった頃には完全に出来上がってしまいました。ホテルはレストランから壁一枚隔てたとこにあるにもかかわらず、えらく遠くにあるような気がしました。恐らく千鳥足で歩いたためでしょう。マテウス・ロゼを見る度にこの時の醜態を懐かしく思い出します。

ここ2−3日で急に冷え込んできたせいか、あの爽やかなロゼの味がちょっと引き立ちません。やはりこういった発砲ワインは暑いときに冷たく冷やして飲むのが一番です。さもなければ、時差ボケで長旅の疲れが残っているうちに頂きましょう。ぐっすり眠れること請け合いです!



(白スパークリング) カリフォルニア: BALLATORE GRAN SPUMANTE

スパークリング・ワインの極め付きの味、『バラトーレ』をお楽しみ下さい。バラトーレは、カリフォルニアの優れた品種の葡萄を使ったスプマンテスタイルのワインです。清涼感一杯で、ほんのり甘くすがすがしい味をお楽しみ下さい。バラトーレは、オードブルやデザートと一緒に、あるいはカクテルとしてお楽しみ頂いてもピッタリで上品です。やや甘口です。よく冷やしてお飲み下さい。

ガロのワインです。『学生街の喫茶店』で飲むにはちょっと無理があります。特別な日に家で優雅に楽しみましょう。

ちょっと甘めのスパークリング・ワインです。爽やかさの点ではアンドレには及びませんが、さっぱりとして美味しいです。ただ、あまりに透明なので味も薄く感じてしまうきらいがあります。あまり酔っ払いたくないようなイベントにはピッタリではないでしょうか。



(スプマンテ) イタリア: BURTI SPUMANTE RADICA

スプマンテとは、イタリア産の発泡酒のことです。『プルティ スプマンテ ”ラディカ”』は、ヴェネト州という所で、主にソアーヴェと呼ばれるワインを元に造られ、これにモスカート種を加えることで軽やかな甘みを表現しています。軽く冷やしてお召し上がり下さい。甘口のスパークリングワインです。

このワインには、瓶全体に模様が描かれてあり(実際は紙が張り付けられている)、しかもリボン付きの飾り紙に包まれていました。なかなかおしゃれな感じでしたので、つい買ってしまいました。

グラスに注いでみますとワッと泡がたちますが直ぐに消えてしまいます。すると非常にすみきった、殆ど無色のような感じのワインになります。多少炭酸味は感じますが、ちょっと甘めのスパークリング・ワインです。



(白) フランス: CHATEAUNEUF-DU-PAPE DOMAINE SAINT BENOIT (1996)

『シャトーヌフ・ド・パプ』は、1996年度金メダル獲得(何処の?)の辛口タイプの白ワインです。洋梨や白桃等の果実香とオレンジの花の香りがします。味わいは優しく、爽やかな酸味を感じ上品な印象を与えます。

シャトーヌフのワインにもいろいろなタイプがありますが、やはりボトルに剣のマークが彫り込まれたのがいいですね。このワインはそれに加えてラベルに廃虚となった中世の法王の居城が描かれていて更に懐かしさがつのります。シャトーヌフの村は広大なワイン畑に埋め尽くされた平らな土地なのですが、村の中心部分は小高い丘になっていてどこからでもこの丘が見通せます。ワイン畑の遥か先に続く丘、ふもとから続く古びた建物、そしててっぺんに朽ち果てて寂しく残る法王の館の跡。。。想像するだけでもロマンを感じませんか?

辛口の白ですが、ドライな辛さではありません。ちょっと酸味があってとても優しく上品な味をしています。お魚のテリーヌとか氷頭なますと一緒に頂くと絶品です。現地で買えば結構安いのですが日本ではちょっとした高級ワインの部類にはいります。でも、バッグに入れて持ち帰る苦労を思えば日本で買った方がよほどマシだと思いますよ。。。



ローマ法王様でしょうか?



