等々力・リカー&インポートブティック オーエム等々力本店



とにかく悲惨な週末でしたね。そうでなくても、今年は異常な気候で梅雨時から雨・雨・雨の毎日。あまりに傘をさし過ぎてついに私の傘はこわれてしまいました。。。今朝も目が覚めたら台風10号の余波で、凄まじい風と雨。昼前から雨は止んで青空が広がりましたが、暫く風は収まらず、外に出る気力も無くなって久しぶりに昼寝をしてしまいました。。。

午後になって本格的に晴れてきましたので久しぶりにジョギングをやってみようと思い、いつもの多摩川の土手にやってきました。。多摩川は普段の都会の川の様相とは全く異なり、川幅一杯に濁流が押し寄せていました。さすがにいつものように河原でバーベキューを楽しんでいる人達はなかったようです。土手は風を遮るものがないので、まともに突風を受けると首が飛んでしまうのではないかとヒヤヒヤものでした(ちょっと考え過ぎ)。。。久しぶりに走ったせいか、調子はイマイチでした。途中で一休みしていますと、若いふくよかな女性が早歩きをやっています。最近、走るのではなく早足で歩くことが健康にもダイエットにも効果があるということで結構はやっているようです。暫くしてその女性はかなり先まで進み、私も再び走り始めました。普通の人がかなり早足で歩いても、ジョギングのスピードにはかないません。ところが、すぐに追い越すだろうと走ってみてもなかなか追いつけません。何年か前、毎週ハードなジョギングをやっていた頃、調子良く走っていた私の後ろから腰の曲がった80歳くらいのおばあさんに追い抜かれたことがあります。あの時はショックで、もうジョギングは止めようと思ったほどです。。。と回想しながら走っているうちに、その女性はゴールしたのかさっさと横道に帰っていきました。まあ、追い抜かれなかっただけマシかと思いつつ冴えないジョギングを切り上げました。

帰りに、東急大井町線でまだワイン・ハンティングをしていなかった等々力駅で下車しました。駅を出ると小さなお店が疎らに並んでいます。名前がよく知られている割には小さな街です。駅の直ぐ近くに、23区内でも数少ない等々力渓谷に通じる入り口があり、結構散策の人達がいらっしゃるようです。渓谷の底から高い木立が伸び、渓谷を包み込むように木々が生い茂っています。貴重な緑と自然な環境のせいか、鳥達の鳴き声もどこかジェラシックパークを想わせるようです。ついでに蚊も多いようで、ぼんやりしているとひどい目に合います。ちなみに、等々力という名前の由来は、渓谷の滝(昔は威勢良く水が流れていたのでしょう)の音が『轟き』の音に聞こえたからだ。。。と案内板の解説に書いてありました。雨上がりだし、蚊の餌食になるのもヤなので早々に引き返します。線路の北側には少しお店が集まっています。その中にチラッとみますと小さなスーパーのような感じのお店が目にとまります。表にはビールのケースが積み上げられてあり、奥にはワインのボトルらしきものも見えます。入ってみましょう。

お店の名前は、『OM』と書いて『オーエム』と読むようです。外観も内部も素晴らしく綺麗です。一階はお酒の山、二階はバッグとかアクセサリーそれに化粧品の売り場らしく、海外の有名ブランド品が満載のようです(実際には見ていませんが)。一階に並べられているワインの数も質も素晴らしいの一言に尽きます。嬉しいことに、千円から二千円位の価格帯に沢山の素晴らしいワインが売られています。奥にはしっかり管理されたワインセラーがあり、ジョギングの後の火照った体を心地よく冷やしてくれます。ヴィンテージものなどは海外から取り寄せることもできるとのことです。最高価格のワインは、世界で19本しかないという幻のワインで、300年前に沈没したスペイン船から引き上げられ、ヨーロッパのとある場所で厳重に保管されている超ヴィンテージものらしいです。なにせ、300年間も外界の影響を全く受けない海底に沈んでいたため、保存状態は最上とのことです。酢になっていなければいいんですけどね。ちなみに、お値段は5,000,000円とのことです!このあたりにお住まいの方なら、ひょっとしてお買い求めになられても不思議ではありませんが。