法王の館へは村の中心からなだらかな坂を登って少し歩きます。私は時間がなく登りませんでしたが、頂上から遠くローヌ河やアヴィニヨンの街を眺める気分はさぞかし素晴らしいものでしょうね。


(白) カリフォルニア: ANDRE PINK

『アンドレ ピンク』は、やや甘口のスパークリングワインです。よく冷やしてお飲み下さい。

お正月用のお魚を買いに渋谷のFoodshow(東急東横店の地下にある食品売り場)に行きましたら、魚力さんのお店で激安の箱入り甘海老を見つけました。冷凍物ですがお値段はアメ横の半値!売り場のおばさんが『お買い得だよん!出たっきりだよん!』と声を張り上げています。これは買わねば。。。と早速ゲットしました。甘海老とくれば、軽い白ワインか、さっぱり爽やかスパークリングワインですね。ここのところ毎日足を運んでいるスパークさんで、クリスマス用にデコレーションしたらしい冷えたアンドレを見つけました。いつもは白なのですが、今日はピンクを試してみましょう。。。

アンドレの白は私のスパークリングワインの定番です。お値段は非常に安いのですが、スパークリングワイン特有の爽やかな味とさっぱりとした控えめな甘さがお魚料理に良く合います。これはそのピンク版(赤と言うほど濃くはない)ですが、多少甘味が強いものの、味は白と殆ど変わりません。甘海老のお刺身には最高に合いますね(←美味しいからといって甘海老を一箱全部食べるとお腹を壊しますのでご用心(←壊した。。。))。予算を切り詰めたホームパーティのウエルカムワインとしても宜しいのではないでしょうか?





(カヴァ) スペイン: LACRIMA BACCUS SEMISEC RESERVA

カヴァス・ラヴェルノヤ社は、1890年創業の歴史あるワイナリーです。『ラクリマ・バッカス(バッカスの涙)』と名付けられたこのスパークリングワインは、瓶内二次発酵で丁寧に造られた、華やかな果実の香りと繊細な味わいが特長です。

お正月のお御馳走は、蟹・海老・蛸と相場が決まっていますね。では、お酒は?昔なら日本酒でお神酒というのが定番でしたが、最近ではシャンパンで乾杯っ!というのも珍しくはありません。でもシャンパンはちょっと高い。。。という方には、スペインのカヴァがお勧めです。瓶内二次発酵という製法はシャンパンと同じですから、中身だけを比べれば全く遜色はない筈です。スペインの代表的なカヴァと云えばフレシコですが、このカヴァはフレシコよりも安めながら結構良さそうです。21世紀の始まりを祝うにはもってこいですね。でも、20世紀の終わりを盛大に見送るのに飲んでしまうかも。。。

ま、このカヴァは何とか21世紀の初めての元旦まで持ちこたえました。お正月用に買い込んだ山海の珍味(でもないか。。。)をお皿に並べてお屠蘇代わりに頂きます。お正月早々、台所のマットを汚さないように(新品ではないのですが。。。)慎重に栓を抜きます。ポ〜〜〜ン。。。いい音ですねん!純白の泡をグラス一杯に満たして新年のお神酒を頂きます。レゼルヴァだけあって、カヴァながら結構重厚な味です。それにしても、朝から飲むアルコールは結構効きますね。何時もならカヴァの1本空けるのは何ということもないのですが、さすがに朝から飲むと辛いです。3/4位飲んだところでギブアップ。残りは夜に回しましょう。ところで、英語では『Bacchus(バッカス)』のことを『酒神』と云うのだそうですが、この『BACCUS』も同じ意味なのでしょうか?『酒神の涙』とは何ともロマンチックな名前だと思うのですが。。。



本当は黒地に金色で豪華なラベルなんですけどね。。。







(白) フランス: VIEUX PAPES BLANC

『カステル ヴュー パープ』は、フレッシュですっきりした軽やかな味わいの白ワインです。

私がお世話になった自由が丘のスパークさんも、サティさん共々閉店することになりました。いろんなワインを買い込んだお店なので残念です。閉店セールというので最後のお買い物をしようとやってきましたら、結構お買い得なワインが揃っていました。全部で5本買い込んだのですが、これはその中の一番安かったワインです。

やや辛口との解説がありましたが、私にはちょっと甘めの味に感じました。とてもやわらかな口当たりですので、何も食べなくてもスイスイ飲めます。お食事と一緒に飲むともっとスイスイ飲め、あっという間に飲み干してしまいます。気軽なテーブルワインとしてお勧めです。











(赤) ギリシャ: KOUROS NEMEA RED (1995)

『クルタキス社クーロス・ネメア』は、ネメア地域でギリシャ古来より栽培されているアギオルギティコ種の葡萄から造られるコクのある赤ワインです。ラベルデザインは、クーロス(美青年)の名に相応しく、最も美しいパッケージデザインとして1990年ユーロベスト賞に輝きました。

クーロス・ネメアは前にも飲んだことがありますが(ここをご覧下さい)、古風ながらも力強い味でした。癖のあるチーズなんかには合いそうですね。

やや辛口なのですが、そこが古風な味につながるのでしょうね。洗練された現代的な味の赤ワインに慣れた方にはちょっと飲みにくいかもしれませんが、目をつぶって口に含みますと古代のロマンが蘇ります。季節的には、夏飲むよりも秋の深まった頃に頂くのがいいかもね。







(赤) フランス: CHATEAU BRIOT BORDEAUX (1998)

『シャトー・ブリオ』は、カベルネ・ソーヴィニヨンを主にし、メルローとカベルネ・フランの絶妙なブレンドにより造られました。情熱的な鮮紅色と芳醇な香り、そして適度なタンニンを持っています。非常にバランスの良い赤ワインです。

外観的にはしっかりしたボルドーの赤です。中級のワインですが、それでも格安のお値段でした。セパージュ(葡萄の成分)も良さそうだし、お買い得かもしれません。

グラスに注ぎますと、わりと明るい色をしています。そんなに濃くないかな。。。と口に含みますと、思ったよりかは軽い味です。たまたまお魚のカルパッチョと一緒に頂いたのですが、結構良く合いました。









(赤) アルゼンチン: TRAPICHE MALBEC (1996)

『トラピチェ マルベック』は、アルゼンチンを代表するブドウ品種マルベックを100%使用しています。美しい色合い、プラムやチェリーの香り、トリュフを思わせるまろやかな味わいが特徴です。

お馴染みのトラピチェです。私は品質の高いアルゼンチンのワインの中でも上位のクラスと思っているのですが、為替レートの影響かとてもお買い得でした。こんなお値段ではワインにも気の毒なのですが、折角ですので頂くことにしましょう。

期待した以上に素晴らしい香りです。何でこんな素晴らしいワインがこんなお値段で。。。と同情しつつ、口に含みます。これまた洗練された上品なコクです。香りと味の良さもさることながら、何時もながら品質の高さを感じます。どれをとっても一級品の赤ワインです。







(赤) スペイン: SONSIERRA RIOJA (2000)

『ソンシェラ ティント ホーベン』は、リオハのD.O.C.の赤ワインです。テンプラニーリョ種の葡萄から造られ、ほどよい渋味があります。

普通、スペインの安いワインには産地表示のラベルは付かないのですが(例外はありますが)、これはれっきとしたリオハのワインでありながら安かったです。2000年の産ということもあって、ボトルもラベルもピカピカです。ちょっと若いかなとは思いましたが試してみることにしました。

いやあ、本格的なリオハの赤ワインですね。コクがあって、しかも上品な味わいです。リオハのイメージが強いせいか、結構強いような気がします。これは濃厚なお料理と合わせたいですね。

















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