あいにく、少ししかお金を持っていなかったので再開を誓ってお手頃なワインを2本だけ買い、電車代を節約するために歩いて帰ることにしました。ちょっと裏通りを歩きますと、等々力にはあちこちに緑化保全の畑があることに気がつきます。野菜を栽培しているところもあれば、植木を育てているところもありさまざまです。あれっと思うと、昔懐かしい蚊帳の如く、四面とご丁寧に天井まで網で囲った畑があります。どうやら蚊を防ぐためのものではないようです。よくよく見ますと蔓が網にしがみついています。小さな看板を見ますと、『○○ぶどう園(名前は伏せておきます)』と書いてあります。ナント世田谷区内に本格的な葡萄園があるのです。食用なのか、観光農園なのか、それともまさか葡萄酒を造るつもりで栽培している訳ではありますまい。もし、葡萄酒の原料にするのであれば、出来上がったワインはきっと世界で一番高いものになるのではないでしょうか。。。ロマネ・コンティどころの騒ぎではありますまい。でも、『(仮称)等々力渓谷ワイン』なんてロマンがあっていいですね。

これが、その貴重な葡萄を育てている葡萄の木の葉です。。。



私のお勧めのワインは次の通りです(説明文はラベルから転記しました)。

(赤) チリ: GRAN TARAPACA MERLOT (1996)

『グランタラパカ・メルロー』は、チリの恵まれた自然と優れた技術から生まれた赤ワインです。メルローは、プラムと熟したブラックベリーのアロマに満ちています。中程度のタンニンで、舌の上で非常に滑らかな風味が味わえます。

このワインを造ったのは『VINA TARAPACA』という会社のようです。チリのマイポ・バレーにあり、創業は1874年とのことです。ラベルに特色があり、以前にも同じ会社の造った『GRAN RESERVA CABERNET SAUVIGNON』を飲んでいたく感動したものです(ここをご覧下さい)。これはメルロー種ですが、隣には同じ銘柄のカベルネ・ソーヴィニヨンもありました。チリ産ではメルロー種も捨て難いので今回はこちらにしました。これはイケルと確信しています。

なかなかいい出来です。渋味とコクがこれから本格化しようとする、ちょっと早めの時期に飲んだようなのでもうひとつ成熟が必要ですが将来大物となる予感を感じさせます。欲をいえば、カベルネ種の方がもっと味わいがあったかもしれません。



(赤) 日本: AKADAMA SWEET WINE RED

赤玉スィートワイン


明治40年誕生。日本を代表する『美味・滋養』の甘味ぶどう酒です。お母さんの、そのまたお母さんの時代から、世代をこえて愛され親しまれてきました。あと味の良いやさしい甘さと香りをお楽しみ下さい。

<<赤玉のおいしい飲み方いろいろ>>


普段の赤玉にちょっぴり手を加えて頂くだけで、こんなおいしさもお楽しみ頂けます。

1.オンザロック(すっきりした味わい)

氷に赤玉をそそぎ、お好みでレモンをどうぞ。

2.ホット(体がポカポカ温まります)

1:1でお湯割り、シナモンやお好みのハーブを入れてお楽しみ下さい。

3.ソーダ割り(お風呂上がりやパーティなどに)

赤玉を適量のソーダや炭酸飲料で割り、氷を入れて軽くかきまぜて下さい。

赤玉は私が子供の頃から目(手ではありません)にしていたワインです。当時は世の中にこれ以外のワインが存在するとは夢にも思ってなく(従って白ワインがあることも知らなかった。。。)、『赤玉=ワイン』と信じ込んでいました。小学3年生の折りちょっとした好奇心から味見してみました。当時はまだまだ甘いものは少なく(単に口にする機会が少なかっただけ)、アルコール度数よりも甘さの方が先に感じられ、世の中にこんなに美味しい飲み物があるか!と思ったものです。次にワインを飲んだのは19歳のときでしたが、スペイン産の、何という名前かは全く記憶にない(覚える気もしなかった)白ワインで、余程体質に合わなかったのか、飲んで直ぐひどいアレルギー症状が出て、暫く悩まされました。世の中にこんなにマズイ飲み物があるのかと驚き、それから再びワインから遠ざかったわけです。それが、何時の頃からかワインを飲み始め、今ではワインのホームページまで開いている始末。。。

時代は変わりました。うん十年前に感激した味はもはやありません。私の個人的な成長なのか、はたまた世の中が変わったのか、あの幼い折りに感じた甘い誘惑の味はもはやなく、月並みな甘いワインの味しかしません。『銀河鉄道999』というテレビアニメを覚えておいででしょうか?あの長編のマンガドラマのテーマは『なつかしい思い出があったとしても二度と過去に戻ってはいけない』という教訓を言いたかったのです。人間だれでも、幼い頃の幸せな時代に帰りたいと思いますが、そうはいかないのです。幼い頃は天が与えたつかの間の幸せな時なのです。それを乗り越えてこそ大人の時代が訪れます。あの甘い『赤玉ワイン』の思い出は心の中にしまっておけばいいのです。昔に戻ろうなんて考えてはイケマセン。あれは遠い昔の銀河鉄道999の旅なのですから。。。











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